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プロローグ 勇者召喚
第二十五話 才能とダンジョンと③
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ダンジョンでの初勝利によって勢いがついた颯太達パーティーは、誰もが目を見張る快進撃を繰り広げていた。
「マサト!一体そっちに行ったぞ!」
「っ!【アースウォール】!」
ドゴォ!
「グギャ!」
「サンキュー伊澄!おりゃあ!」
「くそ!負けねーぞ!」
「ウチだって!やぁあ!」
ザシュッ!グシャ!
今では誰が一番魔物を狩れるかの勝負をしている。
随分と慣れたものだな、颯太は内心苦笑しながら、今ではほとんど出番のない騎士達の方へ視線をやった。
序盤とはいえ、ダンジョンはそこまで甘いものではない。
奥に進むにつれて魔物と遭遇する頻度が上がり、全員の消耗が激しくなってきている。
「か、回復します!【アイスヒーリング】!」
希美が、レベルアップして使えるようになった氷属性の初級回復魔法を度々掛けてくれているが、傍目でも分かる程体力は削られていく。
このまま勢い任せで進んで行くと、気が付かない内に追い詰められて、少し格上の相手が出て来ただけで全滅になる。
颯太はそれを危惧しているのだが、夢中になっている政人達は気付かない。
騎士達は、何やら話し合っている様子だ。
(そろそろか)
今対応している魔物が全滅すれば撤退命令が出るだろう。
颯太もスキルや魔法の使用に大分慣れてきた所なので丁度良いタイミングと言える。
「これで終わり、だ!」
「ギャア!」
政人が最後に残っていたゴブリンを両断し戦闘は終了する。
かなり息が上がっているので、相当消耗しているのが見て取れた。
終了と同時に崩れるように座り込んだ前衛三人に、希美が再び【アイスヒーリング】をかける。
「ありがとう希美」
「あーっ!生き返るわー!」
「おい朱莉、声響くんだから抑えろよ」
「すまんすまん。つい、な」
三人の顔色は元に戻ってきているが、消耗がかなり激しかったので、希美は心配している様子で訊ねる。
「だ、大丈夫ですか?」
「だいじょぶや。ありがとうな」
「…もう大丈夫だから、颯太達の回復、お願い出来る?」
「は、はい!」
政人に言われて今度は後衛の伊澄と颯太の元へ駆け寄ってきた。
「し、失礼します!【アイスヒーリング】!」
「ありがとう」
「……ちょっと冷たい…」
「ご、ごめん!でも、氷属性だから我慢して?」
「……ううん。気持ちいい」
伊澄の表情がどことなく柔らかい。
この魔法が気に入ったようだ。
確かに冷たくて気持ちいいよな、と颯太も内心で同意する。
颯太自身も氷属性を使えるので【アイスヒーリング】は覚えている。
初めて使った時は「夏場とかに良いかもな」と思ったものだ。
まあこの国は、春のような現在の環境からほとんど気候が変わらない為、あまり関係ないらしいが。
二人の回復が終わると、今度は伊澄が希美に水属性の初級回復魔法【ヒーリング】をかけていた。
「い、伊澄もありがとう。この魔法も気持ちいいね」
「……うん」
全員がある程度回復出来た所で、ケイトが大声で宣言した。
「全員、これより帰還する!撤退だ!」
意外と遅かったなと、颯太は思ったが、どうやら皆は違うらしい。
少し残念そうな表情の者が多く、猛と朱莉に至ってははっきりと異議を唱えた。
「まだやれます!今良い感じだし、このまま進んでも…」
「駄目だ!皆かなり消耗している。油断していると全滅するぞ」
「そんな…」
「せやけど、ポーションものぞみんといずみんの回復魔法もあるやん!大丈夫やて!」
「魔法もポーションも限りがあるんだ。いつか回復が追いつかなくなるのは目に見えているだろう」
「「……」」
二人としては折角ここまで来れたのだから、自分の力を限界まで試したいと思っているのだろう。
しかしフェアンの言った通り、このまま進めばどんどん魔物との遭遇率は上がり、ポーションや回復魔法はあっという間になくなってしまう。
それに彼らはまだ自分の限界を知らない。
故にもうギリギリであることに気付いていないのだった。
それにいつまでもここに留まっているわけにはいかない。
早くこの場を去らないと大変な事になる。
颯太は口を開いて二人を説得する。
「……戻ろう」
「ちょ、立花はん!」
「何だよ、立花までそんな事言うのか!?」
「君達も含めて、もう皆限界ギリギリなんだ。これ以上無理をするとジリ貧で全滅だぞ?」
「何でそないな事分かるん!?」
頭に血が登っていて、まるでこちらの言葉を聞き入れようとはしない。
颯太は一つ溜息をついて、二人の間に少し速い軽めの正拳突きを放った。
ビッ!
「「!?」」
『!』
「……」
突然の事に当然二人は全く反応出来ず、周りは唖然としている。
颯太が次に発した言葉が、そんな空気を破った。
「さっきの魔物とそう変わらない速さの攻撃だ。反応出来ない…いや、頭では分かってても身体が動かなかっただろう?そのくらい消耗してるんだ。ここは大人しく戻るべきだ」
「「……」」
有無を言わせぬその雰囲気に誰も何も意見出来ない。
そこから一人も文句を言う事なく、少し休憩してからダンジョンを出よう、とケイトが言おうと口を開きかけた時だった。
ドドドドドドドドドドドドドドッッッ!!!
物凄い音と共に、先程までとは比べ物にならない数の魔物が、一気に颯太達の居る場所に突っ込んできたのだ。
『!?』
「なっ!何だこの数は!?」
あっという間に囲まれ逃げ場を失ってしまう。
ケイトがすぐさまパーティー全体に指示を飛ばし戦闘態勢に入るが、突然の出来事で対応出来たのはケイトと颯太だけだった。
ナイルとフェアンは一瞬出遅れはしたもののすぐに指示を聞き入れるが、政人達は今まで戦ってきた以上の数に囲まれ困惑しているのか固まっている。
ケイトが大声で奮い立たせようとするが、最初とは別の意味でこちらの言葉など耳に入っていない。
颯太は思わず舌打ちをする。
(クソッ!思ったよりも早かったな)
颯太はこのダンジョンに入った時にスキル【気配感知】を使用し、魔物の接近をこの場の誰よりも素早く察知していた。
現れた魔物の群れは、ざっと見ても百は居る。
今の状態で、この規模の群れを捌くのは無理だ。
颯太はチラリと周りの仲間を見る。
全員いつ襲いかかってくるか分からない魔物達に警戒し、一箇所に固まって背中合わせだ。
それを見て颯太は微笑した。
「全員離れるな」
ケイトがそう言おうと口を開きかけた瞬間、颯太はパーティーの方へ一気に距離を詰め、ぽそりと呟いた。
「【転送】」
一瞬にして、目の前の景色が変わった。
『……』
突然の事に暫く皆放心し何も言えなかった。
「……こ、こは…森?」
たっぷり時間が経って、ようやくフェアンがそう呟いたのを皮切りに全員崩れるようにその場にへたり込んだ。
「な、何だったんだ…?今のは…」
「幻覚…?罠だったのか…?」
「な、なあ、颯太はどう思う?…?颯太?」
政人は辺りを見渡したが、颯太はどこにも居ない。
政人は焦って立ち上がり、もう一度颯太を呼ぶ。
「っ颯太!颯太!どこだ!」
「どうした?」
「颯太が居ない!」
「っ、そんな!」
猛も立ち上がって颯太を探すが、政人の言った通り颯太の姿はどこにもない。
その様子を見て、パーティー全体の空気が安堵から一転して凍りつく。
ケイトとフェアンはそれぞれスキルを使って颯太を探し、ナイルは政人達と一緒になって慌てて周りを確認していた。
女子三人はまだ状況を理解出来ていない。
どうしたのかと首を傾げるだけだったが、数十秒後には同じような行動を取り始めた。
いくら探しても颯太は見つからない。
それもその筈で、颯太は今ダンジョン内で大規模の魔物の群れに囲まれている状態なのだ。
__________
(ほんとはアイツらと一緒に逃げても良かったけど、色々と試してみたいこともあるしな)
絶望的な状況の筈なのに颯太はほくそ笑んで、マジックバッグからローブと杖の代わりに剣を取り出して魔物達を見据えた。
「悪いな。実験台になってもらうぞ」
そう言って群れの中に飛び込んで行った。
「マサト!一体そっちに行ったぞ!」
「っ!【アースウォール】!」
ドゴォ!
