75 / 89
第二部
第67話 ひとときの救いと、守護者たちの嫉妬
楓に陽の気を注いでもらってしばらく。
彼女の陽の気は弱々しいものだったけれど、自分の中の力を整理する余白をもらえたことで、ごちゃごちゃに混ざった力をどうにか整理できた。
日向の人間が持つ懐かしい温もり。それに安堵できたのも、良かったのだろう。
今は、玄が相変わらず愛想の良さを外面だけに貼り付けて奏太の側に控え、亘もまた、奏太のすぐ横で難しい顔で奏太の様子を伺っていた。
「ありがとう。これなら、闇を祓えそうだ」
奏太の言葉に、楓はほっと胸を撫で下ろしつつ、戸惑いの表情を浮かべる。
「それは良かったけど……結局、貴方は何者なの?」
それに、奏太はニコリと笑って見せた。
「日向奏太だよ。さっきも言った通り、君と同じ守り手だったんだ」
「……日向……? でも、守り手は今、兄さんと従兄弟しか……」
「遠い親戚とでも思っておいてくれたらいいよ。基本的に妖界や鬼界にいたから会う機会が無かったけど、本家や里にも行ったこともあるよ」
楓の遠い親戚であることも、人界にしばらく行っていなかったことも嘘ではない。
ただ、自分を神と名乗ることも、ずっと昔の先祖にあたることも、今、この場では言いたくなかった。
自分の事を知らないのなら、ほんの少しの間だけでも、この子の中だけでは、ただの守り手でいたいと……
「奏太って呼んでよ。闇を祓ったら、俺たちの拠点に行こう。人界とも連絡取れるから」
この場で人界との穴を開けてもいいけれど、どこに出るかがわからない。
「私のことは楓って呼んで。そうしてもらえるのはありがたいんだけど……」
「どうかした?」
楓はそこで、悲しげに目を伏せた。
「結局、私だけ生き残っちゃって……皆に、なんて言えばいいのか……」
自分を守った誰かを失う気持ちは、奏太にもよくわかる。守り手時代には亘を失いかけた。実際、死んでしまった里の者もいた。つい最近は、巽を失いかけたばかり
だ。
奏太は、そっと手を伸ばし、楓の頭をポンポンと軽く撫でた。
「すんなり割り切れることじゃないと思うけど、護衛役も案内役も、君の無事を願っていたはずなんだ。君がきちんと無事に家に帰ることが、君を命がけで守った者達に報いることになるんだと、俺は思うよ」
じわりと、楓の瞳に涙がたまり、ポタリ、ポタリと床に落ちて滲んだ。
「……けど……わ、私の……せいで……二人も……里の、者も……」
まるで、張り詰めていた糸がプツリと切れたように、楓は喉を詰まらせた。
どんどん溢れてくる涙。楓が手の甲で拭っても拭っても止まることなく、その手が次第に濡れていく。
「……守り手……なんて言って、結局……誰も、ま、守れなかった……」
「守ったよ。君は、子ども達を守ったし、俺を救ってくれたんだ。十分、立派な守り手だ。よく、一人で耐えたね」
きっと、柊士なら、そうやって肯定してくれたはずだ。自分を責めるなと。お前が無事であることが、護って散った者達の何よりの誇りになるからと。
「君が、無事で良かった」
それは、きっと、楓の護衛役と案内役が、何より伝えたかった言葉のはずだ。いつも、亘達がそうであったように。
「う、うぅ……ああぁ……」
泣き崩れる楓を、奏太はそのまま、自分の方に引き寄せて、そっと抱きしめた。自分を支えてきてくれた者達が―― 柊士や白月、父母や友人達が、かつて、奏太にそうしてくれたように。
どれ程、そうしていただろう。
奏太が楓の背を抱えて慰めている間、予備の日石を持った咲楽が、朱と共に鬼の子達を外に連れ出してくれていた。
亘は何故か微妙な顔で奏太と楓を見ていたし、玄は愛想を取り繕うのすらやめたようで、完全に表情を消していた。
ぐすん、ぐすんと鼻をすすりながら楓が顔を上げる。
「落ち着いた?」
「……うん。ごめんなさい……初対面の人に……」
「いいんだ。気持ちはよく分かるから。それに、俺も助けてもらったし」
奏太の言葉に、楓は擦って赤くなった目でニコリと笑った。
「君の笑顔が見れて良かったよ。それじゃあ――……」
そう言いかけた時だった。ズイッと奏太と楓の間に割り込むように、椿が顔をのぞかせた。
「まあ! 落ち着かれたのなら良かったです!」
明るく手を打ち合わせた椿の目は、弧を描いているのに、その奥は全く笑っていない。
「では、楓様を商会にさっさとお連れしてしまいましょう! そして、早急に人界に強制送……お送りした方が良いと思います!」
「……商会に早めに避難した方が良いのは確かだけど、護衛の手が足りないだろ」
奏太が呆れて言えば、戻ってきていた咲楽がビシッと手を勢いよく上げた。
「あ! それなら、僕が商会から武官を呼んできます! これ以上、奏太様に馴れ馴れし……あ、いえ、状況を燐鳳様にお伝えしたら、きっと烈火のごと……あー、えぇっと、御心を痛めてすぐに手配くださると思うので!」
ところどころ不穏な言葉が聞こえた気がしたが、気の所為だろうか……
「あとは闇を祓うだけなんだから、一緒に帰ればいいよ」
奏太はそう言いつつ、楓の様子をもう一度確認してから立ち上がった。
「朱、咲楽と楓ちゃんと一緒に、一つ前の部屋で待っててくれる? 一気に祓うから」
「あの、奏太君、陽の気を使うなら、私も少しは手伝えると思うんだけど」
楓が名乗り出てくれたが、白と金の力を放って、不審がられたくない。
「大丈夫だよ。陽の気、あんまり残ってないって言ってたでしょ。俺はもう回復してるから。ちょっと外で待っててよ」
「でも……」
「大丈夫。朱、楓ちゃんを頼むよ」
楓の言葉を途中で遮って朱に指示を出すと、朱は承知したように楓の肩に手を置いた。
「さあさ、姫様。我が君の御命令です。外で大人しく待ちましょう」
グッと出口に向かって朱に両肩を押されながら、楓は奏太を振り返る。それに、奏太はヒラヒラと手を振った。
楓がドアの向こうに姿を消すと、椿がすっきりとした顔で奏太を見た。
「奏太様の御力を見せるなんて、もったいないですものね。即刻、人界に送り返しましょう!」
「いや、そういう意味じゃないんだけど……」
むしろ、彼女の気持ちの整理がつくまでは、商会でゆっくりしていっても良いと思っているくらいだ。
「人界へ姫様を送り届けるのに護衛の手が足りないのなら、俺が対応しましょうか?」
玄が無表情のまま言う。
けれど、玄に任せるなんて時限爆弾を抱えさせるような真似、絶対にできない。不安すぎる。
「……お前には、絶対に頼まないよ……」
「いずれにせよ、あの方が長く商会に滞在しても、良いことはないでしょう。帰り次第、巽に手配させましょう」
亘も、声低く言った。
「……まあ、本人にも相談してから決めるよ」
三者から圧をかけられているような、妙な気分になりながら、奏太は溜息混じりにそう答えた。
奏太が手をかざして力を込めれば、先程と同じく、白に金の粒子の混じる眩いばかりの光が部屋いっぱいに広がっていく。
闇を駆逐し、隅々まで浄化していく聖なる光。
陽の気が行き渡ったのを確認してピタリと注ぐのをやめると、そこには、どこか煤けてしまった、子ども達の為に作られた可愛らしく、しかしシンと静まり返ってしまった部屋だけが残った。
彼女の陽の気は弱々しいものだったけれど、自分の中の力を整理する余白をもらえたことで、ごちゃごちゃに混ざった力をどうにか整理できた。
日向の人間が持つ懐かしい温もり。それに安堵できたのも、良かったのだろう。
今は、玄が相変わらず愛想の良さを外面だけに貼り付けて奏太の側に控え、亘もまた、奏太のすぐ横で難しい顔で奏太の様子を伺っていた。
「ありがとう。これなら、闇を祓えそうだ」
奏太の言葉に、楓はほっと胸を撫で下ろしつつ、戸惑いの表情を浮かべる。
「それは良かったけど……結局、貴方は何者なの?」
それに、奏太はニコリと笑って見せた。
「日向奏太だよ。さっきも言った通り、君と同じ守り手だったんだ」
「……日向……? でも、守り手は今、兄さんと従兄弟しか……」
