女神ノ穢レ

紅雪

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六章 塵ニ捧グ覆滅ノ灯朧

62.決裂

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紅茶と焼き菓子が人数分用意された会議室。
エウスの分は無い。
あくまで、エルメラに付き従う姿勢は変わらないところが凄い。
ちなみにカラフはお客さん扱いなので用意されてはいるが、向こうも同様にユーテウェリの背後に立って控えている。
ウリカとオルディヌは私の横で、既にお菓子を食べているが、それ以外はエルメラに視線を向けていた。
「さて、用意も整った事じゃ、話しとやらを聞こうかの。」

「エルメラデウス卿は、『塵を保護しなくてもいい世にするため』と言った。僕も認識を壊すと言ったが、塵が迫害を受けない世の中にする、という点においては目的は同じと考えていいかな?」
確かに、どちらも塵に対する扱いは変わるだろう。
ユーテウェリがどういう手段でそれを行うか不明だが、エルメラの場合は根本原因を取り除こうとしている。
もっとも、女神を殺したところで根本的な解決になるかは、確認できていないけれど。

「そうじゃな。協調出来るとするならば、後は手段というところか。」
「僕も同様の認識だ。」
エルメラは頷くと、続けて口を開く。
「して、お主はどの様な手段で世の認識を壊すと言うのじゃ?」
「ランフェルツの機械技術は数年内に先を往く。隣国に侵略戦争を仕掛けても圧倒出来るだろう。」
え、戦争?
何故ここで戦争の話しになったの?
「その技術を活かした、塵専用の武器作成も目指すところだ。」
「塵専用じゃと?」
話しについていけない気がしてきた。

「可否についての議論は時間の無駄だからしない。だが、エルメデウス卿の天馬は魔法によって駆動するだろう?そんなものが存在するのだから開発しないという選択は無い。」
あぁ、あんなのが他にもあったら、確かに便利。
私の魔法を使ったものも可能なのかな?
火って何に使うんだろ・・・
料理とか?
「だから、リヴィラエ卿も模索しているのではないか?」
ユーテウェリの問いがフィナに向いた。
「その様な事は・・・いえ、そうですね。魔法の特性を伸ばす事が出来ればと。」
隠しても無駄と思ったのか、否定しようとしたフィナは素直に答えた。

「して、その力で何を成そうと言うのじゃ。」
「簡単な話しさ。先ずはランフェルツを掌握した後に、隣国のバルグセッツとこのメイオーリアを吸収し一つの国家を創る。」
なんかそれ、塵じゃなくても良さそう。
塵の認識を変えたいのか、戦争をしたいのかわからない。
「続いてランフェルツから南下してスォーウェル地方、手前のカルベイラから順に呑み込み帝国へと発展させていく。」
「ふむ、それで認識が変わるのかのぅ?」
「塵が王となって行う事で、塵の偉大さ、英雄視、憧憬、抱く認識が忌むべきものから変化していくだろう。」
それも、確かに一つの方法かもしれない。
でもそれじゃ駄目だ。
長い年月からすれば一時凌ぎでしかないと、私には思えた。

「これは今だからこそ実行すべきなんだ。塵が揃っている今だからこそ。我々が英雄になる事で、世界の認識を覆せる機会なんだよ。」
それじゃ、回帰するだけだ。
上書きじゃ、根底まで書き換えられない。
「それで、余に何を求める?」
「僕は何れ王になって認識を覆す。だから卿だけではない、全員僕の配下になれ。」
「断る。」
エルメラが間髪入れずに即答した。
私も嫌だ。
こいつ、なんか好きになれない。
「それは地位の問題か?」

「その考え方じゃムリだよ。」
ウリカが焼き菓子を食べながら、見もせずに言った。
「うん、それじゃ駄目だ。」
私も続ける。
「面白くない。」
リリエルはつまらなさそうに言った。
まぁ、縛られるのが嫌なんでしょうね。

