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亜人大陸編
過去
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「受け入れる言うてもな・・・・・・」
「いや、僕も驚いたんだけどね君の彼女はあっさり受け入れてたんだよね」
「おい、こんなん見せたんかいな!」
「厳密にはちょっと違うんだけど、それを見ても受け入れてくれた彼女の気持ちには答えないとね」
「この後、どう顔合わせてええかわからんやないか。でも、受け入れんわけにはいかんみたいやな」
リーセスは明るい演技をやめて元に戻ろうとする。
「あれ?だめや。どうにもできん」
「死神の目が抵抗しているんだ。このままだと力だけ持っていかれて支配下におくことが出来ないから」
死神の目が発動しているのはあくまで過去のリーセス。その過去をリーセスが支配下でないときに受け入れてしまえば代償を求める先がなくなり、死神の目の発動方法を体で覚えているリーセスが残る。
つまり、ただ力を与えてしまっただけになってしまうのだ。
リーセスは初めてレイに会ったとき素が出てたと感じていたが正にそうなのだろう。
いくらずっと明るい演技をしていてコミュニケーション能力がついたところで人はそんな簡単には変われない。何かしらのきっかけで崩れてしまうからだ。
リーセスにとってのそれがレイと初めてあったときだったのだろう。
ふと、その事を思い出したリーセスの前には既にもう一人の自分は消えていた。
「おめでとう。これで正真正銘君自信となったわけだ。と言っても君は特殊で演じてたはずの明るい性格も一つの人格として形成されている。つまり、二重人格に近い感じだ。前例がないから僕に助言できることはないけど君ならもう心配ないだろう。彼女が待っているから早く行っておいで」
精霊王はリーセスにそう言うとすぐに姿を消した。
◆
レクスの脳裏には次々と映像が浮かび上がってきていた。
まず初めに浮かんだのはまだ幼い姿で寝ているカイとそれを見守るなにか。
「やっぱりこれは・・・・・・起きてみるのを待つしかないか」
そうして呼び掛け始めた何者か。
その声には聞き覚えがあった。たしかソラという小さき天使だったはずだ。
しばらくしてカイが目覚める。
それから少しやり取りをした後ソラはカイをおいてその場から離れる。
レクスの視点はカイではなくソラを追っていた。
「自我はしっかり元のままのようだけど・・・・・・育てる以上暴走したときのための予防策も準備しとかないとね」
そう言って空を飛びたどり着いた先はウェンテライウ王国王都だった。
「まあ、この国は良いところだから王子が天才でも大丈夫だよね。王城に行こうか」
そういったソラは門を素通りした。まるで門番には見えてないように。
そうしてソラが行き着いた先はレクスとローゼが初めてあっている場面であった。
「『勘の加護』良し、これで大丈夫。でも、巻き込んじゃうわけだから少しサービスしてあげようかな。初回サービス、なんちゃって」
その瞬間レクスの目が少し変わった。
今でもレクスは覚えている。突然勘が働き目の前にいる子が運命の人だということを強く感じたことに。
まさか、ソラによるものだとは知らなかった。
「うーん、力は温存しといた方がいいけど予防策が一つなのもだめかな。あ!そうだ。あの家には恩があるし・・・・・・」
もう一人に力を授けに行こうとしたソラが止まり、急に現実に戻ってきた。
正確には脳裏に映像が直接流し込まれていたためまるで今まで別の場所にいたかのような感覚になっているのだ。
「自分の力がどういった経緯で託されたのか理解できたかな?」
「ああ」
「まあ、レクス殿のやつは完全じゃないから少し大変かもしれないけど頑張ることを進めるよ」
「言われなくてもそのつもりだ。しかし、ソラが力を授けようとしていたのはまさか・・・」
「レクス殿なら理解しちゃうか。お察しの通り。ですが、本人には内緒でお願いしますよ」
