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第二話 マッチョな幽霊を追い出せ!
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幽霊を成仏させた次の日、店主の男は店の準備をしに、店に向かっていた。昨日は大変だったなぁなんて思いながら歩く。周りを見ると今日はやけに暗い顔した人間が多いと感じる。まぁ、最近は不景気だし、俺もあんまりいいことは無いから気持ちはわかるが陰気臭い。気持ちで負けるのは嫌なので歌いながら歩くことにした。
歌い始めて三曲目のサビ辺りで店に着いた。ガラガラと音を立てる扉を開け、厨房に向かう。
・・・・・・・・・・
見間違いだろうか。店の隅っこに色素の薄い人が居る。気のせいだといいんだけどなぁと思いながら近づいてみると、やはり透けている。
「ああ、店主さんおはようございます!」
「いや、おはようございますじゃないが、成仏したんじゃないのか?」
昨日成仏させたはずの記憶喪失の幽霊だった。
「いやぁ…私も成仏できたと思ったんですけどね、ダメでした。あはは」
あははじゃないが。陰気な幽霊から陽気な幽霊に進化しやがった。
「あんたが居ると人間のお客が来ないんだから成仏するか出ていきたまえ」
「御冗談を」
「冗談じゃねぇよ…」
幽霊と言い合いしていても仕方がないのでお店の準備を始める。今までは一人でお店の準備をしていたが、幽霊とは言え話し相手が居るのも悪くはないか。
幽霊と世間話をしながら準備をしていると、大きな声と共にドアをすり抜けて人が入ってきた。
「たのもー!」
変な奴が来た。服装は黒のタンクトップで髪型は角刈り、これはトレーニー…の幽霊だ。
「営業時間外なのでお帰り願います」
「おっ、あんたが店主か!よろしく!」
おっと、どうやら話を聞かないタイプのようだ。
「まぁいいや、うちに何か用かい?」
「悩み事を相談したくてな!聞いてくれると嬉しい!」
「他の人に聞いてもらえよ。俺は今忙しいんだ」
「頼む!本当に困ってるんだ!」
手を合わせてお願いしてくる幽霊を見て、断るのも忍びない。というか、体は透けているのに生命力に溢れている幽霊の悩みが少し気になったというのもある。まぁ話を聞いてやるくらいならいいだろう。
「分かった、聞くだけな。俺も忙しいから」
「ありがとう!」
こいつは悩みを解決するまで出ていきそうにない。年下っぽいのにタメ口だが、例は言えるし、悪いやつではないのだろう。
「俺は生前から筋トレが趣味なのだが、トラックに轢かれて死んでしまって幽霊になった!幽霊になっても筋トレがしたくてジムに行ったら筋トレ器具が持てなかった!体をすり抜けて困ってしまったな!」
それはそうだろう。物が持てませんなんて悩み、解決できないぞ…
「悪いけどすり抜けるのは俺にはどうしようもできないぞ」
「いや、それはいいんだ」
それはいいのか。
「本題はここからなんだが、物が持てなかった俺は幽霊が物を浮かせたりする話があったのを思い出して、俺にも出来るかなと思って試してみたら出来た」
「ポルターガイストってやつか」
「そうだ!そのポルターガイストってやつで筋トレしてたんだが、幽霊が出るジムって噂になってジムが潰れた」
こいつはアホなのか???
