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プロローグ 勇者召喚
第十六話 話と女性と
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長時間イヴァンの研究室で話し込んでいた綾乃達三人と、その間空気になっていた颯太は、退室しようとした矢先にこの国のもう一人の王女様、エリザベスと出くわした。
エリザベスはかなり焦っていたようで、反対側に人が居る可能性を考えずに勢いよく扉を開け放ち綾乃と激突。
自分も勢い余って腕を打ちつける結果となった。
事情を聞く為、反省も兼ねて取り敢えず椅子にエリザベスを座らせた。
「それで、何をそんなに急いでおられたのですか?」
「すみません…前々から、宮廷魔術師長様にご相談に伺いたいと思っていたのです。しかし、訪ねた時にはいつもいらっしゃらないので、たまたま通りかかったお部屋の中から声が聞こえたので、居ても立ってもいられなくなり…」
要は今度こそ逃すまいと突っ込んできたら、そこに綾乃が居てお互いの体を扉に打ちつけ合う事態になったという事だ。
颯太は話を聞いて、イヴァンとエリザベスには接点があるのだと改めて認識した。
そういえば、イヴァンは宮廷魔術師長でエリザベスは第二王女だったな、と。
「…師匠って大体どこで何してるんですか?」
「いやぁ…その日の気分によるね。ここに戻ってくるのは、客人が居たり今すぐに調べたい事がある時ぐらいかな」
自分の師匠、イヴァンはかなりマイペースな気分屋らしい。
そういう人は居場所の特定が難しい。
この手のタイプには昔からホトホト手を焼かされたな、と颯太は遠い目で、今や異世界なる所で今日も元気に修行に励んでいるであろう祖父を思った。
「そういえば色々あって聞きそびれてたけど、イヴァンさんって颯太にとって何の師匠なんですか?」
大輝が不思議そうな表情で訊ねてくる。
研究室に入ってすぐにあの密談について話し始めたので、颯太はすっかりイヴァンとの関係の事を話しそびれていた。
「言ってなかったっけな?魔法のだよ。こればっかりは自分じゃどうにもならないし」
「私も才能ある子に魔法を教えられるなら本望だよ」
「一応俺達の世界の知識との交換条件付きだがな」
「ああ、それに関してはダイキ君達から聞かせてもらったものだけでも十分さ」
「そうですか?」
イヴァンとそんな話をしていた颯太は、ふと目の端で綾乃の姿を捉えた。
何故かその目に光がなく、顔に柔らかい微笑みを称え突然颯太に掴みかかろうとして来た。
勿論事前にその姿をしっかりと確認していた颯太が、そんな綾乃の攻撃に反応出来ない筈もなく、あっさりとそれを躱して逆に掴みかかってきた綾乃の腕を捕まえる。
「おい、いきなりなんだよ?お前変な顔してるぞ」
「ソウタハ、ソノオヒメサマト、ドウイウカンケイナノ?」
「なんでカタコトなんだ?」
呆れるように言う颯太と、完全に目が死んでいる状態で問い詰める綾乃。
大輝は顔を手で覆っていた。
一応危惧していた事ではあったが、ここまでとは思っていなかったのだ。
政人はちょっと引いている。
クラスどころか学年でも屈指の美少女と言われる一宮綾乃が、まさか般若顔負けの迫力でクラスでは全然目立たない陰キャラの部類に居る友人に詰め寄っている光景に、頭が追いつかないのだろう。
「よく分からんが、取り敢えず落ち着け」
ムニッ ギュムー
「イヒャ!イひゃいいひゃい!はにゃしてしょーた!」
「…ん」
バチンッ!
「いったぁ!」
「「「「……( ゚д゚)ポカーン」」」」
颯太が彼女の両頬を引っ張って落ち着かせる。
周囲はこんな珍妙な光景を前に唖然としていた。
頬から手を離した時、結構良い音がしたので多分かなり痛かっただろう。
見てる周りもなんだか頬が痛くなってきた。
引っ張られて少し赤くなった頬を擦りながら、懲りずに涙目の綾乃はもう一度颯太に訊ねる。
「そ、颯太はそのお姫様とどういう関係なの!?」
また自分の知らない所で美少女、しかも今度はかなり年齢も近そうな子と仲良くなっていた事実に綾乃は焦っていた。
こういった方面には恐ろしく鈍い颯太は、綾乃が焦っている理由が分からず首を傾げるが正直に答える。
「友達だけど?なあエリー」
「え、は、はい!私とソウタさんは今朝知り合ったお友達です!」
友達、と言われてエリザベスは頬を赤らめた。
今まで立場上、年齢が近く気の置ける友人など出来た事がなかった為、颯太に友達と言われてとても嬉しかったのだ。
しかし今の綾乃を前に、この反応は少し不味かった。
綾乃の顔がまた黒くなってきて、大輝が慌てて宥めにかからなければならなかった。
「今朝?私の研究室に来る前にエリザベス様と会っていたのかい?」
「ええまあ。たまたまですけどね」
颯太は肩を竦めて戯けた仕草をした。
(たまたま彼処に迷い込んじまったんだよなぁ……そういやあの時…)
そこでの出来事に気になる事があった。
颯太はエリザベスに向き直って訊ねる。
「なあエリー、あの時俺が来る前に大臣としてた話って何なんだ?」
「え、えっと…それは…」
「ああ、言えないなら良いんだ。気にしないでくれ」
あまり触れてほしくない話題だったようだ。
颯太は深くは追求せず、早々に引き下がった。
しかし彼女の表情から、大体の検討はついた。
(魔法属性、か)
今朝、エリザベスに魔法の属性を訊ねた時と同じ表情をしていたのだ。
少し悲しいような、もう諦めているかのような、そんな切ない顔。
これ以上続けてはいけない気がして、颯太は無理矢理話の方向をずらした。
「それより、まだ紹介してなかったよな?三人共、彼女はこの国の第二王女様のエリザベス。エリーって呼んでやってくれ」
「は、はじめまして!レイドナルク王国第二王女、エリザベス・フォン・レイドナルクと申します!よろしくお願いします!」
エリザベスが三人に向かって深々と頭を下げる。
三人も釣られて頭を下げつつ、それぞれ自己紹介した。
「ダイキ・エガワ、です。颯太の態度見るに、敬語じゃなくても、良い…のかな?」
「はい!勿論!」
「マサト・イグチだ。よろしく」
「よろしくお願いします!同年代のお友達が出来るのは初めてなので、嬉しいです!」
大輝も政人も随分打ち解けた感じで自己紹介をする中、エリザベスの発言で漸く誤解が溶けた綾乃は、少し気まずそうに頬を搔きながら言った。
「…アヤノ・イチミヤよ。さっきはごめんなさい…私、早とちりしちゃって…」
「とんでもごさいません!私も勘違い?をさせてしまったのですから」
「貴女、良い子ね」
「そんな!私なんかアヤノ様の足元にも及びません!」
「何言ってんのよ。ていうか私に様付けしないでね。そういうの慣れてないから、背中がむず痒くて。敬語も外して?」
「幼い頃から使っていたので…難しいです」
「う~ん、なんか納得出来ないけど、いっか別に。改めてよろしく、エリー」
「こちらこそ!」
二人はお互いに握手を交わし微笑みあった。
どうやら仲良くやれそうだ。
二人共美少女なので、とても絵になる光景だ。
女同士ということもあってか、二人はすぐに打ち解けた。
エリザベスは綾乃のことを呼び捨てに出来るようになったし、綾乃も気の置ける女子の友達が出来てとても嬉しそうだった。
しかし、女性は一度話がヒートアップするとなかなか止まらない。
「「「「……」」」」
結局また数時間待たされる事となった男達であった。
エリザベスはかなり焦っていたようで、反対側に人が居る可能性を考えずに勢いよく扉を開け放ち綾乃と激突。
自分も勢い余って腕を打ちつける結果となった。
事情を聞く為、反省も兼ねて取り敢えず椅子にエリザベスを座らせた。
「それで、何をそんなに急いでおられたのですか?」
「すみません…前々から、宮廷魔術師長様にご相談に伺いたいと思っていたのです。しかし、訪ねた時にはいつもいらっしゃらないので、たまたま通りかかったお部屋の中から声が聞こえたので、居ても立ってもいられなくなり…」
要は今度こそ逃すまいと突っ込んできたら、そこに綾乃が居てお互いの体を扉に打ちつけ合う事態になったという事だ。
颯太は話を聞いて、イヴァンとエリザベスには接点があるのだと改めて認識した。
そういえば、イヴァンは宮廷魔術師長でエリザベスは第二王女だったな、と。
「…師匠って大体どこで何してるんですか?」
「いやぁ…その日の気分によるね。ここに戻ってくるのは、客人が居たり今すぐに調べたい事がある時ぐらいかな」
自分の師匠、イヴァンはかなりマイペースな気分屋らしい。
そういう人は居場所の特定が難しい。
この手のタイプには昔からホトホト手を焼かされたな、と颯太は遠い目で、今や異世界なる所で今日も元気に修行に励んでいるであろう祖父を思った。
「そういえば色々あって聞きそびれてたけど、イヴァンさんって颯太にとって何の師匠なんですか?」
大輝が不思議そうな表情で訊ねてくる。
研究室に入ってすぐにあの密談について話し始めたので、颯太はすっかりイヴァンとの関係の事を話しそびれていた。
「言ってなかったっけな?魔法のだよ。こればっかりは自分じゃどうにもならないし」
「私も才能ある子に魔法を教えられるなら本望だよ」
「一応俺達の世界の知識との交換条件付きだがな」
「ああ、それに関してはダイキ君達から聞かせてもらったものだけでも十分さ」
「そうですか?」
イヴァンとそんな話をしていた颯太は、ふと目の端で綾乃の姿を捉えた。
何故かその目に光がなく、顔に柔らかい微笑みを称え突然颯太に掴みかかろうとして来た。
勿論事前にその姿をしっかりと確認していた颯太が、そんな綾乃の攻撃に反応出来ない筈もなく、あっさりとそれを躱して逆に掴みかかってきた綾乃の腕を捕まえる。
「おい、いきなりなんだよ?お前変な顔してるぞ」
「ソウタハ、ソノオヒメサマト、ドウイウカンケイナノ?」
「なんでカタコトなんだ?」
呆れるように言う颯太と、完全に目が死んでいる状態で問い詰める綾乃。
大輝は顔を手で覆っていた。
一応危惧していた事ではあったが、ここまでとは思っていなかったのだ。
政人はちょっと引いている。
クラスどころか学年でも屈指の美少女と言われる一宮綾乃が、まさか般若顔負けの迫力でクラスでは全然目立たない陰キャラの部類に居る友人に詰め寄っている光景に、頭が追いつかないのだろう。
「よく分からんが、取り敢えず落ち着け」
ムニッ ギュムー
「イヒャ!イひゃいいひゃい!はにゃしてしょーた!」
「…ん」
バチンッ!