「了解した」
「さあ、レクス殿も皆が待っているところへ」
そう言い精霊王は姿を消した。
「いや、僕も驚いたんだけどね君の彼女はあっさり受け入れてたんだよね」
「おい、こんなん見せたんかいな!」
「厳密にはちょっと違うんだけど、それを見ても受け入れてくれた彼女の気持ちには答えないとね」
「この後、どう顔合わせてええかわからんやないか。でも、受け入れんわけにはいかんみたいやな」
リーセスは明るい演技をやめて元に戻ろうとする。
「あれ?だめや。どうにもできん」
「死神の目が抵抗しているんだ。このままだと力だけ持っていかれて支配下におくことが出来ないから」
死神の目が発動しているのはあくまで過去のリーセス。その過去をリーセスが支配下でないときに受け入れてしまえば代償を求める先がなくなり、死神の目の発動方法を体で覚えているリーセスが残る。
つまり、ただ力を与えてしまっただけになってしまうのだ。
リーセスは初めてレイに会ったとき素が出てたと感じていたが正にそうなのだろう。
いくらずっと明るい演技をしていてコミュニケーション能力がついたところで人はそんな簡単には変われない。何かしらのきっかけで崩れてしまうからだ。
リーセスにとってのそれがレイと初めてあったときだったのだろう。
ふと、その事を思い出したリーセスの前には既にもう一人の自分は消えていた。
「おめでとう。これで正真正銘君自信となったわけだ。と言っても君は特殊で演じてたはずの明るい性格も一つの人格として形成されている。つまり、二重人格に近い感じだ。前例がないから僕に助言できることはないけど君ならもう心配ないだろう。彼女が待っているから早く行っておいで」
精霊王はリーセスにそう言うとすぐに姿を消した。
◆
レクスの脳裏には次々と映像が浮かび上がってきていた。
まず初めに浮かんだのはまだ幼い姿で寝ているカイとそれを見守るなにか。
「やっぱりこれは・・・・・・起きてみるのを待つしかないか」
そうして呼び掛け始めた何者か。
その声には聞き覚えがあった。たしかソラという小さき天使だったはずだ。
しばらくしてカイが目覚める。
それから少しやり取りをした後ソラはカイをおいてその場から離れる。
レクスの視点はカイではなくソラを追っていた。
「自我はしっかり元のままのようだけど・・・・・・育てる以上暴走したときのための予防策も準備しとかないとね」
そう言って空を飛びたどり着いた先はウェンテライウ王国王都だった。
「まあ、この国は良いところだから王子が天才でも大丈夫だよね。王城に行こうか」
そういったソラは門を素通りした。まるで門番には見えてないように。
そうしてソラが行き着いた先はレクスとローゼが初めてあっている場面であった。
「『勘の加護』良し、これで大丈夫。でも、巻き込んじゃうわけだから少しサービスしてあげようかな。初回サービス、なんちゃって」
その瞬間レクスの目が少し変わった。
今でもレクスは覚えている。突然勘が働き目の前にいる子が運命の人だということを強く感じたことに。
まさか、ソラによるものだとは知らなかった。
「うーん、力は温存しといた方がいいけど予防策が一つなのもだめかな。あ!そうだ。あの家には恩があるし・・・・・・」
もう一人に力を授けに行こうとしたソラが止まり、急に現実に戻ってきた。
正確には脳裏に映像が直接流し込まれていたためまるで今まで別の場所にいたかのような感覚になっているのだ。
「自分の力がどういった経緯で託されたのか理解できたかな?」
「ああ」
「まあ、レクス殿のやつは完全じゃないから少し大変かもしれないけど頑張ることを進めるよ」
「言われなくてもそのつもりだ。しかし、ソラが力を授けようとしていたのはまさか・・・」
「レクス殿なら理解しちゃうか。お察しの通り。ですが、本人には内緒でお願いしますよ」
「了解した」
「さあ、レクス殿も皆が待っているところへ」
そう言い精霊王は姿を消した。
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