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第33話 店員さんが張り切りすぎちゃってるんだがぁ?
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㉝
ありゃ、なんか人だかりが。これは、フィアたち目当てかな?
「にゃぁ?」
「君たちも入っていいってさ」
「にゃぁっ」
嬉しそうだねぇ。そして周りは残念そうだ。
店の中までついてこない良識ある人々だったようだねぇ。
フィアたちが嬉しそうなのは、ああ、なるほど。鬱陶しいけど下手に振り払うと怪我させるかもしれなくて、為すがままになっていたと。
それはなんというか、お疲れ様だねぇ。
「にゃっ」
「え、ベーコン? お店の中じゃさすがにあげられないから、出たらね」
「んにゃぁ……」
ごめんよぉ?
それで、えっと、リリアたちは……。
「気のせいかねぇ? なんだか歩く服の山が見えた気がしたんだけど」
「にゃ」
「やっぱり気のせいじゃない? でもあれ、リリアがいたあたりなんだよねぇ?」
ていうことは、今からあれ全部着させられるのか。
……うん、まぁ、頑張ってほしいねぇ。
「あ、お父さん! 今ちょうど、この子に似合いそうな服を選び終えたところです! やっぱり可愛い子はいいですね、腕がなりましたよ!」
「えっと、それは良かったです」
店員さんが妙につやつやしてるのはそういうことかぁ。素材がいいと腕がなるって意味じゃぁ、僕もちょっと気持ちが分かってしまうねぇ。
神鉄を使う時とか、ハイになってる自覚あるもの。たぶんそういう感じなんだろうねぇ?
しかし、リリアはやっぱり美少女の部類なんだねぇ。これは学園でレイ君のライバルが大量発生するんじゃないかい?
ジョブに就いて傭兵登録できるようになったら追いかけるって言ってたけど、間に合うかねぇ?
まぁ、まったく里帰りしない訳じゃないはずだし、まだチャンスはあるね。頑張れ、少年。
お、一着目の着替えが終わったみたいだねぇ。全部で何着あるか知らないけど。
「ど、どうですか?」
「うん、可愛いんじゃないかなぁ、ちょっとお嬢様っぽいねぇ」
青基調なのは、瞳の色に合わせたのかな。金髪によく映えてる。
この格好なら、後ろ髪を下ろしてもいいかもしれないねぇ。普段は邪魔にならないように後ろで結んでるみたいだけど。
「これは最近はやりの服、定番ですけど、ちょっと宣材にほしいくらいに似合ってますねー! こちらのブーツを合わせてもいいかもしれません!」
ブーツねぇ。たしかに、旅用の靴しか持ってなかったはずだねぇ?
それも買ってあげた方がいいか。
昔誰かが、オシャレは足元から! って言ってたような気がするし。
「では次はこちらですね!」
「は、はい!」
しかし元気なお姉さんだねぇ。リリアも言われるがままだよ。レイ君たちの捜索にダンジョンまで付いてきたときの気迫はどこへ行ったのやら。
「着替えました、けど……」
「こちら、運動にも丁度いいパンツスタイルです! 今の髪型にも合ったカッコいい系の服を選んでみました!」
「さっきとはずいぶん印象が違うねぇ。いいんじゃないかい?」
上は白の、ブラウスだっけ? 呼び方が合ってるかは分からないけど、裾をズボンに入れるとこんな感じになるんだねぇ。
これならフィアに跨るのも困らなそうだ。
「本当ですか?」
「にゃ!」
「んにゃ!
「フィアたちも褒めてるよ」
ちゃんと嬉しそうで安心だねぇ。
ていうか、この感じでずっと続くのかねぇ?
まだそこで服が山になってるんだけども。親父もこんな感じで母さんの買い物に付き合ってたのかねぇ……?
「さぁ、じゃんじゃんいきましょう!」
うん、続くらしいねぇ……。
「――ふぅ。もうすっかり夕方だねぇ」
まさか服を買うだけでこんなにかかるとはねぇ。なんだか、毎回毎回、店を出るたびに溜め息を吐いてる気がするよ。歳かねぇ?
「えっと、すみません。全部買ってもらっちゃって。それに、マジックバックまで」
「ああ、いいのいいの。入学祝いだからねぇ」
村にいたら一生目にすることのないような数字にはなってたけど。
「僕ぁこうみえて、けっこうお金持ってるんだよ? そのマジックバッグはお手製だしねぇ」
たぶん、国が買えるくらいあるんじゃないかなぁ?
ゲーム時代の単位より下ができてたから、当時より価値上がってるし。
カルドとシルドだっけ? ゲーム時代の通貨単位がゴルドだから、カッパー、シルバー、ゴールドって感じなんだろうねぇ。
「とりあえず、宿に向かおうか。晩御飯は宿で食べるとして、あとは必要なものを見かけたら買うって感じで」
「分かりました」
「にゃ!」
え、ああ、ベーコンね。はいはい。
「んにゃぁ。ゴロゴロ」
美味しそうで何よりっと。
しかし、この街にしばらく滞在するのかなぁ。なんだか若さでキラキラしてて、おじさん疲れちゃいそうだねぇ。
ずっと初期村の森の中で暮らしてたせいもあるんだろうけど、もう少し落ち着いた環境がいいねぇ。
フィアたちもちょっと窮屈そうだし、やっぱり作ろうか。第二秘密基地。うん、そうしよう。
ともかく、今日は疲れた。今後の予定は、帰ってから話し合おうかなぁ。
ありゃ、なんか人だかりが。これは、フィアたち目当てかな?
