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黒豚令息と訳あり令嬢の学園生活〜怒涛の進学編〜
5人目の変わり者
「そもそも吸血って魔力の補給でしょ?魔力の無い人の血なんて飲んで意味あるの?」
「魔力抵抗すら無いのよ?味も何もないんじゃない?」
「飲む前提で話すなよ…」
「そう…普通はね、魔力が高ければ高い程美味しいって言われてるし、今まで一度もこんな事なかったんだよね…」
エドワードは必死に自身の安全を説明しようとしている。
「なんて言うか…ホラ、女の子からいい匂いがしてドキドキする感じ?ああいうのに似てるかな?とにかく血が吸いたいとか、食べようとかって気には絶対にならないから、その…嫌いにはならないで欲しいんだけどな…?」
懇願するエドワードを見ていると、他の3人も不安気にデイビッドの方を見ていた。
「…別に、気にはしねぇよ…」
その一言で場の空気が明らかに緩んだ。
特殊血統は超常的な能力を持つが、世間では疎外や差別の対象となる事も多い。
正体を知ってなお、逃げない人間は珍しい。
エドワードはあからさまに安心した顔をしていた。
他の3人からも、最後まで残っていた僅かな緊張感が解け、部屋の雰囲気が和らいでいく。
それを見て、デイビッドはこれまで借り物に感じていたこの研究室に、妙な居場所が出来てしまった事をなんとなく感じた。
「お喋り終わった?!そしたらそろそろ課題に移らないと、時間なくなっちゃうよ?!」
「「ベルダ先生っ!!」」
いつから見ていたのか、後ろのドアから顔を出したベルダが、嬉しそうに部屋の中を覗いていた。
「良かったね、デイビッド君。いい友達が増えたじゃないか?ね、言っただろう?新しい仲間もいいものだよ?」
「仲間はさて置き…魔法関係の研究者ってのは変人しか居ねぇのか?」
「アハハハ!さっき隣の魔道具研の先生に平謝りされたよ~!大変だったね!腕スゴい腫れてるじゃない?大丈夫?」
「大丈夫なもんか!拷問されかけたんだぞこっちは!」
「薬ができたら一番に使ってご覧。今日あたり1本完成するでしょ?使い心地と効果、自分で試してみなよ。」
経過を報告しなくとも、作業の進捗はベルダには筒抜けだ。
若干の痺れが残る手で最後の濾過を終えると、小瓶の中に粘質の液体が少しずつ落ちていく。
薄青い雫が時間をかけて溜まり、冷えて固まるとついに最初の1本が完成した。
「できた……」
作業時間約3日分。
しかし、それぞれの工程のストックも溜まって来ているので、ここからは毎回1本分は出来る計算だ。
「デイビッド君おめでとう!」
「わぁすっごいキレイ!」
「触るなよ?!頼むから!これ駄目にされたら流石にキレるからな?!」
蓋を閉める前に指先にひと掬い取り、さっきの魔力斑に塗り込んでみると、傷口にすっと馴染んでいった。
沁みることもなく、痒みも熱感も無い。
清涼感のある香りで、僅かにひんやりとして滑らかな感触がよく伸びる。
即効性があるのは特殊な魔法薬か、高濃度の回復薬、または霊薬ぐらいなので、効果はすぐにはわからないが、デイビッドは悪くない手応えを感じた。
「なんかどっと疲れたな…ここまで来るのにやたら色々あり過ぎて頭がもう追いつかねぇや…」
「ねぇデビィ、それアタシにも塗ってくれない?さっき薬草の棘で差しちゃったとこ、血が出ちゃって。瓶には触んないから、お願い!」
「いいけどよ、こんなん魔力持ちに効くか分かんねぇぞ?」
デイビッドは自分の指に残った薬を、エリザベスの親指の先にできたポツンと赤い痕に擦ると、瓶の蓋を閉め特殊な箱にしまった。
「あ、治った…」
「ええ?まさか!」
「いや、そんなわけないだろ。」
「血が止まっただけでしょ?」
「けっこう深くて痛かったのに、今治った。」
「流石にそれはないよ。」
「傷もふさがってるし、血も出てこない。治った!」
エリザベスは治ったと言い張るが、傷も小さく分かりにくいため、血が止まって痛みが引いただけだろうと、その場は流されてしまった。
「絶対に治ったって!!」
「わかったわよ。」
「リズも早くノルマをこなさないと、居残りになるよ?」
シェルリアーナ達が手元に何本も出来上がる薬の瓶を集め、自分達の箱に詰めている最中、イヴェットがふとあることに気がついた。
「ねぇ…デイビッド君。さっきの薬、もう一度見せてくれる?」
「なんかおかしいか?」
お互いの薬の瓶を光に透かしてみると、デイビッドの作った薬の方が僅かに透明度が高く、軟らかいように見える。
「フフフ…もしかしたら、とんでもない薬ができちゃったかも知れないよ?」
「まさか…誤差の内だろ?」
「何にせよ、ベルダ先生の検証結果が楽しみだよね。」
そこからまた各々の作業に戻ると、リズがデイビッドに話しかけて来た。
「ね、ね、ね!さっきの薬、ホントに効いたんだよ?」
「多少は効かねぇと困るからな。こっちの傷もだいぶ痛みは引いたよ。」
「そういうんじゃないんだけどなぁ…アタシ、ハーフフットの血が入ってるからそういうの良くわかるんだよ!?」
「ハーフフット?」
「知らない?感性が鋭くて、物作りとかに長けた亜人族の末裔だよ?チビで癖っ毛なのもそのせい…でも手先の器用さは断トツだからね!」
「将来有望株ってことか。」
「もう!ヤダぁ~!!デビィってば超褒めてくれる~!照れちゃうよぉ!!血統聞いても全然引かないし!こんな人他にいないよぉ~!?」
エリザベスは軽く言っているが、特殊血統の抱える闇は深い。
特に一般人からしてみれば驚異や恐怖の対象の血を引いているというだけで、異質な存在だ。
ある時代には魔女狩りや異端狩りなども行われた記録が残されている。
「物作り系って地味だし、身体に特徴が出やすいから引きこもりが多いのよね。」
「俺の故郷にはけっこういたな。知り合いの工房じゃ、親方はドワーフ族の血を引いてるし、リリパットを祀ってる仲間もいた。」
「ウッソぉ~!ドワーフ族なんてこの国にはもう居ないかと思ってた!」
「自領の工房街には、ほとんどドワーフかエルフの店が並んでた。先祖返りもいて、人間離れした見た目なんで、みんな逃げて来た連中が集まったんだろうな。」
「いいな、いいなぁ!行ってみた~い!」
そこへイヴェットが割り込んだ。
「リズとはずいぶん話が弾むんだね…」
「弾んでんの本人だけだろ!?話しかけられるから返してんだよ!」
「そりゃぁ話したいからね。僕達は人の心の動きには過敏なんだ。あれだけ話を聞いて動じない相手は逃がしたくないもの。」
「逆に言やぁ、俺みたいな奴に気軽に話しかける連中も珍しいからな?!」
「この1年近く、なんて無駄な時間を過ごしたのかと後悔したよ…もっと早く君を知りたかった…シェルリアーナは本当に上手くやったと思ってるよ。」
「アレは受けた災難の中にたまたま居たんだよ!こっちから関わろうとしたわけじゃねぇよ?」
「そうだね、君は何度も災難に巻き込まれたそうじゃないか。何故世間は君をああまでも疎外するのか、理解が出来ないな。」
「それが役目みたいなもんだからな…家も事情が特殊でよ。当主になると王都に出されて、自領の動きを周囲に悟られないよう振る舞わなきゃなんねぇんだ。ここで目立って周りの注意を引きつけるか、無能を演じて興味を失わせるか…要は道化だよ。俺は適任らしい…」
何かに認められたわけではない。
デュロック一族は世襲ではなく、そもそも当主の座を誰もが嫌がり、どの家も押し付けあっている。
聞けば、デイビッドの祖父は妻を娶るためこの役目を引き受け、父ジェイムスはくじ引きで負けたので押し付けられたそうだ。
デイビッドが選ばれた理由は定かではないが、3代続いたのは本当にただの偶然だ。
デイビッドが自分の事について語るのは本当に珍しい。
ましてや家の事情を他人に話した事は今までもほとんどなく、実は口にした本人が一番驚いていた。
「俺に関わっても良いことなんかひとつもねぇってのが家と世間の意見だよ。」
「なんだ、僕等と同じだね。」
「改めて、よろしくねデイビッド君!?」
この瞬間、王立学園始まって以来の鬼才集まる、魔法学棟の畏怖と羨望の的、通称“異端組”に最後の一人が加わった。
「魔力抵抗すら無いのよ?味も何もないんじゃない?」
「飲む前提で話すなよ…」
「そう…普通はね、魔力が高ければ高い程美味しいって言われてるし、今まで一度もこんな事なかったんだよね…」
エドワードは必死に自身の安全を説明しようとしている。
「なんて言うか…ホラ、女の子からいい匂いがしてドキドキする感じ?ああいうのに似てるかな?とにかく血が吸いたいとか、食べようとかって気には絶対にならないから、その…嫌いにはならないで欲しいんだけどな…?」
懇願するエドワードを見ていると、他の3人も不安気にデイビッドの方を見ていた。
「…別に、気にはしねぇよ…」
その一言で場の空気が明らかに緩んだ。
特殊血統は超常的な能力を持つが、世間では疎外や差別の対象となる事も多い。
正体を知ってなお、逃げない人間は珍しい。
エドワードはあからさまに安心した顔をしていた。
他の3人からも、最後まで残っていた僅かな緊張感が解け、部屋の雰囲気が和らいでいく。
それを見て、デイビッドはこれまで借り物に感じていたこの研究室に、妙な居場所が出来てしまった事をなんとなく感じた。
「お喋り終わった?!そしたらそろそろ課題に移らないと、時間なくなっちゃうよ?!」
「「ベルダ先生っ!!」」
いつから見ていたのか、後ろのドアから顔を出したベルダが、嬉しそうに部屋の中を覗いていた。
「良かったね、デイビッド君。いい友達が増えたじゃないか?ね、言っただろう?新しい仲間もいいものだよ?」
「仲間はさて置き…魔法関係の研究者ってのは変人しか居ねぇのか?」
「アハハハ!さっき隣の魔道具研の先生に平謝りされたよ~!大変だったね!腕スゴい腫れてるじゃない?大丈夫?」
「大丈夫なもんか!拷問されかけたんだぞこっちは!」
「薬ができたら一番に使ってご覧。今日あたり1本完成するでしょ?使い心地と効果、自分で試してみなよ。」
経過を報告しなくとも、作業の進捗はベルダには筒抜けだ。
若干の痺れが残る手で最後の濾過を終えると、小瓶の中に粘質の液体が少しずつ落ちていく。
薄青い雫が時間をかけて溜まり、冷えて固まるとついに最初の1本が完成した。
「できた……」
作業時間約3日分。
しかし、それぞれの工程のストックも溜まって来ているので、ここからは毎回1本分は出来る計算だ。
「デイビッド君おめでとう!」
「わぁすっごいキレイ!」
「触るなよ?!頼むから!これ駄目にされたら流石にキレるからな?!」
蓋を閉める前に指先にひと掬い取り、さっきの魔力斑に塗り込んでみると、傷口にすっと馴染んでいった。
沁みることもなく、痒みも熱感も無い。
清涼感のある香りで、僅かにひんやりとして滑らかな感触がよく伸びる。
即効性があるのは特殊な魔法薬か、高濃度の回復薬、または霊薬ぐらいなので、効果はすぐにはわからないが、デイビッドは悪くない手応えを感じた。
「なんかどっと疲れたな…ここまで来るのにやたら色々あり過ぎて頭がもう追いつかねぇや…」
「ねぇデビィ、それアタシにも塗ってくれない?さっき薬草の棘で差しちゃったとこ、血が出ちゃって。瓶には触んないから、お願い!」
「いいけどよ、こんなん魔力持ちに効くか分かんねぇぞ?」
デイビッドは自分の指に残った薬を、エリザベスの親指の先にできたポツンと赤い痕に擦ると、瓶の蓋を閉め特殊な箱にしまった。
「あ、治った…」
「ええ?まさか!」
「いや、そんなわけないだろ。」
「血が止まっただけでしょ?」
「けっこう深くて痛かったのに、今治った。」
「流石にそれはないよ。」
「傷もふさがってるし、血も出てこない。治った!」
エリザベスは治ったと言い張るが、傷も小さく分かりにくいため、血が止まって痛みが引いただけだろうと、その場は流されてしまった。
「絶対に治ったって!!」
「わかったわよ。」
「リズも早くノルマをこなさないと、居残りになるよ?」
シェルリアーナ達が手元に何本も出来上がる薬の瓶を集め、自分達の箱に詰めている最中、イヴェットがふとあることに気がついた。
「ねぇ…デイビッド君。さっきの薬、もう一度見せてくれる?」
「なんかおかしいか?」
お互いの薬の瓶を光に透かしてみると、デイビッドの作った薬の方が僅かに透明度が高く、軟らかいように見える。
「フフフ…もしかしたら、とんでもない薬ができちゃったかも知れないよ?」
「まさか…誤差の内だろ?」
「何にせよ、ベルダ先生の検証結果が楽しみだよね。」
そこからまた各々の作業に戻ると、リズがデイビッドに話しかけて来た。
「ね、ね、ね!さっきの薬、ホントに効いたんだよ?」
「多少は効かねぇと困るからな。こっちの傷もだいぶ痛みは引いたよ。」
「そういうんじゃないんだけどなぁ…アタシ、ハーフフットの血が入ってるからそういうの良くわかるんだよ!?」
「ハーフフット?」
「知らない?感性が鋭くて、物作りとかに長けた亜人族の末裔だよ?チビで癖っ毛なのもそのせい…でも手先の器用さは断トツだからね!」
「将来有望株ってことか。」
「もう!ヤダぁ~!!デビィってば超褒めてくれる~!照れちゃうよぉ!!血統聞いても全然引かないし!こんな人他にいないよぉ~!?」
エリザベスは軽く言っているが、特殊血統の抱える闇は深い。
特に一般人からしてみれば驚異や恐怖の対象の血を引いているというだけで、異質な存在だ。
ある時代には魔女狩りや異端狩りなども行われた記録が残されている。
「物作り系って地味だし、身体に特徴が出やすいから引きこもりが多いのよね。」
「俺の故郷にはけっこういたな。知り合いの工房じゃ、親方はドワーフ族の血を引いてるし、リリパットを祀ってる仲間もいた。」
「ウッソぉ~!ドワーフ族なんてこの国にはもう居ないかと思ってた!」
「自領の工房街には、ほとんどドワーフかエルフの店が並んでた。先祖返りもいて、人間離れした見た目なんで、みんな逃げて来た連中が集まったんだろうな。」
「いいな、いいなぁ!行ってみた~い!」
そこへイヴェットが割り込んだ。
「リズとはずいぶん話が弾むんだね…」
「弾んでんの本人だけだろ!?話しかけられるから返してんだよ!」
「そりゃぁ話したいからね。僕達は人の心の動きには過敏なんだ。あれだけ話を聞いて動じない相手は逃がしたくないもの。」
「逆に言やぁ、俺みたいな奴に気軽に話しかける連中も珍しいからな?!」
「この1年近く、なんて無駄な時間を過ごしたのかと後悔したよ…もっと早く君を知りたかった…シェルリアーナは本当に上手くやったと思ってるよ。」
「アレは受けた災難の中にたまたま居たんだよ!こっちから関わろうとしたわけじゃねぇよ?」
「そうだね、君は何度も災難に巻き込まれたそうじゃないか。何故世間は君をああまでも疎外するのか、理解が出来ないな。」
「それが役目みたいなもんだからな…家も事情が特殊でよ。当主になると王都に出されて、自領の動きを周囲に悟られないよう振る舞わなきゃなんねぇんだ。ここで目立って周りの注意を引きつけるか、無能を演じて興味を失わせるか…要は道化だよ。俺は適任らしい…」
何かに認められたわけではない。
デュロック一族は世襲ではなく、そもそも当主の座を誰もが嫌がり、どの家も押し付けあっている。
聞けば、デイビッドの祖父は妻を娶るためこの役目を引き受け、父ジェイムスはくじ引きで負けたので押し付けられたそうだ。
デイビッドが選ばれた理由は定かではないが、3代続いたのは本当にただの偶然だ。
デイビッドが自分の事について語るのは本当に珍しい。
ましてや家の事情を他人に話した事は今までもほとんどなく、実は口にした本人が一番驚いていた。
「俺に関わっても良いことなんかひとつもねぇってのが家と世間の意見だよ。」
「なんだ、僕等と同じだね。」
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カクヨムで公開したものに手を入れたものです。