転生特典の『おまけ』ってなんだよ。

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プロローグ

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俺は、ジョミー・シン・マーティン 16歳。

アトランティスという世界のクウェンサー国のマーティン男爵家の3男だ。
俺が周りの人と違うと気づいたのは、ほんの少し前のことだった。

この世界には、成人の儀という洗礼を受ける儀式があり、この儀式で得られるステータスとスキルという能力で職業が制限される。
その成人の儀では、神殿でお祈りをし、肩を聖者の杖と呼ばれる杖で叩かれることで、終わるのが普通だ。
だが、俺が肩を叩かれる時に、たまたま迷い込んだ1羽の鳥に驚いた神官に肩でなく、頭を叩かれた。
そして、その時に電気が走ったように感じた後、自分が地球という星の日本という国にいたことを思い出した。日本にいた時の記憶では名前や年齢、両親や友人などは思い出せなかったこともあった。
それでも、この世界で16年も生きていて、今更前世のことを考えてもしょうがないと思った。

頭を叩いた神官には、貴族の子供の頭を叩いてしまってとひどく謝られた。

成人の儀の後に、ステータスとスキルを見てびっくり。

名前:ジョミー・シン・マーティン
年齢:16歳
性別 男

レベル 1

職業:男爵家3男

体力:100
魔力:100
筋力:100
耐久:100
敏捷:100
幸運:100

スキル
剣術、魔術適正(全)
礼儀
アイテムボックス(超)

ユニークスキル
おまけ

こんな感じで、ステータスという能力値が100というのは、16歳では少し高いがそれほど目立ったものではない。
小さいころから、貴族ということで剣術と魔術は家庭教師に習っていて、魔術適正があり、火、水、風、土、光、闇と全属性に適正があることで、将来実家は継げないが宮廷魔術師や冒険者として大成すると太鼓判を押されていた。
そして、ユニークスキルという1,000,000人に1人あるかないかのスキルがあり、そのスキルが『おまけ』ってスキルだった。

神官に聞いても、『おまけ』というユニークスキルをしる者はおらず、このスキルがなんなのか分からないまま帰宅した。

「ショウ、成人の儀を終えたようで何よりだ。どんなステータスだったんだ。見せてみなさい。」

「はい、お父様」

ステータスを見せるように言っている父は、クリストファー・シン・マーティンといい、元は冒険者だったが、国に認められるような手柄を立て、男爵家を興したらしい。
らしいというのは、聞いても教えてはくれなかったからだ・・・

さて、ステータスは、『ステータス』だけだと自分で見るだけ、『ステータスオープン』だと周りにいる人たちに見せることができる。
今回は、父に見せるために『ステータスオープン』、そう言って、ステータスを開示した。

「ほう、全能力が100か!
剣術、魔術適正は解っていたが、ユニークスキルがあるな!
このユニークスキル『おまけ』とはなんだ。」

「実は、このスキルは神官に聞いても誰も知らないようで、僕も戸惑っているんです。」

「まぁ良い。
お前は3男だからこの家を継ぐことはできないが、剣術と魔術適正(全)があるから騎士や魔術師の試験を受けて就職するも良し、冒険者となるも良し、好きな職業に就くとよい」

貴族の長男は家を継ぎ、次男は一つ下の爵位で1代貴族として家を興すことができるが、3男以下は、どこかの貴族に婿養子に入るか、騎士や魔術師の試験を受け、騎士爵や魔術爵といった貴族位を得ることが出来る。
多くの3男以下は、大抵騎士爵になることが多いのだが・・・

「お父様、僕はこの世界を旅してみたいと思っておりまして、冒険者になろうと考えてます。幸い、子供のころから鍛えていただいたお陰で、剣術も魔術適正もありますし。」

「そうか・・・
まぁ良い、だが命をなくすようなことはするでないぞ」

父は、騎士爵や魔術爵になってほしいような思いを持っているのを知ってはいたが、自分が元冒険者であったことから、俺が冒険者を目指すことに特に反対はしなかった。

「はい、明日にでも冒険者登録をしてきます。」

そう言って、自分の部屋へと戻っていった。
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