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黒豚令息と訳あり令嬢の学園生活〜怒涛の進学編〜
勧誘
高度な技術を要する作業を、にこにこと楽しそうに、しかも何でもない事のようにやって見せたエリザベス。
「お前さん…こりゃぁ…」
「親方、先に少し話してくる。」
デイビッドはエリザベスを隣の小部屋へ案内すると、改まって話をし出した。
「なぁ…ものは相談なんだが、リズさえ良ければここで働かないか?」
「え?ここで?!」
「家の事情とか、複雑な制約とかあるのはわかってる。だから、これから話すことはリズの…ひとつの選択肢と思ってくれていい。」
「選択肢…」
「ここなら誰も家の事も、身分の事もうるさく言う奴はいない。仕事は大変だけどな。女性向きじゃないってことも分かってる。でも、あんな潰れかけの商会に閉じ込められて、ノルマをこなすだけの人生になるより、よっぽどやりがいはあるはずだ。」
「で…でもさ…家、出されたら学園にはもう通えないんだよ…アタシもう卒業してるのと同じ扱いだし…そうなったら資格も取れなくなっちゃう…そしたら技術者にもなれなくて…」
戸惑うエリザベスに、デイビッドは薄い紙の束を差し出した。
「なら、これなんかどうだ?商会で出してる奨学制度。今1人これ使って学園に通ってる平民組の奴が居るんだけど、もうひとりくらい実績も欲しいとこなんだ。卒業後3年以上ここで働く事を条件にしてるから、それこそすぐ決断はできねぇと思うけどな、使ってくれるなら俺がありがたい。」
「そんなのがあるの…?」
「学園に通う内は、来たい時に来て、簡単な作業から覚えてもらう事になるし、無理はさせない。ただ、上司はあの頑固親父だ。口も悪いしガサツで荒っぽい。他の職人とも時々ぶつかっちゃ喧嘩してる。寮もそんなに広くねぇし、平民向けだ。それでも良ければの話になるから、無理にとは言わねぇけどよ。」
「あ…あの…さ…デビィは?デビィはどう思ってるの…?アタシが、ここで…働くこと…」
「俺か?うーーん…そうだなぁ…」
デイビッドは腕を組んで考え込んだ。
「はじめ、旧式の軍用魔具を解除した時点で、ずっと惜しいと思ってた…特殊血統でおまけに技術系の家系なら、普通はそうそう家が手放すわけねぇし、既にどっかの御用達にでもなってんだろうなって…」
日用品と違い、軍のそれも魔術師の拷問用ともなれば、相当頑丈で複雑に作られていたはずだ。
それをいとも簡単に解除したばかりか、また使えるよう魔術式を壊さず残して見せた腕前に、あの時のデイビッドは心底感動し、どうにか商会の工房に引き込めないかと淡い期待を抱いていた。
しかし、特殊な血統と専門技術の継承者である事を知り、その技術の高さに納得すると同時にすっぱり諦めたつもりでいた。
「それが今日、まさかの事情を抱えてたってわかって…困ってるなら何か力になれないかってのが建前、このチャンスは逃したくないってのが本音だな…」
「チャンス…?」
「ここまで腕のある技術者、他所に取られて使い潰される可能性があるなら何が何でもウチに引き込みたい。そのための条件ならいくらでも飲むし、惜しいとは思わない。ただ、一番はリズ自身の気持ちの問題だからな…そうだ、もし他に入りたい工房や、気になる所があるなら、むしろ仲介させてくれよ。まぁ、一番はここに来て欲しいってのはあるけどな…」
「…なんで…なんでそこまでしてくれるの…?」
「一級の技術と更に伸びしろ持った努力型の天才が目の前に現れたんだ。こんな絶好の機会、二度とねぇだろ?!」
それを聞いて、エリザベスの目からは大粒の涙がボロボロこぼれ落ちた。
「リズ!?」
「ねぇ、どうしてデビィはさ、こんなにアタシが欲しかった言葉ばっかりかけてくれるの?…アタシね、家ではずっといらない子だったんだ…ダレもアタシのこと見てくれないし、役立たずのお荷物って言われて…一度もほめてもらったことなんてないの…なのにさ…デビィは会ってすぐからアタシのことたくさんほめてくれたでしょ?嬉しかったんだ…本当に、うれしかったんだよぉぉ…」
「褒めたつもりはねぇんだけどな。当然の評価だよ。」
「ふぇぇぇん!うれしいよぉ!ねぇデビィ、今アタシがどれだけ幸せな気持ちなのかわかる?アタシ結婚なんてしたくない!うちにも帰りたくない!ここにいる!!アタシここに置いて欲しいっ!ねぇ、デビィ、一生のお願い!アタシをこここで働かせて!?」
「…交渉成立、って事でいいか?手続きは今日中に済ませる。家の事が片付いたら直ぐに逃げて来いよ。」
「うっ…うっ…ありがと…本当にありがとう!デビィ大好きっ!!」
感極まったエリザベスはデイビッドに抱きついて子供の様に声を上げて泣き出した。
デイビッドは仕方がないというようにそのまま肩を貸してやりながら、エリザベスの背中を軽く叩いてやっていた。
「びっっっ…くりした……仕事が絡むとここまでナチュラルに女性も口説ける人だったなんて…いつもはヘタレなのに…むしろジゴロかってくらい殺し文句並べて!ヘタレの癖に!普段あんなクソヘタレの癖に!!」
「言いたい放題か!!」
どの辺りから見ていたのか、部屋の前でエリックが薄焼きのチョコがけワッフルをかじりながら目を疑っていた。
「これアレだ!浮気現場と間違われて一悶着起きる展開のよくあるパターン!!」
「縁起でもねぇ事言うな!!」
「泣いてる女性に抱きつかれて、その言い訳は苦しいですよ?恋人や婚約者に見られて騒動に発展するケースの典型じゃないですか!」
「何が何でもそっちにハンドル切ろうとすんの止めろ!!」
「大丈夫、ヴィオラ様には黙っててあげますよ?」
「言っとくけど、なんの弱みにもなってねぇからな!?」
泣いているエリザベスを宥めると、デイビッドは改めて工房に案内した。
「すごーい!釜から出たばっかりの保温のカップだ!」
ズラリ並んだまだ熱いカップのひとつに魔法針が触れると、一瞬だけ回路に光が走る。
バルダムはその一瞬で回路が正確に焼き付けられていることを確認し、次の工程に回す。
「あんな一瞬で見切るなんて、熟練の神業なんだよ!?」
「ああ、親方は地元でも一流の腕の持ち主だからな。」
「地元?」
「前に話したことがあったろ?デュロックの職人街にはドワーフやエルフの店が並んでるって。親方はそこで一番デカい工房の工房長だったんだよ。息子に店を譲って隠居するのかと思ったら、親父について来てここに入ってくれた。本当にありがてぇんだ。」
デイビッドはこちらの様子をチラチラ見ながら仕事に身が入らないバルダムを呼ぶと、エリザベスの前に座らせた。
「話がついた。欲しがってた新しい職人だ。年内は通いで仕事を覚えてもらう。せっかく乗り気になってくれたんだ、泣かして契約破棄になんかすんなよ?!」
「そんなことするもんか!!せっかく来て下さるちゅうんだ…こんな爺とうるさい連中しか居らんが、どうかワシ等を助けると思って力を貸して欲しい!!この通りじゃ!」
バルダムが恭しく頭を下げると、エリザベスはパッとしゃがんでバルダムの手を取った。
「こちらこそ!!こんなに凄い職人さん達の下で働けるなんて、アタシ今から楽しみで仕方ないです!アタシのことはビシビシ鍛えて下さい!!よろしくお願いします!」
「こんな年寄りのとこに来るにゃ勿体ないお嬢さんだ…大切にせにゃバチが当る…」
花が咲いたように笑うエリザベスを、バルダムは孫を愛でる様な眼差しで見つめていた。
エリザベスの雇用契約は簡単にできるが、一番の難関は家の問題。
このまま雇ってしまった場合、商会が訴えられた場合誘拐が成立してしまう可能性がある。
「大丈夫!しっかり勘当されて来るから!」
「それって大丈夫なんですかね?そのまま閉じ込められてしまう可能性の方が高くないですか?」
「なんならウチのガードマン何人か貸そうか?」
「ガードマンよりデイビッド様が黒服着て後ろに立ってる方が迫力ありますよ?!」
「言ったな…」
「え?デビィが来てくれるの!ありがとう!」
「ホラ見ろ話が変な方に行ったじゃねぇか!!」
その後そのまま話は向きを変えず、デイビッドは家に帰るエリザベスに付き添うことになってしまった。
「お前さん…こりゃぁ…」
「親方、先に少し話してくる。」
デイビッドはエリザベスを隣の小部屋へ案内すると、改まって話をし出した。
「なぁ…ものは相談なんだが、リズさえ良ければここで働かないか?」
「え?ここで?!」
「家の事情とか、複雑な制約とかあるのはわかってる。だから、これから話すことはリズの…ひとつの選択肢と思ってくれていい。」
「選択肢…」
「ここなら誰も家の事も、身分の事もうるさく言う奴はいない。仕事は大変だけどな。女性向きじゃないってことも分かってる。でも、あんな潰れかけの商会に閉じ込められて、ノルマをこなすだけの人生になるより、よっぽどやりがいはあるはずだ。」
「で…でもさ…家、出されたら学園にはもう通えないんだよ…アタシもう卒業してるのと同じ扱いだし…そうなったら資格も取れなくなっちゃう…そしたら技術者にもなれなくて…」
戸惑うエリザベスに、デイビッドは薄い紙の束を差し出した。
「なら、これなんかどうだ?商会で出してる奨学制度。今1人これ使って学園に通ってる平民組の奴が居るんだけど、もうひとりくらい実績も欲しいとこなんだ。卒業後3年以上ここで働く事を条件にしてるから、それこそすぐ決断はできねぇと思うけどな、使ってくれるなら俺がありがたい。」
「そんなのがあるの…?」
「学園に通う内は、来たい時に来て、簡単な作業から覚えてもらう事になるし、無理はさせない。ただ、上司はあの頑固親父だ。口も悪いしガサツで荒っぽい。他の職人とも時々ぶつかっちゃ喧嘩してる。寮もそんなに広くねぇし、平民向けだ。それでも良ければの話になるから、無理にとは言わねぇけどよ。」
「あ…あの…さ…デビィは?デビィはどう思ってるの…?アタシが、ここで…働くこと…」
「俺か?うーーん…そうだなぁ…」
デイビッドは腕を組んで考え込んだ。
「はじめ、旧式の軍用魔具を解除した時点で、ずっと惜しいと思ってた…特殊血統でおまけに技術系の家系なら、普通はそうそう家が手放すわけねぇし、既にどっかの御用達にでもなってんだろうなって…」
日用品と違い、軍のそれも魔術師の拷問用ともなれば、相当頑丈で複雑に作られていたはずだ。
それをいとも簡単に解除したばかりか、また使えるよう魔術式を壊さず残して見せた腕前に、あの時のデイビッドは心底感動し、どうにか商会の工房に引き込めないかと淡い期待を抱いていた。
しかし、特殊な血統と専門技術の継承者である事を知り、その技術の高さに納得すると同時にすっぱり諦めたつもりでいた。
「それが今日、まさかの事情を抱えてたってわかって…困ってるなら何か力になれないかってのが建前、このチャンスは逃したくないってのが本音だな…」
「チャンス…?」
「ここまで腕のある技術者、他所に取られて使い潰される可能性があるなら何が何でもウチに引き込みたい。そのための条件ならいくらでも飲むし、惜しいとは思わない。ただ、一番はリズ自身の気持ちの問題だからな…そうだ、もし他に入りたい工房や、気になる所があるなら、むしろ仲介させてくれよ。まぁ、一番はここに来て欲しいってのはあるけどな…」
「…なんで…なんでそこまでしてくれるの…?」
「一級の技術と更に伸びしろ持った努力型の天才が目の前に現れたんだ。こんな絶好の機会、二度とねぇだろ?!」
それを聞いて、エリザベスの目からは大粒の涙がボロボロこぼれ落ちた。
「リズ!?」
「ねぇ、どうしてデビィはさ、こんなにアタシが欲しかった言葉ばっかりかけてくれるの?…アタシね、家ではずっといらない子だったんだ…ダレもアタシのこと見てくれないし、役立たずのお荷物って言われて…一度もほめてもらったことなんてないの…なのにさ…デビィは会ってすぐからアタシのことたくさんほめてくれたでしょ?嬉しかったんだ…本当に、うれしかったんだよぉぉ…」
「褒めたつもりはねぇんだけどな。当然の評価だよ。」
