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第一話「脈動」
「脈動」(10)
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組織の秘密基地……
だだっ広い研究室の中央には呪力の魔法陣が染め抜かれ、あたりを囲むのは最新鋭の科学機材の数々だ。
描かれた五芒星の上には、すでにそれが発進の準備を整えていた。
全壊した先代機にかわる新たな戦闘用バイク〝血晶呪マークⅡ〟だ。究極の武器庫たるその座席には、官能的な肢体をライダースーツに押し込んだエリーがまたがっている。
そのタイトなボディアーマーを構成するのは呪力・物理の双方に高い耐久性をしめす特製の素材に他ならない。さらにはエリー自身とバイクに満載される武器、武器、武器のおびただしさよ。ここまで凄まじい重武装であれば、モンスターの百匹や千匹とも軽く戦争できるだろう。
エンジンの重低音に包まれるエリーの横、立ち尽くすのはヒデトだった。申し訳なさげに視線を下げながら、謝罪する。
「すまない、エリー。俺の能力じゃ、地球生まれのあんたを異世界へは送れねえ」
「ふん、役立たずは承知のうえじゃ」
どこまでも高飛車に、エリーは鼻であざ笑った。さっそうと髪をかき上げ、いかつい黒眼鏡をかける。
雰囲気からして棘だらけのエリーを、それでもヒデトはまだ心配した。
「ほんとに大丈夫なのか。ろくなテストもなしに、幻夢境へじぶんを転送するなんて。機械も魔法陣も急ごしらえの間に合わせ品だぜ。過去、これで異世界へ飛べた人間はまだいねえ。成功したのは、人型自律兵器のマタドールシステムだけだ」
「そんじょそこいらのひ弱な人間と、わらわを一緒くたにするでない。生まれも育ちも心身の錬度も、わらわは超一流じゃ。すぐさまカレイドを仕留めて戻り、あやつの生首からしたたる血でふんだんにこの部屋を汚してくれよう」
大胆なエリーの科白にも、ヒデトは表情をくもらせた。
「あっちからこっちへ必ず帰れるって保証はないんだぜ?」
「転送に長けた召喚士が、幻夢境には山ほどおるのじゃろう。なんなら、カレイドそのものを脅して強引に地球へ戻る手もある。あやつを刎頸に処すのは、その直後じゃ」
エリーがハンドル脇の引き金を操作すると、バイクは車体じゅうを順番に変形させて兵器の試運転を行った。どう見てもその性能は、マークⅠより何倍も凶悪に進歩している。
身振り手振りで、なおもヒデトは口を挟んだ。
「まじめな話、ミコはじぶんに代われって言ってる。なにもわざわざ、幻夢境が初めてのあんたが身を張ることもないだろうに」
「お人形の小娘ごときに出る幕はない」
そっけなく話を切り捨て、エリーは手首の銀時計をいじった。現実と異世界それぞれの時刻が表面に現れる。あらかじめ決めたその時間がゼロになる前に、獲物を殲滅し尽くして帰還するのがエリーの目標だ。
いとわしげに、エリーは毒づいた。
「あのロボットも歯車を取っ替え引っ替えたいがい長生きじゃが、わらわはそれよりはるかに旅の経験豊富じゃわい。そのうえこれは、任務うんぬんのレベルを超えておる。これは、吸血鬼間の仁義の問題じゃ」
これも最新技術の組み込まれたフルフェイスヘルメットをかぶり、エリーの顔は強化ガラスの向こうに隠れた。鋭く尖った犬歯をむき出しにし、低い声でうなる。
「あやつはわらわを舐めた。このツケは、当人の頚椎と大動脈を引きずり出して細切れにすることで支払わせる。絶対にじゃ」
「おっと、忘れ物だぜ。持ってけよ、これ」
見覚えのあるアタッシュケースを開け、ヒデトは中身をエリーに差し出した。
そこには、ホルスターに収まった謎の物体が横たわっている。
「なんじゃそれは?」
ろこつに眉をひそめたエリーへ、ヒデトは説明した。
「これがマタドールシステム・タイプOだ」
「どんな大層な代物かと思えば、これが?」
「聞いたところ、あんた向けの武器らしい」
「いらぬ」
騎乗したバイクをこんこん小突き、エリーは断った。
「わらわは自前のこれで十分じゃ」
「悪いが組織の指示だ。なぜか吸血鬼もメネスも、こいつをえらく欲しがってる。手間をかけるが、あっちの味方のもとに届けてやってくれ」
拳銃にも似たタイプOをいやいや手にとり、エリーはそれをホルスターから抜いた。
その銃爪を引くや、おお。複雑な金属音をたて、タイプOはまたたく間に変形したではないか。剣の形、盾、槍、弓、その他、つぎつぎと……骨格剣とも呼べるそれを半眼で見据え、エリーはつぶやいた。
「この骨組みにわらわの血を流せば、即座に武器になるという寸法じゃな」
「へえ、画期的じゃん」
「いまさら感があるのお。まあせいぜい、ザコ相手のおもちゃとして遊んでやるわい」
ふたたび拳銃状に戻したタイプOを、エリーはホルスターにしまった。余計としか思えない武器を、ベルトごと仕方なく腰に巻く。
バイクのハンドルを握るや、エリーはヒデトを虫かなにかのように追い払った。
「離れよ。呪力の奔流に巻き込まれるぞ」
「おう……」
「始めい」
「わかった」
ためらいがちに、ヒデトは後方へ合図した。
あわただしく動き始めたのは、白衣の研究員たちだ。エリーの足もと、作動した魔法陣は線の一筋ずつが次第に輝きを強めていく。
転送装置から後退し、ヒデトは嘆願した。
「くれぐれも気をつけてな。頼んだぜ、届け物のタイプOを」
召喚へのカウントダウンが刻まれる中、エリーはやはり傲慢に吐き捨てた。
「わらわが運ぼう、死と恐怖を」
立ち昇った呪力の輝きは、エリーを真っ白に染めた。
だだっ広い研究室の中央には呪力の魔法陣が染め抜かれ、あたりを囲むのは最新鋭の科学機材の数々だ。
描かれた五芒星の上には、すでにそれが発進の準備を整えていた。
全壊した先代機にかわる新たな戦闘用バイク〝血晶呪マークⅡ〟だ。究極の武器庫たるその座席には、官能的な肢体をライダースーツに押し込んだエリーがまたがっている。
そのタイトなボディアーマーを構成するのは呪力・物理の双方に高い耐久性をしめす特製の素材に他ならない。さらにはエリー自身とバイクに満載される武器、武器、武器のおびただしさよ。ここまで凄まじい重武装であれば、モンスターの百匹や千匹とも軽く戦争できるだろう。
エンジンの重低音に包まれるエリーの横、立ち尽くすのはヒデトだった。申し訳なさげに視線を下げながら、謝罪する。
「すまない、エリー。俺の能力じゃ、地球生まれのあんたを異世界へは送れねえ」
「ふん、役立たずは承知のうえじゃ」
どこまでも高飛車に、エリーは鼻であざ笑った。さっそうと髪をかき上げ、いかつい黒眼鏡をかける。
雰囲気からして棘だらけのエリーを、それでもヒデトはまだ心配した。
「ほんとに大丈夫なのか。ろくなテストもなしに、幻夢境へじぶんを転送するなんて。機械も魔法陣も急ごしらえの間に合わせ品だぜ。過去、これで異世界へ飛べた人間はまだいねえ。成功したのは、人型自律兵器のマタドールシステムだけだ」
「そんじょそこいらのひ弱な人間と、わらわを一緒くたにするでない。生まれも育ちも心身の錬度も、わらわは超一流じゃ。すぐさまカレイドを仕留めて戻り、あやつの生首からしたたる血でふんだんにこの部屋を汚してくれよう」
大胆なエリーの科白にも、ヒデトは表情をくもらせた。
「あっちからこっちへ必ず帰れるって保証はないんだぜ?」
「転送に長けた召喚士が、幻夢境には山ほどおるのじゃろう。なんなら、カレイドそのものを脅して強引に地球へ戻る手もある。あやつを刎頸に処すのは、その直後じゃ」
エリーがハンドル脇の引き金を操作すると、バイクは車体じゅうを順番に変形させて兵器の試運転を行った。どう見てもその性能は、マークⅠより何倍も凶悪に進歩している。
身振り手振りで、なおもヒデトは口を挟んだ。
「まじめな話、ミコはじぶんに代われって言ってる。なにもわざわざ、幻夢境が初めてのあんたが身を張ることもないだろうに」
「お人形の小娘ごときに出る幕はない」
そっけなく話を切り捨て、エリーは手首の銀時計をいじった。現実と異世界それぞれの時刻が表面に現れる。あらかじめ決めたその時間がゼロになる前に、獲物を殲滅し尽くして帰還するのがエリーの目標だ。
いとわしげに、エリーは毒づいた。
「あのロボットも歯車を取っ替え引っ替えたいがい長生きじゃが、わらわはそれよりはるかに旅の経験豊富じゃわい。そのうえこれは、任務うんぬんのレベルを超えておる。これは、吸血鬼間の仁義の問題じゃ」
これも最新技術の組み込まれたフルフェイスヘルメットをかぶり、エリーの顔は強化ガラスの向こうに隠れた。鋭く尖った犬歯をむき出しにし、低い声でうなる。
「あやつはわらわを舐めた。このツケは、当人の頚椎と大動脈を引きずり出して細切れにすることで支払わせる。絶対にじゃ」
「おっと、忘れ物だぜ。持ってけよ、これ」
見覚えのあるアタッシュケースを開け、ヒデトは中身をエリーに差し出した。
そこには、ホルスターに収まった謎の物体が横たわっている。
「なんじゃそれは?」
ろこつに眉をひそめたエリーへ、ヒデトは説明した。
「これがマタドールシステム・タイプOだ」
「どんな大層な代物かと思えば、これが?」
「聞いたところ、あんた向けの武器らしい」
「いらぬ」
騎乗したバイクをこんこん小突き、エリーは断った。
「わらわは自前のこれで十分じゃ」
「悪いが組織の指示だ。なぜか吸血鬼もメネスも、こいつをえらく欲しがってる。手間をかけるが、あっちの味方のもとに届けてやってくれ」
拳銃にも似たタイプOをいやいや手にとり、エリーはそれをホルスターから抜いた。
その銃爪を引くや、おお。複雑な金属音をたて、タイプOはまたたく間に変形したではないか。剣の形、盾、槍、弓、その他、つぎつぎと……骨格剣とも呼べるそれを半眼で見据え、エリーはつぶやいた。
「この骨組みにわらわの血を流せば、即座に武器になるという寸法じゃな」
「へえ、画期的じゃん」
「いまさら感があるのお。まあせいぜい、ザコ相手のおもちゃとして遊んでやるわい」
ふたたび拳銃状に戻したタイプOを、エリーはホルスターにしまった。余計としか思えない武器を、ベルトごと仕方なく腰に巻く。
バイクのハンドルを握るや、エリーはヒデトを虫かなにかのように追い払った。
「離れよ。呪力の奔流に巻き込まれるぞ」
「おう……」
「始めい」
「わかった」
ためらいがちに、ヒデトは後方へ合図した。
あわただしく動き始めたのは、白衣の研究員たちだ。エリーの足もと、作動した魔法陣は線の一筋ずつが次第に輝きを強めていく。
転送装置から後退し、ヒデトは嘆願した。
「くれぐれも気をつけてな。頼んだぜ、届け物のタイプOを」
召喚へのカウントダウンが刻まれる中、エリーはやはり傲慢に吐き捨てた。
「わらわが運ぼう、死と恐怖を」
立ち昇った呪力の輝きは、エリーを真っ白に染めた。
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