35 / 36
第35話 その手を掴んで
しおりを挟む
――兄。
声が、聞こえた。
何よりも愛しくて、何よりも大切な、かけがえのない存在の声が。
いつかの様な幻聴ではない。いや、もしかしたらあれも幻聴では無かったのかもしれない。
俺に答えを教えてくれるために、必死になって蒼乃が俺に語り掛けていたのかもしれなかった。
「……蒼乃」
俺はもがきながら手を差し出し――。
「兄」
ぎゅっと、強い力で握り返される。その先には未だ何もないように見えるが――確かにそこにぬくもりを、蒼乃の存在を、俺は感じ取っていた。
やがて繋いだ手からゆっくりと、まるで魔法の様に蒼乃の姿が現れていく。
うっすらと透き通る様に見えていた蒼乃の体が、一秒ごとに存在感を増して行った。
「蒼乃……よかった……」
あまりに不可思議な出来事を目撃したからだろうか。俺を拘束する警官たちの腕から力が抜ける。
俺は身をゆすって警官たちの拘束から脱すると、すっかり現実のものとなった蒼乃の前に立つ――。
「蒼乃っ」
――なんてまだるっこしいことなど出来るはずがない。俺はがむしゃらに手を伸ばし、そこに在る幸せを抱きしめた。
「兄、兄、兄……!」
俺の事を呼びながら、強く抱きしめ返してくれる蒼乃は果たして俺と同じ気持ちなのだろうかと少し心配になったのだが……。
「蒼乃、好きだよ。大好きだよ」
「兄……兄……好き。兄、好き」
そんなのは杞憂でしかなかった。
蒼乃はうわごとの様に何度も俺の事を呼びながら、子犬の様に顔を擦りつけて甘えてくる。
互いの頬を伝う涙がその狭間で混じり合い、互いの顔を涙色に染め上げていく。その涙はまるで灼熱の炎のように熱く、互いへの想いでたぎっていた。
「良かった。本当に良かった」
また逢えて良かった。
失わなくて良かった。
想ってくれて、想ってあげられて、良かった。
俺は腕の中に、確かに存在する宝物の感触を確認し、味わう。
俺に擦り付けられる蒼乃の頬。背中に回され固く結ばれた手。俺を離すまいときつく抱きしめて来る腕。密着して心臓の鼓動を直に伝えて来る胸。
俺は体の器官全てを総動員して蒼乃の全てを感じ取った。
蒼乃が俺の傍に居る。
蒼乃がここに在る。
たったこれだけの事なのに、それがどれだけ幸せな事か。
「今度は絶対離さない」
「私も兄から離れたくないよ」
「駄目だけど、ごめん。離したくない」
「知ってるよ、知ってる。うん……知ってる」
もう色々とブレまくっているのは自分でも理解している。それでも俺は、この選択しかありえない。
蒼乃と一緒に居たい。
ただ傍に居るだけでもこれだけ幸せなのだ。離れるなんて考えた俺が馬鹿だった。
「一生傍に居るから……」
それは誓い。俺と蒼乃の交わす、新たな未来への誓いだ。
本当は歩んではいけない未来だと分かっているのに、それ以外を選ぶことが辛すぎると知ってしまった今となっては、その道しか選べなかった。
たった6時間。一日の4分の1で、一週間の28分の1。そんな短い時間蒼乃が居なかっただけで、俺の人生はどん底まで落ちてしまったのだ。
これからもっと長い時間を歩いていくというのに、蒼乃が居ないなんて想像もできない。
だって俺たちは、中が悪い時でもずっと一緒に居たのだ。仲が良くなった今はもっともっと離れたくなくなってしまうに決まっている。
この手を離すことすら今は辛いのだから。
「――大好き、兄」
蒼乃が少しだけ力を緩めて体を離し、愛の告白と共に俺の顔を覗き込んでくる。
俺は真っ赤になった蒼乃の瞳を見つめながら、お返しにと俺の正直な気持ちを伝えた。
「俺も大好きだよ、蒼乃」
優しく言い返したというのに、蒼乃から不満そうな声が上がる。
「違うのっ。私はとってもとってもと~っても大大大好きなの」
そんなにたくさん盛られてるのか。
それよりもたくさん好きって伝えるにはどうすればいいのかね。
「えっと……俺はじゃあ、月が綺麗ですね、とか?」
「死んでもいいって駆けまわってくれたのは兄だよ?」
しかも今は昼時で月なんて影も形もない。
一応アイラブユーの文学的表現ではあるのだが、時と場合を考えなければ空振りに終わってしまう様だった。
……となると綺麗な夜景の見えるホテルの最上階で言うならいいのか。よし、勉強になった。
なんて、安堵から変な事を考えてしまう。
そのぐらい、先ほどまであった緊張はどこかに行ってしまっていて……。
「イテテ……」
緊張の糸が切れてしまったからだろう。
足の痛みや全身のだるさが急に戻ってきてしまった。
というか、ちょっと……立っていられないかも。
「兄っ!」
足にまったく力が入らなくなり、俺はその場に崩れ落ちてしまう。
蒼乃がそんな俺を支えようとして抱き留めてくれるが、さすがに男一人を抱えるなんて事はか弱い? 蒼乃には荷が勝ちすぎたらしく、ゆっくりとではあったもののその場に座り込んでしまった。
「あ~……ちょっと、疲れて……すまん、休憩させてくれ」
「ん、ありがとね。私の為にこんなにしてくれて」
「当たり前だろ」
熱にうかされていた頭が冷えてくれば、色々な事にも思考が及ぶようになる。
俺を拘束しようとしていた警官たちはどうなったのかと後ろを振り向けば、やや気まずそうな感じでこちらの様子を伺っていた。
……もしかしなくてもさっきの遣り取り全部見られてたか?
