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閑話
閑話 幼なじみのそうた君 後編
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「「そうたくん‼」」
私達の声が重なる。
颯太君が殺されちゃう!
でも颯太君は顔色一つ変えずに、空手の上げ受けの要領でオジさんのナイフを腕ごと吹き飛ばした。
そのまま鳩尾を思い切り蹴り上げ、追い打ちに身体を反転させて踵でオジさんの顎を蹴っ飛ばした。
オジさんは凄い勢いで吹き飛ばされた。
ドサッ!
「…ふぅ」
一つ一つの動きはとても素早くて、私じゃ目で追うだけで精一杯だった。
「す、すっげえ…」
それは大輝君も同じだったみたいで、颯太君の華麗な攻撃動作に感嘆していた。
オジさんは気絶しているようで、起き上がる気配はない。
颯太君はこっちを振り返ってきてニカッと笑った。
「おわったよ」
颯太君はもう一度、オジさんがちゃんと気絶しているか確認して、ごみ捨て場にあった紐でオジさんの身体を電柱に縛り付け、落ちているナイフを回収して私達に走り寄ってきた。
「ふたりとも、だいじょうぶだった?」
「お、おう。おれはだいじょぶ」
「わたしも」
「よかった。じゃあいこっか」
颯太君は何事もなかったかのように私達の腕を引いて走り出した。
「あ、あの…」
「?」
「ありがとう。そうたくん」
「ううん。ともだちがこまっていたらたすけるのはあたりまえだよ。あやのちゃんにけががなくて、ほんとによかった」
「だいきくんも、ありがとう」
「いや、おれはそうたくんとちがって、ただうけとめただけだから…」
「だいきくんがいなかったら、おれあのばであやのちゃんといっしょにころされてたよ。ありがとう、だいきくん!」
「!…うん…」
大輝君、とっても嬉しそう!
三人共無事で良かった。
でも大輝君、何か変な顔してる。
「それにしても…なんかへんなかんじ」
「「?なにが?」」
私と颯太君の声がハモる。
「わかんないんだけど、さっきからむねがモヤモヤ~ってするんだよ」
「だいじょうぶ?だいきくん」
颯太君が心配そうに彼の名前を呼んだ時、大輝君はハッとした顔で颯太君の顔を指差した。
「それだー!」
「「ええ?」」
「よびかただよ、よびかた!さっきあやのちゃんをほうったとき、おれをよびすてしてたのに、いまはまた、くんづけなんだ!」
「あ」
「なるほど」
言われて気が付いた。
確かに私を大輝君に向かって放り投げた時は確かに呼び捨てだった。
突然の事だったから気に止めてなかったみたいだ。
「もうおれのことはだいきでいいぜ!そうた!」
「うん、わかったよ、だいき」
二人は顔を見合わせて笑った。
私は何か仲間はずれにされた気分でムキになって言ってた。
「あ、ずるいずるい!わたしも!わたしもあやのでいい!そうた!だいき!」
「わかったわかった。おちつけよあやの」
「じゃあこんどから、あやのってよぶね」
颯太君…ううん、颯太に名前を呼ばれた時、大輝に呼ばれた時とは違う感じがした。
なんか、ドキッとした。
私はまた顔が赤くなるのを感じて、思わず俯いた。
何だろ…この気持ち…
変なの、モヤッてする。
でも嫌な感じとかじゃなくて…ふわってしてて、あったかくて…
「それにしても、そうたってつよかったんだな!さいしょにあのおっさんけっとばしたの、とびげりだよな?」
「そうだけど…おれはつよくないよ。おじいちゃんからみれば、まだまだだし…」
「そうたのじいちゃんはつよいのか?」
「すっごくつよいよ!おれのあこがれ!」
そう言った颯太はさっきよりも眩しい、輝くような笑顔だった。
私は、心臓が大きく跳ね上がった。
少し息苦しかったけど、なんとなく走り続けての息切れとは違うのが分かった。
もっと颯太の色んな顔がみたい。
もっと颯太とお喋りしたい。
もっと颯太の側に、一緒に居たい。
何だろう、この気持ち。
とっても幸せな気持ち。
でも分からない。
こんな風に感じるの初めてだもん。
「あやの、どした?」
「…へ?」
「さっきからだまりこんでるけど、どうかした?」
心配そうに私の顔を覗き込んでくる颯太と大輝。
颯太の顔が凄く近くにあってびっくりした。
「かお、あかいよ?だいじょうぶ?」
「ううん!だいじょうぶ!なんでもない!」
「「ほんと?」」
「ほんと!」
私は恥ずかしくなった。
スピードを上げて二人を追い越す。
二人は不思議そうな顔で首を傾げたが、すぐに追ってきた。
「まってよ、あやの!」
「おいてくなよ!」
「はやくはやく!」
私達は走りながら笑い合った。
その後、無事颯太の家に着いて事情を説明した事で、私を攫おうとしていた男達は警察に捕まった。
お父さんもお母さんも、その事を聞いて、お仕事が忙しい筈なのに私の所に駆けつけてくれて、お母さんは「無事で良かった」って泣きながら私を抱きしめて、お父さんも優しい顔で頭を撫でてくれた。
二人共、私を守ってくれた颯太と大輝、匿ってくれた颯太の家の人達に頭を下げてお礼を言っていた。
その日は三人でお家に帰った。
どうやって守ってくれたのか聞かれたから私は正直に、颯太がオジさんを蹴りで倒した事やナイフを躱すため、颯太に投げられた私を大輝が受け止めてくれた事を話した。
お父さんもお母さんも目を丸くして、口をあんぐりと開け驚いていた。
本当がどうか疑ってたけど、捕まった男達の内の一人の、顔やお腹に蹴られたような痣があって電柱に縛られていたことを警察に聞いていたから信じてくれた。
警察の人は、とても私と同い年の子どもがやった事とは思えないって言ってた。
お父さんは「これから颯太君と大輝君の二人と一緒に強くなれ」って言ってくれた。
顔が引き攣ってて苦笑いだったけど。
それで、私はお母さんに助けられてから颯太に対して変な感じがする事を相談した。
お母さんはまた驚いたけど、しっかりと私の話を聞いてくれた。
でも話を進める内にだんだんとニヤニヤ笑いになってきてた。
なんでそんな顔してるのって聞いたら、お母さんがこの気持ちは変なんかじゃないよって言ってくれた。
それは、“恋”なんだよって教えてくれた。
恋。
その言葉を聞いた瞬間、私は心の霧が晴れたかような気がした。
テレビのアニメやドラマでもよく聞く言葉。
人が人の事を好きになる気持ち。
私は、颯太が好きなんだ。
だから、颯太に名前を呼ばれた時にドキッとしたし、もっと一緒に居たいって感じたんだ。
私はとっても嬉しかった。
その気持ちは大事にしないってお母さんが頭を撫でてくれた。
「いつかその気持ちを、颯太君に伝えられると良いわね、綾乃」
「うん!」
今日は颯太が私を守ってくれた。
次は私が、颯太を助けられたら良いな。
そのためには、強くなろう。
大好きな彼の隣を歩いていたいから。
________________________________
家族構成の部分は残します。
↓
【立花家】
祖父 幸三 72歳
祖母 早希子 (享年)65歳
父 健治 36歳
母 奈津子 36歳
長男 颯太 16歳
長女 佳代 12歳
【一宮家】
祖父 虎次郎 70歳
祖母 文香 67歳
父 平助 45歳
母 愛 44歳
長女 綾乃 16歳
【江川家】
父 影斗 (享年)37歳
母 優奈 42歳
長女 光 21歳
長男 光輝 19歳
次男 大輝 16歳
三男 元輝 15歳
次女 光子 12歳
私達の声が重なる。
颯太君が殺されちゃう!
