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8話
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でも、それよりも1番柑菜が聞きたかったのは、フランスに秋斗が戻る気があるのかないのか。
もし戻ってしまったら、柑奈とは簡単には会えなくなってしまう。
「ねえ、あそこのチョコレートすごく美味しいからちょっと食べてみない?」
「はい……」
このチョコレートだって、きっとフランスで2人で食べていたんだと、柑菜は勝手に思い、勝手に落ち込む。
その姿を見て、秋斗は口を開いた。
「柑菜ちゃん、……もしかしたらこんなこと、柑菜ちゃんにとってはどうでもいいことかもしれないけど、僕は今のほうが大切なんだ。過去とかそういうことに縛られるのはやめにした。……美鈴と柑菜ちゃんのおかげなんだよ、そう思えたのは」
「それってどういう……?」
「だからつまり……今を楽しもう、ね?」
秋斗は、柑菜の前に手を差し出す。
柑菜はゆっくり、その手に自分の手を重ねた。その手は、温かかった。今までに触ったどんな手よりも、柔らかい。
すると、秋斗の手が柑菜の手をぎゅっと握る。
「せっかく美味しいものがあるんだから、楽しまないと損」
「そうですね」
柑菜は、大きくて男らしい秋斗の手を握り返した。2人は笑顔で互いを見つめている。
そんな2人の表情とは真逆の表情を浮かべて秋斗と柑菜を見つめる真莉の姿がそこにはあった。
「わあ、これすごく美味しい」
お酒につけてあるサクランボに、溶かしたチョコレートをまぶし頂く一品。
こんなに美味しいチョコレート、食べたことがないと柑菜は秋斗に話す。
「チョコレートでコーティングしてあるものは売ってるけど、それはチョコが冷やされて固まっているからね、こうやって出来立てを食べられるのはすごい」
チョコレートの甘さがちょうどお酒で緩和されて、大人が好みそうな味。
柑菜は、迷うことなくそれを手にし購入した。
ほかにも、エッフェル塔の形をしたチョコレートや小さく宝石のようなチョコレートなどバラエティに富んだチョコレートがたんくさんある。
「これ、僕のおすすめだ」
それは、日本にも売っているチョコレートでオレンジの皮をコーティングしたオランジェットというもの。
苦い皮が、大人に人気の一品。
「秋斗さんのおすすめなら、間違いないですね」
それを聞いた秋斗は、はにかんで照れている様子を見せる。
もし戻ってしまったら、柑奈とは簡単には会えなくなってしまう。
「ねえ、あそこのチョコレートすごく美味しいからちょっと食べてみない?」
「はい……」
このチョコレートだって、きっとフランスで2人で食べていたんだと、柑菜は勝手に思い、勝手に落ち込む。
その姿を見て、秋斗は口を開いた。
「柑菜ちゃん、……もしかしたらこんなこと、柑菜ちゃんにとってはどうでもいいことかもしれないけど、僕は今のほうが大切なんだ。過去とかそういうことに縛られるのはやめにした。……美鈴と柑菜ちゃんのおかげなんだよ、そう思えたのは」
「それってどういう……?」
「だからつまり……今を楽しもう、ね?」
秋斗は、柑菜の前に手を差し出す。
柑菜はゆっくり、その手に自分の手を重ねた。その手は、温かかった。今までに触ったどんな手よりも、柔らかい。
すると、秋斗の手が柑菜の手をぎゅっと握る。
「せっかく美味しいものがあるんだから、楽しまないと損」
「そうですね」
柑菜は、大きくて男らしい秋斗の手を握り返した。2人は笑顔で互いを見つめている。
そんな2人の表情とは真逆の表情を浮かべて秋斗と柑菜を見つめる真莉の姿がそこにはあった。
「わあ、これすごく美味しい」
お酒につけてあるサクランボに、溶かしたチョコレートをまぶし頂く一品。
こんなに美味しいチョコレート、食べたことがないと柑菜は秋斗に話す。
「チョコレートでコーティングしてあるものは売ってるけど、それはチョコが冷やされて固まっているからね、こうやって出来立てを食べられるのはすごい」
チョコレートの甘さがちょうどお酒で緩和されて、大人が好みそうな味。
柑菜は、迷うことなくそれを手にし購入した。
ほかにも、エッフェル塔の形をしたチョコレートや小さく宝石のようなチョコレートなどバラエティに富んだチョコレートがたんくさんある。
「これ、僕のおすすめだ」
それは、日本にも売っているチョコレートでオレンジの皮をコーティングしたオランジェットというもの。
苦い皮が、大人に人気の一品。
「秋斗さんのおすすめなら、間違いないですね」
それを聞いた秋斗は、はにかんで照れている様子を見せる。
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