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第二話「流露」
「流露」(2)
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月光にきらめく草原を、エリーとハオンは並んで歩いた。
目的地は、召喚士たちが拠点とするフィスクの村だ。その最寄りに、カレイドの城が建つムナール山はある。
眠る少女を背負ったまま、説明したのはハオンだった。
「あらためて代理で紹介するよ。こっちの女の子は竜動士のアエネ。俺と同じセレファイスの召喚士さ。今回は、本領の竜を呼び出す前にルビーに一蹴されちまったが……」
眼帯がないほうの目を丸め、エリーは素直に感心してみせた。
「メネスからすこしだけ話は聞いておるが、竜? 竜とな? あの灼熱の火を吹き、どでかい翼で空を飛ぶという伝説の大怪物のことかや?」
「そう。彼女はいまも修練の途中だけど、そりゃもうとんでもない威力なんだよ。でもいざ本番をむかえたときの詠唱の呂律は悪いし、まだ発動までに時間がかかりすぎるのも弱点かな」
「とはいえ幻夢境の呪士とは、そんな神話の代物まで召喚できるのか。なんと凄まじい神秘術の世界……」
「最大限に呪力を発揮できてさえいれば、すくなくともルビーぐらいとは渡り合うことができただろう。俺にきっちりアエネをサポートするだけの腕があればな」
悔恨の念に、ハオンは唇を噛んだ。
「やっぱりメネス先生の采配は正しかった。吸血鬼と出くわしても決して戦わず、なにがあってもすぐさま逃げろって忠告されてたんだ。幸運にもエリーが俺の召喚に気づいてくれなければ、偵察隊が全滅していたのは明らかさ」
苦しげなアエネのうめきを背中に聞きながら、ハオンは表情を硬くした。
「ああ、はやくアエネに輸血してやらなきゃ……」
「輸血? 承知した」
エリーがうなずくや、アエネの体に走ったのはかすかな振動だ。
なんとエリーが唐突に、その尖った手刀をアエネの首筋に突き刺したではないか。
「え……?」
一瞬なにが起こったかわからず、ハオンは絶句した。じきに烈火のごとく怒る。
「なにすんだ、エリー!?」
「落ち着け。輸血じゃ」
「はい?」
「さっき平らげたルビーとやらから、念のためその小娘の血も奪い返しておいた」
「そ、そんなことまでできるのか……」
等間隔で、エリーの手は脈打った。刺さった指先からじぶんの血を戻されたアエネの顔色は、じょじょに良くなっていく。
「よし、完了じゃ」
輸血を終え、エリーはそっと手を引き抜いた。アエネの首に、傷跡らしい傷跡は残っていない。薄く血のついた爪を、エリーはぺろりと舌で舐めた。
「おえ、不味い」
「そんな、吸血鬼なのに?」
「わらわは偏食家での。逆吸血鬼は、吸血鬼の血を専門に食らう。人間の血など、鉄臭くてとても飲む気にならんわい」
悲しげに鳴った腹をさすり、エリーは嘆いた。
「ああ、腹が減った。おなかと背中がくっつきそうじゃ。めまいがする。どこぞに適当な吸血鬼はおらんかえ?」
ハオンは青い顔になった。
「ルビーだけじゃ、まだ食べ足りないの? とつぜん吸血鬼が現れたら困るよ。その、なにからなにまでありがとう、エリー。きみは命の恩人だ」
「まだじゃ」
エリーは厳しく首を振った。
「四騎士とやらの一匹は屠ったが、アエネの吸血の呪いはいまだ解けておらん。吸血鬼に襲われたものは吸血鬼となる。これでは小娘がいつなんどき血に渇き、他人の喉笛に牙を突き立てるかわかったものではない。地球に残してきた仲間の被害者たちも同様じゃ。ルビーどもの背後におる黒幕、まず間違いなくカレイドじゃろうが、呪いの根源であるあやつを倒すことは最優先の急務よ」
不安げな面持ちで、ハオンはたずねた。
「助かるんだよね、アエネは?」
「目覚めるまでには当分かかるじゃろう。しばらくは寝かせておくのが賢明じゃ。頑丈な格子つきの病室にて、な」
「わかった……」
とぼとぼ歩きながら、ハオンは解説を再開した。
「幻夢境でも珍しい吸血鬼が、水面下で動き始めたのはつい最近のことさ。セレファイスがもっとも警戒してるのは、知ってのとおり宝石の名を冠した吸血騎士団と、それをたばねる万華鏡だよ」
耳にした固有名詞に、敏感に瞳を光らせたのはエリーだった。
「このさきの城に、たしかにあやつはおるのじゃな?」
「俺たちの監視の目をすり抜けてさえいなければ、おそらく。不安なのは、カレイドが吸血鬼の転送に特化した召喚士であることだ。城から直接どこかへテレポートされちゃ、さすがの俺たちも追いきれない。現にカレイドは、異世界の地球にまで飛んで凶行におよんでるじゃないか」
「許さん」
鋭い八重歯どうしがこすれ、エリーの口もとで軋みをたてた。
「あやつの背後には、さらに恐るべき存在がひかえておる。すみやかにカレイドの首根っこを引っ捕まえて、ホーリーにたどり着かねばならん」
「俺たち斥候は、極秘でカレイドたちの偵察にあたってた。きょうまで長いこと吸血城を見張ってたけど、ずっとなんの目立った動きもなかったんだ。なかったばっかりに、俺もアエネも油断してた」
もしあの場にエリーがいなければ……ぞっとする結末に、ハオンは身震いした。
「襲いかかってきたルビーは、死霊術師と竜動士の排除、そして別にまた大きな計画があるとも漏らしてたよ。詳しいことまでは不明だけど。きっと、俺たちの冥土の土産にでも聞かせるつもりだったんだ。まさかあんなにも呆気なくエリーにやられるなんて、ルビー自身も想像だにしなかったろうね」
「うむ。崩壊した肉体を再構築するのに、理想的な食料であったぞ」
「信じられない再生能力だな。ところで……」
思いきって、ハオンは質問した。
「俺の死霊術は基本的に、現世に強い未練や怨恨を残した精神を召喚する。エリーにもあるんだね、吸血鬼にぶつけたい殺意めいた感情が?」
沸騰する怒りにきつく拳を握りしめ、エリーは答えた。
「わらわはただ、貸しを取り返しにきただけじゃ。カレイドから」
夜闇のかなたに、村の明かりは見えつつあった。
目的地は、召喚士たちが拠点とするフィスクの村だ。その最寄りに、カレイドの城が建つムナール山はある。
眠る少女を背負ったまま、説明したのはハオンだった。
「あらためて代理で紹介するよ。こっちの女の子は竜動士のアエネ。俺と同じセレファイスの召喚士さ。今回は、本領の竜を呼び出す前にルビーに一蹴されちまったが……」
眼帯がないほうの目を丸め、エリーは素直に感心してみせた。
「メネスからすこしだけ話は聞いておるが、竜? 竜とな? あの灼熱の火を吹き、どでかい翼で空を飛ぶという伝説の大怪物のことかや?」
「そう。彼女はいまも修練の途中だけど、そりゃもうとんでもない威力なんだよ。でもいざ本番をむかえたときの詠唱の呂律は悪いし、まだ発動までに時間がかかりすぎるのも弱点かな」
「とはいえ幻夢境の呪士とは、そんな神話の代物まで召喚できるのか。なんと凄まじい神秘術の世界……」
「最大限に呪力を発揮できてさえいれば、すくなくともルビーぐらいとは渡り合うことができただろう。俺にきっちりアエネをサポートするだけの腕があればな」
悔恨の念に、ハオンは唇を噛んだ。
「やっぱりメネス先生の采配は正しかった。吸血鬼と出くわしても決して戦わず、なにがあってもすぐさま逃げろって忠告されてたんだ。幸運にもエリーが俺の召喚に気づいてくれなければ、偵察隊が全滅していたのは明らかさ」
苦しげなアエネのうめきを背中に聞きながら、ハオンは表情を硬くした。
「ああ、はやくアエネに輸血してやらなきゃ……」
「輸血? 承知した」
エリーがうなずくや、アエネの体に走ったのはかすかな振動だ。
なんとエリーが唐突に、その尖った手刀をアエネの首筋に突き刺したではないか。
「え……?」
一瞬なにが起こったかわからず、ハオンは絶句した。じきに烈火のごとく怒る。
「なにすんだ、エリー!?」
「落ち着け。輸血じゃ」
「はい?」
「さっき平らげたルビーとやらから、念のためその小娘の血も奪い返しておいた」
「そ、そんなことまでできるのか……」
等間隔で、エリーの手は脈打った。刺さった指先からじぶんの血を戻されたアエネの顔色は、じょじょに良くなっていく。
「よし、完了じゃ」
輸血を終え、エリーはそっと手を引き抜いた。アエネの首に、傷跡らしい傷跡は残っていない。薄く血のついた爪を、エリーはぺろりと舌で舐めた。
「おえ、不味い」
「そんな、吸血鬼なのに?」
「わらわは偏食家での。逆吸血鬼は、吸血鬼の血を専門に食らう。人間の血など、鉄臭くてとても飲む気にならんわい」
悲しげに鳴った腹をさすり、エリーは嘆いた。
「ああ、腹が減った。おなかと背中がくっつきそうじゃ。めまいがする。どこぞに適当な吸血鬼はおらんかえ?」
ハオンは青い顔になった。
「ルビーだけじゃ、まだ食べ足りないの? とつぜん吸血鬼が現れたら困るよ。その、なにからなにまでありがとう、エリー。きみは命の恩人だ」
「まだじゃ」
エリーは厳しく首を振った。
「四騎士とやらの一匹は屠ったが、アエネの吸血の呪いはいまだ解けておらん。吸血鬼に襲われたものは吸血鬼となる。これでは小娘がいつなんどき血に渇き、他人の喉笛に牙を突き立てるかわかったものではない。地球に残してきた仲間の被害者たちも同様じゃ。ルビーどもの背後におる黒幕、まず間違いなくカレイドじゃろうが、呪いの根源であるあやつを倒すことは最優先の急務よ」
不安げな面持ちで、ハオンはたずねた。
「助かるんだよね、アエネは?」
「目覚めるまでには当分かかるじゃろう。しばらくは寝かせておくのが賢明じゃ。頑丈な格子つきの病室にて、な」
「わかった……」
とぼとぼ歩きながら、ハオンは解説を再開した。
「幻夢境でも珍しい吸血鬼が、水面下で動き始めたのはつい最近のことさ。セレファイスがもっとも警戒してるのは、知ってのとおり宝石の名を冠した吸血騎士団と、それをたばねる万華鏡だよ」
耳にした固有名詞に、敏感に瞳を光らせたのはエリーだった。
「このさきの城に、たしかにあやつはおるのじゃな?」
「俺たちの監視の目をすり抜けてさえいなければ、おそらく。不安なのは、カレイドが吸血鬼の転送に特化した召喚士であることだ。城から直接どこかへテレポートされちゃ、さすがの俺たちも追いきれない。現にカレイドは、異世界の地球にまで飛んで凶行におよんでるじゃないか」
「許さん」
鋭い八重歯どうしがこすれ、エリーの口もとで軋みをたてた。
「あやつの背後には、さらに恐るべき存在がひかえておる。すみやかにカレイドの首根っこを引っ捕まえて、ホーリーにたどり着かねばならん」
「俺たち斥候は、極秘でカレイドたちの偵察にあたってた。きょうまで長いこと吸血城を見張ってたけど、ずっとなんの目立った動きもなかったんだ。なかったばっかりに、俺もアエネも油断してた」
もしあの場にエリーがいなければ……ぞっとする結末に、ハオンは身震いした。
「襲いかかってきたルビーは、死霊術師と竜動士の排除、そして別にまた大きな計画があるとも漏らしてたよ。詳しいことまでは不明だけど。きっと、俺たちの冥土の土産にでも聞かせるつもりだったんだ。まさかあんなにも呆気なくエリーにやられるなんて、ルビー自身も想像だにしなかったろうね」
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思いきって、ハオンは質問した。
「俺の死霊術は基本的に、現世に強い未練や怨恨を残した精神を召喚する。エリーにもあるんだね、吸血鬼にぶつけたい殺意めいた感情が?」
沸騰する怒りにきつく拳を握りしめ、エリーは答えた。
「わらわはただ、貸しを取り返しにきただけじゃ。カレイドから」
夜闇のかなたに、村の明かりは見えつつあった。
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