「いったぁ!」
「「「「……( ゚д゚)ポカーン」」」」
颯太が彼女の両頬を引っ張って落ち着かせる。
周囲はこんな珍妙な光景を前に唖然としていた。
頬から手を離した時、結構良い音がしたので多分かなり痛かっただろう。
見てる周りもなんだか頬が痛くなってきた。
引っ張られて少し赤くなった頬を擦りながら、懲りずに涙目の綾乃はもう一度颯太に訊ねる。
「そ、颯太はそのお姫様とどういう関係なの!?」
また自分の知らない所で美少女、しかも今度はかなり年齢も近そうな子と仲良くなっていた事実に綾乃は焦っていた。
こういった方面には恐ろしく鈍い颯太は、綾乃が焦っている理由が分からず首を傾げるが正直に答える。
「友達だけど?なあエリー」
「え、は、はい!私とソウタさんは今朝知り合ったお友達です!」
友達、と言われてエリザベスは頬を赤らめた。
今まで立場上、年齢が近く気の置ける友人など出来た事がなかった為、颯太に友達と言われてとても嬉しかったのだ。
しかし今の綾乃を前に、この反応は少し不味かった。
綾乃の顔がまた黒くなってきて、大輝が慌てて宥めにかからなければならなかった。
「今朝?私の研究室に来る前にエリザベス様と会っていたのかい?」
「ええまあ。たまたまですけどね」
颯太は肩を竦めて戯けた仕草をした。
(たまたま彼処に迷い込んじまったんだよなぁ……そういやあの時…)
そこでの出来事に気になる事があった。
颯太はエリザベスに向き直って訊ねる。
「なあエリー、あの時俺が来る前に大臣としてた話って何なんだ?」
「え、えっと…それは…」
「ああ、言えないなら良いんだ。気にしないでくれ」
あまり触れてほしくない話題だったようだ。
颯太は深くは追求せず、早々に引き下がった。
しかし彼女の表情から、大体の検討はついた。
(魔法属性、か)
今朝、エリザベスに魔法の属性を訊ねた時と同じ表情をしていたのだ。
少し悲しいような、もう諦めているかのような、そんな切ない顔。
これ以上続けてはいけない気がして、颯太は無理矢理話の方向をずらした。
「それより、まだ紹介してなかったよな?三人共、彼女はこの国の第二王女様のエリザベス。エリーって呼んでやってくれ」
「は、はじめまして!レイドナルク王国第二王女、エリザベス・フォン・レイドナルクと申します!よろしくお願いします!」
エリザベスが三人に向かって深々と頭を下げる。
三人も釣られて頭を下げつつ、それぞれ自己紹介した。
「ダイキ・エガワ、です。颯太の態度見るに、敬語じゃなくても、良い…のかな?」
「はい!勿論!」
「マサト・イグチだ。よろしく」
「よろしくお願いします!同年代のお友達が出来るのは初めてなので、嬉しいです!」
大輝も政人も随分打ち解けた感じで自己紹介をする中、エリザベスの発言で漸く誤解が溶けた綾乃は、少し気まずそうに頬を搔きながら言った。
「…アヤノ・イチミヤよ。さっきはごめんなさい…私、早とちりしちゃって…」
「とんでもごさいません!私も勘違い?をさせてしまったのですから」
「貴女、良い子ね」
「そんな!私なんかアヤノ様の足元にも及びません!」
「何言ってんのよ。ていうか私に様付けしないでね。そういうの慣れてないから、背中がむず痒くて。敬語も外して?」
「幼い頃から使っていたので…難しいです」
「う~ん、なんか納得出来ないけど、いっか別に。改めてよろしく、エリー」
「こちらこそ!」
二人はお互いに握手を交わし微笑みあった。
どうやら仲良くやれそうだ。
二人共美少女なので、とても絵になる光景だ。
女同士ということもあってか、二人はすぐに打ち解けた。
エリザベスは綾乃のことを呼び捨てに出来るようになったし、綾乃も気の置ける女子の友達が出来てとても嬉しそうだった。
しかし、女性は一度話がヒートアップするとなかなか止まらない。
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