「グギャ!」
「サンキュー伊澄!おりゃあ!」
「くそ!負けねーぞ!」
「ウチだって!やぁあ!」
ザシュッ!グシャ!
今では誰が一番魔物を狩れるかの勝負をしている。
随分と慣れたものだな、颯太は内心苦笑しながら、今ではほとんど出番のない騎士達の方へ視線をやった。
序盤とはいえ、ダンジョンはそこまで甘いものではない。
奥に進むにつれて魔物と遭遇する頻度が上がり、全員の消耗が激しくなってきている。
「か、回復します!【アイスヒーリング】!」
希美が、レベルアップして使えるようになった氷属性の初級回復魔法を度々掛けてくれているが、傍目でも分かる程体力は削られていく。
このまま勢い任せで進んで行くと、気が付かない内に追い詰められて、少し格上の相手が出て来ただけで全滅になる。
颯太はそれを危惧しているのだが、夢中になっている政人達は気付かない。
騎士達は、何やら話し合っている様子だ。
(そろそろか)
今対応している魔物が全滅すれば撤退命令が出るだろう。
颯太もスキルや魔法の使用に大分慣れてきた所なので丁度良いタイミングと言える。
「これで終わり、だ!」
「ギャア!」
政人が最後に残っていたゴブリンを両断し戦闘は終了する。
かなり息が上がっているので、相当消耗しているのが見て取れた。
終了と同時に崩れるように座り込んだ前衛三人に、希美が再び【アイスヒーリング】をかける。
「ありがとう希美」
「あーっ!生き返るわー!」
「おい朱莉、声響くんだから抑えろよ」
「すまんすまん。つい、な」
三人の顔色は元に戻ってきているが、消耗がかなり激しかったので、希美は心配している様子で訊ねる。
「だ、大丈夫ですか?」
「だいじょぶや。ありがとうな」
「…もう大丈夫だから、颯太達の回復、お願い出来る?」
「は、はい!」
政人に言われて今度は後衛の伊澄と颯太の元へ駆け寄ってきた。
「し、失礼します!【アイスヒーリング】!」
「ありがとう」
「……ちょっと冷たい…」
「ご、ごめん!でも、氷属性だから我慢して?」
「……ううん。気持ちいい」
伊澄の表情がどことなく柔らかい。
この魔法が気に入ったようだ。
確かに冷たくて気持ちいいよな、と颯太も内心で同意する。
颯太自身も氷属性を使えるので【アイスヒーリング】は覚えている。
初めて使った時は「夏場とかに良いかもな」と思ったものだ。
まあこの国は、春のような現在の環境からほとんど気候が変わらない為、あまり関係ないらしいが。
二人の回復が終わると、今度は伊澄が希美に水属性の初級回復魔法【ヒーリング】をかけていた。
「い、伊澄もありがとう。この魔法も気持ちいいね」
「……うん」
全員がある程度回復出来た所で、ケイトが大声で宣言した。
「全員、これより帰還する!撤退だ!」
意外と遅かったなと、颯太は思ったが、どうやら皆は違うらしい。
少し残念そうな表情の者が多く、猛と朱莉に至ってははっきりと異議を唱えた。
「まだやれます!今良い感じだし、このまま進んでも…」
「駄目だ!皆かなり消耗している。油断していると全滅するぞ」
「そんな…」
「せやけど、ポーションものぞみんといずみんの回復魔法もあるやん!大丈夫やて!」
「魔法もポーションも限りがあるんだ。いつか回復が追いつかなくなるのは目に見えているだろう」
「「……」」
二人としては折角ここまで来れたのだから、自分の力を限界まで試したいと思っているのだろう。
しかしフェアンの言った通り、このまま進めばどんどん魔物との遭遇率は上がり、ポーションや回復魔法はあっという間になくなってしまう。
それに彼らはまだ自分の限界を知らない。
故にもうギリギリであることに気付いていないのだった。
それにいつまでもここに留まっているわけにはいかない。
早くこの場を去らないと大変な事になる。
颯太は口を開いて二人を説得する。
「……戻ろう」
「ちょ、立花はん!」
「何だよ、立花までそんな事言うのか!?」
「君達も含めて、もう皆限界ギリギリなんだ。これ以上無理をするとジリ貧で全滅だぞ?」
「何でそないな事分かるん!?」
頭に血が登っていて、まるでこちらの言葉を聞き入れようとはしない。
颯太は一つ溜息をついて、二人の間に少し速い軽めの正拳突きを放った。
ビッ!
「「!?」」
『!』
「……」
突然の事に当然二人は全く反応出来ず、周りは唖然としている。
颯太が次に発した言葉が、そんな空気を破った。
「さっきの魔物とそう変わらない速さの攻撃だ。反応出来ない…いや、頭では分かってても身体が動かなかっただろう?そのくらい消耗してるんだ。ここは大人しく戻るべきだ」
「「……」」
有無を言わせぬその雰囲気に誰も何も意見出来ない。
そこから一人も文句を言う事なく、少し休憩してからダンジョンを出よう、とケイトが言おうと口を開きかけた時だった。
ドドドドドドドドドドドドドドッッッ!!!
物凄い音と共に、先程までとは比べ物にならない数の魔物が、一気に颯太達の居る場所に突っ込んできたのだ。
『!?』
「なっ!何だこの数は!?」
あっという間に囲まれ逃げ場を失ってしまう。
ケイトがすぐさまパーティー全体に指示を飛ばし戦闘態勢に入るが、突然の出来事で対応出来たのはケイトと颯太だけだった。
ナイルとフェアンは一瞬出遅れはしたもののすぐに指示を聞き入れるが、政人達は今まで戦ってきた以上の数に囲まれ困惑しているのか固まっている。
ケイトが大声で奮い立たせようとするが、最初とは別の意味でこちらの言葉など耳に入っていない。
颯太は思わず舌打ちをする。
(クソッ!思ったよりも早かったな)
颯太はこのダンジョンに入った時にスキル【気配感知】を使用し、魔物の接近をこの場の誰よりも素早く察知していた。
現れた魔物の群れは、ざっと見ても百は居る。
今の状態で、この規模の群れを捌くのは無理だ。
颯太はチラリと周りの仲間を見る。
全員いつ襲いかかってくるか分からない魔物達に警戒し、一箇所に固まって背中合わせだ。
それを見て颯太は微笑した。
「全員離れるな」
ケイトがそう言おうと口を開きかけた瞬間、颯太はパーティーの方へ一気に距離を詰め、ぽそりと呟いた。
「【転送】」
一瞬にして、目の前の景色が変わった。
『……』
突然の事に暫く皆放心し何も言えなかった。
「……こ、こは…森?」
たっぷり時間が経って、ようやくフェアンがそう呟いたのを皮切りに全員崩れるようにその場にへたり込んだ。
「な、何だったんだ…?今のは…」
「幻覚…?罠だったのか…?」
「な、なあ、颯太はどう思う?…?颯太?」
政人は辺りを見渡したが、颯太はどこにも居ない。
政人は焦って立ち上がり、もう一度颯太を呼ぶ。
「っ颯太!颯太!どこだ!」
「どうした?」
「颯太が居ない!」
「っ、そんな!」
猛も立ち上がって颯太を探すが、政人の言った通り颯太の姿はどこにもない。
その様子を見て、パーティー全体の空気が安堵から一転して凍りつく。
ケイトとフェアンはそれぞれスキルを使って颯太を探し、ナイルは政人達と一緒になって慌てて周りを確認していた。
女子三人はまだ状況を理解出来ていない。
どうしたのかと首を傾げるだけだったが、数十秒後には同じような行動を取り始めた。
いくら探しても颯太は見つからない。
それもその筈で、颯太は今ダンジョン内で大規模の魔物の群れに囲まれている状態なのだ。
__________
(ほんとはアイツらと一緒に逃げても良かったけど、色々と試してみたいこともあるしな)
絶望的な状況の筈なのに颯太はほくそ笑んで、マジックバッグからローブと杖の代わりに剣を取り出して魔物達を見据えた。
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皆様ありがとうございます😘
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