「ふぇぇぇん!うれしいよぉ!ねぇデビィ、今アタシがどれだけ幸せな気持ちなのかわかる?アタシ結婚なんてしたくない!うちにも帰りたくない!ここにいる!!アタシここに置いて欲しいっ!ねぇ、デビィ、一生のお願い!アタシをこここで働かせて!?」
「…交渉成立、って事でいいか?手続きは今日中に済ませる。家の事が片付いたら直ぐに逃げて来いよ。」
「うっ…うっ…ありがと…本当にありがとう!デビィ大好きっ!!」
感極まったエリザベスはデイビッドに抱きついて子供の様に声を上げて泣き出した。
デイビッドは仕方がないというようにそのまま肩を貸してやりながら、エリザベスの背中を軽く叩いてやっていた。
「びっっっ…くりした……仕事が絡むとここまでナチュラルに女性も口説ける人だったなんて…いつもはヘタレなのに…むしろジゴロかってくらい殺し文句並べて!ヘタレの癖に!普段あんなクソヘタレの癖に!!」
「言いたい放題か!!」
どの辺りから見ていたのか、部屋の前でエリックが薄焼きのチョコがけワッフルをかじりながら目を疑っていた。
「これアレだ!浮気現場と間違われて一悶着起きる展開のよくあるパターン!!」
「縁起でもねぇ事言うな!!」
「泣いてる女性に抱きつかれて、その言い訳は苦しいですよ?恋人や婚約者に見られて騒動に発展するケースの典型じゃないですか!」
「何が何でもそっちにハンドル切ろうとすんの止めろ!!」
「大丈夫、ヴィオラ様には黙っててあげますよ?」
「言っとくけど、なんの弱みにもなってねぇからな!?」
泣いているエリザベスを宥めると、デイビッドは改めて工房に案内した。
「すごーい!釜から出たばっかりの保温のカップだ!」
ズラリ並んだまだ熱いカップのひとつに魔法針が触れると、一瞬だけ回路に光が走る。
バルダムはその一瞬で回路が正確に焼き付けられていることを確認し、次の工程に回す。
「あんな一瞬で見切るなんて、熟練の神業なんだよ!?」
「ああ、親方は地元でも一流の腕の持ち主だからな。」
「地元?」
「前に話したことがあったろ?デュロックの職人街にはドワーフやエルフの店が並んでるって。親方はそこで一番デカい工房の工房長だったんだよ。息子に店を譲って隠居するのかと思ったら、親父について来てここに入ってくれた。本当にありがてぇんだ。」
デイビッドはこちらの様子をチラチラ見ながら仕事に身が入らないバルダムを呼ぶと、エリザベスの前に座らせた。
「話がついた。欲しがってた新しい職人だ。年内は通いで仕事を覚えてもらう。せっかく乗り気になってくれたんだ、泣かして契約破棄になんかすんなよ?!」
「そんなことするもんか!!せっかく来て下さるちゅうんだ…こんな爺とうるさい連中しか居らんが、どうかワシ等を助けると思って力を貸して欲しい!!この通りじゃ!」
バルダムが恭しく頭を下げると、エリザベスはパッとしゃがんでバルダムの手を取った。
「こちらこそ!!こんなに凄い職人さん達の下で働けるなんて、アタシ今から楽しみで仕方ないです!アタシのことはビシビシ鍛えて下さい!!よろしくお願いします!」
「こんな年寄りのとこに来るにゃ勿体ないお嬢さんだ…大切にせにゃバチが当る…」
花が咲いたように笑うエリザベスを、バルダムは孫を愛でる様な眼差しで見つめていた。
エリザベスの雇用契約は簡単にできるが、一番の難関は家の問題。
このまま雇ってしまった場合、商会が訴えられた場合誘拐が成立してしまう可能性がある。
「大丈夫!しっかり勘当されて来るから!」
「それって大丈夫なんですかね?そのまま閉じ込められてしまう可能性の方が高くないですか?」
「なんならウチのガードマン何人か貸そうか?」
「ガードマンよりデイビッド様が黒服着て後ろに立ってる方が迫力ありますよ?!」
「言ったな…」
「え?デビィが来てくれるの!ありがとう!」
「ホラ見ろ話が変な方に行ったじゃねぇか!!」
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カクヨムで公開したものに手を入れたものです。