やべえ……蒼乃のやつ、思いっきり兄って言いまくってたぞ。その上好きだとか大好きだとか愛してるとか……。
「蒼乃」
俺は蒼乃の方へと向き直る事で、警官から自分の顔を隠す。
「なに、兄」
「いや、その……な?」
目線だけではなかなか伝わらないようなので、なまえなまえと口を動かして必死に呼び方の強制を試みる。
始めは疑問符を浮かべていた蒼乃も、背後の警官たちを見咎めて、あっと小さく漏らした後に、俺に分かるくらい小さく頷いた。
「蒼司、えっと……どうしよう?」
俺に聞かれてもどうすればいいか分かんねえって。
「蒼乃、俺のリュックの中から靴出せ靴」
「え、なんで?」
「お前靴履いてないだろ」
「あっ」
蒼乃が消えた時は室内であり、その上玄関に蒼乃の靴が残されたままだったため必要になるだろうと予想して持ってきたのだ。
案の定蒼乃は靴を履いていなかったので大正解だった。
「ありがと」
蒼乃はお礼を言うと、俺のリュックを弄る。
……のはいいんだけどね、蒼乃さん。なんであなたは俺に抱き着いたまま靴を取り出そうとしてるのかな?
おかげで君のその……薄くて固い胸部装甲がだね、こうゴリゴリと俺の顔に押し付けられていい匂いがするわ興奮す……いや、肋骨が当たって痛いわ迷わ……思いっきり押し付けてこないでわざとだろこのやろありがとうございますエロいうわお願いやめてちょっと元気になっちゃいけない場所が元気になっちゃう。
ごほんっ、と決まりが悪そうな咳払いが聞こえて来て、俺は正直助かったとしか思わなかった。
「あ~、君たち。近隣住民に迷惑がかかるような事は慎むように、いいかね?」
「あっはい、すみません」
「分かりました」
すみません今首を動かしたくないんでそちらを向けませんじゃなかった蒼乃の靴を出そうとしているのを邪魔できないんで見られませんすみません。
「それだけだ、じゃあね」
背後ではもう一人の警官が、先輩、今の見ましたよね!? ありえなくないですか!? などと言って騒いでいたが、二人はそのままパトカーに乗って何処かへ行ってしまった。
ヒントを教えてくれたのだからお礼位言ってもいいかもしれないと思ったのは、蒼乃が靴を履いてからだ。
ま、いっか。
「ねえ、兄。一つ聞いてもいい?」
「いいぞ」
いいけどとりあえず歩道に座ってるのは邪魔になるから退きたいんだけど……腕絡めて座らないでくれるって言いたいけど言えないこのジレンマ。
いやいや、二の腕に蒼乃の胸が当たって気持ちいいなとかは考えてないからな。
「これからどうすればいいのかな?」
「…………」
ピンク色の思考が一瞬で真っ白になってしまう。
そう言えば……。
「俺、ここ何処か知らねえや……」
蒼乃の感覚によれば、家からだいたい10キロほど離れた場所との事だった。
……マジかよ。
声が、聞こえた。
何よりも愛しくて、何よりも大切な、かけがえのない存在の声が。
いつかの様な幻聴ではない。いや、もしかしたらあれも幻聴では無かったのかもしれない。
俺に答えを教えてくれるために、必死になって蒼乃が俺に語り掛けていたのかもしれなかった。
「……蒼乃」
俺はもがきながら手を差し出し――。
「兄」
ぎゅっと、強い力で握り返される。その先には未だ何もないように見えるが――確かにそこにぬくもりを、蒼乃の存在を、俺は感じ取っていた。
やがて繋いだ手からゆっくりと、まるで魔法の様に蒼乃の姿が現れていく。
うっすらと透き通る様に見えていた蒼乃の体が、一秒ごとに存在感を増して行った。
「蒼乃……よかった……」
あまりに不可思議な出来事を目撃したからだろうか。俺を拘束する警官たちの腕から力が抜ける。
俺は身をゆすって警官たちの拘束から脱すると、すっかり現実のものとなった蒼乃の前に立つ――。
「蒼乃っ」
――なんてまだるっこしいことなど出来るはずがない。俺はがむしゃらに手を伸ばし、そこに在る幸せを抱きしめた。
「兄、兄、兄……!」
俺の事を呼びながら、強く抱きしめ返してくれる蒼乃は果たして俺と同じ気持ちなのだろうかと少し心配になったのだが……。
「蒼乃、好きだよ。大好きだよ」
「兄……兄……好き。兄、好き」
そんなのは杞憂でしかなかった。
蒼乃はうわごとの様に何度も俺の事を呼びながら、子犬の様に顔を擦りつけて甘えてくる。
互いの頬を伝う涙がその狭間で混じり合い、互いの顔を涙色に染め上げていく。その涙はまるで灼熱の炎のように熱く、互いへの想いでたぎっていた。
「良かった。本当に良かった」
また逢えて良かった。
失わなくて良かった。
想ってくれて、想ってあげられて、良かった。
俺は腕の中に、確かに存在する宝物の感触を確認し、味わう。
俺に擦り付けられる蒼乃の頬。背中に回され固く結ばれた手。俺を離すまいときつく抱きしめて来る腕。密着して心臓の鼓動を直に伝えて来る胸。
俺は体の器官全てを総動員して蒼乃の全てを感じ取った。
蒼乃が俺の傍に居る。
蒼乃がここに在る。
たったこれだけの事なのに、それがどれだけ幸せな事か。
「今度は絶対離さない」
「私も兄から離れたくないよ」
「駄目だけど、ごめん。離したくない」
「知ってるよ、知ってる。うん……知ってる」
もう色々とブレまくっているのは自分でも理解している。それでも俺は、この選択しかありえない。
蒼乃と一緒に居たい。
ただ傍に居るだけでもこれだけ幸せなのだ。離れるなんて考えた俺が馬鹿だった。
「一生傍に居るから……」
それは誓い。俺と蒼乃の交わす、新たな未来への誓いだ。
本当は歩んではいけない未来だと分かっているのに、それ以外を選ぶことが辛すぎると知ってしまった今となっては、その道しか選べなかった。
たった6時間。一日の4分の1で、一週間の28分の1。そんな短い時間蒼乃が居なかっただけで、俺の人生はどん底まで落ちてしまったのだ。
これからもっと長い時間を歩いていくというのに、蒼乃が居ないなんて想像もできない。
だって俺たちは、中が悪い時でもずっと一緒に居たのだ。仲が良くなった今はもっともっと離れたくなくなってしまうに決まっている。
この手を離すことすら今は辛いのだから。
「――大好き、兄」
蒼乃が少しだけ力を緩めて体を離し、愛の告白と共に俺の顔を覗き込んでくる。
俺は真っ赤になった蒼乃の瞳を見つめながら、お返しにと俺の正直な気持ちを伝えた。
「俺も大好きだよ、蒼乃」
優しく言い返したというのに、蒼乃から不満そうな声が上がる。
「違うのっ。私はとってもとってもと~っても大大大好きなの」
そんなにたくさん盛られてるのか。
それよりもたくさん好きって伝えるにはどうすればいいのかね。
「えっと……俺はじゃあ、月が綺麗ですね、とか?」
「死んでもいいって駆けまわってくれたのは兄だよ?」
しかも今は昼時で月なんて影も形もない。
一応アイラブユーの文学的表現ではあるのだが、時と場合を考えなければ空振りに終わってしまう様だった。
……となると綺麗な夜景の見えるホテルの最上階で言うならいいのか。よし、勉強になった。
なんて、安堵から変な事を考えてしまう。
そのぐらい、先ほどまであった緊張はどこかに行ってしまっていて……。
「イテテ……」
緊張の糸が切れてしまったからだろう。
足の痛みや全身のだるさが急に戻ってきてしまった。
というか、ちょっと……立っていられないかも。
「兄っ!」
足にまったく力が入らなくなり、俺はその場に崩れ落ちてしまう。
蒼乃がそんな俺を支えようとして抱き留めてくれるが、さすがに男一人を抱えるなんて事はか弱い? 蒼乃には荷が勝ちすぎたらしく、ゆっくりとではあったもののその場に座り込んでしまった。
「あ~……ちょっと、疲れて……すまん、休憩させてくれ」
「ん、ありがとね。私の為にこんなにしてくれて」
「当たり前だろ」
熱にうかされていた頭が冷えてくれば、色々な事にも思考が及ぶようになる。
俺を拘束しようとしていた警官たちはどうなったのかと後ろを振り向けば、やや気まずそうな感じでこちらの様子を伺っていた。
……もしかしなくてもさっきの遣り取り全部見られてたか?