「にゃぁ?」
「君たちも入っていいってさ」
「にゃぁっ」
嬉しそうだねぇ。そして周りは残念そうだ。
店の中までついてこない良識ある人々だったようだねぇ。
フィアたちが嬉しそうなのは、ああ、なるほど。鬱陶しいけど下手に振り払うと怪我させるかもしれなくて、為すがままになっていたと。
それはなんというか、お疲れ様だねぇ。
「にゃっ」
「え、ベーコン? お店の中じゃさすがにあげられないから、出たらね」
「んにゃぁ……」
ごめんよぉ?
それで、えっと、リリアたちは……。
「気のせいかねぇ? なんだか歩く服の山が見えた気がしたんだけど」
「にゃ」
「やっぱり気のせいじゃない? でもあれ、リリアがいたあたりなんだよねぇ?」
ていうことは、今からあれ全部着させられるのか。
……うん、まぁ、頑張ってほしいねぇ。
「あ、お父さん! 今ちょうど、この子に似合いそうな服を選び終えたところです! やっぱり可愛い子はいいですね、腕がなりましたよ!」
「えっと、それは良かったです」
店員さんが妙につやつやしてるのはそういうことかぁ。素材がいいと腕がなるって意味じゃぁ、僕もちょっと気持ちが分かってしまうねぇ。
神鉄を使う時とか、ハイになってる自覚あるもの。たぶんそういう感じなんだろうねぇ?
しかし、リリアはやっぱり美少女の部類なんだねぇ。これは学園でレイ君のライバルが大量発生するんじゃないかい?
ジョブに就いて傭兵登録できるようになったら追いかけるって言ってたけど、間に合うかねぇ?
まぁ、まったく里帰りしない訳じゃないはずだし、まだチャンスはあるね。頑張れ、少年。
お、一着目の着替えが終わったみたいだねぇ。全部で何着あるか知らないけど。
「ど、どうですか?」
「うん、可愛いんじゃないかなぁ、ちょっとお嬢様っぽいねぇ」
青基調なのは、瞳の色に合わせたのかな。金髪によく映えてる。
この格好なら、後ろ髪を下ろしてもいいかもしれないねぇ。普段は邪魔にならないように後ろで結んでるみたいだけど。
「これは最近はやりの服、定番ですけど、ちょっと宣材にほしいくらいに似合ってますねー! こちらのブーツを合わせてもいいかもしれません!」
ブーツねぇ。たしかに、旅用の靴しか持ってなかったはずだねぇ?
それも買ってあげた方がいいか。
昔誰かが、オシャレは足元から! って言ってたような気がするし。
「では次はこちらですね!」
「は、はい!」
しかし元気なお姉さんだねぇ。リリアも言われるがままだよ。レイ君たちの捜索にダンジョンまで付いてきたときの気迫はどこへ行ったのやら。
「着替えました、けど……」
「こちら、運動にも丁度いいパンツスタイルです! 今の髪型にも合ったカッコいい系の服を選んでみました!」
「さっきとはずいぶん印象が違うねぇ。いいんじゃないかい?」
上は白の、ブラウスだっけ? 呼び方が合ってるかは分からないけど、裾をズボンに入れるとこんな感じになるんだねぇ。
これならフィアに跨るのも困らなそうだ。
「本当ですか?」
「にゃ!」
「んにゃ!
「フィアたちも褒めてるよ」
ちゃんと嬉しそうで安心だねぇ。
ていうか、この感じでずっと続くのかねぇ?
まだそこで服が山になってるんだけども。親父もこんな感じで母さんの買い物に付き合ってたのかねぇ……?
「さぁ、じゃんじゃんいきましょう!」
うん、続くらしいねぇ……。
「――ふぅ。もうすっかり夕方だねぇ」
まさか服を買うだけでこんなにかかるとはねぇ。なんだか、毎回毎回、店を出るたびに溜め息を吐いてる気がするよ。歳かねぇ?
「えっと、すみません。全部買ってもらっちゃって。それに、マジックバックまで」
「ああ、いいのいいの。入学祝いだからねぇ」
村にいたら一生目にすることのないような数字にはなってたけど。
「僕ぁこうみえて、けっこうお金持ってるんだよ? そのマジックバッグはお手製だしねぇ」
たぶん、国が買えるくらいあるんじゃないかなぁ?
ゲーム時代の単位より下ができてたから、当時より価値上がってるし。
カルドとシルドだっけ? ゲーム時代の通貨単位がゴルドだから、カッパー、シルバー、ゴールドって感じなんだろうねぇ。
「とりあえず、宿に向かおうか。晩御飯は宿で食べるとして、あとは必要なものを見かけたら買うって感じで」
「分かりました」
「にゃ!」
え、ああ、ベーコンね。はいはい。
「んにゃぁ。ゴロゴロ」
美味しそうで何よりっと。
しかし、この街にしばらく滞在するのかなぁ。なんだか若さでキラキラしてて、おじさん疲れちゃいそうだねぇ。
ずっと初期村の森の中で暮らしてたせいもあるんだろうけど、もう少し落ち着いた環境がいいねぇ。
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ともかく、今日は疲れた。今後の予定は、帰ってから話し合おうかなぁ。
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