61 / 126
二章 祐介の為に
第61話 池の試練・序
しおりを挟む
㉔
一瞬の浮遊感が過ぎ去ると、辺りの景色は一変した。確かに明るくはあるのだが、その光は上から降り注ぐものではない。そう思って仰ぎ見れば、満天の星空がそこに広がっていた。雲一つない夜空に月は無い。天に座す川の流れに沿って視線を下ろすと、地平線を超えてそれは続いていた。
――違う。これは、池?
その不自然さに大地を浸食する空へ目を凝らして気がついた。それは池の水面に映る虚像であると。池の中央付近が泉となっているが、その波は小さく、すぐに消えて鏡面を保っていた。
「ここが、『星見の池』……」
陽菜の呟きに応える者はいない。先に入ったナイルの姿はなく、奥にある池のほかは夜を思わせる水晶の木々に囲まれた広場があるだけだった。水晶は黒から青紫へとグラデーションしており、朱里たちも思わず見惚れてしまう。
「何も起きない、ね……?」
「そう、だね……」
暫く周囲の様子を伺っていた朱里たちだったが、何かが起きる様子はない。翔と陽菜が互いに目を合わせてそう確認する。その後ろで警戒を続けていた朱里も、一度息を吐いて少しだけ気を緩める。
「とりあえず池まで近づいてみますかー?」
「……そうだね。そうしよう」
濃紺の砂の地面を踏みしめ、辺りの気配を探りつつ一番奥にある池へと近づいて行く。しかし静まり返ったその世界に命の気配を感じられないまま鏡の縁までたどり着いた。その時だった。
星空がうねった。
一つの大きな波紋が岸辺に当たって跳ね返り、消える。その時そこに星々の煌めきは無く、代わりに全てを塗りつぶすような白が溢れだした。
朱里たちを飲み込んで夜の世界を染めた白は唐突に消え去る。そして細めていた目を開け、元の星空に戻った池を視界に納めると同時に彼女たちが感じたのは急激な魔力の高まり。直後、そこには無数の気配があった。
「そう言う事ね……!」
「皆、池を背にして戦闘準備! たぶん、連戦!」
振り返ると、周囲には数えるのも馬鹿らしくなるほどの魔物のの群れに囲われていた。
光源が何かも分からないまま武器を構え直し、隊列を組む。池から少し離れて後衛二人を中心に翔、朱里、陽菜が三方を向く形だ。
――砂漠鬣犬に毒刃蝙蝠、それに鬼蜘蛛猿。あっちにいるのは魔狼ね。今まで戦った事のある魔物ばかり……。でも、
「みんな、見た目に惑わされないで! 記憶にあるより少し気配が大きい!」
翔の呼びかけに頷く四人。と同時に、魔物たちが一斉に動き出した。
まず飛び出したのは魔狼や砂漠鬣犬といった四足歩行の魔物たちだ。やや遅れて、周囲を気にしなくていい飛行型の魔物が記憶にあるよりも少しだけ、しかし明らかに早いスピードで近づいてくる。
「煉二、寧音、上は任せたよ! [風爆]!」
「ああ! 疾く奔れ[雷矢]!」
魔狼の鼻先で空気の塊が弾け、一条の雷が空を照らして毒刃蝙蝠たちを焼く。そうして生れた空間はしかし、一呼吸の後に埋まって消え去った。それでも地上の魔物たちの勢いを止めるには十分だった。突然の閃光に夜目の利く魔物たちは目を細めて怯む。
そこへ飛来し数体纏めて貫いたのは、朱里の『翡翠』。多少強化されているとはいえ、DランクやCランク程度の魔物を仕留めるに足りないことはない。
そうしている間にも飛行型の魔物が目の前まで迫っている。頭上から急降下してきたそれらを翔は一歩下がって通過していくところを切り捨て、陽菜は魔法で撃ち落とす。それを気配のみで感じながら朱里は頭上へと槍を振るった。
今三人は後衛の煉二たちから大きく距離を取った位置に展開しているが、それは二人ならばBランクまでは問題なく対処できると知っているからだ。それだけみっちりと後衛としての近接戦闘を仕込まれている。それを示すように、朱里の後方でいくつもの魔物の気配が消える。
「煉二! 俺のいる方向に大きいの用意して!」
「ああ! 五秒後に下がれ!」
朱里の隣で剣を振るっていた翔は迫りくる魔物の波の、さらに奥をキッと睨んでいる。気配をたどれば、確かにBランクの魔物が多い。加えて何かよくわからない違和感を朱里は感じた。
――煉二も翔も何かわかってる。という事は魔力系ね。
魔力の異変につい先ほどの現象が頭を過る。即ち、新たな魔物の召喚だ。
思わず舌打ちを漏らした朱里を責められる人間はいない。現状でさえ倒しても倒しても数の減っている気がしないというのに、更に追加が来るのだ。
「五秒!」
翔の叫びに合わせ、槍を大きく振るいながら後ろへ跳ぶ。
「――の怒りを解き放て、[水蒸気爆発]!」
その声と同時に響いたのは、耳をつんざく爆発音。数多の魔物がバラバラに弾き飛ばされるのを顔を庇った腕の影から確認した直後、肌に熱と水に濡れる感覚を覚える。