やべえ……蒼乃のやつ、思いっきり兄って言いまくってたぞ。その上好きだとか大好きだとか愛してるとか……。
「蒼乃」
俺は蒼乃の方へと向き直る事で、警官から自分の顔を隠す。
「なに、兄」
「いや、その……な?」
目線だけではなかなか伝わらないようなので、なまえなまえと口を動かして必死に呼び方の強制を試みる。
始めは疑問符を浮かべていた蒼乃も、背後の警官たちを見咎めて、あっと小さく漏らした後に、俺に分かるくらい小さく頷いた。
「蒼司、えっと……どうしよう?」
俺に聞かれてもどうすればいいか分かんねえって。
「蒼乃、俺のリュックの中から靴出せ靴」
「え、なんで?」
「お前靴履いてないだろ」
「あっ」
蒼乃が消えた時は室内であり、その上玄関に蒼乃の靴が残されたままだったため必要になるだろうと予想して持ってきたのだ。
案の定蒼乃は靴を履いていなかったので大正解だった。
「ありがと」
蒼乃はお礼を言うと、俺のリュックを弄る。
……のはいいんだけどね、蒼乃さん。なんであなたは俺に抱き着いたまま靴を取り出そうとしてるのかな?
おかげで君のその……薄くて固い胸部装甲がだね、こうゴリゴリと俺の顔に押し付けられていい匂いがするわ興奮す……いや、肋骨が当たって痛いわ迷わ……思いっきり押し付けてこないでわざとだろこのやろありがとうございますエロいうわお願いやめてちょっと元気になっちゃいけない場所が元気になっちゃう。
ごほんっ、と決まりが悪そうな咳払いが聞こえて来て、俺は正直助かったとしか思わなかった。
「あ~、君たち。近隣住民に迷惑がかかるような事は慎むように、いいかね?」
「あっはい、すみません」
「分かりました」
すみません今首を動かしたくないんでそちらを向けませんじゃなかった蒼乃の靴を出そうとしているのを邪魔できないんで見られませんすみません。
「それだけだ、じゃあね」
背後ではもう一人の警官が、先輩、今の見ましたよね!? ありえなくないですか!? などと言って騒いでいたが、二人はそのままパトカーに乗って何処かへ行ってしまった。
ヒントを教えてくれたのだからお礼位言ってもいいかもしれないと思ったのは、蒼乃が靴を履いてからだ。
ま、いっか。
「ねえ、兄。一つ聞いてもいい?」
「いいぞ」
いいけどとりあえず歩道に座ってるのは邪魔になるから退きたいんだけど……腕絡めて座らないでくれるって言いたいけど言えないこのジレンマ。
いやいや、二の腕に蒼乃の胸が当たって気持ちいいなとかは考えてないからな。
「これからどうすればいいのかな?」
「…………」
ピンク色の思考が一瞬で真っ白になってしまう。
そう言えば……。
「俺、ここ何処か知らねえや……」
蒼乃の感覚によれば、家からだいたい10キロほど離れた場所との事だった。
……マジかよ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
目の前で始まった断罪イベントが理不尽すぎたので口出ししたら巻き込まれた結果、何故か王子から求婚されました
歌龍吟伶
恋愛
私、ティーリャ。王都学校の二年生。
卒業生を送る会が終わった瞬間に先輩が婚約破棄の断罪イベントを始めた。
理不尽すぎてイライラしたから口を挟んだら、お前も同罪だ!って謎のトバッチリ…マジないわー。
…と思ったら何故か王子様に気に入られちゃってプロポーズされたお話。
全二話で完結します、予約投稿済み
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる