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第246話 盾と試作時計と最終巻
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お花見2日目は無事に終わった明くる朝。
シュルツと時計の話をする前に。
レイルとプレマーレを呼んでご相談。
「偽物の盾作るのって時間掛かったり。何か別の素材探さないといけなかったりする?」
レイルは腕組みして。
「いや。素材はこれまでに出た物で足りる。
スフィンスラーの空き層で本物の盾から小型の黒竜を呼び出して倒す。
直後に素材と掛け合わせれば完成じゃ。
全て妾がやるから数時間から半日有れば充分じゃの」
「戦うんだ…。観戦しても?」
「嫌じゃ。どうせ数年後に手合わせするのじゃろ。その時に学べ」
「甘かったかぁ」
厳しい現実。
「倒し切るには多分二回は妾が死滅する。装備や服が消えてしまって裸に成るのをお主に見せたくない。と言うのが本音じゃ」
「…何かすんません」
「御免レイル。私も謝るわ」
「良い。今回は特別じゃ。ここまでの有利な流れが捻じ曲がると聞いてはな。
ボナーヘルト一本で戦い。その他全装備。影の中身まで荷物持ちのプレマーレに渡す。
戦いを見せるのはプレマーレだけ。フィアフォンゼルで遭遇した戦乙女にビビるのは百歩譲って許すが。
同じ闇の黒竜に震え上がったのが気に喰わん」
「申し訳ありません…」
ちょっと泣いてる。
「能力以前に西で使い物に成るぬではないか」
「はい…」
1つ溜息を吐いて。
「プレマーレにはまだ伸び代が有る。未使用の尻尾分を何故他に回さぬのじゃ」
「あぁ!」
「腕や鉤爪に回せば攻撃性。足なら走力。翼の付け根なら飛行能力。全身に回せば総合能力に魔力の底上げ。再生能力も上げられるのじゃぞ」
「済みません」
両手で顔を覆った。
「外観を変えずとも自由に使い回せる修練を積め」
「はい」
「まあ良い。必要な素材は初代の方の獄炎竜の逆鱗。同じく一番大きな背鰭。ゴルスラの秘薬を丸々一本じゃ」
ロイドから進呈。
「では私の分を。ファフレイスさんの剣を装備していれば消費の5割は自己復帰出来ますので」
「うむ」
「ゴルスラ君にはもう一度会う事に成りそうだし。そもそも敵に奪われたら厄介だしな」
「クワンティの分が有れば充分よ。欲張っちゃ駄目」
「クワッ」
「妾たちを置いたら鰻でも釣っておれ。終わったらソラリマで呼ぶ」
「解った。何時でも焼けるように準備しとく」
「深夜だったら私たちで焼くから」
「うむ」
--------------
レイルたちと必要品をスフィンスラーへ置き。鰻をたっぷり釣ってお昼前。デザートの苺もしっかり購入。
裏庭でバスタブ行水させ。焼き台も整え準備万端。
昼食を本棟で頂き、そのままシュルツと工房で時計の打ち合わせ。
試作とは思えぬ出来映えに。
「「おぉ~」」
夫婦揃って語彙力低下。
前回試作時より更に小型化が進み20cm四方の箱型に進化していた。
中身の動力回路は起点歯車の上死点と下死点を段違いの接触面で結びループさせる構造。
心臓部の水魔石。動力回路の風と雷の3種しか使わず既に魔力供給は不使用。
「水魔石はフロッグから。希少魔石の風や雷はアッテンハイムからも購入出来ます。
販売価格を抑える為に全て低位魔石で纏めました。中位なら二十年寿命。上位なら五十年。最上位なら百年以上となる計算です。
更に小型化も出来ますが表示板の実用性を考えると外枠はこの程度で充分かと」
「シュルツさん…」
「はい、お兄様」
「これもう試作じゃなくて完成してんじゃん」
「どっからどう見ても」
「素晴らしいですね」
ロイドも絶賛。アローマは無言で拍手。
「後は販売価格との勝負です。目標の金貨一枚には届いていません。
現段階で算出上金貨三枚程度。それが十年寿命ですので一般庶民に受け入れられるのかが問題です。
高価になると盗まれる可能性も」
「あー…。難しいラインだな。生産性が上がれば価格も抑えられるけど。全内部部品ヤン工房製だからね」
「はい。そこが悩み処です」
「現実は厳しいわね」
「人員や工房を増やすと秘匿情報も拡散しなくてはいけない。それでは秘匿にならず。確かに難解な…」
「人を増やしても人権費が乗っかるしなぁ…。と言うお悩みはフィーネさん」
「はい。こちらソプランとアローマの大活躍に因り。フィアフォンゼルから無事に持ち帰れました。
ベルエイガさんの魔道具の手引き書最終巻!」
フィーネのバッグから遂に登場。
「お待ちして居りました!」
「アローマは無理だけど。シュルツはどれ位読めるように成った?」
「何となくニュアンスですね。結局挿絵や図解頼りです」
「そかぁ。
ではフィーネさん。真ん中に置いて読み上げを」
アローマが照明を点けてカーテンを閉め切った。
「それでは読み上げさせて、頂きます」
「~魔道具大全集最終巻、
魔道具の役割と可能性の考察~
前書き。
この書を手にしている時。私はこの世に居ないだろう。
一度は言ってみたかったこの台詞。
そんな事はさて置き。
この書はかなり危険な物。時代を先取ると共に世界を湾曲させてしまうかも知れない諸刃の剣。
多くの危険な道具を世に出してしまった私が言えた台詞ではないが。
この書を残すか残すまいか最後まで悩んだのは気持ちとして汲んで欲しい。
敵に勝利し。全てが終わったらこの書は燃やしてしまう方が無難だ。
身勝手に。君たちに後始末を押し付け。何もせず去るのは心苦しく止むを得ずと言った所。
魂は摩耗する。記憶を刻み付けたまま転生を繰り返すのにも限度が有る。
記憶を消し。他者と混じり合い。再構成して増加するのが自然の摂理。
この本を書いた世代が私の限界点。
次など無い。別の世界にも行ってはいない。
今頃私の魂は遠く神域の塵箱の中にでも入っているのだと思う。
敵の首謀者はそれに抗い続けた異世界人。
神は許され。何故自分は許されないのか。
何処でもいい。何の世界でもいい。
頂きに座る神々を引き摺り降ろし。その世界の地面に叩き付けたい。そんな怨念めいた執念なんじゃないかな。
ぶっちゃけ八つ当たり。
普通に生まれ変わればいいじゃんねぇ。
過去の彼とは一度。一世代共に過ごした同志。
道具を共作した事も。共闘した事も有る。
しかし私は彼が内包する危険性に気付き。
騙してこの手で殺した。
だから彼はこの世代でも私をペテン師と呼んでいる。
本物の彼に会ったら伝えて欲しい。
「おめーキメェ-んだよーーー」と。
多分。多分だけど…。彼女さんの記憶が甦っても同じ事を言うんじゃないかなぁ~~。
良く見えなかったからどうでもいいや。
本筋に戻す。
この書の内容は全てを再現してはいけない。
必要最小限に留め。他は消してくれ。
まあこの書を読む天才少女は最良の判断も出来るし。
悪用なんてしないからそんに心配してないけどね。
では健闘を祈る。
~とある同胞の探訪者より~」
「…プレマーレ大丈夫じゃね?」
「どうだろね」
「彼女の判断に任せましょう」
「お兄様、お姉様。私は褒められたのでしょうか。それとも自意識過剰なのでしょうか」
「全然。真の天才がシュルツを天才少女だって褒めてるんだよ」
「そうそう」
「間違い無く」
「良かったですね。お嬢様」
「やりましたー!まだまだこれからですが」
その場の5人で相談しながら必要箇所に印を付けた。
一部戦いを有利に運用出来そうな物も有ったが自分たちにも制限を掛けてしまう為、不使用。
仲間が居れば大丈夫!とまで書かれていたので。
小型時計の基本構造と永久機関回路図の図解。
シュルツ用に謎の部品を幾つか残されていた。
そして現在所持している轟の懐中時計が。
「これがベルさんの作品だったのかぁ」
「きっと私たちはペリーニャに近いから」
「それですね」
早くもシュルツが頭を悩ませる。
「謎の部品以前に循環回路が単一ではなく二重構造…。
これは解き甲斐が有ります」
「お嬢様。夜更かしは厳禁ですよ」
「はい…」
「焦らなくていいよ。モーランゼアに渡す標本はこの試作器第二弾で充分。あっちで普及させて広めればタイラント側の安全性も高まる」
「早く解いちゃうと楽しみが減るし」
「しっかり寝た方が思考もスッキリ」
「心得ました。時計の件はゆっくりと時間を掛けて」
最終巻はシュルツに進呈。
フィーネが預かるかで協議したが出張ばかりで紛失の可能性も有り却下された。
夕方。
複製メタル君にキャベツの千切りをさせていた時にレイルから偽物盾の完成の連絡。
外観も鑑定上も全く同じ物なので本物はさっさと遺跡に沈めよと。
夫婦で迎えに上がり。偽物盾を自分が。本物をフィーネが深海へ速達した。
