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20話
フィリクス様と話をしてから、もう十日が経った。
あれから彼がまた来訪するとの知らせを聞いて、エミネが心配そうに語りかける。
「今日もフィリクス様とお会いなさるのですか?」
「えぇ、今日も来てくれるそうよ」
「……嬉しそうですね、お嬢様」
エミネの言葉に振り返れば、彼女は微笑んで言葉を続けた。
「楽しそうで、私は少し安心しております」
「た、楽しそうに見えるかしら」
「えぇ、私はずっとお傍に居ましたから分かります。最近のお嬢様は上機嫌だと」
自分では気付かなかったけれど、エミネには分かるらしい。
なんだか気恥ずかしい。
「私はお傍に居る事はできますが、お嬢様の本当の理解者にはなれません。だからこそ同じ境遇のフィリクス様との出会いはお嬢様にとって特別なのでしょう」
「エミネ……そんなことは」
「いえ、事実です。私はお嬢様のように力で解決する方法などちっとも理解できないので。隠す方のハラハラも知らないですものね」
「う……謝るわよ」
「ふふ、冗談です。本当に嬉しいのですよ……きっと旦那様も喜んでくださるはずです」
エミネの笑みに釣られるように、私も笑ってしまう。
ずっと傍で見守ってくれていたエミネがそう言ってくれるなら、フィリクス様との出会いは良いものだと改めて思えた。
「それにしても、お嬢様は男性と仲良くなれて羨ましいですよ」
「別に……まだ仲良くなどなっていません。本当に偶然に出会っただけだから」
「それがいいのですよ! 私だって運命の男性と出会いたいものです。両親から結婚をせがまれて帰るたびに縁談をするのも疲れました」
「いい相手が来てくれるならいい事よ」
「ぜんぜんいい相手じゃないです! みーんな仕事を辞めて家で給仕をしろなんて望むんですよ!」
「貴方は働きたいのね」
「もちろんです! それに……ビビッとくる相手と出会いたいじゃないですかぁ」
エミネは働く事に生きがいを感じると言っていたので、結婚すれば職を辞める事を望む男性が多いのが不満なのだ。
彼女の苦悩? 愚痴? を聞いていると、玄関扉の呼び鈴が鳴った。
「来られたみたいですね」
玄関へと向かうと、フィリクス様がやってきていた。
しかし前回と違うのは、今日は帯剣しているということ。
「フィリクス様、来ていただきありがとうございます」
「あぁ」
「今日はお伝えしていた通りに、外へ……」
実は今日、フィリクス様と私は外へと出ていく予定だ。
それはなぜか?
魔物肉の在庫が切れたので、共に魔物を狩りに行くからだ。
「ではさっそく向かいますか」
「あぁ、その前に紹介をしておかないとな。レックス、こっちだ」
フィリクス様が背後へと声をかければ、一人の騎士が走ってくる。
珍しい赤い髪に、整えられた顔立ちには犬のように快活な笑みを浮かべる男性。
エミネと同年代ぐらいだろうか……レックスと呼ばれた彼は敬礼をとる。
「はじめまして! フィリクス辺境伯様に仕える騎士であるレックスと申します!」
「は、はじめまして。フィリクス様、彼は?」
「こいつは辺境伯領で唯一……俺の友人でもある」
「フィリクス様とは若い頃から一緒でしたからね。力があるからって関係は変わらないですよ」
どうやらフィリクス様にも、私にとってのエミネのような理解者がいるのだろう。
たった一人でも、傍に誰か居るのは安心できるものだ。
「それでフィリクス様、彼を連れてきたわけは?」
「前回、君たちの屋敷にやってきた者達については調査中だが……また増援が来る可能性はある。その際に俺達が不在で侍女が一人では不安だろう? せめて今回の外出の間だけでもと護衛を頼んだ」
なるほど、そこまで気を回してもらえるなんてありがたい。
レックスという騎士はペコリと挨拶をしつつ、「お屋敷の護衛はお任せください」と明るく言う。
「レックスは辺境伯領では選りすぐりの騎士だ。護衛として充分なはずだ」
「フィリクス様には敵いませんがね。お任せください」
「ありがたいお話です。頼めますか?」
「もちろんです!」
「そう言う事よエミネ、私達が不在の間はレックスさんと共に……」
エミネに伝えようと振り返ると、彼女は頬を紅潮させてぼうっとしている。
視線の先はレックスへと向けられて惚けているのだ。
「エミネ、エミネ?」
「あ、え! は、はい」
「留守をレックスさんと頼みますね」
「わ、わわ。分かりました!」
慌てているが、その視線はレックスへと向けられて離れない。
これは……もしかして一目惚れというものか?
「…………ビビっときたのね」
小声でエミネに語りかければ、彼女は赤面しつつコクコクと何度もうなずいた。
なんだか面白い反応に笑ってしまうが、からかい過ぎるのも良くないだろう。
「では、私とフィリクス様は出ますね。屋敷をお願いします」
「分かりました! お任せください!」
送り出してくれるレックスへと頭を下げながら、フィリクス様と歩き出していく。
後方ではエミネの上ずった声が聞こえた。
「さ、さむくないですか? 紅茶をお出ししますので……中へ!」
「ありがとうございます。いただきます!」
なんだか微笑ましい二人だ。
エミネがあそこまで男性に緊張しているのも珍しい。
恋とは……そうなるものなのだろうか。
「行こうか」
「あ……はい。行きましょう」
フィリクス様に呼ばれて、止めていた足を動かす。
どうして今さら、恋がどうかとか、そんな事を考えていたのだろうか。
不思議に思いながら、今は彼との時間に集中しないと……
「すまないな、二人きりになりたいとの要望を叶えてもらえて」
そう、今回は彼の要望で二人きりになる時間を設けている。
エミネには聞かせられない話だろうか。
だから私の提案で、今日は魔物を狩りに向かうのだ。
「いえ……私もちょうどフィリクス様と魔物を狩りたいと思っていたので」
「あぁ、もちろん協力させてもらう。美味い食事のためだ」
「それで、二人で話したい事とは?」
「魔物憑きについてだ」
二人で雪道を歩きながら、フィリクス様は話をしてくれた。
自身が幼い頃に魔物憑きだと知られた際、多くの学者たちに研究された過去を……
「あの頃は、本当に大勢に調べられた」
「大変ですね……」
「今はもうおぼろげな記憶だ。だけどつい最近、君の領民申請を再度確認した際に気付いた事がある」
「気付いた事ですか?」
「あぁ、領民申請の際には身分証明のために両親の名を記す必要があるだろう? 離婚していても同じだ」
「そうですね。ですが……それとなんの関係が?」
降り続ける雪の中で、フィリクス様は少しだけ沈黙した後に言葉を続けた。
「君の母は、リエンネという名だな」
「はい……そうですが」
「思い出したんだ。過去に魔物憑きの研究で来ていた際に、唯一の女性がいた事を」
「え……」
「魔物憑き研究者の補助員として働いていた。その女性の名も……リエンネだったはずだ」
私の母である可能性はあるが、確証はない。
だからフィリクス様は二人きりの時に話してくれたのだろう。
「あ、ありえません。母は魔物憑きを嫌っており、私を置いて行くほどでしたから」
「俺もそう思う。だが一応は情報共有をさせてもらう」
母が魔物憑きについて調べている?
その可能性は……本当にあるだろうか。
「……」
「すまないな。余計な話をした。気分を変えるよう」
フィリクス様の言葉にハッと意識を取り戻す。
そうだ、考えたって仕方がない。
だから今は、彼との時間に集中しよう。
あれから彼がまた来訪するとの知らせを聞いて、エミネが心配そうに語りかける。
「今日もフィリクス様とお会いなさるのですか?」
「えぇ、今日も来てくれるそうよ」
「……嬉しそうですね、お嬢様」
エミネの言葉に振り返れば、彼女は微笑んで言葉を続けた。
「楽しそうで、私は少し安心しております」
「た、楽しそうに見えるかしら」
「えぇ、私はずっとお傍に居ましたから分かります。最近のお嬢様は上機嫌だと」
自分では気付かなかったけれど、エミネには分かるらしい。
なんだか気恥ずかしい。
「私はお傍に居る事はできますが、お嬢様の本当の理解者にはなれません。だからこそ同じ境遇のフィリクス様との出会いはお嬢様にとって特別なのでしょう」
「エミネ……そんなことは」
「いえ、事実です。私はお嬢様のように力で解決する方法などちっとも理解できないので。隠す方のハラハラも知らないですものね」
「う……謝るわよ」
「ふふ、冗談です。本当に嬉しいのですよ……きっと旦那様も喜んでくださるはずです」
エミネの笑みに釣られるように、私も笑ってしまう。
ずっと傍で見守ってくれていたエミネがそう言ってくれるなら、フィリクス様との出会いは良いものだと改めて思えた。
「それにしても、お嬢様は男性と仲良くなれて羨ましいですよ」
「別に……まだ仲良くなどなっていません。本当に偶然に出会っただけだから」
「それがいいのですよ! 私だって運命の男性と出会いたいものです。両親から結婚をせがまれて帰るたびに縁談をするのも疲れました」
「いい相手が来てくれるならいい事よ」
「ぜんぜんいい相手じゃないです! みーんな仕事を辞めて家で給仕をしろなんて望むんですよ!」
「貴方は働きたいのね」
「もちろんです! それに……ビビッとくる相手と出会いたいじゃないですかぁ」
エミネは働く事に生きがいを感じると言っていたので、結婚すれば職を辞める事を望む男性が多いのが不満なのだ。
彼女の苦悩? 愚痴? を聞いていると、玄関扉の呼び鈴が鳴った。
「来られたみたいですね」
玄関へと向かうと、フィリクス様がやってきていた。
しかし前回と違うのは、今日は帯剣しているということ。
「フィリクス様、来ていただきありがとうございます」
「あぁ」
「今日はお伝えしていた通りに、外へ……」
実は今日、フィリクス様と私は外へと出ていく予定だ。
それはなぜか?