「ポルターガイストで筋トレしてどこの筋肉に負荷がかかるんだ…?いやそれ以前に人が居る時間に筋トレしてたの…?」
「ポルターガイスト筋だな!」
「そんな筋肉はねぇよ」
「ポルターガイストを起こせるのはかなり力が強い幽霊ですね」
これまで黙って話を聞いていた記憶喪失の幽霊が話に割って入ってくる。
「あんたは出来ないのか?」
俺は幽霊ならみんな物を浮かせたり出来ると思っていたので素直な疑問をぶつける。
「少なくとも私には無理ですね。私にできることと言えば浮いたり壁をすり抜けたりするだけで、物に触れることも、浮かせることもできません」
「そうなのか、幽霊によって違うんだな。それでマッチョの幽霊さんよ、何で人が居る時間に筋トレしてたんだ?人が居なくなってからやればいいじゃないか」
「いやぁ、人が居ない時間にやりたかったが24時間開いてるジムで仕方なく…だな!」
仕方なくぅ…?まぁ突っ込むのもめんどくさいので一旦そういうことにしておこう。
「それであんたは俺にどうしてほしいんだよ」
俺はトレーニーの幽霊に聞く。悩みを聞いてもどうしてほしいのか分からない。
「この店で筋トレさせてほしい!」
「却下だ」
「どうして」
「そのジムみたいにうちが潰れるからだ」
「お客さんが居るときはしない!」
「ダメだ、ここは俺の店だ、従えないなら出ていけ」
記憶喪失の幽霊が勝手に居いるが、さらに筋トレする幽霊にも居つかれたらたまったものじゃない。幽霊の出る居酒屋なんて誰が来たいのか。
「ならば!店主を倒して乗っ取るまで!」
やり方が野蛮すぎるな…
トレーニーの幽霊が突っ込んでくる。俺は突進をひらりと交わし、幽霊の腕を掴む。そして足を引っかけ一本背負いを決めた。
「俺は柔道の有段者だ。筋肉だけ鍛えた若造には負けんよ」
地面に転がる幽霊に話しかけるが反応は無かった。どうやら幽霊は気絶しているようだ。
「いやー、やりすぎちゃったねぇ」
「店主さんすごいですね。幽霊を掴んで投げるなんて」
幽霊って掴んで投げられるもんなんだな。新たな知見を得た。
「ポルターガイスト攻撃を仕掛けてきたら危なかったかもしれん。ところで一つ聞きたいんだけど、幽霊の世界ってこんな弱肉強食なの?」
「私は記憶喪失ですし、この店にたどり着くまでは彷徨ってただけなので知りませんね…」
「彷徨ってる間に他の幽霊とか見かけなかった?」
「彷徨ってる間は世界がぼんやりとだけ見えてて、この店に入ったら鮮明になったって感じなのであんまり分からないです。お役に立てずにすみません…」
この店に入ってから鮮明に…か。もしかしたらこのお店が幽霊を引き寄せてるのかもしれないと思いつつも、気絶している幽霊をどうするかを考えなければ。
「こいつどうしたらいいと思う?店の外に放り出してもいいんだろうか?」
「放り出してもまた来るんじゃないでしょうか。ここはいっそのこと起きるまで待ってもう一度話し合ってみては?」
「営業の邪魔だけど仕方ないか…また攻撃してくるようならもう一度投げて放り出せばいいか」
「そうですね、店主さん強いですし安心ですね」
「褒めんなよ、照れるじゃねぇか。あっそうだ、営業までもう少し時間あるけどなんか食うか?」
「ありがとうございます。お気持ちだけ受け取っておきます。幽霊になってから何かを食したりは出来ないみたいなので」
「そうか、それは残念だな」
そうか、昨日はおでんを食べなかったんじゃなくて、食べられなかったのか。ちょっと悪いことをしたなぁ。
トレーニーの幽霊が起きるのを待ちつつ、お店の準備をする。もう客足が途絶えてから四日、原因は幽霊だがどうも追い出せない。さっき幽霊が掴めることが分かったので実力行使で追い出すこともできるが…。トレーニーの幽霊はともかく記憶喪失の幽霊は追い出したら行く当てもないだろうしかわいそうだなと思い、実力行使に踏み出せない。いいやつそうだし…。どうにか共生していくしかないのだろうか。共生していくにしてもこのままお店にお客が来なければ店自体潰れるし、そうなったら俺が路頭に迷う。どうしたものか…
「なぁ、幽霊ってお金もってないの?」
「お金…ですか?」
「そう。カネだよカネ。人間の客が来ないならいっそのこと幽霊相手に商売してもいいんじゃないかって思ってな」
幽霊がお金を持ってるなら名案だとは思う。
「無いんじゃないですかね。私は財布どころか何も持っていませんし…」
そういえば昨日コイツの持ち物何かないか聞いて何もないって言われたんだった。
「そうだったな。このトレーニーの幽霊なら何か持ってるかもしれないな」
俺はトレーニーの幽霊のポケットを漁り始めた。
「な、何してるんですか!」
「何ってボディチェックだ。カネ持ってるかもだろ?」
「そうですけど…」
傍から見たら強盗にしか見えないが、そもそも人間にはこの幽霊は見えないし、幽霊だから罪に問われることも無いだろう。
「うーん」
どうやらトレーニーの幽霊が目覚めてしまったようだ。
「なにしてる!!!」
