57 / 512
黒豚令息と訳あり令嬢の学園生活
編入生
「おはようございます!」
夏休み開始から1週間目。
教員室に活動記録を出しに来たデイビッドは、デスクの上に資料が積んであるのに気が付いた。
二学期から行われる授業のカリキュラムに、学園に残った生徒と、編入生の名簿。
今年の編入生は3人。
その内、特別枠の夏季講習を受けるため、寮に入る者が1人。
(ヴィオラ………?!)
バタンと勢い良く資料を閉じて、足早に研究室へ戻って行くデイビッドを、他の教員達は温かい眼差しで見ていた。
「わかりやすいですなぁ、彼は…」
「普段はあんなに大人びているのに、年相応の表情もできるんですねぇ。」
「この子ですか?例の彼の婚約者というのは?」
「話の上では政略めいたことを聞きましたが、そうはとても見えなかったな。」
「第二王子は、先日の件で今学年は休学だそうだ。もうしばらくは平和に過ごせそうだな。」
「平和に…過してほしいですねぇ。」
「まぁ、彼はトラブルを引き寄せる体質のようですしなぁ。」
「心配ですねぇ…」
そんな会話が繰り広げられているとは露とも知らず、デイビッドは研究室へ駆け込んだ。
きたな…くはないが、とても女性が滞在する部屋ではない。
変な柄の生き物もいて、華やかさもない…
デイビッドはまず、カウチのカバーを全て剥ぎ取り、敷布やマットも全て外の桶へと放り込み、洗濯し始めた。
それが終わると、以前から取り寄せて別室にしまってあった可愛らしいソファを運び込み、肌触りの良いカバーを掛け、クッションを置くと足元にラグを敷く。
それから、装飾の凝ったサイドテーブルを寄せて、その下の台に小花模様のティーセットをしまい、棚には紅茶の缶を並べていった。
皿やカトラリーも色々揃え、ガラス製品もいくつか手に入れた。
思いつく限り用意したが、どれだけ集めても、まだ何か足りないのではと不安になる。
「そういうのはね、相手と一緒に探すのも、ひとつの楽しみなんですよ…?」
「わぁぁぁっ!!いきなり耳元で喋りかけんな!!」
「だって、まだ誰もいない空間で、エアヴィオラ様を見つめてるようで怖くて…」
「想像くらいするだろ!!」
「はぁ…今からそんなガチガチに緊張してどうするんですか?」
「うっ…しかたねぇだろ…わかんねぇんだから、こういう事は…」
「会う前からこんなんで、この先3年間も持つんですかね?!途中で心臓止まっちゃいません?!」
「そもそも…この部屋にヴィオラが来たいと思うかもわからないしな…案外、周りと上手く打ち解けて、俺は必要無くなるかも知れないし。」
「うわっ!!いきなりネガティブ!」
「まぁ契約上3年は教員として何とかやるとして、その間にもヴィオラとの関係が変わらないとも言い切れない。」
「まさか…ヴィオラ様を疑ってるんですか…?」
「まさか!疑うも何も俺は始めからヴィオラの気持ちが一番だからな。それがどこへ向かおうと、全力で後押ししてやるだけだよ。」
「おっ………も!!え?なんですその…隕石並みにクソ重たいの……こ…これが恋愛経験一切皆無でいきなり婚約者を得た拗らせ系男子の愛情表情…?」
「………お前、最近変な恋愛小説ばっか読んでるだろ…」
「面白いですよ?読みます?」
「いらん!!こないだ間違って開いて後悔したばっかりだ!」
エリックの言う事は一旦忘れて、外ではためく洗濯物を見上げながら、外の雑然としたゴミを片付け、広げた花壇に花の苗と種を植えていく。
日差しがだんだん暑くなってきたが、井戸から引いている外付けの水道の水は、まだひんやりとしていた。
またすっかり荒れてしまった指先を見て、初めて出会った日のことを思い出し、少し切ない気持ちに浸っていると、変な生き物が容赦なく現れる。
「わぁ、ずいぶん片付きましたね!」
「なぁ…ずっと気になってたんだが……その服なんの柄なんだ…?」
「ああこれ?!カエルです!」
「カエル…??黒と赤と黄色とピンクのショッキング斑模様の…?」
「フード被るとカエルの顔になってるんですよ!?ほら!!」
「被るな!!やっぱりただの謎生物じゃねーか!!知らなきゃ良かったそんなもん!!」
「えー…着心地良いのに…」
「じっと見てると目がおかしくなるんだよ!!」
「そんな見ないで下さいよ。」
「好きで見てると思うか?!入ってくんだよ!嫌でも!自動的にひょっこり人の視界に入り込んでくるんだよ!!頼むからヴィオラの前でそのかっこ止めろよ?!」
「えー!!それは酷いですよ!」
「人の部屋占領してる謎生物の分際で、酷いとか良く言えたもんだなぁ!?」
「でも…そうかぁ!明後日にはヴィオラ様がこの学園へいらっしゃるんですね。」
「できる事なら迎えに行きたい…」
「でもその日がっつり朝から授業入ってましたよね?!」