「発想がおこちゃまだな。」
「少し前のグエンも変わらないわよ。」
「なに!?・・・」
私が言うと、一瞬むっとしたがすぐに顔を背けた。
「誰かの下に、とかお姉さん無理。」
まぁ、マリアなら不思議じゃない。
「リヴィラエ様の判断に従う立場ですが、個人的にはお断りします。」
オルディヌはまだその辺の判断は難しいかもしれない。
それを除けば、全員言いたい事を言った。

当然、ユーテウェリの表情はかなり不服そう。

「塵や滓の認知、強力な魔法、塵の中でも僕は特異な存在だ。王に相応しいだろう?」
魔法は見てないから知らないけれど、滓や塵を認知出来るからといって王様に相応しいのだろうか?
「王の資質ではないのぅ。力はただ、資質に付随するものに過ぎぬ。」
エルメラが呆れを含んで言った直後、ユーテウェリは左手を壁に向けた。

在った筈の壁が円形状に無くなっている。
そこから入って来た風が、会議室の中を緩やかに撫でていった。
「僕の魔法は消滅だ。存在自体を消す。物だけじゃない、生き物も血の一滴すら残らず消し去れる。」
冷徹な目を一同に向けてユーテウェリは言った。
「お前ら全員消して、次を探してもいいんだぞ?」
確かに、エルメラの言う通り王様には向いてないかな。
「認知範囲の広くないお主が、再度塵を集めるのは無理じゃ。」
ユーテウェリの脅迫に、エルメラは不敵な笑みを浮かべて言った。
「なんだと?」

なるほど。
確かにそうか。
エルメラは各地に独自の情報網を作って探していた。
だからこそ、エルメラは私たちを探し当てることが出来たんだろう。
だけど、ユーテウェリの認知はきっと、近くに存在しないと駄目なのかもしれない。

「余がリヴィラエ卿の元へ向かう際、貴族院の近くを通過したから認知出来たのじゃろう。精々それが認知範囲の限界。小さな村程度の範囲しかわかるまい?」
エルメラの言った内容に、ユーテウェリは歯噛みをする。
概ね当たりなのでしょうね。
今すぐに私たちを消さないところも、その証左かも知れない。

「では、お前らはどうやって世の中の認識を変えるつもりだ?」
そこまで言うなら案を出してみろとばかりに言う。
聞く気あったんだ。
「別に変える必要などない。」
「ふざけるな!」
ユーテウェリは拳を机に叩きつけた。
「ふざけてはおらぬ。余は塵の根本である女神を屠る、それだけよ。」
「な・・・に・・・?」
「女神の力が無ければ、もう塵が生まれる事も無いだろう?さすれば、塵は忌むべき者という認識は風化し、何れ消え去る。」

「だがその確証は無いだろう。」
確かに、ユーテウェリの言う通り。
烙印が消えるかもわからない、塵が生まれなくなるかもわからない。
やってみなければわからないのは、みんな承知だ。
「お主とてそうじゃろう。いくら強いとはいえ、膨大な数の前では無力に等しい。此処にいる者すら説き伏せられぬ様では、世の常に飲み込まれるのは目に見えて明らかじゃ。」
つまり、それがさっき言ってた資質って事かな。
誰も着いて行きたいなんて思わなかった。
それが答え。

「何なら余の配下に加えてやってもよいぞ?」
え、私は要らないんだけど。
リリエルも何を言い出すんだよ、みたいな顔をしている。
マリアはいつも通り笑みを浮かべたままだが、グエンはもう興味が無いのか、自分の焼き菓子をオルディヌに与えていた。
「ふざけるな、どの程度の能力か知らないが、僕より劣るであろう奴に下れるか。」
嘲笑するエルメラをユーテウェリは睨み付けた。
「それはどうかな。のぅ、アリア。」
「は?えぇ!」
なんで私なの!?
変な挑発に巻き込まないでよ。
「なんじゃ、自信がないのか?」
「いや、そういう事じゃなく。変な事に巻き込まないでって。」