でも颯太君は顔色一つ変えずに、空手の上げ受けの要領でオジさんのナイフを腕ごと吹き飛ばした。
そのまま鳩尾を思い切り蹴り上げ、追い打ちに身体を反転させて踵でオジさんの顎を蹴っ飛ばした。
オジさんは凄い勢いで吹き飛ばされた。
ドサッ!
「…ふぅ」
一つ一つの動きはとても素早くて、私じゃ目で追うだけで精一杯だった。
「す、すっげえ…」
それは大輝君も同じだったみたいで、颯太君の華麗な攻撃動作に感嘆していた。
オジさんは気絶しているようで、起き上がる気配はない。
颯太君はこっちを振り返ってきてニカッと笑った。
「おわったよ」
颯太君はもう一度、オジさんがちゃんと気絶しているか確認して、ごみ捨て場にあった紐でオジさんの身体を電柱に縛り付け、落ちているナイフを回収して私達に走り寄ってきた。
「ふたりとも、だいじょうぶだった?」
「お、おう。おれはだいじょぶ」
「わたしも」
「よかった。じゃあいこっか」
颯太君は何事もなかったかのように私達の腕を引いて走り出した。
「あ、あの…」
「?」
「ありがとう。そうたくん」
「ううん。ともだちがこまっていたらたすけるのはあたりまえだよ。あやのちゃんにけががなくて、ほんとによかった」
「だいきくんも、ありがとう」
「いや、おれはそうたくんとちがって、ただうけとめただけだから…」
「だいきくんがいなかったら、おれあのばであやのちゃんといっしょにころされてたよ。ありがとう、だいきくん!」
「!…うん…」
大輝君、とっても嬉しそう!
三人共無事で良かった。
でも大輝君、何か変な顔してる。
「それにしても…なんかへんなかんじ」
「「?なにが?」」
私と颯太君の声がハモる。
「わかんないんだけど、さっきからむねがモヤモヤ~ってするんだよ」
「だいじょうぶ?だいきくん」
颯太君が心配そうに彼の名前を呼んだ時、大輝君はハッとした顔で颯太君の顔を指差した。
「それだー!」
「「ええ?」」
「よびかただよ、よびかた!さっきあやのちゃんをほうったとき、おれをよびすてしてたのに、いまはまた、くんづけなんだ!」
「あ」
「なるほど」
言われて気が付いた。
確かに私を大輝君に向かって放り投げた時は確かに呼び捨てだった。
突然の事だったから気に止めてなかったみたいだ。
「もうおれのことはだいきでいいぜ!そうた!」
「うん、わかったよ、だいき」
二人は顔を見合わせて笑った。
私は何か仲間はずれにされた気分でムキになって言ってた。
「あ、ずるいずるい!わたしも!わたしもあやのでいい!そうた!だいき!」
「わかったわかった。おちつけよあやの」
「じゃあこんどから、あやのってよぶね」
颯太君…ううん、颯太に名前を呼ばれた時、大輝に呼ばれた時とは違う感じがした。
なんか、ドキッとした。
私はまた顔が赤くなるのを感じて、思わず俯いた。
何だろ…この気持ち…
変なの、モヤッてする。
でも嫌な感じとかじゃなくて…ふわってしてて、あったかくて…
「それにしても、そうたってつよかったんだな!さいしょにあのおっさんけっとばしたの、とびげりだよな?」
「そうだけど…おれはつよくないよ。おじいちゃんからみれば、まだまだだし…」
「そうたのじいちゃんはつよいのか?」
「すっごくつよいよ!おれのあこがれ!」
そう言った颯太はさっきよりも眩しい、輝くような笑顔だった。
私は、心臓が大きく跳ね上がった。
少し息苦しかったけど、なんとなく走り続けての息切れとは違うのが分かった。
もっと颯太の色んな顔がみたい。
もっと颯太とお喋りしたい。
もっと颯太の側に、一緒に居たい。
何だろう、この気持ち。
とっても幸せな気持ち。
でも分からない。
こんな風に感じるの初めてだもん。
「あやの、どした?」
「…へ?」
「さっきからだまりこんでるけど、どうかした?」
心配そうに私の顔を覗き込んでくる颯太と大輝。
颯太の顔が凄く近くにあってびっくりした。
「かお、あかいよ?だいじょうぶ?」
「ううん!だいじょうぶ!なんでもない!」
「「ほんと?」」
「ほんと!」
私は恥ずかしくなった。
スピードを上げて二人を追い越す。
二人は不思議そうな顔で首を傾げたが、すぐに追ってきた。
「まってよ、あやの!」
「おいてくなよ!」
「はやくはやく!」
私達は走りながら笑い合った。
その後、無事颯太の家に着いて事情を説明した事で、私を攫おうとしていた男達は警察に捕まった。
お父さんもお母さんも、その事を聞いて、お仕事が忙しい筈なのに私の所に駆けつけてくれて、お母さんは「無事で良かった」って泣きながら私を抱きしめて、お父さんも優しい顔で頭を撫でてくれた。
二人共、私を守ってくれた颯太と大輝、匿ってくれた颯太の家の人達に頭を下げてお礼を言っていた。
その日は三人でお家に帰った。
どうやって守ってくれたのか聞かれたから私は正直に、颯太がオジさんを蹴りで倒した事やナイフを躱すため、颯太に投げられた私を大輝が受け止めてくれた事を話した。
お父さんもお母さんも目を丸くして、口をあんぐりと開け驚いていた。
本当がどうか疑ってたけど、捕まった男達の内の一人の、顔やお腹に蹴られたような痣があって電柱に縛られていたことを警察に聞いていたから信じてくれた。
警察の人は、とても私と同い年の子どもがやった事とは思えないって言ってた。
お父さんは「これから颯太君と大輝君の二人と一緒に強くなれ」って言ってくれた。
顔が引き攣ってて苦笑いだったけど。
それで、私はお母さんに助けられてから颯太に対して変な感じがする事を相談した。
お母さんはまた驚いたけど、しっかりと私の話を聞いてくれた。
でも話を進める内にだんだんとニヤニヤ笑いになってきてた。
なんでそんな顔してるのって聞いたら、お母さんがこの気持ちは変なんかじゃないよって言ってくれた。
それは、“恋”なんだよって教えてくれた。
恋。
その言葉を聞いた瞬間、私は心の霧が晴れたかような気がした。
テレビのアニメやドラマでもよく聞く言葉。
人が人の事を好きになる気持ち。
私は、颯太が好きなんだ。
だから、颯太に名前を呼ばれた時にドキッとしたし、もっと一緒に居たいって感じたんだ。
私はとっても嬉しかった。
その気持ちは大事にしないってお母さんが頭を撫でてくれた。
「いつかその気持ちを、颯太君に伝えられると良いわね、綾乃」
「うん!」
今日は颯太が私を守ってくれた。
次は私が、颯太を助けられたら良いな。
そのためには、強くなろう。
大好きな彼の隣を歩いていたいから。
________________________________
家族構成の部分は残します。
↓
【立花家】
祖父 幸三 72歳
祖母 早希子 (享年)65歳
父 健治 36歳
母 奈津子 36歳
長男 颯太 16歳
長女 佳代 12歳
【一宮家】
祖父 虎次郎 70歳
祖母 文香 67歳
父 平助 45歳
母 愛 44歳
長女 綾乃 16歳
【江川家】
父 影斗 (享年)37歳
母 優奈 42歳
長女 光 21歳
長男 光輝 19歳
次男 大輝 16歳
三男 元輝 15歳
次女 光子 12歳
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