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旧帝国領編
289話
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そういうものだと強制的に納得していた頭に更に追い討ちがかけられた。
僕とリーセスが世界軸の違う同一人物であると神様から告げられた。
これもそういうことなのだろうで済ませられる訳はない。
「呆けているけど説明しちゃうよ。共通点を考えた時に、君は根本的な所が同じだと答えた。
それもそうだろうけど、もっと簡単な共通点もあるんじゃないか?」
そう言われてふとあることを思い出した。
「前世の時の名前を覚えていない」
「その通り、これは違う世界軸とはいえ元が同じ人間が同じ世界にいるという異常が産み出した現象だ。
だから、それはソラの失敗ではなくこの世界が異常を世界の住人にバレないように隠しているのさ」
得意気に話す神様。
それを本人に話して良かったのだろうか?
ドッペルゲンガーに会ったら死ぬって聞いたことがあるし。
「まあ、悪いのはこの世界だしね。この世界で神をしているけど、実際に動かしているのはこの世界自体なんだ」
また理解出来にくい内容だ。
理解できていない僕を放っておいて神様は話を進める。
「ソラの転生者を呼ぶ力を発動させたときそれを了承したこの世界が、間違えて2つの世界軸から君を引っ張ってきた。そのミスを隠そうと必死になってたみたいで、君たち2人が出会う時に気づいてしまわないように細工したんだよ。他にも細かいところで言うと好きになタイプが似ているでしょ?」
マイとレイか。
別にレイに恋愛感情があるわけではないが、性格的な面を見ると似ている面もあると思う。
「ちょっとずつ納得してくれたみたいだね。そろそろ時間かな。
後は任せたよ」
そう言われたのと同時に風に吹き飛ばされるようにその場所からはじき飛ばされた。
◆
「まあ、なんか嫌な予感がするし、ちょっと危険だけど彼には頑張ってもらいたいね」
1人になった神様は独り言を続ける。
「やっぱり話し相手がいるのは良いね。久しぶりに精霊王も来てくれたし、そう思ってたら、また何百年も来てくれないんだろうけど」
「久しぶりにたくさん話したから後はおとなしく観戦するとしようか」
空中に漂いながら目だけを遠くを見るように凝らしてダラける。
世界がどうなるかの局面で神様が見せる態度ではないが、それは彼への信頼から成り立っていた。
僕とリーセスが世界軸の違う同一人物であると神様から告げられた。
これもそういうことなのだろうで済ませられる訳はない。
「呆けているけど説明しちゃうよ。共通点を考えた時に、君は根本的な所が同じだと答えた。
それもそうだろうけど、もっと簡単な共通点もあるんじゃないか?」
そう言われてふとあることを思い出した。
「前世の時の名前を覚えていない」
「その通り、これは違う世界軸とはいえ元が同じ人間が同じ世界にいるという異常が産み出した現象だ。
だから、それはソラの失敗ではなくこの世界が異常を世界の住人にバレないように隠しているのさ」
得意気に話す神様。
それを本人に話して良かったのだろうか?
ドッペルゲンガーに会ったら死ぬって聞いたことがあるし。
「まあ、悪いのはこの世界だしね。この世界で神をしているけど、実際に動かしているのはこの世界自体なんだ」
また理解出来にくい内容だ。
理解できていない僕を放っておいて神様は話を進める。
「ソラの転生者を呼ぶ力を発動させたときそれを了承したこの世界が、間違えて2つの世界軸から君を引っ張ってきた。そのミスを隠そうと必死になってたみたいで、君たち2人が出会う時に気づいてしまわないように細工したんだよ。他にも細かいところで言うと好きになタイプが似ているでしょ?」
マイとレイか。
別にレイに恋愛感情があるわけではないが、性格的な面を見ると似ている面もあると思う。
「ちょっとずつ納得してくれたみたいだね。そろそろ時間かな。
後は任せたよ」
そう言われたのと同時に風に吹き飛ばされるようにその場所からはじき飛ばされた。
◆
「まあ、なんか嫌な予感がするし、ちょっと危険だけど彼には頑張ってもらいたいね」
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「やっぱり話し相手がいるのは良いね。久しぶりに精霊王も来てくれたし、そう思ってたら、また何百年も来てくれないんだろうけど」
「久しぶりにたくさん話したから後はおとなしく観戦するとしようか」
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世界がどうなるかの局面で神様が見せる態度ではないが、それは彼への信頼から成り立っていた。
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