――これって……。
今起きた現象に朱里は覚えがあった。いや、朱里だけではない。
「今の、アルジェさんの!?」
「そうですよー、煉二君、ずっと練習してたんですよー!」
翔に対して何故かどや顔をして旨を張る寧音。彼女の横で煉二は頬を染め、人差し指で眼鏡を押し上げる。費用対効果の大きい魔法として見せられていたそれは、単純な仕組みのものだ。しかしパーティで使うには制御に気を使わなければならない。それをこのタイミングで使えたのは彼の自身の表れだったのだろう。
仲間の成長を喜びつつ、誰も魔物たちから意識は外さない。今の魔法で新たに召喚された援軍の大半を撃破出来た。生き残った個体も小さくない傷を受けているものばかりだ。その中でただ一体、平然と佇む影があった。
「強襲虎! 一気に仕留めるわ! 援護よろしく!」
仲間の了承の声を背に、朱里は駆けだす。自身を追い越した魔法が道を切り開く。その道を疾駆する彼女の槍は銀光に包まれており、脅威を感じ取った魔物たちの動きが鈍った。
そんな中強襲虎のみは姿勢を低くし威嚇の声を上げると、そのまま敵へと飛び掛かる。
「朱里ちゃん、そのまま!」
その声に従うのに抵抗はなかった。朱里自身驚いたのだが、不思議なくらいにすんなりとその声を信じることが出来た。以前と同じその感覚は、とても心地の良いもので、槍の銀光がよりいっそう強くなる。
強烈な光が迸った。背を向ける朱里に影響はない。しかしそれを直視した虎は余りの眩しさに目を閉じてしまった。少し逸れた朱里の動きに気づくことなく虎の狂爪は通り過ぎていく。
そして、一閃。
下方から振るわれた槍は白い線を虎の首にくっきりと刻んだ。土色の頭部がゆっくりと落ちていく。それを視界の端に収めながら、朱里は元の位置まで下がった。
「陽菜、ナイス!」
「朱里ちゃんも!」
互いに笑顔を向ける。向けられる。それを嬉しく思えた自分に、朱里は安堵した。
「次の召喚が来る! 気を抜かないで!」
周囲に現れた魔力の高まりは三つ。改めて気を引き締め直す。
――このまま、押し切る!
いつまで続くかも分からない闘い。しかし少年少女の瞳には希望と闘志の炎が赤々と燃えていた。
一瞬の浮遊感が過ぎ去ると、辺りの景色は一変した。確かに明るくはあるのだが、その光は上から降り注ぐものではない。そう思って仰ぎ見れば、満天の星空がそこに広がっていた。雲一つない夜空に月は無い。天に座す川の流れに沿って視線を下ろすと、地平線を超えてそれは続いていた。
――違う。これは、池?
その不自然さに大地を浸食する空へ目を凝らして気がついた。それは池の水面に映る虚像であると。池の中央付近が泉となっているが、その波は小さく、すぐに消えて鏡面を保っていた。
「ここが、『星見の池』……」
陽菜の呟きに応える者はいない。先に入ったナイルの姿はなく、奥にある池のほかは夜を思わせる水晶の木々に囲まれた広場があるだけだった。水晶は黒から青紫へとグラデーションしており、朱里たちも思わず見惚れてしまう。
「何も起きない、ね……?」
「そう、だね……」
暫く周囲の様子を伺っていた朱里たちだったが、何かが起きる様子はない。翔と陽菜が互いに目を合わせてそう確認する。その後ろで警戒を続けていた朱里も、一度息を吐いて少しだけ気を緩める。
「とりあえず池まで近づいてみますかー?」
「……そうだね。そうしよう」
濃紺の砂の地面を踏みしめ、辺りの気配を探りつつ一番奥にある池へと近づいて行く。しかし静まり返ったその世界に命の気配を感じられないまま鏡の縁までたどり着いた。その時だった。
星空がうねった。
一つの大きな波紋が岸辺に当たって跳ね返り、消える。その時そこに星々の煌めきは無く、代わりに全てを塗りつぶすような白が溢れだした。
朱里たちを飲み込んで夜の世界を染めた白は唐突に消え去る。そして細めていた目を開け、元の星空に戻った池を視界に納めると同時に彼女たちが感じたのは急激な魔力の高まり。直後、そこには無数の気配があった。
「そう言う事ね……!」
「皆、池を背にして戦闘準備! たぶん、連戦!」
振り返ると、周囲には数えるのも馬鹿らしくなるほどの魔物のの群れに囲われていた。
光源が何かも分からないまま武器を構え直し、隊列を組む。池から少し離れて後衛二人を中心に翔、朱里、陽菜が三方を向く形だ。
――砂漠鬣犬に毒刃蝙蝠、それに鬼蜘蛛猿。あっちにいるのは魔狼ね。今まで戦った事のある魔物ばかり……。でも、
「みんな、見た目に惑わされないで! 記憶にあるより少し気配が大きい!」
翔の呼びかけに頷く四人。と同時に、魔物たちが一斉に動き出した。
まず飛び出したのは魔狼や砂漠鬣犬といった四足歩行の魔物たちだ。やや遅れて、周囲を気にしなくていい飛行型の魔物が記憶にあるよりも少しだけ、しかし明らかに早いスピードで近づいてくる。
「煉二、寧音、上は任せたよ! [風爆]!」
「ああ! 疾く奔れ[雷矢]!」
魔狼の鼻先で空気の塊が弾け、一条の雷が空を照らして毒刃蝙蝠たちを焼く。そうして生れた空間はしかし、一呼吸の後に埋まって消え去った。それでも地上の魔物たちの勢いを止めるには十分だった。突然の閃光に夜目の利く魔物たちは目を細めて怯む。
そこへ飛来し数体纏めて貫いたのは、朱里の『翡翠』。多少強化されているとはいえ、DランクやCランク程度の魔物を仕留めるに足りないことはない。
そうしている間にも飛行型の魔物が目の前まで迫っている。頭上から急降下してきたそれらを翔は一歩下がって通過していくところを切り捨て、陽菜は魔法で撃ち落とす。それを気配のみで感じながら朱里は頭上へと槍を振るった。
今三人は後衛の煉二たちから大きく距離を取った位置に展開しているが、それは二人ならばBランクまでは問題なく対処できると知っているからだ。それだけみっちりと後衛としての近接戦闘を仕込まれている。それを示すように、朱里の後方でいくつもの魔物の気配が消える。
「煉二! 俺のいる方向に大きいの用意して!」
「ああ! 五秒後に下がれ!」
朱里の隣で剣を振るっていた翔は迫りくる魔物の波の、さらに奥をキッと睨んでいる。気配をたどれば、確かにBランクの魔物が多い。加えて何かよくわからない違和感を朱里は感じた。
――煉二も翔も何かわかってる。という事は魔力系ね。
魔力の異変につい先ほどの現象が頭を過る。即ち、新たな魔物の召喚だ。
思わず舌打ちを漏らした朱里を責められる人間はいない。現状でさえ倒しても倒しても数の減っている気がしないというのに、更に追加が来るのだ。
「五秒!」
翔の叫びに合わせ、槍を大きく振るいながら後ろへ跳ぶ。
「――の怒りを解き放て、[水蒸気爆発]!」
その声と同時に響いたのは、耳をつんざく爆発音。数多の魔物がバラバラに弾き飛ばされるのを顔を庇った腕の影から確認した直後、肌に熱と水に濡れる感覚を覚える。
――これって……。
今起きた現象に朱里は覚えがあった。いや、朱里だけではない。
「今の、アルジェさんの!?」
「そうですよー、煉二君、ずっと練習してたんですよー!」
翔に対して何故かどや顔をして旨を張る寧音。彼女の横で煉二は頬を染め、人差し指で眼鏡を押し上げる。費用対効果の大きい魔法として見せられていたそれは、単純な仕組みのものだ。しかしパーティで使うには制御に気を使わなければならない。それをこのタイミングで使えたのは彼の自身の表れだったのだろう。
仲間の成長を喜びつつ、誰も魔物たちから意識は外さない。今の魔法で新たに召喚された援軍の大半を撃破出来た。生き残った個体も小さくない傷を受けているものばかりだ。その中でただ一体、平然と佇む影があった。
「強襲虎! 一気に仕留めるわ! 援護よろしく!」
仲間の了承の声を背に、朱里は駆けだす。自身を追い越した魔法が道を切り開く。その道を疾駆する彼女の槍は銀光に包まれており、脅威を感じ取った魔物たちの動きが鈍った。
そんな中強襲虎のみは姿勢を低くし威嚇の声を上げると、そのまま敵へと飛び掛かる。
「朱里ちゃん、そのまま!」
その声に従うのに抵抗はなかった。朱里自身驚いたのだが、不思議なくらいにすんなりとその声を信じることが出来た。以前と同じその感覚は、とても心地の良いもので、槍の銀光がよりいっそう強くなる。
強烈な光が迸った。背を向ける朱里に影響はない。しかしそれを直視した虎は余りの眩しさに目を閉じてしまった。少し逸れた朱里の動きに気づくことなく虎の狂爪は通り過ぎていく。
そして、一閃。
下方から振るわれた槍は白い線を虎の首にくっきりと刻んだ。土色の頭部がゆっくりと落ちていく。それを視界の端に収めながら、朱里は元の位置まで下がった。
「陽菜、ナイス!」
「朱里ちゃんも!」
互いに笑顔を向ける。向けられる。それを嬉しく思えた自分に、朱里は安堵した。
「次の召喚が来る! 気を抜かないで!」
周囲に現れた魔力の高まりは三つ。改めて気を引き締め直す。
――このまま、押し切る!
いつまで続くかも分からない闘い。しかし少年少女の瞳には希望と闘志の炎が赤々と燃えていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!
ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる