24 / 54
第3章
第二十四話「不満」
しおりを挟む
クーラを仲間にした。
もう、何も言いたくはない。
仲間が多すぎて。
俺達は濾した海水をドーブルに持っていった。
「よぉ、お前さん。大丈夫だったか?」
「えぇ。まぁ。」
全然大丈夫じゃなかったけど。
「それより例のアレはどうなるんだ!?」
「あぁ、それなら火と鍋を貸してください。」
「あぁ、別にかまわねぇが何に使うだ?」
「これから塩を作ります」
「シオ!? なんじゃそりゃ?」
ヨウ風塩の作り方
まず始めに鍋に濾した海水を入れます。
火をつけます。
海水が白くパラパラになったら完成です。
「ほぇこんなもんがシオって言うやつかい」
「はい、試しに串焼きにかけてみてください」
「まぁお前さんが言うんだ。信じてみるけっど……」
そう言いながらも店主は塩をかけた串焼きを1本食べた。
店主は食べたあとしばらく動きが固まった。
「だ、大丈夫ですか? 口に合わなかったですか?」
「……う、うまぃ……う、うめぇぇぇぇぇ!!」
店主は感極まって叫びながら涙をこぼしていた。
「なんだ?」
店主の声に釣られたのか商店街で買い物をしていた客がドーブルに集まってきた。
「おっちゃん! なんだそれ!? うまいのか!?」
「あぁ! もちろん!」
「なら! 俺、オークの串焼き3本!」
「私はブーフの串焼きとオークの串焼き一本ずつ!」
串焼きドーブルは商店街が一躍有名になり王都の名物店になったのは後の話。
少し前の話になるがこれで俺も金銭感覚はわかってきた。
この世界では大体、このような金額になっている。
金貨1枚=10000円
銀貨1枚=1000円
銅貨1枚=100円
鉄貨1枚=10円
鉄屑1枚=1円
今思うと串焼き1本に9000円もあったのか。
やっぱ日本より高ぇな。
だが、これで俺はドーブルの串焼きがタダになった。
しばらく食費は浮かせられるな。
そして俺達呑尾蛇は宿屋に戻った
「ダックさん、俺、従者がいるので一部屋分多めでもいいですか?」
「あぁ! いいぞ!」
「ありがとうございます!!」
俺は部屋に行った。
部屋に着くとアルバータ達を読んで今後の話し合いをした。
「この中に、何か不安があるものはいるか?」
なぜ俺がこんなことを聞いたかと言うと。
新しいスキルを覚えていたからだ。
そのスキルは【状態鑑定】だ。
どうやら、【鑑定】にも種類があるらしい。
普通の【鑑定】は個人情報のみの閲覧。
だが、この【状態鑑定】は個人情報が閲覧できない代わりに相手の状態を見ることができる。
相手の不安や不満も見定めることができる便利なスキルなのだ!
そしてずっと不安状態が続いているのはボウである。
「ボウ。お前は何か不安を抱えているな?」
「な!? なぜわかったんですか!?」
「俺はお前の主人だ。それぐらいわかる。」
「そうですか……なら、言います」
「おう、来い!」
「実は……武器が欲しいんです。」
「……え?」
「だから武器です。武器! 僕にも扱える武器が欲しいんです!」
俺はこの話を聞いた時「それだけ?」と思ってしまった。
「武器って、どんなのがいいんだ?」
「できれば……斧を」
「斧か、斧ならこれがあるぞ」
俺はギルドから貰った戦利品の中から斧を取り出した。
「それです! それがいいです!」
「お、おう、わかった。ボウにはこれをやろう」
「ありがとうございます!!」
凄い勢いでボウは斧を手に取った。
ボウが斧を持つとより【狂戦士】に見える。
まぁ、ボウは元々狂戦士なのだがな。
「じゃあ、ボウ以外に何か不満があるか?」
誰も話さない夜に1人アルバータが手を挙げた。
もう、何も言いたくはない。
仲間が多すぎて。
俺達は濾した海水をドーブルに持っていった。
「よぉ、お前さん。大丈夫だったか?」
「えぇ。まぁ。」
全然大丈夫じゃなかったけど。
「それより例のアレはどうなるんだ!?」
「あぁ、それなら火と鍋を貸してください。」
「あぁ、別にかまわねぇが何に使うだ?」
「これから塩を作ります」
「シオ!? なんじゃそりゃ?」
ヨウ風塩の作り方
まず始めに鍋に濾した海水を入れます。
火をつけます。
海水が白くパラパラになったら完成です。
「ほぇこんなもんがシオって言うやつかい」
「はい、試しに串焼きにかけてみてください」
「まぁお前さんが言うんだ。信じてみるけっど……」
そう言いながらも店主は塩をかけた串焼きを1本食べた。
店主は食べたあとしばらく動きが固まった。
「だ、大丈夫ですか? 口に合わなかったですか?」
「……う、うまぃ……う、うめぇぇぇぇぇ!!」
店主は感極まって叫びながら涙をこぼしていた。
「なんだ?」
店主の声に釣られたのか商店街で買い物をしていた客がドーブルに集まってきた。
「おっちゃん! なんだそれ!? うまいのか!?」
「あぁ! もちろん!」
「なら! 俺、オークの串焼き3本!」
「私はブーフの串焼きとオークの串焼き一本ずつ!」
串焼きドーブルは商店街が一躍有名になり王都の名物店になったのは後の話。
少し前の話になるがこれで俺も金銭感覚はわかってきた。
この世界では大体、このような金額になっている。
金貨1枚=10000円
銀貨1枚=1000円
銅貨1枚=100円
鉄貨1枚=10円
鉄屑1枚=1円
今思うと串焼き1本に9000円もあったのか。
やっぱ日本より高ぇな。
だが、これで俺はドーブルの串焼きがタダになった。
しばらく食費は浮かせられるな。
そして俺達呑尾蛇は宿屋に戻った
「ダックさん、俺、従者がいるので一部屋分多めでもいいですか?」
「あぁ! いいぞ!」
「ありがとうございます!!」
俺は部屋に行った。
部屋に着くとアルバータ達を読んで今後の話し合いをした。
「この中に、何か不安があるものはいるか?」
なぜ俺がこんなことを聞いたかと言うと。
新しいスキルを覚えていたからだ。
そのスキルは【状態鑑定】だ。
どうやら、【鑑定】にも種類があるらしい。
普通の【鑑定】は個人情報のみの閲覧。
だが、この【状態鑑定】は個人情報が閲覧できない代わりに相手の状態を見ることができる。
相手の不安や不満も見定めることができる便利なスキルなのだ!
そしてずっと不安状態が続いているのはボウである。
「ボウ。お前は何か不安を抱えているな?」
「な!? なぜわかったんですか!?」
「俺はお前の主人だ。それぐらいわかる。」
「そうですか……なら、言います」
「おう、来い!」
「実は……武器が欲しいんです。」
「……え?」
「だから武器です。武器! 僕にも扱える武器が欲しいんです!」
俺はこの話を聞いた時「それだけ?」と思ってしまった。
「武器って、どんなのがいいんだ?」
「できれば……斧を」
「斧か、斧ならこれがあるぞ」
俺はギルドから貰った戦利品の中から斧を取り出した。
「それです! それがいいです!」
「お、おう、わかった。ボウにはこれをやろう」
「ありがとうございます!!」
凄い勢いでボウは斧を手に取った。
ボウが斧を持つとより【狂戦士】に見える。
まぁ、ボウは元々狂戦士なのだがな。
「じゃあ、ボウ以外に何か不満があるか?」
誰も話さない夜に1人アルバータが手を挙げた。
0
あなたにおすすめの小説
盾の間違った使い方
KeyBow
ファンタジー
その日は快晴で、DIY日和だった。
まさかあんな形で日常が終わるだなんて、誰に想像できただろうか。
マンションの屋上から落ちてきた女子高生と、運が悪く――いや、悪すぎることに激突して、俺は死んだはずだった。
しかし、当たった次の瞬間。
気がつけば、今にも動き出しそうなドラゴンの骨の前にいた。
周囲は白骨死体だらけ。
慌てて武器になりそうなものを探すが、剣はすべて折れ曲がり、鎧は胸に大穴が空いたりひしゃげたりしている。
仏様から脱がすのは、物理的にも気持ち的にも無理だった。
ここは――
多分、ボス部屋。
しかもこの部屋には入り口しかなく、本来ドラゴンを倒すために進んできた道を、逆進行するしかなかった。
与えられた能力は、現代日本の商品を異世界に取り寄せる
【異世界ショッピング】。
一見チートだが、完成された日用品も、人が口にできる食べ物も飲料水もない。買えるのは素材と道具、作業関連品、農作業関連の品や種、苗等だ。
魔物を倒して魔石をポイントに換えなければ、
水一滴すら買えない。
ダンジョン最奥スタートの、ハード・・・どころか鬼モードだった。
そんな中、盾だけが違った。
傷はあっても、バンドの残った盾はいくつも使えた。
両手に円盾、背中に大盾、そして両肩に装着したL字型とスパイク付きのそれは、俺をリアルザクに仕立てた。
盾で殴り
盾で守り
腹が減れば・・・盾で焼く。
フライパン代わりにし、竈の一部にし、用途は盛大に間違っているが、生きるためには、それが正解だった。
ボス部屋手前のセーフエリアを拠点に、俺はひとりダンジョンを生き延びていく。
――そんなある日。
聞こえるはずのない女性の悲鳴が、ボス部屋から響いた。
盾のまちがった使い方から始まる異世界サバイバル、ここに開幕。
【AIの使用について】
本作は執筆補助ツールとして生成AIを使用しています。
主な用途は「誤字脱字のチェック」「表現の推敲」「壁打ち(アイデア出しの補助)」です。
ストーリー構成および本文の執筆は作者自身が行っております。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界配信〜幼馴染みに捨てられた俺を導く神々の声(視聴者)
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる