晩酌のおつまみは晩酌しながら

紅雪

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56話 更なる可能性へ ⇒続スコーン

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人物紹介
料理担当:醤子 しょうこ。(いつか買ってみたい五歳醤油。)
手伝い:味噌美 みそみ。(出汁入りは料理の幅が狭まるので好きじゃない。)
日本料理に欠かせない二人は、どっちも大豆の精。(言い切っておくか。)

本日の調味料

胡椒
バター的なもの
ヨーグルト
たまご
オリーブオイル


醤「はい、では前回のおさらいからいきます。」
味「えっ!?何故授業風に始まったの?」
醤「えっ!?」
味「何心外みたいな顔してんの。さも当たり前じゃない、みたいに。ってかその流れって今回もスコーンなの!?」
醤「まぁまぁ。今回はコーヒーやビールもいけるやつも作るから。」
味「って事は、この前言ってたやつを試したの?」
醤「ええ、早速。」
味「ってことは美味しかったって事だよね。」
醤「うん、なかなかいけてたわ。しかも作った後にさらに、バリエーションが広がりそうなのよねぇ。」
味「なら楽しみだね。」
醤「じゃ、まず甘い方から行こうかな、チョコバナナスコーン。(ぶしゅっ)」
味「え、飲みながらそれ!?(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「生地はこの前のチョコスコーンを利用。二つに生地を分け、薄く延ばしたら上にスライスしたバナナを敷き詰める。それを閉じるようにもう片方の生地も薄く延ばして、バナナを包むように蓋をする。がっつり閉じちゃってね。」
味「なるほど。チョコとバナナの匂いが美味しそう。ビールには合わないけど。」
醤「そこは我慢してよ。で、さらにスライスしたバナナを生地に乗せる。」
味「おお、贅沢。」
醤「6等分に切るから、切る位置を避けてね。これを冷蔵庫で一旦冷やし、180度のオーブンで通常より4~5分多めに焼く。バナナの水分があるからね、少し長めに。」
味「おやつにはいいね。」
醤「そうなのよ。コーヒーと一緒に食べると美味しい。」
味「あたしは紅茶がいいけどなぁ。」
醤「まぁ、それは好みとして、メインに行きます。」
味「おう。」
醤「まず薄切りのベーコンをフライパンで焼いて焦げ目をつけていく。その間に玉ねぎを薄くスライスして、それを小さ目に切る。それをボウルに入れ、バター、ヨーグルト、卵黄、ホットケーキミックスを入れ、そこに塩、胡椒、オリーブオイルも入れスプーンで混ぜる。」
味「入れてるものが、おかず感出て来るね。でもホットケーキミックスって甘いじゃん、合うの?」
醤「それは出来てからのってやつね。ダマになったら、焼いたベーコンを入れ、手で捏ねていく。ゆるかったら小麦粉を足せば問題無し。」
味「うーん。ベーコンと胡椒の粒々が美味しそうには見える。」
醤「これを伸ばしたらやっぱり冷蔵庫で冷やし、180度のオーブンで17~18分焼いて出来上がり。」
味「おお、いい匂い。」
醤「これを、とろけるチーズを乗せて、トースターで5分くらい焼いてみたり、ポテトサラダをトッピングしてみたりすると。」
味「そのままで美味しいけど、チーズやポテサラもかなり美味しいね、確かにお酒も行けるよ。」
醤「そうよねー。」
味「ホットケーキミックスの可能性って凄いね。」
醤「まだまだいろいろ出来そうな気がするわ。」
味「いや、これほんとにビールいけるよ。」
醤「はいはい、あとはゆっくり食べ飲みしましょ。」
味「いえーい。」
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