【R18】復讐の魔王は転生を重ね、女勇者に挑む。第1章~女騎士の誇りは濡れて~

異常那鬼

文字の大きさ
5 / 46

第3話~第一の眷属、アンジェ~

しおりを挟む
「ふぅ、さすがに飲み過ぎたかな」

 神官カリアが教会に戻ってきたのは、深夜だった。村の騒ぎはまだ続いており、朝まで終わりそうになかった。

「魔族の手に落ちてはいたが、思ったより荒廃はしていなかったし。村の復興は早そうだ。明日にでも、中央教会へ知らせを送らねば」

 ピエタの村はリスタルト王国の北の外れにある。魔王軍に奪われた際、難民となった村人達は南西へ逃げ、メリダ法国の庇護を受けた。それは村人としては仕方のない判断であった。

 しかし、魔族を北の大地へと押し返した後、この出来事は微妙な政治問題をはらむこととなった。バレンシア大陸の南の大地は南北に伸びる四つの国に別れている。東から共和国アーバン、リスタルト王国、メリダ法国、魔法国家サニバールである。メリダ法国は中央教会と始まりの聖地ザルドを有しており、かつては南の大地全てを領土にしていた。そのメリダ法国から20年前に独立したのが、騎士王と呼ばれるリスタルトが治めるリスタルト王国である。当然ながら、二国間の仲は良好とは言えなかった。

 メリダ法国は、ピエタ村の住人達の帰還にあわせ、カリアを中心とした復興支援の人員を派遣した。そこには、この地域をリスタルト王国から切り取ろうとする思惑があった。

 カリアが自室に戻り、休もうとした時、聖堂のほうからアンジェの声が聞こえた。それは、叫び声のようでもあった。

「あの声は? 何かあったのか?」

 胸騒ぎがした神父は、声が聞こえた礼拝堂へ向かった。扉を開けると、そこには神像の下で倒れ込んでいるアンジェの姿があった。

「アンジェ!」

 カリアはアンジェの側に駆け寄ると、その身体を抱き起した。法衣は膝上までめくりあがり、胸元がはだけていた。息は荒く、顔は赤く上気している。

「いったい、何が起きたのだ?」

 腕の中でアンジェの瞼が開いた。その瞳が真っすぐに彼を見つめる。その視線に射ぬかれ、カリアは自身の鼓動が早まるのを感じた。

「カリア、様」
「大丈夫か、アン―」

 名前を呼びきる前に、アンジェが抱きついてきた。その唇がカリアの口を塞ぐ。突然の出来事に、カリアは何が起きているのか理解できなかった。ぬるっとした暖かい感触が口内に忍び込む。アンジェが舌を絡ませてきたのだ。それは破壊的な衝撃だった。酒に酔っていたせいもあり、カリアは理性を保てなかった。気が付けば、自らも舌を動かしアンジェの唇を吸っていた。

 無理はなかった。メリダ法国の神官は教義により禁欲を強いられ、男は性を放つことを禁じられる。欲望を抑えこむことによって、魔力を高めることができると教えられるのだ。
 二人は息をするのも忘れ、互いに貪るように唇を重ね、舌を絡ませた。卑猥な音が教会内に響き渡る。息苦しくなって唇を離すと、唾液が糸を引いた。恍惚とした表情を浮かべたカリアだったが、その視界にバレンシア神の象が入ると、ハッとした表情を浮かべた。我に返ったカリアがアンジェの身体を引き離そうとする。それを引き留めるように、アンジェの手がカリアの股間に伸びた。

「アンジェ、な、何を……」

 法衣の上から股間をまさぐられる。身体に満ちる魔力が、その一部分に集中していくのがわかる。

「あぁ、カリア様のここ、硬くなってる」

 うっとりした目でアンジェが舌なめずりする。その表情は、まるで淫魔のようであった。

「正気になるんだ。こんな事をしては……」

 静止の声も届いていないのか、カリアの法衣に手をもぐらせ、ズボンを下げると直に股間に触れてきた。アンジェの冷えた掌が、熱く脈打つカリアの神棒を包む。

「はぅ!」

 その瞬間、カリアは情けない声を上げた。アンジェの手が絶妙な動きで棒を擦る。

「いけない! それ以上動かすと!」

 魔力が今にも股間から放出されようとする寸前、アンジェは手の動きを止めた。

「まだ、ダメです」

 そう言って微笑みながら、アンジェはカリアのズボンを完全に脱がした。カリアの神棒がアンジェの目の前に現れた。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

処理中です...