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黒豚令息と訳あり令嬢の学園生活〜怒涛の進学編〜
シュガービター
そして更にその少し後、図書室から出てきたヴィオラにも、この巻き毛の優男は声を掛けた。
「やぁ、こんにちはミス・ヴィオラ!お急ぎですか?」
「あら、これはシュトラール様。ごきげんよう。」
ふんわり微笑むヴィオラに、シュトラールも笑み返す。
「先日は珍しいチョコレートをありがとうございました。とても美味しかったです。」
「気に入って頂けて何よりです。所で、折り入って貴女にご相談がありまして…」
「なんでしょう?」
「実は僕、エルム語を勉強をしているのですが、どうも発音と文法が苦手で…どうか力を貸して頂けないでしょうか?」
「私が…ですか…?」
「はい!ミス・ヴィオラはエルムの王女とも懇意とお聞きしております。放課後に学習室でご指導頂けませんか?例のホワイトチョコも色々なフレーバーを取り揃えてご用意しておきますよ?」
「まぁ!それは嬉しいです。」
「授業後に教室までお迎えに上がります。では、楽しみにしておりますね!?」
「わかりました!お待ちしております!」
無邪気に笑うヴィオラに、シュトラールは含みのある笑みを向け、次の教室へと移動して行った。
「ーーってことがあったんですよ!!」
お昼のパスタをクルクル巻きながら、ヴィオラはいつも通りデイビッドの隣に座り、好物尽くしの食事に舌鼓を打っていた。
「その話を何のためらいもなくするのね、自分の婚約者相手に…」
「天然て怖い…」
ヴィオラが隣を見ると、デイビッドは何とも言えない顔をしている。
「私、もしかして舐められてませんかね?」
そう言われてもなんと返していいのかわからず、デイビッドは黙ったままだ。
「わかってて話してたのね。試されてるわアイツ…」
「養殖だった…もっと怖い…」
くりくりした目でデイビッドの顔を見上げると、遂にデイビッドの視線は何処かへ泳いで行った。
「どうしたらいいですか?デイビッド様ぁ…?」
「どう…って、ヴィオラの好きにしたらいいと思う…けど…」
「本当に好きにして良いんですか?私がぽっと出の男子生徒に誘われてるのに、引き留めてくれないんですか?」
「そういう…権利は…俺には…ない…から…」
「本当にそう思ってるんですか?ヤキモチとか、焼いてくれないんですか?」
「そういうのは…気にしない事にするって、誓約にも書いてあったろ…?留学生との交流だって、特待生には必要なんだ。誘われて、返事したなら行ってこいよ。」
デイビッドがなんとか視線をヴィオラに戻すと、その頬に涙が伝ってポタリと落ちた。
それを見たデイビッドの表情が一瞬で焦りと自責に染まり、狼狽え出す。
「ヴィオラ?!違う!そうじゃなくて!ヴィオラの事を信じてるから送り出せるってだけで…ヴィオラが断れなくて困ってるなら力になるし!学生同士なら交流だって必要な事だって理解してる!行って欲しくない気持ちはあっても、口に出せる立場じゃないんだよ俺は…だから…」
「その涙、偽物よ?」
「今がっつり目薬挿してましたからね…?!」
なんの茶番を見せられているのか、シラけたエリックとシェルリアーナが堪え切れず横から口を挟む。
「…ヴィオラさん…?」
「良かった!デイビッド様も、ヤキモチ焼いてくれてた!安心しました!」
イタズラが成功して喜ぶヴィオラの隣で、デイビッドは死んだ様な顔で黙々とフォークを動かした。
そして放課後。
何のつもりか胸に白い薔薇の花を挿したシュトラールが、淑女科の廊下を歩いている。
(案外チョロいもんだったな。やっぱりラムダの女は皆、色白の美形に弱いんだ。)
髪型を整え、タイを直すと、特待クラスのドアをノックする。
「失礼します、ミス・ヴィオラ、お迎えに上がりました!」
「お待ちしておりましたシュトラール様!さ、参りましょう?!」
「え…?あの?」
にっこり笑うヴィオラは、アリスティアとディアナ、更にセルジオとテオを連れて教室から出て来た。
「アリス様とディアナ様はエルム語のエキスパートですのよ?セルジオ様とテオ様は何を隠そうエルムのご出身で、大使館でお仕事もされておりますの。皆様喜んでご協力下さるそうですわ!?」
「あ…あの…ミス・ヴィオラ…」
「時間がもったいないですわ!学習室がいっぱいにならない内に急ぎましょう?」
「そうですね。そうだ、ここからはエルム語のみで会話しませんか?」
『 あら、ステキなアイデアですね、テオ様! 』
『 ほら君も、始めは間違いだらけでもいいから、とにかく口にしていかないと覚えられないぞ? 』
『 私の発音、おかしくないですか? 』
『 とても聞き取りやすくてキレイな発音ですよディアナ様! 』
『 流石アリス様!なんて流暢なエルム語でしょう! 』
『 ありがとう!でも、悔しい事にデイビッド先生には敵わないんですよ?! 』
『 あれはエルムの土着語も入ってますからね。言語に分けたら7カ国語くらい話してるのと同じなんですよ。 』
『 どうやって覚えたのかしら? 』
『 死ぬ気でって言ってました。 』
「あ…あ…」
『 さぁ、シュトラール様もお早く!エルム語の勉強会に参りましょう? 』
ぞろぞろと王族に囲まれたシュトラールは、その後容赦の無い超スパルタでエルム語を覚えさせられた。
そんな大騒ぎの放課後勉強会の間、デイビッドは部屋で大量のソーセージとジャガイモを茹で、米と肉にバジルを撒いたチーズキャセロールと、卵とハムのサンドイッチに、レバーパテとハーブの効いたディップを作り、バゲットとグリシーニを焼いていた。
「うわっ!昼間から飲みたくなるメニュー!!」
「珍しいわね。ケーキじゃないの?」
「あぁ、どうせあいつら口ん中甘ったるくして来るだろうからな。」
早くもソーセージをかじり出しているシェルリアーナとエリックを止めながらテーブルの支度をしていると、やり切った顔の4人がヴィオラと共にやって来た。
「デイビッド様ぁ!ただいま戻りました!」
「あー!嬉しい!今食べたい物ばっかり揃ってる!!」
「白いチョコは色んな味があって楽しいんですが、口の中が甘くなってしまうのが難点ですね。」
「大使館にも大量に届いてて、お茶請けがしばらくチョコになりそうなんですよ。塩気が欲しくなりますよね。」
勝手知った様にどんどん好きな席に座るアリス達に、気後れしたディアナが続く。
「お…お邪魔します…」
「こちらへどうぞディアナ様。紹介しますね?院生のシェルリアーナ様です!」
「はじめまして、ディアナと申します!アデラから参りました…」
「ディアナ様はアデラの第二王女なんです!」
「まぁ!ではカミール様の妹君ですのね?なんて愛らしい方なのかしら!はじめまして、シェルリアーナですわ!」
外交モードに切り替わったシェルリアーナが、ディアナの手を取り女神の微笑みを向ける。
「瞳がまるでオニキスの様ですのね。御髪も夜空を映した海の様ですわ!小麦色の肌も、とても魅力的でしてよ?」
横にいる同じ色の存在は、たった今シェルリアーナの中では無かった事にされたようだ。
「あーん!これです!こういうお料理!!お兄様が絶対に許して下さらないフォークだけで頂ける味の濃いぃお食事!最高です!!」
「分かります。大使館でも、王族となると見られますからね。下手な物食べると直ぐバレて何か言われるんですよ。」
「細引き麺…次はもっと持ってきましょうか…?」
「お米とチーズ美味しいです!」
ディアナもそろりそろりスパイスの効いたソーセージを口にする。
「デイビッド殿は、いつもこのお部屋で料理をされているのですか?」
「こんなんでも一応、仕事の一環なんだよ…」
「弟のジャファルが言ってました。絶対に卵料理は食べさせてもらって来いって。」
「今使ってるのは、ほとんど大砂鳥の卵なんですよ。味が濃くてまろやかで美味しいですよ!?」
「大砂鳥…?!王族の食事にも出される高級品でしょう?!」
「今何羽いるんでしたっけ?」
「ヒヨコ合わせて31羽…卵を産む雌は18羽いるな。」
「だそうです!卵サンドふわふわですよ!?遠慮せず召し上がって下さい!」
「え?美味しい…卵だけじゃない…全てが調和してて非常に美味です…」
王族だらけの食事会はにこやかに終わり、普段口にできない料理を堪能した4人はそれぞれ礼を述べて帰って行った。
そして、シュトラールをやり込めたヴィオラは、次は彼がどんな手でデイビッドの邪魔をしてくるのか懸念が消えず、何が来ようと確実に打ち返す為の仮想練習に余念がなくなった。
「やぁ、こんにちはミス・ヴィオラ!お急ぎですか?」
「あら、これはシュトラール様。ごきげんよう。」
ふんわり微笑むヴィオラに、シュトラールも笑み返す。
「先日は珍しいチョコレートをありがとうございました。とても美味しかったです。」
「気に入って頂けて何よりです。所で、折り入って貴女にご相談がありまして…」
「なんでしょう?」
「実は僕、エルム語を勉強をしているのですが、どうも発音と文法が苦手で…どうか力を貸して頂けないでしょうか?」
「私が…ですか…?」
「はい!ミス・ヴィオラはエルムの王女とも懇意とお聞きしております。放課後に学習室でご指導頂けませんか?例のホワイトチョコも色々なフレーバーを取り揃えてご用意しておきますよ?」
「まぁ!それは嬉しいです。」
「授業後に教室までお迎えに上がります。では、楽しみにしておりますね!?」
「わかりました!お待ちしております!」
無邪気に笑うヴィオラに、シュトラールは含みのある笑みを向け、次の教室へと移動して行った。
「ーーってことがあったんですよ!!」
お昼のパスタをクルクル巻きながら、ヴィオラはいつも通りデイビッドの隣に座り、好物尽くしの食事に舌鼓を打っていた。
「その話を何のためらいもなくするのね、自分の婚約者相手に…」
「天然て怖い…」
ヴィオラが隣を見ると、デイビッドは何とも言えない顔をしている。
「私、もしかして舐められてませんかね?」
そう言われてもなんと返していいのかわからず、デイビッドは黙ったままだ。
「わかってて話してたのね。試されてるわアイツ…」
「養殖だった…もっと怖い…」
くりくりした目でデイビッドの顔を見上げると、遂にデイビッドの視線は何処かへ泳いで行った。
「どうしたらいいですか?デイビッド様ぁ…?」
「どう…って、ヴィオラの好きにしたらいいと思う…けど…」
「本当に好きにして良いんですか?私がぽっと出の男子生徒に誘われてるのに、引き留めてくれないんですか?」
「そういう…権利は…俺には…ない…から…」
「本当にそう思ってるんですか?ヤキモチとか、焼いてくれないんですか?」
「そういうのは…気にしない事にするって、誓約にも書いてあったろ…?留学生との交流だって、特待生には必要なんだ。誘われて、返事したなら行ってこいよ。」
デイビッドがなんとか視線をヴィオラに戻すと、その頬に涙が伝ってポタリと落ちた。
それを見たデイビッドの表情が一瞬で焦りと自責に染まり、狼狽え出す。
「ヴィオラ?!違う!そうじゃなくて!ヴィオラの事を信じてるから送り出せるってだけで…ヴィオラが断れなくて困ってるなら力になるし!学生同士なら交流だって必要な事だって理解してる!行って欲しくない気持ちはあっても、口に出せる立場じゃないんだよ俺は…だから…」
「その涙、偽物よ?」
「今がっつり目薬挿してましたからね…?!」
なんの茶番を見せられているのか、シラけたエリックとシェルリアーナが堪え切れず横から口を挟む。
「…ヴィオラさん…?」
「良かった!デイビッド様も、ヤキモチ焼いてくれてた!安心しました!」
イタズラが成功して喜ぶヴィオラの隣で、デイビッドは死んだ様な顔で黙々とフォークを動かした。
そして放課後。
何のつもりか胸に白い薔薇の花を挿したシュトラールが、淑女科の廊下を歩いている。
(案外チョロいもんだったな。やっぱりラムダの女は皆、色白の美形に弱いんだ。)
髪型を整え、タイを直すと、特待クラスのドアをノックする。
「失礼します、ミス・ヴィオラ、お迎えに上がりました!」
「お待ちしておりましたシュトラール様!さ、参りましょう?!」
「え…?あの?」
にっこり笑うヴィオラは、アリスティアとディアナ、更にセルジオとテオを連れて教室から出て来た。
「アリス様とディアナ様はエルム語のエキスパートですのよ?セルジオ様とテオ様は何を隠そうエルムのご出身で、大使館でお仕事もされておりますの。皆様喜んでご協力下さるそうですわ!?」
「あ…あの…ミス・ヴィオラ…」
「時間がもったいないですわ!学習室がいっぱいにならない内に急ぎましょう?」
「そうですね。そうだ、ここからはエルム語のみで会話しませんか?」
『 あら、ステキなアイデアですね、テオ様! 』
『 ほら君も、始めは間違いだらけでもいいから、とにかく口にしていかないと覚えられないぞ? 』
『 私の発音、おかしくないですか? 』
『 とても聞き取りやすくてキレイな発音ですよディアナ様! 』
『 流石アリス様!なんて流暢なエルム語でしょう! 』
『 ありがとう!でも、悔しい事にデイビッド先生には敵わないんですよ?! 』
『 あれはエルムの土着語も入ってますからね。言語に分けたら7カ国語くらい話してるのと同じなんですよ。 』
『 どうやって覚えたのかしら? 』
『 死ぬ気でって言ってました。 』
「あ…あ…」
『 さぁ、シュトラール様もお早く!エルム語の勉強会に参りましょう? 』
ぞろぞろと王族に囲まれたシュトラールは、その後容赦の無い超スパルタでエルム語を覚えさせられた。
そんな大騒ぎの放課後勉強会の間、デイビッドは部屋で大量のソーセージとジャガイモを茹で、米と肉にバジルを撒いたチーズキャセロールと、卵とハムのサンドイッチに、レバーパテとハーブの効いたディップを作り、バゲットとグリシーニを焼いていた。
「うわっ!昼間から飲みたくなるメニュー!!」
「珍しいわね。ケーキじゃないの?」
「あぁ、どうせあいつら口ん中甘ったるくして来るだろうからな。」
早くもソーセージをかじり出しているシェルリアーナとエリックを止めながらテーブルの支度をしていると、やり切った顔の4人がヴィオラと共にやって来た。
「デイビッド様ぁ!ただいま戻りました!」
「あー!嬉しい!今食べたい物ばっかり揃ってる!!」
「白いチョコは色んな味があって楽しいんですが、口の中が甘くなってしまうのが難点ですね。」
「大使館にも大量に届いてて、お茶請けがしばらくチョコになりそうなんですよ。塩気が欲しくなりますよね。」
勝手知った様にどんどん好きな席に座るアリス達に、気後れしたディアナが続く。
「お…お邪魔します…」
「こちらへどうぞディアナ様。紹介しますね?院生のシェルリアーナ様です!」
「はじめまして、ディアナと申します!アデラから参りました…」
「ディアナ様はアデラの第二王女なんです!」
「まぁ!ではカミール様の妹君ですのね?なんて愛らしい方なのかしら!はじめまして、シェルリアーナですわ!」
外交モードに切り替わったシェルリアーナが、ディアナの手を取り女神の微笑みを向ける。
「瞳がまるでオニキスの様ですのね。御髪も夜空を映した海の様ですわ!小麦色の肌も、とても魅力的でしてよ?」
横にいる同じ色の存在は、たった今シェルリアーナの中では無かった事にされたようだ。
「あーん!これです!こういうお料理!!お兄様が絶対に許して下さらないフォークだけで頂ける味の濃いぃお食事!最高です!!」
「分かります。大使館でも、王族となると見られますからね。下手な物食べると直ぐバレて何か言われるんですよ。」
「細引き麺…次はもっと持ってきましょうか…?」
「お米とチーズ美味しいです!」
ディアナもそろりそろりスパイスの効いたソーセージを口にする。
「デイビッド殿は、いつもこのお部屋で料理をされているのですか?」
「こんなんでも一応、仕事の一環なんだよ…」
「弟のジャファルが言ってました。絶対に卵料理は食べさせてもらって来いって。」
「今使ってるのは、ほとんど大砂鳥の卵なんですよ。味が濃くてまろやかで美味しいですよ!?」
「大砂鳥…?!王族の食事にも出される高級品でしょう?!」
「今何羽いるんでしたっけ?」
「ヒヨコ合わせて31羽…卵を産む雌は18羽いるな。」
「だそうです!卵サンドふわふわですよ!?遠慮せず召し上がって下さい!」
「え?美味しい…卵だけじゃない…全てが調和してて非常に美味です…」
王族だらけの食事会はにこやかに終わり、普段口にできない料理を堪能した4人はそれぞれ礼を述べて帰って行った。
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