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第百六十九話
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『やだなぁ。怖い顔をしないでくださいよぉ。』
ノアはそう言って笑みを浮かべると、消え、そしてルルの檻の傍に現れた。
突然の移動にアルルとレオは目を丸くして杖を構えなおした。
その様子におかしそうにノアは笑みを深めた時であった。
「アルル!レオ!」
その声の主はルビーであり、空からまるで舞い降りてくるかのようにふわりと光をまとって現れると、二人に言った。
「ここは現実と夢の狭間だよ。二人が突然倒れたから、夢の中に潜ってきたんだ。」
その言葉にアルルもレオも驚きの声を上げた。
「え?これ、夢なの?」
「本物みたいだ。」
「うん。でも、夢であって現実でもある。」
『おやおや。これは珍しい生き物だ。』
ノアはルビーの姿を見ると、腕を組み、しげしげといった様子で見つめてきた。
『姿なき者ですか。なんと、意思を持っている。面白いですねぇ。』
その言葉に、アルルとレオは思わずルビーを背の後ろに隠した。
そんな二人の様子にノアは笑みを深めると言った。
『ほう。なら、それと交換はどうですか?』
「?交換?」
「何を言っているの?」
二人の言葉に、ノアはゆっくりとルビーからルルへと指をさす。
『交換ですよ。それをくれるなら、これは返してあげましょう。』
「ふざけないで!そんな事をするはずないでしょう!」
「当たり前の事を聞くなよ!」
怒りをあらわにするアルルとレオのその言葉に、ルビーは胸の中が温かくなるのを感じた。心と言うものが本当にあるのならば、きっとそれが温かくしてくれるのだろうとルビーは思った。
『おや残念です。でも、本当に勝てるのですかねぇ。』
ノアが両腕を広げると、背後に黒い闇をまとった炎が火柱のように立ち上がった。
『この空間には闇がたくさんありますからねぇ。』
三人が身構えた時であった。
小さな声が聞こえた。
「にげ、、、なさい。」
アルルとレオとルビーは声の主に視線を向ける。
ルルの瞳と目があった。
「逃げなさい。」
魔法石の中に囚われ続けたせいか、ルルの瞳の色が濁っている。
それでも必死に言葉を紡ぐ。
「逃げなさい。早く。」
アルルとレオ、ルビーは気合を入れてノアと向き合う。
「逃げない。」
「絶対にルルを助ける。」
「僕だってやるときゃやるよ!夢の中なら、負けないんだから!」
ノアは笑った。
『なら、一勝負と行きましょうか!さあ、どこまで耐えられるかな!』
闇をまとった炎は三人を取り囲むようにして丸く広がった。
三人は背中合わせに立つと、炎の中に見え隠れするいくつもの目を見つけぞっとした。
炎の中からこちらを見つめる目はまるで蛇の眼のように眼光が鋭い。
三人はお互いを励ますように声を掛け合った。
「大丈夫。三人いれば、大丈夫だよ。」
「うん。後ろは任せたよ。二人とも。」
「もっちろんだよ。僕はやるときゃやるのさ!」
その時であった。
炎がまるで蛇のように、鞭のように伸びると三人に襲い掛かった。
四方八方から炎によって攻撃を受け、三人は必死にそれを防いでいく。
アルルとレオは杖を振り、ルビーは手でこねた夢の雲を投げつけていく。
炎の勢いはすさまじく、三人は必死になってそれに応戦した。
ノアはそう言って笑みを浮かべると、消え、そしてルルの檻の傍に現れた。
突然の移動にアルルとレオは目を丸くして杖を構えなおした。
その様子におかしそうにノアは笑みを深めた時であった。
「アルル!レオ!」
その声の主はルビーであり、空からまるで舞い降りてくるかのようにふわりと光をまとって現れると、二人に言った。
「ここは現実と夢の狭間だよ。二人が突然倒れたから、夢の中に潜ってきたんだ。」
その言葉にアルルもレオも驚きの声を上げた。
「え?これ、夢なの?」
「本物みたいだ。」
「うん。でも、夢であって現実でもある。」
『おやおや。これは珍しい生き物だ。』
ノアはルビーの姿を見ると、腕を組み、しげしげといった様子で見つめてきた。
『姿なき者ですか。なんと、意思を持っている。面白いですねぇ。』
その言葉に、アルルとレオは思わずルビーを背の後ろに隠した。
そんな二人の様子にノアは笑みを深めると言った。
『ほう。なら、それと交換はどうですか?』
「?交換?」
「何を言っているの?」
二人の言葉に、ノアはゆっくりとルビーからルルへと指をさす。
『交換ですよ。それをくれるなら、これは返してあげましょう。』
「ふざけないで!そんな事をするはずないでしょう!」
「当たり前の事を聞くなよ!」
怒りをあらわにするアルルとレオのその言葉に、ルビーは胸の中が温かくなるのを感じた。心と言うものが本当にあるのならば、きっとそれが温かくしてくれるのだろうとルビーは思った。
『おや残念です。でも、本当に勝てるのですかねぇ。』
ノアが両腕を広げると、背後に黒い闇をまとった炎が火柱のように立ち上がった。
『この空間には闇がたくさんありますからねぇ。』
三人が身構えた時であった。
小さな声が聞こえた。
「にげ、、、なさい。」
アルルとレオとルビーは声の主に視線を向ける。
ルルの瞳と目があった。
「逃げなさい。」
魔法石の中に囚われ続けたせいか、ルルの瞳の色が濁っている。
それでも必死に言葉を紡ぐ。
「逃げなさい。早く。」
アルルとレオ、ルビーは気合を入れてノアと向き合う。
「逃げない。」
「絶対にルルを助ける。」
「僕だってやるときゃやるよ!夢の中なら、負けないんだから!」
ノアは笑った。
『なら、一勝負と行きましょうか!さあ、どこまで耐えられるかな!』
闇をまとった炎は三人を取り囲むようにして丸く広がった。
三人は背中合わせに立つと、炎の中に見え隠れするいくつもの目を見つけぞっとした。
炎の中からこちらを見つめる目はまるで蛇の眼のように眼光が鋭い。
三人はお互いを励ますように声を掛け合った。
「大丈夫。三人いれば、大丈夫だよ。」
「うん。後ろは任せたよ。二人とも。」
「もっちろんだよ。僕はやるときゃやるのさ!」
その時であった。
炎がまるで蛇のように、鞭のように伸びると三人に襲い掛かった。
四方八方から炎によって攻撃を受け、三人は必死にそれを防いでいく。
アルルとレオは杖を振り、ルビーは手でこねた夢の雲を投げつけていく。
炎の勢いはすさまじく、三人は必死になってそれに応戦した。
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