DEAR MILLENIA~ディア・ミレニア~

風雲 香月

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~ドグマ大陸の争乱篇~

~皇国レミアム争乱編~ 慟哭

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 皇国レミアムとゲイオス王国の中間に位置する平原、アルベリッヒ平原。皇国レミアムの軍勢、ゼイフォゾンと四人の将軍と五百。ゲイオス王国はガトラン含めて五千。約十倍の戦力差。正面衝突するまであともう少しといったところである。両者が並び立った時、ゲイオス王国の人間は戦慄した。そこにゼイフォゾンがいないのである。そればかりか、アルティスとラーディアウスとゼハートもいない。指揮するのはサリエッタであった。ガトランはそれを見て不思議に思ったが、特に気にしなかった。裏工作でも何でもやればいい、そう思っていた。ゼイフォゾン、アルティス、ラーディアウスとゼハートはゲイオス王国の裏手に周り、門をピッキングして潜入した。そこに広がる景色は驚愕すべきものであった、ゲイオス王国の人間がいないのである。家々に人の気配がしない。そればかりか、軍属の人間も全て出払っていたようで、もぬけの殻であった。その代わりに神聖ザカルデウィス帝国の正規軍がうろついていた。明らかにおかしかった、先行して潜入に成功した二体の上級魔神が、ゼイフォゾンの目の前にやってきた。レイは奥にある塔の最上階にいるようであった。しかし神聖ザカルデウィス帝国の正規軍が武装して見張っているようで、突破しなければいけないとの事であった。

 サリエッタはゲイオス王国の軍勢をたったひとりで相手にするらしかった。五百の軍勢には何もさせなかった。一方、ゲイオス王国の五千の軍勢はサリエッタ目掛けて押し寄せた。サリエッタは魔術で結界を張り巡らし攻撃を全く寄せ付けなかった。サリエッタにとってその結界は遊び半分で行使したもので、余裕綽々としていた。決して破られる事がない絶対防御の結界は、ゲイオス王国の屈強な軍を相手にしても平気であった。サリエッタ・ルゲール・ヲルバ、彼女は皇国レミアム最強の魔術師であった。というよりは、世界最強の魔女であった。魔術の奥義ディエス・エレに到達し、世界最強にして最古の大奥義書ヨグ・ソト・ホートを所有し、その魔力のキャパシティは一般的に大魔術師と言われる者の百倍はあるとされている。外的な要因がなく、天然の才覚は凄まじく、追従できる魔術師はエギュレイェル公国に住まうクリフォード・ロックハンスのみとされていた。つまり彼女は、魔力に最も愛された女という事である。ゲイオス王国の兵士たちが何とかできる存在ではなかったのだ。そんな彼女の結界を易々と破ってくる男がいた。ガトランである。己の持つ長剣はただの長剣ではなかった。魔剣エルハザード…太古の昔に起こった百年戦争に発生した魔剣であり、その力は斬った者を永遠に傷つけるという。それだけでなく、あらゆる盾が意味をなさないほどの切れ味を誇る。それを扱うのはまさに諸刃の剣であり、難しかった。それをまるで手足のように扱うのだ。ガトランは結界を破壊して、常人離れした速度でサリエッタに向っていった。しかし、サリエッタも接近戦にも長けていた。自らの魔術で鍛えた非実体の大鎌でガトランの剣撃を受け止めた。しかし、やはりガトラン相手だと分が悪かった。サリエッタはテレポートを行使して距離を取った。そして、以前よりも硬度の高い結界を張った。サリエッタは正直驚いていた。ガトランの武力は皇国レミアムの将軍にしても遜色ないほどであった。まさか自分がここまで肉迫されるとは思わなかった。

 ゼイフォゾンが自分の配下である上級魔神に報告を受けていたのは動かなくなったレイの事である。レイの様子はまるで人形のようだったと告げていた。いや、あれは人形だったのかも知れない。それは本当にレイなのか…ゼイフォゾンは首を傾げた。もしかしたら、ガトランは神聖ザカルデウィス帝国に屈服したのではなく、何か別の理由があったのではないか。そう考えると、本物のレイはどこにいるのか。ゼイフォゾンたちは身を隠しながら二体の上級魔神の先導を受け、塔に近づいていった。神聖ザカルデウィス帝国の正規軍の戦力は大した事はなかったが、見つかった場合、戦闘になる事は間違いない。ましてや街の中で戦うなどあってはならない。しかしどうやってゲイオス王国の国民を全員避難させたのだろうか。ガトランはいったい何を考えているのだろう。身を隠しながら、塔に迫っているうちに、見覚えのある剣士が脱獄に成功していた。ゼイオンだった。塔を見張っている神聖ザカルデウィス帝国の正規軍を、今まさに叩き斬っているところであった。この様子だと、塔に着くのも時間の問題かも知れない。そして、ゼイフォゾンたちが塔に着く頃に、ゼイフォゾンがある提案をした。ゼイフォゾンとアルティスで塔の中を探索して、ゲイオス王国に詳しいラーディアウスとゼハート、ゼイオンで本物のレイがいると思われる場所を特定し、可能であれば保護して欲しいと頼んだ。これで神聖ザカルデウィス帝国の真意が分かるはず、それと同時にガトランの変化の真相にも近付けるはずだと踏んだ。ゼイフォゾンとアルティスが塔の内部にいる見張りを蹴散らしながら、最上階まで辿り着くと、そこにはベッドに眠るレイと思わしきものが寝ているのを確認できた。しかし、身動き一つしない。不審に思ったアルティスが、それを触ってみると、無機物特有の感触を得た。直感で、これは本物ではないと確信した。その時、ゼハートが追いかけるようにしてゼイフォゾンとアルティスに叫んだ。

 本物のレイを見つけたという報告であった。それはゲイオス王国の何の変哲もない民家で、鎖で両手を括られた状態で発見された。衣服も汚れがなく、体も傷付いていない状態で、喋る事も容易な状態である。本物のレイは、犯されてなどいなかった。ただ括られて、動くことができなかったのだ。ゼイフォゾンとアルティスはゼハートに連れられてその民家に入った。レイはラーディアウスとゼイオンに救助され、保護された。だとしたら、ガトランは何のために戦っているのだろうか。その真相を知っているのも、レイであった。自分が凌辱されている映像を見せられ、精神崩壊させたところを、神聖ザカルデウィス帝国は精神制御で洗脳し、内に眠る憎悪を拡大され、利用されたのだと語った。自分が不利になるように動いていたのは、その精神制御に対する決死の反抗であると言うのだ。ゼイフォゾンは、配下の上級魔神に、真実をサリエッタに伝えるように促した。これは起こってはならない戦争である。ましてや神聖ザカルデウィス帝国の手のひらの上で転がされていた自分たちを恥じた。ガトランは戦ってはいけない人間である。ゼイフォゾンとアルティス、ラーディアウスとゼハート、ゼイオンは回り込んでサリエッタの援護に向かった。このままでは、誰かが死ななくてはいけない悲しい戦いになる。一刻も早く止めなければいけない。レイが語るには、ゲイオス王国の民は全てシュテーム連邦王国に避難させたとの事。ガトランはそもそも戦いたくはないのに、戦う事を強制されている。その精神制御は余程強力なのだろう。ガトランの心が摩耗していくのが手に取るように分かった。

 サリエッタの結界を打ち破る手段が見つからないガトランとゲイオス王国の兵士たちは、手をこまねいていた。一種の膠着状態である。それが良かった、サリエッタは時間稼ぎをしていたのだ。上級魔神がサリエッタに近付き、レイを保護した事を伝えると、結界の強度を上げた。もうすぐ援護が来るという確信を得た。援護が到着すれば、ガトランを簡単に止められるだろう。ゼイフォゾン、アルティス、ラーディアウスならばこの戦いの幕を引けるであろう。しかし、ガトランはサリエッタの結界を崩しに全力で攻撃してきた。その威力は凄まじく、強度を上げても揺れてしまうほどであった。しばらくして結界にヒビが入ってしまった。サリエッタは攻撃に転じたかったが、そうすればゲイオス王国の兵士たちを皆殺しにしてしまうので、我慢した。もっと結界の強度を上げても良かったのだが、皇国レミアムの軍をまるごと守るにはこれが限度であった。規模を下げて結界の強度を上げるのは可能だったが、そうすると無駄に死人が出てしまうので、そうはしなかった。ゼイフォゾンたちが到着するのを待たねばならない。しかし、結界は破壊される寸前まで来ていた。ここまでかと覚悟したが、サリエッタの努力は報われた。ゼイフォゾンたちが帰ってきたのである。これで何とかなると考えたサリエッタは、結界を解いた。ゼハートが、レイを連れてきたのである。それを見たガトランは、攻撃を止めた。ガトランの精神制御は強力だったが、それを解くにはこれしかないと、ゼイフォゾンが前へ出た。


「この神剣エデンズフューリーが起こす奇跡ならば、お前を苦しみから解いてやる事もできよう。この私の邪魔をする者はかかってこい。だが相手をするのは、貴殿らも知っているように私の力は、私ひとりのものではない。ラーディアウスが貴殿らの相手をするであろう。私たちの意力を甘く見た者の末路は、皇国レミアムの土のみならず、ゲイオス王国の土に埋葬される事はないであろう。さぁ、どうする!私と将軍ガトランの対決を邪魔する意気のある者はラーディアウスの贄になり、邪魔しなければゲイオス王国の光を取り戻せる。貴殿らはどうする!ここで退く事もひとつの勇気と知れ!」

「ゼイフォゾン・ディア・ミレニア、皇国レミアムのソード・オブ・オーダーの話は真実だ。この戦いを邪魔する者は私の剣術の贄になる。私の力はお前たちが知っているだろう。それでも挑む者はいるか!」


 ゼイフォゾンとラーディアウスの話は全軍に届き、ゲイオス王国の兵士たちが戦慄した。ゲイオス王国の兵士たちはゼイフォゾンの力はよく知らないが、ラーディアウスの力は嫌というほど知っている。というよりも、ラーディアウスに挑む度胸のある者と言えば、それこそ正気に戻ったガトランぐらいである。それを知っている兵士たちは、自らが死に急ぐ事はないとしてその場から動かなかった。ラーディアウスは自らの闘気を解放すると、それだけでゲイオス王国の兵士たちが気絶していった。剣気だけでなく、闘気までも極限にまで練り上げられたもので、そこに乱れは生じなかった。ゼイフォゾンはガトランの目の前に行き、お互いの間合いに入った。ガトランは魔剣エルハザードを構え、自らの闘気を放った。その闘気は、ゼイフォゾンと旅をしていた時とは段違いで、まさに至高の域に達していた。激しく緩やかに、闘気は流れた。ゼイフォゾンも自らの闘気を放った。恒星が降りてきたような神々しさを身に纏ったゼイフォゾンもガトランの闘気に負けていなかった。この戦いは、一瞬でつく。様子を見ていたアルティスが、そう見ていた。アルティスはガトランの闘気を見て、単純に皇国レミアムの将軍に欲しいと感じていた。それだけの資質が、ガトランにはあったのだ。精神制御を解いたガトランとは、いったいどのような男なのだろうか。考えるだけでも楽しみで、アルティスは胸が躍っていた。サリエッタは魔力を多少使ってしまったので、少し休んでいた。ゼハートとゼイオンは、ガトランに詫びを入れるために、その時を待っていた。この悲しい戦いにようやく決着がつく。


「ゼイフォゾン・ディア・ミレニア……お前が憎い、お前さえいなければオーガンとイゼベルは、父と母は死ななくて済んだ!許していたと勘違いしていたお前は本当に甘いな!お前の存在はこの世界で許されない!俺はお前が憎い!あの旅だってそうだ!お前は俺がいなければ何もできなかった!そんなお前は今やソード・オブ・オーダー、俺はゲイオス王国の雇われ将軍だ!俺の力を正しく評価しない連中は全部殺してやる!レイをあんな風にした連中も破滅させてやる!お前を気が済むまで斬り刻んでやる!覚悟しろゼイフォゾン・ディア・ミレニア!俺の復讐の友よ!」

「そうか……分かった。それがお前の憎しみなのならば、私はそれを受け止めよう。その悲しみを受け止めてやろう。この戦いはお前の抵抗を計るためのものだ。神々さえもこの戦いの決着は読めないだろう。私を殺す気でかかってきたまえ。全霊を以て応じよう。さぁどうする……来るのか、それとも退くか、ガトラン!お前は私の影に隠れて生きていくだけで満足か!」

「黙れぇぇぇ!!」


 ガトランが魔剣エルハザードをゼイフォゾンに向けた。ゼイフォゾンも神剣エデンズフューリーをガトランに向けた。そして、ガトランが魔剣エルハザードをゼイフォゾンの首を捉えた。しかし、その攻撃は届かなかった。ガトランの深層意識がその手を止めた。精神制御で憎しみを増大させたガトランには、いつもの優しさがそこになかった。だが、神聖ザカルデウィス帝国の精神制御はそこまで強力でありながら、ガトランの器そのものを支配できるほどではなかった。ガトランの心の奥深くまで支配できるわけではなかったのだ。訓練されていない人間ならば、きっと完全に支配されて殺すしかなかったであろう。しかし、ガトランはゲイオス王国の将軍、それだけでなく魔術にも精通している。まさしく天才の中の天才、その精神構造は他を圧倒して複雑でありながら強靭であった。アルティスもその闘気を見て、皇国レミアムの将軍に欲しいと言わしめたその実力は本物である。ガトランは己の精神世界で憎しみに支配された自分と必死に戦っていた。その悪辣な言葉を吐き続ける自分の醜悪さに向き合いながら、本当であればこんな事はしたくないと思う自分もいた。ゼイフォゾンに勝てる見込みなどないのに、挑んでしまっている自分がいる。ゼイフォゾンという最も信頼するべき友がいるのに、それを裏切ろうとしている自分がいる。こんなに悲しい戦いが他にあるかとも考えた。レイが救出されたのも見ていて分かる。だが、己を突き動かしているものは憎しみと悲しみだけである。見せつけられているのは、今まさに自分の得物である魔剣エルハザードをゼイフォゾンの首を捉えている景色。それをガトランが魂で止めた。

 ゼイフォゾンはそのガトランの攻撃を甘んじて受けるつもりだったが、ガトランがその手を止めたと分かった瞬間、神剣エデンズフューリーを天に掲げた。そして、周囲に祈れと促した。ラーディアウスは、ゲイオス王国の未来そのものを失いたくないと思った。ゼハートとゼイオンは、自分たちにも勝ったのだから己にも勝てると思った。アルティスは、同じ武の道を進む天才をここで失いたくないと思った。サリエッタは、自分の結界を一度でも破壊したガトランという青年は、ドグマ大陸でまた必要不可欠な存在になると思った。数々の祈りが折り重なり、神剣エデンズフューリーに集約されて、刀身が輝きだした。それをガトランに向って振り下ろすと、ガトランからあらゆる負の情念が溢れ出し、それが抜けていくのが分かった。精神制御によって増大されたあらゆる負の情念が余計な部分も含めて、ガトランから抜けていくのが目に見えて理解ができた。黒い煙のようなものが、ガトランから剥がれている。正しく奇跡が起こったのだ。あらゆる奇跡を可能にする聖剣の皇帝、神剣エデンズフューリーは攻撃力だけでなく、ゼイフォゾンに宿る優しい心を表現しているのだった。生命体の祈りを集約して、奇跡の規模を無限に拡大させていく神剣エデンズフューリーはガトランから悪意を取り除いたのだ。


「ガトラン……お前はガトランだな?私の知っているガトランだな?」

「ゼイフォゾン、俺はお前を……殺そうとしていたのか?」

「そうらしいが、ここにいる皆がお前を止めたのだ。私の力はそれを手助けしたに過ぎない。辛かっただろう、よく一人でここまで耐えたな」

「俺は、間違っていた。もっと周りを頼るべきだった。何よりも俺は将軍の器じゃなかったのかも知れない。俺はひとりで全てか抱え込もうとしていた。でも俺は、神じゃない。何でもできるようになりたいと望んで、確かに万能に近くはなったが、それだけだ。俺は万能じゃない。それを分かっていなかった。ザカルデウィスの連中に支配を受けていたが、民たちを逃がすので手一杯だった。俺のやるべき事は分かっている。俺は国を裏切った大逆者だ、将軍の椅子からは降りよう」

「いいや、君は将軍だよガトラン。僕は分かっていて放っておいた身分だからね。同じ将軍として恥ずかしいよ。だからさ、今後の事は皇国レミアムとも話し合って、君の事をできるだけ助けようと思うんだ。僕の副官だったグラーフを殺したのは、きっと本当の君じゃないと思う。だから許すのさ、いいね?」

「ありがとう、ゼイオン」

「初めて会ったな、ガトラン・ベネトナーシュ。俺は皇国レミアム将軍アルティス・ジ・オード。ジ・オードの兄弟の弟だ。お前がここまでの力を持っているとは思わなかった。ラーディアウスはきっと皇国レミアム以外の人間でも奇跡なんじゃないかって思っていたほどには。だが、お前の闘気、よくぞここまで練り上げたな。俺はお前が、ゼイフォゾンの初めての友で良かったと心から思っているぞ」

「私は皇国レミアム将軍、サリエッタ・ルゲール・ヲルバ。私の結界を破壊したのは他国ではあなたが初めてよ。強いのね……これからもドグマ大陸を支えていきましょうね」


 そして、ゲイオス王国の反乱は終息を迎えた。神聖ザカルデウィス帝国が介入してくる可能性はまだあったが、それよりも皇国レミアムのドグマ大陸の真の統一を図るべく、情報網をしっかりと築き上げる必要があると感じた総帥ゼウレアーは、各国の将軍と国王に助力と助言、相談役をつける事にした。そのネットワークのモデルとして選んだのはゲイオス王国であった。民たちをシュテーム連邦王国から戻した後の老議員の腐敗ぶりには皇国レミアムの相談役も辟易する有り様であった。ゼイオンは大局を見渡せる目はあったが、発言力はそこまで高くなかったので、ガトランが恐怖で場を支配しなければならなかったが、このままではいけないので、ゲイオス王国の政治を抜本的に改革する必要があると感じたのだ。なのでガトランとゼイオンが選出した若手の議員を優先的に議会に呼び、長く居座る老議員を退職させて、風を常に新しくしていく事を決定した。常にゲイオス王国の将軍との連絡を密にしていく事で、ストレスは解消され、ガトランも議員に対して残虐な決断を下す事もなくなった。

 だが、ドグマ大陸をそのままにしておく神聖ザカルデウィス帝国ではなかった。次は全面戦争である。帝王ゴーデリウス一世はそれを予見していた。その戦いは、ゼイフォゾンにとって最大の悲しみを与える事になるということも。
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