「くっっそぉぉ……なんでこんだけヒマ時間持て余してる時に当たらないんだよぉぉぉ!!」
丁度その日は他の教員もほとんど出払い、デイビッドは補習組のテストの監督を任されていた。
エリックは別で行っているダンスの強化訓練組の指導もあり、ヴィオラを迎えるのは事務の方と学園長くらいになってしまう。
「俺が…行きたかった…」
「諦めましょ?!先生なんですから仕方ないですよ。それに、これからは毎日だって会えるのに。」
「始めが肝心なんだ…始めが…」
デスクにうなだれたデイビッドは、引き出しから紫色の小箱を取り出し、そっと開けて指輪を手に取った。
気に入ってくれるだろうか?喜んでくれるだろうか?
できる事なら全部全部、この気持ちごと、ひとつ残らず受け止めて欲しい。
そんな傲慢な考えを、どうしたら悟られずに隠し通せるだろうか…
魔鉱石の輝きが手の中で揺らめき、まるで星の欠片のようだ。
漠然とした不安に押し潰されそうになりながら、幸せなはずなのに苦しくて、息が詰まりそうになる。
そんな未知の感情に振り回されても、まだそれを恋とは気付かないデイビッドを、エリックはニヤニヤしながら眺めていた。
そしてその2日後、ついにヴィオラを乗せた馬車が、学園に到着した。
夏休み開始から1週間目。
教員室に活動記録を出しに来たデイビッドは、デスクの上に資料が積んであるのに気が付いた。
二学期から行われる授業のカリキュラムに、学園に残った生徒と、編入生の名簿。
今年の編入生は3人。
その内、特別枠の夏季講習を受けるため、寮に入る者が1人。
(ヴィオラ………?!)
バタンと勢い良く資料を閉じて、足早に研究室へ戻って行くデイビッドを、他の教員達は温かい眼差しで見ていた。
「わかりやすいですなぁ、彼は…」
「普段はあんなに大人びているのに、年相応の表情もできるんですねぇ。」
「この子ですか?例の彼の婚約者というのは?」
「話の上では政略めいたことを聞きましたが、そうはとても見えなかったな。」
「第二王子は、先日の件で今学年は休学だそうだ。もうしばらくは平和に過ごせそうだな。」
「平和に…過してほしいですねぇ。」
「まぁ、彼はトラブルを引き寄せる体質のようですしなぁ。」
「心配ですねぇ…」
そんな会話が繰り広げられているとは露とも知らず、デイビッドは研究室へ駆け込んだ。
きたな…くはないが、とても女性が滞在する部屋ではない。
変な柄の生き物もいて、華やかさもない…
デイビッドはまず、カウチのカバーを全て剥ぎ取り、敷布やマットも全て外の桶へと放り込み、洗濯し始めた。
それが終わると、以前から取り寄せて別室にしまってあった可愛らしいソファを運び込み、肌触りの良いカバーを掛け、クッションを置くと足元にラグを敷く。
それから、装飾の凝ったサイドテーブルを寄せて、その下の台に小花模様のティーセットをしまい、棚には紅茶の缶を並べていった。
皿やカトラリーも色々揃え、ガラス製品もいくつか手に入れた。
思いつく限り用意したが、どれだけ集めても、まだ何か足りないのではと不安になる。
「そういうのはね、相手と一緒に探すのも、ひとつの楽しみなんですよ…?」
「わぁぁぁっ!!いきなり耳元で喋りかけんな!!」
「だって、まだ誰もいない空間で、エアヴィオラ様を見つめてるようで怖くて…」
「想像くらいするだろ!!」
「はぁ…今からそんなガチガチに緊張してどうするんですか?」
「うっ…しかたねぇだろ…わかんねぇんだから、こういう事は…」
「会う前からこんなんで、この先3年間も持つんですかね?!途中で心臓止まっちゃいません?!」
「そもそも…この部屋にヴィオラが来たいと思うかもわからないしな…案外、周りと上手く打ち解けて、俺は必要無くなるかも知れないし。」
「うわっ!!いきなりネガティブ!」
「まぁ契約上3年は教員として何とかやるとして、その間にもヴィオラとの関係が変わらないとも言い切れない。」
「まさか…ヴィオラ様を疑ってるんですか…?」
「まさか!疑うも何も俺は始めからヴィオラの気持ちが一番だからな。それがどこへ向かおうと、全力で後押ししてやるだけだよ。」
「おっ………も!!え?なんですその…隕石並みにクソ重たいの……こ…これが恋愛経験一切皆無でいきなり婚約者を得た拗らせ系男子の愛情表情…?」
「………お前、最近変な恋愛小説ばっか読んでるだろ…」
「面白いですよ?読みます?」
「いらん!!こないだ間違って開いて後悔したばっかりだ!」
エリックの言う事は一旦忘れて、外ではためく洗濯物を見上げながら、外の雑然としたゴミを片付け、広げた花壇に花の苗と種を植えていく。
日差しがだんだん暑くなってきたが、井戸から引いている外付けの水道の水は、まだひんやりとしていた。
またすっかり荒れてしまった指先を見て、初めて出会った日のことを思い出し、少し切ない気持ちに浸っていると、変な生き物が容赦なく現れる。
「わぁ、ずいぶん片付きましたね!」
「なぁ…ずっと気になってたんだが……その服なんの柄なんだ…?」
「ああこれ?!カエルです!」
「カエル…??黒と赤と黄色とピンクのショッキング斑模様の…?」
「フード被るとカエルの顔になってるんですよ!?ほら!!」
「被るな!!やっぱりただの謎生物じゃねーか!!知らなきゃ良かったそんなもん!!」
「えー…着心地良いのに…」
「じっと見てると目がおかしくなるんだよ!!」
「そんな見ないで下さいよ。」
「好きで見てると思うか?!入ってくんだよ!嫌でも!自動的にひょっこり人の視界に入り込んでくるんだよ!!頼むからヴィオラの前でそのかっこ止めろよ?!」
「えー!!それは酷いですよ!」
「人の部屋占領してる謎生物の分際で、酷いとか良く言えたもんだなぁ!?」
「でも…そうかぁ!明後日にはヴィオラ様がこの学園へいらっしゃるんですね。」
「できる事なら迎えに行きたい…」
「でもその日がっつり朝から授業入ってましたよね?!」
「くっっそぉぉ……なんでこんだけヒマ時間持て余してる時に当たらないんだよぉぉぉ!!」
丁度その日は他の教員もほとんど出払い、デイビッドは補習組のテストの監督を任されていた。
エリックは別で行っているダンスの強化訓練組の指導もあり、ヴィオラを迎えるのは事務の方と学園長くらいになってしまう。
「俺が…行きたかった…」
「諦めましょ?!先生なんですから仕方ないですよ。それに、これからは毎日だって会えるのに。」
「始めが肝心なんだ…始めが…」
デスクにうなだれたデイビッドは、引き出しから紫色の小箱を取り出し、そっと開けて指輪を手に取った。
気に入ってくれるだろうか?喜んでくれるだろうか?
できる事なら全部全部、この気持ちごと、ひとつ残らず受け止めて欲しい。
そんな傲慢な考えを、どうしたら悟られずに隠し通せるだろうか…
魔鉱石の輝きが手の中で揺らめき、まるで星の欠片のようだ。
漠然とした不安に押し潰されそうになりながら、幸せなはずなのに苦しくて、息が詰まりそうになる。
そんな未知の感情に振り回されても、まだそれを恋とは気付かないデイビッドを、エリックはニヤニヤしながら眺めていた。
そしてその2日後、ついにヴィオラを乗せた馬車が、学園に到着した。
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢にされたので婚約破棄を受け入れたら、なぜか全員困っています
かきんとう
恋愛
王城の大広間は、いつも以上に華やいでいた。
磨き上げられた床は燭台の光を反射し、色とりどりのドレスが揺れるたびに、まるで花畑が動いているかのように見える。貴族たちの笑い声、楽団の優雅な旋律、そして、ひそやかな噂話が、空気を満たしていた。
その中心に、私は立っていた。
――今日、この瞬間のために。
「エレノア・フォン・リーベルト嬢」
高らかに呼ばれた私の名に、ざわめきがぴたりと止む。
【完結】魔女令嬢はただ静かに生きていたいだけ
⚪︎
恋愛
公爵家の令嬢として傲慢に育った十歳の少女、エマ・ルソーネは、ちょっとした事故により前世の記憶を思い出し、今世が乙女ゲームの世界であることに気付く。しかも自分は、魔女の血を引く最低最悪の悪役令嬢だった。
待っているのはオールデスエンド。回避すべく動くも、何故だが攻略対象たちとの接点は増えるばかりで、あれよあれよという間に物語の筋書き通り、魔法研究機関に入所することになってしまう。
ひたすら静かに過ごすことに努めるエマを、研究所に集った癖のある者たちの脅威が襲う。日々の苦悩に、エマの胃痛はとどまる所を知らない……
なんでも奪っていく妹に、婚約者まで奪われました
ねむ太朗
恋愛
伯爵令嬢のリリアーナは、小さい頃から、妹のエルーシアにネックレスや髪飾りなどのお気に入りの物を奪われてきた。
とうとう、婚約者のルシアンまでも妹に奪われてしまい……
【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~
魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます
※他サイトでも公開しています。
【無断転載・AI利用禁止 / No Unauthorized Use or AI Training】
本作品の無断転載・複製・AI学習利用を禁じます。
Unauthorized reproduction or use for AI training is strictly prohibited.
© 魯恒凛 / RoKourin
ゲームには参加しません! ―悪役を回避して無事逃れたと思ったのに―
冬野月子
恋愛
侯爵令嬢クリスティナは、ここが前世で遊んだ学園ゲームの世界だと気づいた。そして自分がヒロインのライバルで悪役となる立場だと。
のんびり暮らしたいクリスティナはゲームとは関わらないことに決めた。設定通りに王太子の婚約者にはなってしまったけれど、ゲームを回避して婚約も解消。平穏な生活を手に入れたと思っていた。
けれど何故か義弟から求婚され、元婚約者もアプローチしてきて、さらに……。
※小説家になろう・カクヨムにも投稿しています。
【完結】モブなのに最強?
らんか
恋愛
「ミーシャ・ラバンティ辺境伯令嬢! お前との婚約は破棄とする! お前のようなオトコ女とは結婚出来ない!」
婚約者のダラオがか弱そうな令嬢を左腕で抱き寄せ、「リセラ、怯えなくていい。私が君を守るからね」と慈しむように見つめたあと、ミーシャを睨みながら学園の大勢の生徒が休憩している広い中央テラスの中で叫んだ。
政略結婚として学園卒業と同時に結婚する予定であった婚約者の暴挙に思わず「はぁ‥」と令嬢らしからぬ返事をしてしまったが、同時に〈あ、これオープニングだ〉と頭にその言葉が浮かんだ。そして流れるように前世の自分は日本という国で、30代の会社勤め、ワーカーホリックで過労死した事を思い出した。そしてここは、私を心配した妹に気分転換に勧められて始めた唯一の乙女ゲームの世界であり、自分はオープニングにだけ登場するモブ令嬢であったとなぜか理解した。
(急に思い出したのに、こんな落ち着いてる自分にびっくりだわ。しかもこの状況でも、あんまりショックじゃない。私、この人の事をあまり好きじゃなかったのね。まぁ、いっか。前世でも結婚願望なかったし。領地に戻ったらお父様に泣きついて、領地の隅にでも住まわせてもらおう。魔物討伐に人手がいるから、手伝いながらひっそりと暮らしていけるよね)
もともと辺境伯領にて家族と共に魔物討伐に明け暮れてたミーシャ。男勝りでか弱さとは無縁だ。前世の記憶が戻った今、ダラオの宣言はありがたい。前世ではなかった魔法を使い、好きに生きてみたいミーシャに、乙女ゲームの登場人物たちがなぜかその後も絡んでくるようになり‥。
(私、オープニングで婚約破棄されるだけのモブなのに!)
初めての投稿です。
よろしくお願いします。
ある王国の王室の物語
朝山みどり
恋愛
平和が続くある王国の一室で婚約者破棄を宣言された少女がいた。カップを持ったまま下を向いて無言の彼女を国王夫妻、侯爵夫妻、王太子、異母妹がじっと見つめた。
顔をあげた彼女はカップを皿に置くと、レモンパイに手を伸ばすと皿に取った。
それから
「承知しました」とだけ言った。
ゆっくりレモンパイを食べるとお茶のおかわりを注ぐように侍女に合図をした。
それからバウンドケーキに手を伸ばした。
カクヨムで公開したものに手を入れたものです。