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黒豚令息と訳あり令嬢の学園生活〜怒涛の進学編〜
あり得ない求婚
薄い布を幾重も重ねたアデラの衣装に身を包んだディアナは、豊穣の女神に例えられる程たおやかで神々しい。
「ヴィオラ様はハーブティーがお好きなのですか?」
「好き…と言うか、デイビッド様の所でいつも特製ブレンドのハーブティーを頂いているので、習慣の様なものです。」
「確かに、あれは美味しかった…国に帰る前に一度手に入れたいと思いました。」
「このお茶もとても良い香りがしますね。華やかな南国の果物とお花の甘くてすっきりした味わいがとても美味しいです。」
「ベースに紅茶葉ではなくマメ科の植物を使っているんですよ。渋みがなく栄養もありアデラでも人気のお茶なんです。」
「ここにも豆…お豆すごい…」
「実は畑を拡げて国内外の流通に見通しを立てて下さったのもデイビッド殿なんですよ。私共は足元に散らばる宝の山にも気が付かず、長い事民に無駄な時間を過ごさせてしまっていました。デイビッド殿が物の価値と有用性を正しく広め、諸国との港を繋げて下さらねば、今のアデラは無かったでしょう。しかし、父が国を挙げて礼をしようと名を呼ぶ前に、逃げる様に去ってしまわれて…」
「海賊に間違われて、遭難したと聞いたことがあるのですが…」
「あれは…隣国の海軍が他国の進出に功を焦り、デイビッド殿の乗った港の試験定期船を敵船と決め付けて追い回したんです。挙げ句、時化に巻き込まれて海に投げ出されてしまわれて…」
高波が治まってから捜索も行われたが、一月以上過ぎても痕跡すら見つからず、もう誰もが諦めて葬儀などの話がまとまった頃に、地元の海賊船に乗って帰って来たそうだ。
「海賊船に…ですか…」
「名を伏せてはおりましたが…長年手を焼いていた一味に間違いなかったそうで…漂流した小島に偶然立ち寄った船に助けを求めたところ、それが海賊船だったとか…それで3週間程船の雑用をしながら船長を説き伏せ、港と航路の警護に当たる巡回船を任せると約束して来たんです。元が海賊なだけに腕も確かで、操舵の技術も高く、他国の私掠船の拿捕にも一役買っているんですよ。」
ちなみに、その遭難時に流れ着いた小島で見つけたカカオの原生林が後に開拓され、現在デイビッドが扱うチョコレートの原材料になっている。
「関係者の間では“不死身の男”として有名なんです。そんなデイビッド殿が、たかが刺客の1人2人に倒される訳が無い。それに一度は目覚めておいでなのですから、きっと大丈夫。どうか悲しい顔をなさらないで下さいヴィオラ様…」
「ありがとうございます…ディアナ様…」
同世代でクラスメイトという気易さもあり、2人で話す内にヴィオラは徐々に明るい表情を見せるようになった。
「学園の方はどうなってるでしょうね。」
「教会の信徒がかなりおりましたからね。あの聖女もうるさくなくなって良いのでは?」
そんな会話をしていると、ディアナが突如目を細め、ヴィオラの後ろを凝視した。
「どうされました?」
「いや…その…なんと言うか…植え込みの方から誰かがこちらに向かって来ているようなのですが…なんだアレは…?」
庭園の小道を、巨大なバラの山がゆっくり歩いてくるそうで、ヴィオラも思わず振り向いて眉毛にシワを寄せてしまっまた。
「なん…でしょうね…?」
「庭師が植え替えでもするのか…?にしては咲いた花ばかりというのもおかしい…」
垣根の終わりから、どんどんこちらへ近づいて来る真っ赤なバラの山は、どうやら大きな花束を抱えた人らしく、その後ろから大小の箱を持つ男達が数名続き、最後尾に真っ白な服を着た金髪の男性が現れた。
その姿を見た瞬間、ヴィオラはガタンと音を立てて椅子から立ち上がり、ジリジリと後ろへ下がって行った。
「ヴィオラ様?!どうかなさいましたか?」
「あ…あぁ…」
怯えた顔のヴィオラを見て、ディアナがサッとヴィオラを後ろ手に庇い身構えた。
「そこの者達、止まれ!!」
ディアナが牽制すると、最後尾の白スーツが前に進み出て来て仰々しく挨拶をした。
「これは驚かせてしまい申し訳ありません!私はクロード・エル・ラムダ、そちらの令嬢に大切なお話があり、参りました。どうか2人切りにして頂くことはできませんか?」
その名を聞いて、ディアナの目が更に鋭くキツイものになった。
「ヴィオラ様、行きましょう!ここに居ても良い予感がしません。急いでアリス様の元へ参りましょう!」
護衛よろしくヴィオラの前に立ち、逃げ道を確保しようとするディアナに対し、クロードの目が一瞬蔑むようなものに変わった。
「他国の人間が口を挟まないで頂きたい。これはラムダの王族に関わる重大な話し故、お下がり頂けませんか?!」
「人に聞かせられない話を王族が昼日中の庭園で行う方がおかしかろう!?ラムダの第二王子が一体何の用だ!!」
「…仕方がない…ならば見届人としてそこに居ることを許可しよう。蛮国のとは言え、王族には違いなさそうだからな。」
「なん…だと…」
(コイツ…イカれてるのか?)