自宅へ戻りレイルとプレマーレのお風呂中にラメル君を呼んで蒲焼き作りを開始。
2つの大きな案件が一挙に片付いた日となった。
シュルツと時計の話をする前に。
レイルとプレマーレを呼んでご相談。
「偽物の盾作るのって時間掛かったり。何か別の素材探さないといけなかったりする?」
レイルは腕組みして。
「いや。素材はこれまでに出た物で足りる。
スフィンスラーの空き層で本物の盾から小型の黒竜を呼び出して倒す。
直後に素材と掛け合わせれば完成じゃ。
全て妾がやるから数時間から半日有れば充分じゃの」
「戦うんだ…。観戦しても?」
「嫌じゃ。どうせ数年後に手合わせするのじゃろ。その時に学べ」
「甘かったかぁ」
厳しい現実。
「倒し切るには多分二回は妾が死滅する。装備や服が消えてしまって裸に成るのをお主に見せたくない。と言うのが本音じゃ」
「…何かすんません」
「御免レイル。私も謝るわ」
「良い。今回は特別じゃ。ここまでの有利な流れが捻じ曲がると聞いてはな。
ボナーヘルト一本で戦い。その他全装備。影の中身まで荷物持ちのプレマーレに渡す。
戦いを見せるのはプレマーレだけ。フィアフォンゼルで遭遇した戦乙女にビビるのは百歩譲って許すが。
同じ闇の黒竜に震え上がったのが気に喰わん」
「申し訳ありません…」
ちょっと泣いてる。
「能力以前に西で使い物に成るぬではないか」
「はい…」
1つ溜息を吐いて。
「プレマーレにはまだ伸び代が有る。未使用の尻尾分を何故他に回さぬのじゃ」
「あぁ!」
「腕や鉤爪に回せば攻撃性。足なら走力。翼の付け根なら飛行能力。全身に回せば総合能力に魔力の底上げ。再生能力も上げられるのじゃぞ」
「済みません」
両手で顔を覆った。
「外観を変えずとも自由に使い回せる修練を積め」
「はい」
「まあ良い。必要な素材は初代の方の獄炎竜の逆鱗。同じく一番大きな背鰭。ゴルスラの秘薬を丸々一本じゃ」
ロイドから進呈。
「では私の分を。ファフレイスさんの剣を装備していれば消費の5割は自己復帰出来ますので」
「うむ」
「ゴルスラ君にはもう一度会う事に成りそうだし。そもそも敵に奪われたら厄介だしな」
「クワンティの分が有れば充分よ。欲張っちゃ駄目」
「クワッ」
「妾たちを置いたら鰻でも釣っておれ。終わったらソラリマで呼ぶ」
「解った。何時でも焼けるように準備しとく」
「深夜だったら私たちで焼くから」
「うむ」
--------------
レイルたちと必要品をスフィンスラーへ置き。鰻をたっぷり釣ってお昼前。デザートの苺もしっかり購入。
裏庭でバスタブ行水させ。焼き台も整え準備万端。
昼食を本棟で頂き、そのままシュルツと工房で時計の打ち合わせ。
試作とは思えぬ出来映えに。
「「おぉ~」」
夫婦揃って語彙力低下。
前回試作時より更に小型化が進み20cm四方の箱型に進化していた。
中身の動力回路は起点歯車の上死点と下死点を段違いの接触面で結びループさせる構造。
心臓部の水魔石。動力回路の風と雷の3種しか使わず既に魔力供給は不使用。
「水魔石はフロッグから。希少魔石の風や雷はアッテンハイムからも購入出来ます。
販売価格を抑える為に全て低位魔石で纏めました。中位なら二十年寿命。上位なら五十年。最上位なら百年以上となる計算です。
更に小型化も出来ますが表示板の実用性を考えると外枠はこの程度で充分かと」
「シュルツさん…」
「はい、お兄様」
「これもう試作じゃなくて完成してんじゃん」
「どっからどう見ても」
「素晴らしいですね」
ロイドも絶賛。アローマは無言で拍手。
「後は販売価格との勝負です。目標の金貨一枚には届いていません。
現段階で算出上金貨三枚程度。それが十年寿命ですので一般庶民に受け入れられるのかが問題です。
高価になると盗まれる可能性も」
「あー…。難しいラインだな。生産性が上がれば価格も抑えられるけど。全内部部品ヤン工房製だからね」
「はい。そこが悩み処です」
「現実は厳しいわね」
「人員や工房を増やすと秘匿情報も拡散しなくてはいけない。それでは秘匿にならず。確かに難解な…」
「人を増やしても人権費が乗っかるしなぁ…。と言うお悩みはフィーネさん」
「はい。こちらソプランとアローマの大活躍に因り。フィアフォンゼルから無事に持ち帰れました。
ベルエイガさんの魔道具の手引き書最終巻!」
フィーネのバッグから遂に登場。
「お待ちして居りました!」
「アローマは無理だけど。シュルツはどれ位読めるように成った?」
「何となくニュアンスですね。結局挿絵や図解頼りです」
「そかぁ。
ではフィーネさん。真ん中に置いて読み上げを」
アローマが照明を点けてカーテンを閉め切った。
「それでは読み上げさせて、頂きます」
「~魔道具大全集最終巻、
魔道具の役割と可能性の考察~
前書き。
この書を手にしている時。私はこの世に居ないだろう。
一度は言ってみたかったこの台詞。
そんな事はさて置き。
この書はかなり危険な物。時代を先取ると共に世界を湾曲させてしまうかも知れない諸刃の剣。
多くの危険な道具を世に出してしまった私が言えた台詞ではないが。
この書を残すか残すまいか最後まで悩んだのは気持ちとして汲んで欲しい。
敵に勝利し。全てが終わったらこの書は燃やしてしまう方が無難だ。
身勝手に。君たちに後始末を押し付け。何もせず去るのは心苦しく止むを得ずと言った所。
魂は摩耗する。記憶を刻み付けたまま転生を繰り返すのにも限度が有る。
記憶を消し。他者と混じり合い。再構成して増加するのが自然の摂理。
この本を書いた世代が私の限界点。
次など無い。別の世界にも行ってはいない。
今頃私の魂は遠く神域の塵箱の中にでも入っているのだと思う。
敵の首謀者はそれに抗い続けた異世界人。
神は許され。何故自分は許されないのか。
何処でもいい。何の世界でもいい。
頂きに座る神々を引き摺り降ろし。その世界の地面に叩き付けたい。そんな怨念めいた執念なんじゃないかな。
ぶっちゃけ八つ当たり。
普通に生まれ変わればいいじゃんねぇ。
過去の彼とは一度。一世代共に過ごした同志。
道具を共作した事も。共闘した事も有る。
しかし私は彼が内包する危険性に気付き。
騙してこの手で殺した。
だから彼はこの世代でも私をペテン師と呼んでいる。
本物の彼に会ったら伝えて欲しい。
「おめーキメェ-んだよーーー」と。
多分。多分だけど…。彼女さんの記憶が甦っても同じ事を言うんじゃないかなぁ~~。
良く見えなかったからどうでもいいや。
本筋に戻す。
この書の内容は全てを再現してはいけない。
必要最小限に留め。他は消してくれ。
まあこの書を読む天才少女は最良の判断も出来るし。
悪用なんてしないからそんに心配してないけどね。
では健闘を祈る。
~とある同胞の探訪者より~」
「…プレマーレ大丈夫じゃね?」
「どうだろね」
「彼女の判断に任せましょう」
「お兄様、お姉様。私は褒められたのでしょうか。それとも自意識過剰なのでしょうか」
「全然。真の天才がシュルツを天才少女だって褒めてるんだよ」
「そうそう」
「間違い無く」
「良かったですね。お嬢様」
「やりましたー!まだまだこれからですが」
その場の5人で相談しながら必要箇所に印を付けた。
一部戦いを有利に運用出来そうな物も有ったが自分たちにも制限を掛けてしまう為、不使用。
仲間が居れば大丈夫!とまで書かれていたので。
小型時計の基本構造と永久機関回路図の図解。
シュルツ用に謎の部品を幾つか残されていた。
そして現在所持している轟の懐中時計が。
「これがベルさんの作品だったのかぁ」
「きっと私たちはペリーニャに近いから」
「それですね」
早くもシュルツが頭を悩ませる。
「謎の部品以前に循環回路が単一ではなく二重構造…。
これは解き甲斐が有ります」
「お嬢様。夜更かしは厳禁ですよ」
「はい…」
「焦らなくていいよ。モーランゼアに渡す標本はこの試作器第二弾で充分。あっちで普及させて広めればタイラント側の安全性も高まる」
「早く解いちゃうと楽しみが減るし」
「しっかり寝た方が思考もスッキリ」
「心得ました。時計の件はゆっくりと時間を掛けて」
最終巻はシュルツに進呈。
フィーネが預かるかで協議したが出張ばかりで紛失の可能性も有り却下された。
夕方。
複製メタル君にキャベツの千切りをさせていた時にレイルから偽物盾の完成の連絡。
外観も鑑定上も全く同じ物なので本物はさっさと遺跡に沈めよと。
夫婦で迎えに上がり。偽物盾を自分が。本物をフィーネが深海へ速達した。
自宅へ戻りレイルとプレマーレのお風呂中にラメル君を呼んで蒲焼き作りを開始。
2つの大きな案件が一挙に片付いた日となった。
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