魔物肉の在庫が切れたので、共に魔物を狩りに行くからだ。
「ではさっそく向かいますか」
「あぁ、その前に紹介をしておかないとな。レックス、こっちだ」
フィリクス様が背後へと声をかければ、一人の騎士が走ってくる。
珍しい赤い髪に、整えられた顔立ちには犬のように快活な笑みを浮かべる男性。
エミネと同年代ぐらいだろうか……レックスと呼ばれた彼は敬礼をとる。
「はじめまして! フィリクス辺境伯様に仕える騎士であるレックスと申します!」
「は、はじめまして。フィリクス様、彼は?」
「こいつは辺境伯領で唯一……俺の友人でもある」
「フィリクス様とは若い頃から一緒でしたからね。力があるからって関係は変わらないですよ」
どうやらフィリクス様にも、私にとってのエミネのような理解者がいるのだろう。
たった一人でも、傍に誰か居るのは安心できるものだ。
「それでフィリクス様、彼を連れてきたわけは?」
「前回、君たちの屋敷にやってきた者達については調査中だが……また増援が来る可能性はある。その際に俺達が不在で侍女が一人では不安だろう? せめて今回の外出の間だけでもと護衛を頼んだ」
なるほど、そこまで気を回してもらえるなんてありがたい。
レックスという騎士はペコリと挨拶をしつつ、「お屋敷の護衛はお任せください」と明るく言う。
「レックスは辺境伯領では選りすぐりの騎士だ。護衛として充分なはずだ」
「フィリクス様には敵いませんがね。お任せください」
「ありがたいお話です。頼めますか?」
「もちろんです!」
「そう言う事よエミネ、私達が不在の間はレックスさんと共に……」
エミネに伝えようと振り返ると、彼女は頬を紅潮させてぼうっとしている。
視線の先はレックスへと向けられて惚けているのだ。
「エミネ、エミネ?」
「あ、え! は、はい」
「留守をレックスさんと頼みますね」
「わ、わわ。分かりました!」
慌てているが、その視線はレックスへと向けられて離れない。
これは……もしかして一目惚れというものか?
「…………ビビっときたのね」
小声でエミネに語りかければ、彼女は赤面しつつコクコクと何度もうなずいた。
なんだか面白い反応に笑ってしまうが、からかい過ぎるのも良くないだろう。
「では、私とフィリクス様は出ますね。屋敷をお願いします」
「分かりました! お任せください!」
送り出してくれるレックスへと頭を下げながら、フィリクス様と歩き出していく。
後方ではエミネの上ずった声が聞こえた。
「さ、さむくないですか? 紅茶をお出ししますので……中へ!」
「ありがとうございます。いただきます!」
なんだか微笑ましい二人だ。
エミネがあそこまで男性に緊張しているのも珍しい。
恋とは……そうなるものなのだろうか。
「行こうか」
「あ……はい。行きましょう」
フィリクス様に呼ばれて、止めていた足を動かす。
どうして今さら、恋がどうかとか、そんな事を考えていたのだろうか。
不思議に思いながら、今は彼との時間に集中しないと……
「すまないな、二人きりになりたいとの要望を叶えてもらえて」
そう、今回は彼の要望で二人きりになる時間を設けている。
エミネには聞かせられない話だろうか。
だから私の提案で、今日は魔物を狩りに向かうのだ。
「いえ……私もちょうどフィリクス様と魔物を狩りたいと思っていたので」
「あぁ、もちろん協力させてもらう。美味い食事のためだ」
「それで、二人で話したい事とは?」
「魔物憑きについてだ」
二人で雪道を歩きながら、フィリクス様は話をしてくれた。
自身が幼い頃に魔物憑きだと知られた際、多くの学者たちに研究された過去を……
「あの頃は、本当に大勢に調べられた」
「大変ですね……」
「今はもうおぼろげな記憶だ。だけどつい最近、君の領民申請を再度確認した際に気付いた事がある」
「気付いた事ですか?」
「あぁ、領民申請の際には身分証明のために両親の名を記す必要があるだろう? 離婚していても同じだ」
「そうですね。ですが……それとなんの関係が?」
降り続ける雪の中で、フィリクス様は少しだけ沈黙した後に言葉を続けた。
「君の母は、リエンネという名だな」
「はい……そうですが」
「思い出したんだ。過去に魔物憑きの研究で来ていた際に、唯一の女性がいた事を」
「え……」
「魔物憑き研究者の補助員として働いていた。その女性の名も……リエンネだったはずだ」
私の母である可能性はあるが、確証はない。
だからフィリクス様は二人きりの時に話してくれたのだろう。
「あ、ありえません。母は魔物憑きを嫌っており、私を置いて行くほどでしたから」
「俺もそう思う。だが一応は情報共有をさせてもらう」
母が魔物憑きについて調べている?
その可能性は……本当にあるだろうか。
「……」
「すまないな。余計な話をした。気分を変えるよう」
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