ディアナは初対面のクロードの異様な物言いに未知の恐ろしさを感じていたが、もしこれがヴィオラへの謝罪などであれば邪魔しない方が良いのではないかと悩み、迷いから動きが鈍ってしまう。
「ヴィオラ令嬢!1年前、私は貴女に酷い物言いをしてしまいました…」
(やはり謝罪か…?)
ディアナがヴィオラの方を見ると、手足が震え、左手の指輪を握りしめて恐怖と戦っている様だった。
「あの時の私はどうかしていた…悪魔に唆され、運命の出会いを邪魔されてしまった!しかし、もうその悪魔も、私を傀儡にしようと寄って来る有象無象も消え去った!父上もようやく外に出る事をお許し下さり、こうして貴女の前に戻って来る事が出来ました!」
ここまで聞いて、ようやく我に返ったディアナは、腕輪の魔道具に勢い良く魔力を注いだ。
(ヴィオラ様…申し訳ありません…もうしばし時間を稼ぎます…)
「待たれい、クロード殿!貴殿は1年前、ヴィオラ令嬢から貴族の身分を剥奪したと聞いているが?!今更そのような事を仰る理由はなんだ!?」
「黙れ!殿下の重大な話に水を差す気か!?」
「アデラの人間如きが、不敬であるぞ!?」
デカい花束と大荷物を抱える侍従達が口々に何か言うのを、ディアナはグッと耐えた。
(そう言えば、アリス様が言っていたな…第二王子は古臭い悪習と排他的な独善的思想を振りかざす国の恥だと…)
側近達は一度は家に帰されたものの、バラバラにすると他に迷惑がかかるため、纏めて離宮で王子の世話と一般常識を学ばせていたらしいが、1年ではどうにもならなかったらしい。
「私は悪魔の甘言に落ち、貴女を大衆の面前で迫害してしまった…今ならどれ程愚かな行為であったか理解できます…心から反省しております!」
(それに気が付くのに1年も使ったのか…そう言えばエリック殿も言ってたな…脳味噌の代わりにスポンジでも詰まっているのではと思える程、頭の悪い連中だと…)
ディアナは自分の背中に隠れるヴィオラを見て、その怯え様から本気で心配になってきた。
「悪魔と言うが、都合良く他人に責任を転嫁しているだけではないのか?そもそも簡単に甘言に乗せられる王族というのが問題な事に気付かぬか!」
「黙れ!部外者が横から口を出すな!」
「こっちからしたら部外者はお前等だよ!!」
だんだん口調が崩れていくディアナに、ヴィオラは少しずつ自分を取り戻し、ディアナの背中から顔を出し、離れた所からクロードに礼を取った。
「ラムダ国第二王子クロード・エル・ラムダ殿下に…ご、ご挨拶申し上げます…謝罪はお受けします、どうか私の事はこれ以上構わないで下さいませ…」
「ヴィオラ令嬢!ずっと後悔しておりました…心優しい貴女を傷つけてしまったことを…」
「もう過ぎた事でございます…私は今を幸せに生きておりますので、殿下がこれ以上御心を砕かれる必要はございません。」
「ああ、やはりお許し下さるのですね…貴女は本当に情け深く慈愛に満ちて、まるで“聖女”の様だ!!」
その一言で、ヴィオラは全身が嫌な物に触れたようなゾッとした感覚に襲われた。
恐ろしさと悍ましさで頭が上げられず、固まってしまう。
「ヴィオラ令嬢、どうかこの私に貴女の隣りに立つ権利を頂けませんか?私と婚約して下さい!!」
次の瞬間、跪くクロードの差し伸べた手を取ったのは、ヴィオラではなかった。
「ヴィオラ様はハーブティーがお好きなのですか?」
「好き…と言うか、デイビッド様の所でいつも特製ブレンドのハーブティーを頂いているので、習慣の様なものです。」
「確かに、あれは美味しかった…国に帰る前に一度手に入れたいと思いました。」
「このお茶もとても良い香りがしますね。華やかな南国の果物とお花の甘くてすっきりした味わいがとても美味しいです。」
「ベースに紅茶葉ではなくマメ科の植物を使っているんですよ。渋みがなく栄養もありアデラでも人気のお茶なんです。」
「ここにも豆…お豆すごい…」
「実は畑を拡げて国内外の流通に見通しを立てて下さったのもデイビッド殿なんですよ。私共は足元に散らばる宝の山にも気が付かず、長い事民に無駄な時間を過ごさせてしまっていました。デイビッド殿が物の価値と有用性を正しく広め、諸国との港を繋げて下さらねば、今のアデラは無かったでしょう。しかし、父が国を挙げて礼をしようと名を呼ぶ前に、逃げる様に去ってしまわれて…」
「海賊に間違われて、遭難したと聞いたことがあるのですが…」
「あれは…隣国の海軍が他国の進出に功を焦り、デイビッド殿の乗った港の試験定期船を敵船と決め付けて追い回したんです。挙げ句、時化に巻き込まれて海に投げ出されてしまわれて…」
高波が治まってから捜索も行われたが、一月以上過ぎても痕跡すら見つからず、もう誰もが諦めて葬儀などの話がまとまった頃に、地元の海賊船に乗って帰って来たそうだ。
「海賊船に…ですか…」
「名を伏せてはおりましたが…長年手を焼いていた一味に間違いなかったそうで…漂流した小島に偶然立ち寄った船に助けを求めたところ、それが海賊船だったとか…それで3週間程船の雑用をしながら船長を説き伏せ、港と航路の警護に当たる巡回船を任せると約束して来たんです。元が海賊なだけに腕も確かで、操舵の技術も高く、他国の私掠船の拿捕にも一役買っているんですよ。」
ちなみに、その遭難時に流れ着いた小島で見つけたカカオの原生林が後に開拓され、現在デイビッドが扱うチョコレートの原材料になっている。
「関係者の間では“不死身の男”として有名なんです。そんなデイビッド殿が、たかが刺客の1人2人に倒される訳が無い。それに一度は目覚めておいでなのですから、きっと大丈夫。どうか悲しい顔をなさらないで下さいヴィオラ様…」
「ありがとうございます…ディアナ様…」
同世代でクラスメイトという気易さもあり、2人で話す内にヴィオラは徐々に明るい表情を見せるようになった。
「学園の方はどうなってるでしょうね。」
「教会の信徒がかなりおりましたからね。あの聖女もうるさくなくなって良いのでは?」
そんな会話をしていると、ディアナが突如目を細め、ヴィオラの後ろを凝視した。
「どうされました?」
「いや…その…なんと言うか…植え込みの方から誰かがこちらに向かって来ているようなのですが…なんだアレは…?」
庭園の小道を、巨大なバラの山がゆっくり歩いてくるそうで、ヴィオラも思わず振り向いて眉毛にシワを寄せてしまっまた。
「なん…でしょうね…?」
「庭師が植え替えでもするのか…?にしては咲いた花ばかりというのもおかしい…」
垣根の終わりから、どんどんこちらへ近づいて来る真っ赤なバラの山は、どうやら大きな花束を抱えた人らしく、その後ろから大小の箱を持つ男達が数名続き、最後尾に真っ白な服を着た金髪の男性が現れた。
その姿を見た瞬間、ヴィオラはガタンと音を立てて椅子から立ち上がり、ジリジリと後ろへ下がって行った。
「ヴィオラ様?!どうかなさいましたか?」
「あ…あぁ…」
怯えた顔のヴィオラを見て、ディアナがサッとヴィオラを後ろ手に庇い身構えた。
「そこの者達、止まれ!!」
ディアナが牽制すると、最後尾の白スーツが前に進み出て来て仰々しく挨拶をした。
「これは驚かせてしまい申し訳ありません!私はクロード・エル・ラムダ、そちらの令嬢に大切なお話があり、参りました。どうか2人切りにして頂くことはできませんか?」
その名を聞いて、ディアナの目が更に鋭くキツイものになった。
「ヴィオラ様、行きましょう!ここに居ても良い予感がしません。急いでアリス様の元へ参りましょう!」
護衛よろしくヴィオラの前に立ち、逃げ道を確保しようとするディアナに対し、クロードの目が一瞬蔑むようなものに変わった。
「他国の人間が口を挟まないで頂きたい。これはラムダの王族に関わる重大な話し故、お下がり頂けませんか?!」
「人に聞かせられない話を王族が昼日中の庭園で行う方がおかしかろう!?ラムダの第二王子が一体何の用だ!!」
「…仕方がない…ならば見届人としてそこに居ることを許可しよう。蛮国のとは言え、王族には違いなさそうだからな。」
「なん…だと…」
(コイツ…イカれてるのか?)