「卿が相手ならまだしも、その女だと?」
ほらぁ、ますます怒ったじゃん。
「まぁ、おねぇなら余裕でしょ。」
「煽るな!」
もう。
ユーテウェリは杖で床を突いて立ち上がった。
あぁもう・・・
「その女に勝てば、お前らが僕に下るなら相手をしてやってもいい。」
上から目線。
「それでよい。」
おい・・・
「あら、面白くなってきたわ。」
「面白くねぇだろうが。」
「あたしじゃないのが残念だけど、まぁ面白いからいいか。」
どいつもこいつも。
誰も私の心配なんかしてないじゃない。

「後で撤回は認めないからな。」
「構わぬよ、膝でもなんでも付いてやろうぞ。」
だから煽るな!
「丁度更地にされた場所があるじゃろ、まずはそこへ移動しようかの。」
まぁ、あそこなら燃えるのは積んであった木材くらいか。
後は広がらない様に気をつければ。



「この中でお前が一番強いって事か?」
私とユーテウェリ以外は石畳の路の向かい側に並んで待機していた。
「誰が強いってのはないわ。単純な強さだけならそれこそ、エルメラが一番強そうだし。それぞれ向き不向きもあるから、そういうので計れるものじゃない。」
「ふん、まぁいい。死なない程度に相手してやる。エルメデウス卿の言う様に、僕の認知範囲は広くないから、殺して探す方が手間だ。」
あ、やっぱりそうなんだ。
「魔法はどっちの手で使う?」
私は右手を挙げた。
「わかった。じゃぁ左手は無くても大丈夫だな。」
言うねぇ。
取れるものなら取ってみなさいよ。
「カラフ、手出しはするなよ。そっちのエウスとかもな。」
「承知。」
「もちろんでございます。私はあくまで付き添いでございますので。それに、立ち合いは必要でございましょう。」
まぁ、どこかで歯止めがないとね。

ただ、今の私はそこまで無茶はしない。
はず・・・
「では、始め。」
エウスの掛け声で、ユーテウェリは杖から細身の剣を引き抜いた。
あれ、剣だったんだ。
私は右手の人差し指を上空に向ける。
「業終。」
火球が出現し、指向性を持たせるように指を振る。
ユーテウェリに向かった火球は、ユーテウェリが翳した左手によって消滅させられた。
「その手の魔法は僕に通用しない。いくら使ったところで僕には届かないよ。」
さっきまでと違い、優越に浸った笑みを浮かべて得意げに言う。
あぁ、おもちゃを上手に使える子供みたいな感じね。

「あそ。別にいちいち言わなくてもいいから。」
私は歩きながら短刀を抜いて近付いていく。
その私にユーテウェリは左手を向けて来た。
私は少し右に跳んで避けると一足飛びでユーテウェリとの距離を詰める。
驚いた表情のユーテウェリが、私の短刀を剣で受け止めた。

「避けるとは生意気な。」
左手が向いた先に居なければ効果は無い。
思った通り。
効果は恐ろしいけれど、当たらなければいい。
それだけの魔法。
「あ、左手魔法使うなら右手要らないんだっけ?」
私はユーテウェリの剣を弾いて、いつもの手首飛ばしを狙う。
「ふざけろ!」
だが、ユーテウェリは身体を捌いて避けながら、弾かれた剣を打ち下ろしに変えた。

避けると横薙ぎに変化、距離を取ると突きに移行。
なかなか速い。
そこはやはり塵だからだろうか、身体能力が高いと思える。
「逃げてばかりじゃ勝てないぞ。」
突きからさらに踏み込んで連続で突きを放ってくる。
避けた方向に左手を向けて来た。
そういう使い方をされるとちょっと厄介ね。
死なない様にとか言っておきながら、左手は私の身体の中心を狙っていた。
余裕がない証拠ね。

私は切り返しの速度を上げ、ユーテウェリの背後に回る。
「認知出来るって言っただろう!」
ユーテウェリは身体を回転させ、背後に薙ぎ払いを放ってくる。
「いない?・・・」
ユーテウェリは疑問を口にし後、剣持った自分の手が宙に舞っているのを目で追っていた。
ユーテウェリが背後に剣を放つ速度に合わせ、死角を同じ回転方向に移動して背後から手首を斬った。
「あぁぁぁぁっ!!」

認知出来たところで、身体がそれに伴った動きが出来なければ意味は無い。
私は飛んで距離を取ると右手の人差し指を向ける。
「お前ぇぇぇっ!」
なりふり構わずにユーテウェリは左手を何度も私に突き出して来るが、それをすべて避ける。
「十重 火走・朧。」

右手の人差し指から噴き出すように、橙色の煌めいた二十本程の帯が畝ってユーテウェリに向かう。
あっという間に光は巨大な半円球となってユーテウェリを包み込んだ。
「な、なんだよ、これ・・・」
「すべて火種と思っていいよ。その中、火の海になるから。あなたの魔法で燃える前に消しきれる?」
「・・・」
「私の合図で、一斉に火が点くけれど。」
火が点かなくても、中はかなりの高温なはず。
近い私もかなり熱いから、もっとだろう。

ユーテウェリの目は泳いで、すでに私を見ていない。
「た、助けてくれ・・・僕の負けでいい。」
右手を押えながら俯き、呻くように漏らした。
「負けでいい?」
「・・・僕の、負けです・・・助けて、ください。」
私はエルメラの方を見た。

「リリエル、氷で包むのじゃ。」
エルメラは頷くと、リリエルを見る。
「えぇっ!?あたし?」
「あの阿呆は多分そこまで考えておらん。」
はい、その通り、阿呆です・・・
「アリアちゃん、もう少し考えて使ってよ。毎回毎回・・・」
「ごめん・・・」

「アリアちゃん。」
フィナが私に近付いて来る。
まさか、フィナからも小言が・・・
「あれ、うちが運んでいい?」
「え?」
フィナが指差した方向は、私が放った朧。
「う、うん・・・」
と、頷いてみたものの、運ぶって何?

フィナは右手をゆっくり上げると、舞う様に回転してその右手を頭上に上げていく。
「嵐霧・龍。」
半球状の朧の上で風が渦巻き始めた。
回転する風が強さを増すと、朧の煌めきが吸い込まれていく。
発火した朧と風が組み合わさり、まるで炎の竜巻のようだった。
「すごい!フィナすごい!!」
私は思わずフィナに抱き着いていた。
「ありがと。」

「よく堪えられましたな。」
その横で、エウスの傍にカラフが近寄ってくる。
「私はこの身をユーテウェリ様へ捧げております。既に、私の言葉は届かなくなっておりました。堪えるより、外部からの抑圧を望んだのかもしれません。」
「それもまた献身。」
「いえ、不忠なだけですよ。」
何の話しかよくわからないけれど、笑みを浮かべたカラフも問題無さそう。

「アリアちゃん。」
「なうぃ・・・」
何って聞こうとしたら、両頬をつままれる。
「私の魔法をあてにして腕を斬ったのよね?」
・・・
「う、うん・・・」
やってしまった。
ここまで考えてなかったよ。
「自分が怪我をしなくても私に魔法を使わせるってどういう事かしら?」
「ご、ごめん。」
「まぁいいわ。アリアちゃんが怪我をしなかっただけ。」
その後、抱き着いてきたウリカを撫でて、ユーテウェリに目を向ける。

氷は既に無くなっていた。
斬り飛ばした手は、リリエルがご丁寧に氷漬けにしている。

ユーテウェリに近付くと、右手を押えた状態ですすり泣いていた。
誰も声を掛けず暫く見ていたが、膝を付いたまま起き上がろうともせず、何かを言うでもなく、ただただ嗚咽だけが漏れている。
王になって世界を変えると息巻いていたユーテウェリは、見る影も無かった。


六章 了
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