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第12話~目覚めたカリア~
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神官カリアが目を覚ましたのは、黄昏時だった。自室のベットで、いつもとは反対向きで倒れ込むように眠っていた。
「昨日は飲みすぎたか……」
頭に軽い痛みを感じた。立ち上がろうとすると、足腰に力が入らなかった。その事が昨晩の記憶を思い出させた。
「あれは、本当に現実だったのか?」
アンジェの痴態を思い浮かべると、自然と股間に力がこもる。普段見せる貞淑な姿とのギャップは簡単には信じられず、夢と思えても仕方のないことだった。
「そうだ。あれはきっと夢だ。そうに違いない」
独り言を言いながらも、カリアは体内の魔力がほぼ失われていることに気づいた。淫らな夢を見たせいで、夢精してしまったのだと思った。慌てて法衣やシーツを確認するが、後はまったくなかった。アンジェが気を利かせて、洗濯してくれたのかと考えたが、それはそれで、恥ずかしい事だ。
「あぁ、神よ。私は何ということを」
バレンシア神を崇める中央教会の教義によれば、神が復活する際、多大な力を必要とする。その日の為、下位の神官達はできるだけ魔法を使用せず、日々自らの魔力を蓄えることが奨励されていた。
カリアが懺悔の言葉を呟いていると、部屋の戸が開いた。
「カリア様、やっと起きたんですか?」
それは、いつも通りのアンジェだった。やはり、昨晩の事は夢だったのだと確信すると、柔らかな笑みを彼女に向けた。
「あぁ、すまない。昨晩は飲み過ぎたようだ」
「食事の用意ができてますよ」
教会には、バレンシア神を祀る祭壇の他に、カリアとアンジェの自室、来客用の部屋が二つ、そして食事をする部屋があった。カリアは何とか立ち上がると、部屋を出た。香ばしい匂いが鼻腔をくすぐる。
「カリア様、お疲れのようでしたから、今日は少し頑張ってみました」
テーブルの上には、所せましと料理が並べられていた。いつもより肉が多い。他にも山芋を擦ったものや、ニンニクの素焼きなどが置かれている。
「アンジェ、これは?」
「昨晩の余り物などを頂いてきたんです」
言いながら、アンジェはスープを注ぐ。そのお椀からは、刺激的な匂いがした。受け取って一口啜ると、身体に力が沁み込んでいく。
「これは?」
「薬草スープです。魔力回復に、とても効くんですって」
そう言って笑顔を見せるアンジェの姿を見て、カリアは違和感を感じた。法衣の胸の部分、膨らんだ先端が小さく盛り上がっていた。カリアは、スープを吹き出しそうになった。おそらく、アンジェは法衣の下に何も着ていないのだ。
「ア、アンジェ!」
「どうかしました?」
「い、いや、何でもない。美味しいよ、このスープ」
「ありがとうございます。残さず食べて、早く元気になってくださいね」
そう言ったアンジェ視線がカリアの股間に注がれ、赤い舌が唇を舐めた。ほんの一瞬の出来事だったが、カリアは背筋に冷たいものが走るのを感じた。
「カリア様、私、湯浴みに行ってまいります」
そう言って出ていくアンジェの後ろ姿を窓から差しこんだ光が照らす。法衣が透け、アンジェの身体のラインが浮かびあがるのを、カリアは見た。上だけでなく、アンジェは法衣の下に何も着ていなかった。
「昨日は飲みすぎたか……」
頭に軽い痛みを感じた。立ち上がろうとすると、足腰に力が入らなかった。その事が昨晩の記憶を思い出させた。
「あれは、本当に現実だったのか?」
アンジェの痴態を思い浮かべると、自然と股間に力がこもる。普段見せる貞淑な姿とのギャップは簡単には信じられず、夢と思えても仕方のないことだった。
「そうだ。あれはきっと夢だ。そうに違いない」
独り言を言いながらも、カリアは体内の魔力がほぼ失われていることに気づいた。淫らな夢を見たせいで、夢精してしまったのだと思った。慌てて法衣やシーツを確認するが、後はまったくなかった。アンジェが気を利かせて、洗濯してくれたのかと考えたが、それはそれで、恥ずかしい事だ。
「あぁ、神よ。私は何ということを」
バレンシア神を崇める中央教会の教義によれば、神が復活する際、多大な力を必要とする。その日の為、下位の神官達はできるだけ魔法を使用せず、日々自らの魔力を蓄えることが奨励されていた。
カリアが懺悔の言葉を呟いていると、部屋の戸が開いた。
「カリア様、やっと起きたんですか?」
それは、いつも通りのアンジェだった。やはり、昨晩の事は夢だったのだと確信すると、柔らかな笑みを彼女に向けた。
「あぁ、すまない。昨晩は飲み過ぎたようだ」
「食事の用意ができてますよ」
教会には、バレンシア神を祀る祭壇の他に、カリアとアンジェの自室、来客用の部屋が二つ、そして食事をする部屋があった。カリアは何とか立ち上がると、部屋を出た。香ばしい匂いが鼻腔をくすぐる。
「カリア様、お疲れのようでしたから、今日は少し頑張ってみました」
テーブルの上には、所せましと料理が並べられていた。いつもより肉が多い。他にも山芋を擦ったものや、ニンニクの素焼きなどが置かれている。
「アンジェ、これは?」
「昨晩の余り物などを頂いてきたんです」
言いながら、アンジェはスープを注ぐ。そのお椀からは、刺激的な匂いがした。受け取って一口啜ると、身体に力が沁み込んでいく。
「これは?」
「薬草スープです。魔力回復に、とても効くんですって」
そう言って笑顔を見せるアンジェの姿を見て、カリアは違和感を感じた。法衣の胸の部分、膨らんだ先端が小さく盛り上がっていた。カリアは、スープを吹き出しそうになった。おそらく、アンジェは法衣の下に何も着ていないのだ。
「ア、アンジェ!」
「どうかしました?」
「い、いや、何でもない。美味しいよ、このスープ」
「ありがとうございます。残さず食べて、早く元気になってくださいね」
そう言ったアンジェ視線がカリアの股間に注がれ、赤い舌が唇を舐めた。ほんの一瞬の出来事だったが、カリアは背筋に冷たいものが走るのを感じた。
「カリア様、私、湯浴みに行ってまいります」
そう言って出ていくアンジェの後ろ姿を窓から差しこんだ光が照らす。法衣が透け、アンジェの身体のラインが浮かびあがるのを、カリアは見た。上だけでなく、アンジェは法衣の下に何も着ていなかった。
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