ディアナは初対面のクロードの異様な物言いに未知の恐ろしさを感じていたが、もしこれがヴィオラへの謝罪などであれば邪魔しない方が良いのではないかと悩み、迷いから動きが鈍ってしまう。
「ヴィオラ令嬢!1年前、私は貴女に酷い物言いをしてしまいました…」
(やはり謝罪か…?)
ディアナがヴィオラの方を見ると、手足が震え、左手の指輪を握りしめて恐怖と戦っている様だった。
「あの時の私はどうかしていた…悪魔に唆され、運命の出会いを邪魔されてしまった!しかし、もうその悪魔も、私を傀儡にしようと寄って来る有象無象も消え去った!父上もようやく外に出る事をお許し下さり、こうして貴女の前に戻って来る事が出来ました!」
ここまで聞いて、ようやく我に返ったディアナは、腕輪の魔道具に勢い良く魔力を注いだ。
(ヴィオラ様…申し訳ありません…もうしばし時間を稼ぎます…)
「待たれい、クロード殿!貴殿は1年前、ヴィオラ令嬢から貴族の身分を剥奪したと聞いているが?!今更そのような事を仰る理由はなんだ!?」
「黙れ!殿下の重大な話に水を差す気か!?」
「アデラの人間如きが、不敬であるぞ!?」
デカい花束と大荷物を抱える侍従達が口々に何か言うのを、ディアナはグッと耐えた。
(そう言えば、アリス様が言っていたな…第二王子は古臭い悪習と排他的な独善的思想を振りかざす国の恥だと…)
側近達は一度は家に帰されたものの、バラバラにすると他に迷惑がかかるため、纏めて離宮で王子の世話と一般常識を学ばせていたらしいが、1年ではどうにもならなかったらしい。
「私は悪魔の甘言に落ち、貴女を大衆の面前で迫害してしまった…今ならどれ程愚かな行為であったか理解できます…心から反省しております!」
(それに気が付くのに1年も使ったのか…そう言えばエリック殿も言ってたな…脳味噌の代わりにスポンジでも詰まっているのではと思える程、頭の悪い連中だと…)
ディアナは自分の背中に隠れるヴィオラを見て、その怯え様から本気で心配になってきた。
「悪魔と言うが、都合良く他人に責任を転嫁しているだけではないのか?そもそも簡単に甘言に乗せられる王族というのが問題な事に気付かぬか!」
「黙れ!部外者が横から口を出すな!」
「こっちからしたら部外者はお前等だよ!!」
だんだん口調が崩れていくディアナに、ヴィオラは少しずつ自分を取り戻し、ディアナの背中から顔を出し、離れた所からクロードに礼を取った。
「ラムダ国第二王子クロード・エル・ラムダ殿下に…ご、ご挨拶申し上げます…謝罪はお受けします、どうか私の事はこれ以上構わないで下さいませ…」
「ヴィオラ令嬢!ずっと後悔しておりました…心優しい貴女を傷つけてしまったことを…」
「もう過ぎた事でございます…私は今を幸せに生きておりますので、殿下がこれ以上御心を砕かれる必要はございません。」
「ああ、やはりお許し下さるのですね…貴女は本当に情け深く慈愛に満ちて、まるで“聖女”の様だ!!」
その一言で、ヴィオラは全身が嫌な物に触れたようなゾッとした感覚に襲われた。
恐ろしさと悍ましさで頭が上げられず、固まってしまう。
「ヴィオラ令嬢、どうかこの私に貴女の隣りに立つ権利を頂けませんか?私と婚約して下さい!!」
次の瞬間、跪くクロードの差し伸べた手を取ったのは、ヴィオラではなかった。
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