「遠い親戚とでも思っておいてくれたらいいよ。基本的に妖界や鬼界にいたから会う機会が無かったけど、本家や里にも行ったこともあるよ」
楓の遠い親戚であることも、人界にしばらく行っていなかったことも嘘ではない。
ただ、自分を神と名乗ることも、ずっと昔の先祖にあたることも、今、この場では言いたくなかった。
自分の事を知らないのなら、ほんの少しの間だけでも、この子の中だけでは、ただの守り手でいたいと……
「奏太って呼んでよ。闇を祓ったら、俺たちの拠点に行こう。人界とも連絡取れるから」
この場で人界との穴を開けてもいいけれど、どこに出るかがわからない。
「私のことは楓って呼んで。そうしてもらえるのはありがたいんだけど……」
「どうかした?」
楓はそこで、悲しげに目を伏せた。
「結局、私だけ生き残っちゃって……皆に、なんて言えばいいのか……」
自分を守った誰かを失う気持ちは、奏太にもよくわかる。守り手時代には亘を失いかけた。実際、死んでしまった里の者もいた。つい最近は、巽を失いかけたばかり
だ。
奏太は、そっと手を伸ばし、楓の頭をポンポンと軽く撫でた。
「すんなり割り切れることじゃないと思うけど、護衛役も案内役も、君の無事を願っていたはずなんだ。君がきちんと無事に家に帰ることが、君を命がけで守った者達に報いることになるんだと、俺は思うよ」
じわりと、楓の瞳に涙がたまり、ポタリ、ポタリと床に落ちて滲んだ。
「……けど……わ、私の……せいで……二人も……里の、者も……」
まるで、張り詰めていた糸がプツリと切れたように、楓は喉を詰まらせた。
どんどん溢れてくる涙。楓が手の甲で拭っても拭っても止まることなく、その手が次第に濡れていく。
「……守り手……なんて言って、結局……誰も、ま、守れなかった……」
「守ったよ。君は、子ども達を守ったし、俺を救ってくれたんだ。十分、立派な守り手だ。よく、一人で耐えたね」
きっと、柊士なら、そうやって肯定してくれたはずだ。自分を責めるなと。お前が無事であることが、護って散った者達の何よりの誇りになるからと。
「君が、無事で良かった」
それは、きっと、楓の護衛役と案内役が、何より伝えたかった言葉のはずだ。いつも、亘達がそうであったように。
「う、うぅ……ああぁ……」
泣き崩れる楓を、奏太はそのまま、自分の方に引き寄せて、そっと抱きしめた。自分を支えてきてくれた者達が―― 柊士や白月、父母や友人達が、かつて、奏太にそうしてくれたように。
どれ程、そうしていただろう。
奏太が楓の背を抱えて慰めている間、予備の日石を持った咲楽が、朱と共に鬼の子達を外に連れ出してくれていた。
亘は何故か微妙な顔で奏太と楓を見ていたし、玄は愛想を取り繕うのすらやめたようで、完全に表情を消していた。
ぐすん、ぐすんと鼻をすすりながら楓が顔を上げる。
「落ち着いた?」
「……うん。ごめんなさい……初対面の人に……」
「いいんだ。気持ちはよく分かるから。それに、俺も助けてもらったし」
奏太の言葉に、楓は擦って赤くなった目でニコリと笑った。
「君の笑顔が見れて良かったよ。それじゃあ――……」
そう言いかけた時だった。ズイッと奏太と楓の間に割り込むように、椿が顔をのぞかせた。
「まあ! 落ち着かれたのなら良かったです!」
明るく手を打ち合わせた椿の目は、弧を描いているのに、その奥は全く笑っていない。
「では、楓様を商会にさっさとお連れしてしまいましょう! そして、早急に人界に強制送……お送りした方が良いと思います!」
「……商会に早めに避難した方が良いのは確かだけど、護衛の手が足りないだろ」
奏太が呆れて言えば、戻ってきていた咲楽がビシッと手を勢いよく上げた。
「あ! それなら、僕が商会から武官を呼んできます! これ以上、奏太様に馴れ馴れし……あ、いえ、状況を燐鳳様にお伝えしたら、きっと烈火のごと……あー、えぇっと、御心を痛めてすぐに手配くださると思うので!」
ところどころ不穏な言葉が聞こえた気がしたが、気の所為だろうか……
「あとは闇を祓うだけなんだから、一緒に帰ればいいよ」
奏太はそう言いつつ、楓の様子をもう一度確認してから立ち上がった。
「朱、咲楽と楓ちゃんと一緒に、一つ前の部屋で待っててくれる? 一気に祓うから」
「あの、奏太君、陽の気を使うなら、私も少しは手伝えると思うんだけど」
楓が名乗り出てくれたが、白と金の力を放って、不審がられたくない。
「大丈夫だよ。陽の気、あんまり残ってないって言ってたでしょ。俺はもう回復してるから。ちょっと外で待っててよ」
「でも……」
「大丈夫。朱、楓ちゃんを頼むよ」
楓の言葉を途中で遮って朱に指示を出すと、朱は承知したように楓の肩に手を置いた。
「さあさ、姫様。我が君の御命令です。外で大人しく待ちましょう」
グッと出口に向かって朱に両肩を押されながら、楓は奏太を振り返る。それに、奏太はヒラヒラと手を振った。
楓がドアの向こうに姿を消すと、椿がすっきりとした顔で奏太を見た。
「奏太様の御力を見せるなんて、もったいないですものね。即刻、人界に送り返しましょう!」
「いや、そういう意味じゃないんだけど……」
むしろ、彼女の気持ちの整理がつくまでは、商会でゆっくりしていっても良いと思っているくらいだ。
「人界へ姫様を送り届けるのに護衛の手が足りないのなら、俺が対応しましょうか?」
玄が無表情のまま言う。
けれど、玄に任せるなんて時限爆弾を抱えさせるような真似、絶対にできない。不安すぎる。
「……お前には、絶対に頼まないよ……」
「いずれにせよ、あの方が長く商会に滞在しても、良いことはないでしょう。帰り次第、巽に手配させましょう」
亘も、声低く言った。
「……まあ、本人にも相談してから決めるよ」
三者から圧をかけられているような、妙な気分になりながら、奏太は溜息混じりにそう答えた。
奏太が手をかざして力を込めれば、先程と同じく、白に金の粒子の混じる眩いばかりの光が部屋いっぱいに広がっていく。
闇を駆逐し、隅々まで浄化していく聖なる光。
陽の気が行き渡ったのを確認してピタリと注ぐのをやめると、そこには、どこか煤けてしまった、子ども達の為に作られた可愛らしく、しかしシンと静まり返ってしまった部屋だけが残った。
あなたにおすすめの小説
【完結】結界守護者の憂鬱なあやかし幻境譚 ~平凡な男子高校生、今日から結界を繕います~
御崎菟翔
キャラ文芸
【平凡な高校生 × 妖従者たちが紡ぐ、絆と成長の主従現代和風ファンタジー!】
「選ぶのはお前だ」
――そう言われても、もう引き返せない。
ごく普通の高校生・奏太(そうた)は、夏休みのある日、本家から奇妙な呼び出しを受ける。
そこで待っていたのは、人の言葉を話す蝶・汐(うしお)と、大鷲・亘(わたり)。
彼らに告げられたのは、人界と異界を隔てる結界を修復する「守り手」という、一族に伝わる秘密の役目だった。
「嫌なら断ってもいい」と言われたものの、放置すれば友人が、家族が、町が危険に晒される。
なし崩し的に役目を引き受けた奏太は、夜な夜な大鷲の背に乗り、廃校や心霊スポットへ「出勤」することに!
小生意気な妖たちに絡まれ、毒を吐く蛙と戦い、ついには異世界「妖界」での政変にまで巻き込まれていく奏太。
その過程で彼は、一族が隠し続けてきた「残酷な真実」と、従姉・結(ゆい)の悲しい運命を知ることになる――
これは、後に「秩序の神」と呼ばれる青年が、まだ「ただの人間」だった頃の、始まりの物語。
★新作『蜻蛉商会のヒトガミ様』
この物語から300年後……神様になった奏太の物語も公開中!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/174241108/158016858
暴走族のお姫様、総長のお兄ちゃんに溺愛されてます♡
五菜みやみ
ライト文芸
〈あらすじ〉
ワケあり家族の日常譚……!
これは暴走族「天翔」の総長を務める嶺川家の長男(17歳)と
妹の長女(4歳)が、仲間たちと過ごす日常を描いた物語──。
不良少年のお兄ちゃんが、浸すら幼女に振り回されながら、癒やし癒やされ、兄妹愛を育む日常系ストーリー。
※他サイトでも投稿しています。
表紙イラストはAI作成の画像です。
娘を毒殺された日、夫は愛人と踊っていた――聖女と呼ばれた私は、王家を静かに崩壊させる
唯崎りいち
恋愛
異世界に転移し、“聖女”として王太子ジークフリートに嫁がされたフェリシア。
愛のない結婚の中で、唯一の救いは娘シャルロットだった。
しかし五歳の娘は、父から贈られたネックレスによって毒殺される。
娘が死んだ日。
王宮では祝賀会が開かれ、夫は愛人と踊っていた。
誰も娘の死を悲しまない世界で、ただ一人涙を流したのは、第八王子リュカだけだった。
やがてフェリシアは知る。
“聖女は子を産んではならない”という王家の禁忌と、娘の死の裏にある政治的思惑を。
――これは、娘を奪われた聖女が、王家を静かに崩壊へ導いていく物語。
―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》
EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。
歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。
そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。
「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。
そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。
制刻を始めとする異質な隊員等。
そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。
元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。
〇案内と注意
1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。
3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。
4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。
5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。
神様の手違いで異世界転生した俺の魅了チートが、勇者のハーレムを根こそぎ奪って溺愛ハーレム作りました!
まさき
恋愛
ブラック企業で働き続けた俺、佐藤誠が過労で倒れ、気づけば異界の地。
「手違いで死なせちゃってごめん!」という神様から、お詫びに貰ったのは規格外の【魅了】スキル——。
だが、元社畜の俺にはその自覚が微塵もない!
ただ誠実に、普通に生きようとしているだけなのに、エルフの賢者、獣人の少女、最強の聖女、さらには魔王の娘までもが、俺の「社畜仕込みの優しさ」に絆されて居座り始める。
一方で、10年かけて仲間を集めたはずの「勇者・勝利」は、自身の傲慢さゆえに、誠へとなびく仲間たちを一人、また一人と失っていく。
「俺は勇者だぞ! なぜ手違い転生者に負けるんだあああ!?」
人界から天界、そして宇宙の創造へ——。
無自覚な誠実さで世界を塗り替えてしまう、元社畜の究極溺愛ハーレムファンタジー、ここに開幕!
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
【完結】【ママ友百合】ラテアートにハートをのせて
千鶴田ルト
恋愛
専業主婦の優菜は、夫・拓馬と娘の結と共に平穏な暮らしを送っていた。
そんな彼女の前に現れた、カフェ店員の千春。
夫婦仲は良好。別れる理由なんてどこにもない。
それでも――千春との時間は、日常の中でそっと息を潜め、やがて大きな存在へと変わっていく。
ちょっと変わったママ友不倫百合ほのぼのガールズラブ物語です。
ハッピーエンドになるのでご安心ください。
一妻多夫の獣人世界でマッチングアプリします♡
具なっしー
恋愛
前世の記憶を持つソフィアは、綿菓子のような虹色の髪を持つオコジョ獣人の令嬢。
この世界では男女比が極端に偏っており、女性が複数の夫を持つ「一妻多夫制」が当たり前。でも、前世日本人だったソフィアには、一人の人を愛する感覚しかなくて……。
そんな私に、20人の父様たちは「施設(強制繁殖システム)送り」を避けるため、マッチングアプリを始めさせた。
最初は戸惑いながらも、出会った男性たちはみんな魅力的で、優しくて、一途で――。
■ 大人の余裕とちょっと意地悪な研究者
■ 不器用だけど一途な騎士
■ ぶっきらぼうだけど優しい元義賊
■ 完璧主義だけど私にだけ甘えん坊な商人
■ 超ピュアなジムインストラクター
■ コミュ力高めで超甘々なパティシエ
■ 私に一生懸命な天才年下魔法学者
気づけば7人全員と婚約していた!?
「私達はきっと良い家族になれます!」
これは、一人の少女と七人(…)の婚約者たちが、愛と絆を育んでいく、ちょっと甘くて笑える逆ハーレム・ラブコメディ。
という異世界×獣人×一妻多夫×マッチングアプリの、設定盛りだくさんな話。超ご都合主義なので苦手な人は注意!
※表紙はAIです