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1章 最悪の印象
4話 倫理:異質
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カシワギ・トモミチにとって、"異世界"とは「ゲームやマンガの中の世界」を指していた。
多くは中世や近世のヨーロッパが舞台で、食べ物は自分達が現実で食べているものが大半を占める。和食も洋食も中華もなんでもござれだ。
住人は皆日本語を話している。文字はなぜか日本語、またはアルファベット様の文字で書かれていて、何が書かれているかがなんとなく読み取れる。
そういう、現代日本人が暮らしやすい都合のいい世界……そのはずだった。
「これはねー、プルの実の果汁だよ。……知ってる? プルの実」
自分が飛んだニライ・カナイという世界――まだ数時間ほども体験していないが、すでに全てが異質だった。
「んん、知らんなあ……オレんとこでは見たことないわ」
レミが笑顔で出してくれた「プルの実」という果実のジュースは、どぎつい青色をしていた。
「ブルーハワイの色」と思えればよかったのだが、残念ながらトモミチが最初に想像したのは「トイレの洗浄剤の色」だった。タンクに入れるタイプの、真っ青なあれだ。
せっかく出してくれたが、味がしない。
青色は食べ物ではないという先入観があるからだろう――そう無理矢理納得させようとしていると、横にいるロランが「お前の身体はまだ完全ではないからだろう」などと告げてきた。
「…………」
このロランという男、ことあるごとにこちらを死人・死体扱いしてくる。
真実なのかもしれないが、何度も言われると腹が立つ。
こっちは死にたくて死んだわけではないのに。
(あかん。平常心、平常心や……)
――世の中には、能力や才能があるが人とのコミュニケーションが絶望的な人間がいる。こいつもきっとその類だろう。
この手の人間の遠慮や気遣いのない言動にいちいち腹を立てていては、こちらの身が持たない。
「あのさあ、ちょっと気晴らしに外出てみたいんやけど……ええかな?」
――こんな閉鎖空間に知らない人間と一緒にいるから、ちょっとのことでイラついてしまうのだ。外の空気でも吸って気分を落ち着かせよう。
そう思ったのだが……。
◇
「わー、今日は天海がキレイに見えてるねえ」
「…………」
外の景色を見て、トモミチは言葉を失った。
視界に広がるのは、木も葉も、土までもが全て青系統で彩られた世界。
視神経がおかしくなったのかと思い問うてみると、「それで合っている」と言われてしまった。
唯一、空だけは自分の世界と同じ色だが……それもやはり自分の見てきたものとは様相が違っていた。
上に広がる、“天海"という名の空。“海"という言葉が指し示す通り、表面はずっと水のように揺らめいている。
学生時代仲間と行った沖縄旅行で、スキューバダイビングをした。
そのとき海中から見上げた水面と空がこんな風だった。光と水のコントラストがとても綺麗で幻想的だった。
水中カメラがもう少し安ければ買っておいて、この風景を何枚でも撮って残しておけたのに……そう思った覚えがある。
――ここは、海の中なのだろうか。
遙か上部にある水面の向こうには、円盤状の平たい発光体が見えている。
時折そこをめがけて白い魚のような"何か"が泳いでいき、やがて吸い込まれ、消えていく。
あれは太陽だろうか? それとももっと、別の何か……?
……受け入れられない。あまりにも自分の世界と違いすぎる。
ここでトモミチはようやく、自分はマンガやゲーム、アニメなどの空想の世界に飛んできたのではないと理解した。
知らない食べ物、見たことのない自然。
自分――というより、地球の人間にとって都合のいいものがあまりにもなさすぎるのだ。
――これは現実だ。
自分は本当に死んで、この世界に呼び寄せられた。"屍霊術師"とかいう、わけの分からない職業の人間によって。
10日間ここで過ごしたあと、青に染め上げられたこの世界で第二の人生を始めなければいけない……。
◇
空が濃い青色になった頃ロランの部屋へ行くと、不機嫌そうな顔で「死にたいのか」といった趣旨の言葉を冷たく投げつけられた。
平常心を心がけていたが我慢がならず言い返すと、まず始めに返ってきたのは「空とは何だ」というよく分からない言葉だった。
ニライ・カナイの人間にとって世界の上部にあるものは"海"――空という概念は、存在しないらしい。
こういったお互いの概念の食い違いについてはロランも感づいていたようで、「対策を考える」と言ってくれた。
本当に全く話が通じない相手ではないようで少し安心した。
とはいえ、キスしたくないのは変わりないのだが……。
――そうだ。いくら"魔力の供給"とやらがなければ死ぬからといって、男とキスはしたくない。
ロランの身長は自分より15センチほど低く、顔立ちは中性的で綺麗と言える。
女だと思えば我慢できるか……と思ったが、そうだとしてもやはり気のない相手とそういうことはしたくない。それは自分の倫理が許さない。
だから「眠らせる魔法があるなら、眠らせてから魔力の供給をして欲しい」と頼んだのだが、なぜか魔法は不発に終わった。
結局、意識がある状態でこの男とキスをしなければならない――。
「…………」
唇を合わせると、昨日と同じ感覚が身体を襲った。
心臓がドクドクと脈を打ち、身体の中を熱が駆け巡る。
――この感覚は本物だろうか? 自分は死体だというなら、この心臓の鼓動もまやかしかもしれない。
(……もうええか、疲れたし……)
――本当に疲れた。
自分はどちらかというと柔軟性がある方だと思っていた。
だがこのニライ・カナイは自分が生きてきた世界とあまりに世界観が違いすぎて、何も受け入れられる気がしない。
青だけで形成された、海や水族館の中のような世界――海も水族館も好きだが、そこで暮らしたいわけではない。
言語の問題もある。
言葉は通じるものの、満足に意思の疎通が図れない。
相手に通じない言葉は言い換えたり訳したりしながら話さなければならない。
生まれも育ちも大阪――標準語圏で暮らしたことがないトモミチにとって、それは多大なストレスだった。
テレビなどのメディアで毎日耳にしているから、頑張れば標準語のような言葉を話すことはできる。
だがそれはなんというか、どうしても気に入らない。
進学や就職など自分の都合で上京したのならそれもやむなしと思うが、自分はここに来たくて来ているのではないのだ。
完全に向こうの都合なのに、なぜこちらが譲歩しなければいけないのか――……。
「…………?」
考え事をして意識を飛ばしているところを、背中の痛みで引き戻される。
ロランが背中を拳で叩いているようだった。
何事かと目を開けると、自分がロランの唇を奪っていた。右手はロランの顎を持ち、左手はロランの肩に置いて、きつく抱き込んで……。
「っ……!?」
我に返って腕の力をゆるめた瞬間、ロランが自分を突き飛ばした。
「はぁ、はぁ……っ、何を、……何をするんだ、お前!! どういうつもりだ!!」
肩で息をしながら、ロランがこちらを睨みあげてくる。顔は紅潮して、怒りで細めた目は若干潤んでいる。
「何をするんだ」と言われたが、自分でも何をしたか分からない。完全に無意識の行動だった。
「……ごめん、熱くて……」
言い訳にもならない言葉だけが口からこぼれる。
――疲れた。価値観も概念も合わない、この世界に。
青い色合いをしているというだけで、世界そのものが冷たいような気がした。
だから、身体を駆け巡るこの熱い感覚に縋り付きたい気持ちになった。そうでなければ、立っていられなかった。
でもそんなことはロランには関係がない。
とんでもないことをしてしまった――明日目が覚めたら謝らないといけない。
(もう、目ぇ覚めへんかったりして……)
そこまで考えたところで、トモミチは意識を手放した。
次の日の朝。
「二度と戻らないかもしれない」と考えたが、意識はちゃんと続いていた。だが……。
(…………!?)
潤んだエメラルドグリーンの瞳が眼前にある。
気づくと、トモミチは寝転んだ体勢のままロランを掻き抱き、彼の後頭部を抑えつけて持って唇を塞いでいた。
多くは中世や近世のヨーロッパが舞台で、食べ物は自分達が現実で食べているものが大半を占める。和食も洋食も中華もなんでもござれだ。
住人は皆日本語を話している。文字はなぜか日本語、またはアルファベット様の文字で書かれていて、何が書かれているかがなんとなく読み取れる。
そういう、現代日本人が暮らしやすい都合のいい世界……そのはずだった。
「これはねー、プルの実の果汁だよ。……知ってる? プルの実」
自分が飛んだニライ・カナイという世界――まだ数時間ほども体験していないが、すでに全てが異質だった。
「んん、知らんなあ……オレんとこでは見たことないわ」
レミが笑顔で出してくれた「プルの実」という果実のジュースは、どぎつい青色をしていた。
「ブルーハワイの色」と思えればよかったのだが、残念ながらトモミチが最初に想像したのは「トイレの洗浄剤の色」だった。タンクに入れるタイプの、真っ青なあれだ。
せっかく出してくれたが、味がしない。
青色は食べ物ではないという先入観があるからだろう――そう無理矢理納得させようとしていると、横にいるロランが「お前の身体はまだ完全ではないからだろう」などと告げてきた。
「…………」
このロランという男、ことあるごとにこちらを死人・死体扱いしてくる。
真実なのかもしれないが、何度も言われると腹が立つ。
こっちは死にたくて死んだわけではないのに。
(あかん。平常心、平常心や……)
――世の中には、能力や才能があるが人とのコミュニケーションが絶望的な人間がいる。こいつもきっとその類だろう。
この手の人間の遠慮や気遣いのない言動にいちいち腹を立てていては、こちらの身が持たない。
「あのさあ、ちょっと気晴らしに外出てみたいんやけど……ええかな?」
――こんな閉鎖空間に知らない人間と一緒にいるから、ちょっとのことでイラついてしまうのだ。外の空気でも吸って気分を落ち着かせよう。
そう思ったのだが……。
◇
「わー、今日は天海がキレイに見えてるねえ」
「…………」
外の景色を見て、トモミチは言葉を失った。
視界に広がるのは、木も葉も、土までもが全て青系統で彩られた世界。
視神経がおかしくなったのかと思い問うてみると、「それで合っている」と言われてしまった。
唯一、空だけは自分の世界と同じ色だが……それもやはり自分の見てきたものとは様相が違っていた。
上に広がる、“天海"という名の空。“海"という言葉が指し示す通り、表面はずっと水のように揺らめいている。
学生時代仲間と行った沖縄旅行で、スキューバダイビングをした。
そのとき海中から見上げた水面と空がこんな風だった。光と水のコントラストがとても綺麗で幻想的だった。
水中カメラがもう少し安ければ買っておいて、この風景を何枚でも撮って残しておけたのに……そう思った覚えがある。
――ここは、海の中なのだろうか。
遙か上部にある水面の向こうには、円盤状の平たい発光体が見えている。
時折そこをめがけて白い魚のような"何か"が泳いでいき、やがて吸い込まれ、消えていく。
あれは太陽だろうか? それとももっと、別の何か……?
……受け入れられない。あまりにも自分の世界と違いすぎる。
ここでトモミチはようやく、自分はマンガやゲーム、アニメなどの空想の世界に飛んできたのではないと理解した。
知らない食べ物、見たことのない自然。
自分――というより、地球の人間にとって都合のいいものがあまりにもなさすぎるのだ。
――これは現実だ。
自分は本当に死んで、この世界に呼び寄せられた。"屍霊術師"とかいう、わけの分からない職業の人間によって。
10日間ここで過ごしたあと、青に染め上げられたこの世界で第二の人生を始めなければいけない……。
◇
空が濃い青色になった頃ロランの部屋へ行くと、不機嫌そうな顔で「死にたいのか」といった趣旨の言葉を冷たく投げつけられた。
平常心を心がけていたが我慢がならず言い返すと、まず始めに返ってきたのは「空とは何だ」というよく分からない言葉だった。
ニライ・カナイの人間にとって世界の上部にあるものは"海"――空という概念は、存在しないらしい。
こういったお互いの概念の食い違いについてはロランも感づいていたようで、「対策を考える」と言ってくれた。
本当に全く話が通じない相手ではないようで少し安心した。
とはいえ、キスしたくないのは変わりないのだが……。
――そうだ。いくら"魔力の供給"とやらがなければ死ぬからといって、男とキスはしたくない。
ロランの身長は自分より15センチほど低く、顔立ちは中性的で綺麗と言える。
女だと思えば我慢できるか……と思ったが、そうだとしてもやはり気のない相手とそういうことはしたくない。それは自分の倫理が許さない。
だから「眠らせる魔法があるなら、眠らせてから魔力の供給をして欲しい」と頼んだのだが、なぜか魔法は不発に終わった。
結局、意識がある状態でこの男とキスをしなければならない――。
「…………」
唇を合わせると、昨日と同じ感覚が身体を襲った。
心臓がドクドクと脈を打ち、身体の中を熱が駆け巡る。
――この感覚は本物だろうか? 自分は死体だというなら、この心臓の鼓動もまやかしかもしれない。
(……もうええか、疲れたし……)
――本当に疲れた。
自分はどちらかというと柔軟性がある方だと思っていた。
だがこのニライ・カナイは自分が生きてきた世界とあまりに世界観が違いすぎて、何も受け入れられる気がしない。
青だけで形成された、海や水族館の中のような世界――海も水族館も好きだが、そこで暮らしたいわけではない。
言語の問題もある。
言葉は通じるものの、満足に意思の疎通が図れない。
相手に通じない言葉は言い換えたり訳したりしながら話さなければならない。
生まれも育ちも大阪――標準語圏で暮らしたことがないトモミチにとって、それは多大なストレスだった。
テレビなどのメディアで毎日耳にしているから、頑張れば標準語のような言葉を話すことはできる。
だがそれはなんというか、どうしても気に入らない。
進学や就職など自分の都合で上京したのならそれもやむなしと思うが、自分はここに来たくて来ているのではないのだ。
完全に向こうの都合なのに、なぜこちらが譲歩しなければいけないのか――……。
「…………?」
考え事をして意識を飛ばしているところを、背中の痛みで引き戻される。
ロランが背中を拳で叩いているようだった。
何事かと目を開けると、自分がロランの唇を奪っていた。右手はロランの顎を持ち、左手はロランの肩に置いて、きつく抱き込んで……。
「っ……!?」
我に返って腕の力をゆるめた瞬間、ロランが自分を突き飛ばした。
「はぁ、はぁ……っ、何を、……何をするんだ、お前!! どういうつもりだ!!」
肩で息をしながら、ロランがこちらを睨みあげてくる。顔は紅潮して、怒りで細めた目は若干潤んでいる。
「何をするんだ」と言われたが、自分でも何をしたか分からない。完全に無意識の行動だった。
「……ごめん、熱くて……」
言い訳にもならない言葉だけが口からこぼれる。
――疲れた。価値観も概念も合わない、この世界に。
青い色合いをしているというだけで、世界そのものが冷たいような気がした。
だから、身体を駆け巡るこの熱い感覚に縋り付きたい気持ちになった。そうでなければ、立っていられなかった。
でもそんなことはロランには関係がない。
とんでもないことをしてしまった――明日目が覚めたら謝らないといけない。
(もう、目ぇ覚めへんかったりして……)
そこまで考えたところで、トモミチは意識を手放した。
次の日の朝。
「二度と戻らないかもしれない」と考えたが、意識はちゃんと続いていた。だが……。
(…………!?)
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気づくと、トモミチは寝転んだ体勢のままロランを掻き抱き、彼の後頭部を抑えつけて持って唇を塞いでいた。
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