起き上がったトレーニーの幽霊に手を掴まれるが、咄嗟に机の方に投げてしまった。ガッシャーンと机が大きな音を立てて崩れ、また幽霊は気絶してしまった。
「やっちまった」
俺は幽霊が目を覚ますのを待つのであった。
歌い始めて三曲目のサビ辺りで店に着いた。ガラガラと音を立てる扉を開け、厨房に向かう。
・・・・・・・・・・
見間違いだろうか。店の隅っこに色素の薄い人が居る。気のせいだといいんだけどなぁと思いながら近づいてみると、やはり透けている。
「ああ、店主さんおはようございます!」
「いや、おはようございますじゃないが、成仏したんじゃないのか?」
昨日成仏させたはずの記憶喪失の幽霊だった。
「いやぁ…私も成仏できたと思ったんですけどね、ダメでした。あはは」
あははじゃないが。陰気な幽霊から陽気な幽霊に進化しやがった。
「あんたが居ると人間のお客が来ないんだから成仏するか出ていきたまえ」
「御冗談を」
「冗談じゃねぇよ…」
幽霊と言い合いしていても仕方がないのでお店の準備を始める。今までは一人でお店の準備をしていたが、幽霊とは言え話し相手が居るのも悪くはないか。
幽霊と世間話をしながら準備をしていると、大きな声と共にドアをすり抜けて人が入ってきた。
「たのもー!」
変な奴が来た。服装は黒のタンクトップで髪型は角刈り、これはトレーニー…の幽霊だ。
「営業時間外なのでお帰り願います」
「おっ、あんたが店主か!よろしく!」
おっと、どうやら話を聞かないタイプのようだ。
「まぁいいや、うちに何か用かい?」
「悩み事を相談したくてな!聞いてくれると嬉しい!」
「他の人に聞いてもらえよ。俺は今忙しいんだ」
「頼む!本当に困ってるんだ!」
手を合わせてお願いしてくる幽霊を見て、断るのも忍びない。というか、体は透けているのに生命力に溢れている幽霊の悩みが少し気になったというのもある。まぁ話を聞いてやるくらいならいいだろう。
「分かった、聞くだけな。俺も忙しいから」
「ありがとう!」
こいつは悩みを解決するまで出ていきそうにない。年下っぽいのにタメ口だが、例は言えるし、悪いやつではないのだろう。
「俺は生前から筋トレが趣味なのだが、トラックに轢かれて死んでしまって幽霊になった!幽霊になっても筋トレがしたくてジムに行ったら筋トレ器具が持てなかった!体をすり抜けて困ってしまったな!」
それはそうだろう。物が持てませんなんて悩み、解決できないぞ…
「悪いけどすり抜けるのは俺にはどうしようもできないぞ」
「いや、それはいいんだ」
それはいいのか。
「本題はここからなんだが、物が持てなかった俺は幽霊が物を浮かせたりする話があったのを思い出して、俺にも出来るかなと思って試してみたら出来た」
「ポルターガイストってやつか」
「そうだ!そのポルターガイストってやつで筋トレしてたんだが、幽霊が出るジムって噂になってジムが潰れた」
こいつはアホなのか???
「ポルターガイストで筋トレしてどこの筋肉に負荷がかかるんだ…?いやそれ以前に人が居る時間に筋トレしてたの…?」
「ポルターガイスト筋だな!」
「そんな筋肉はねぇよ」
「ポルターガイストを起こせるのはかなり力が強い幽霊ですね」
これまで黙って話を聞いていた記憶喪失の幽霊が話に割って入ってくる。
「あんたは出来ないのか?」
俺は幽霊ならみんな物を浮かせたり出来ると思っていたので素直な疑問をぶつける。
「少なくとも私には無理ですね。私にできることと言えば浮いたり壁をすり抜けたりするだけで、物に触れることも、浮かせることもできません」
「そうなのか、幽霊によって違うんだな。それでマッチョの幽霊さんよ、何で人が居る時間に筋トレしてたんだ?人が居なくなってからやればいいじゃないか」
「いやぁ、人が居ない時間にやりたかったが24時間開いてるジムで仕方なく…だな!」
仕方なくぅ…?まぁ突っ込むのもめんどくさいので一旦そういうことにしておこう。
「それであんたは俺にどうしてほしいんだよ」
俺はトレーニーの幽霊に聞く。悩みを聞いてもどうしてほしいのか分からない。
「この店で筋トレさせてほしい!」
「却下だ」
「どうして」
「そのジムみたいにうちが潰れるからだ」
「お客さんが居るときはしない!」
「ダメだ、ここは俺の店だ、従えないなら出ていけ」
記憶喪失の幽霊が勝手に居いるが、さらに筋トレする幽霊にも居つかれたらたまったものじゃない。幽霊の出る居酒屋なんて誰が来たいのか。
「ならば!店主を倒して乗っ取るまで!」
やり方が野蛮すぎるな…
トレーニーの幽霊が突っ込んでくる。俺は突進をひらりと交わし、幽霊の腕を掴む。そして足を引っかけ一本背負いを決めた。
「俺は柔道の有段者だ。筋肉だけ鍛えた若造には負けんよ」
地面に転がる幽霊に話しかけるが反応は無かった。どうやら幽霊は気絶しているようだ。
「いやー、やりすぎちゃったねぇ」
「店主さんすごいですね。幽霊を掴んで投げるなんて」
幽霊って掴んで投げられるもんなんだな。新たな知見を得た。
「ポルターガイスト攻撃を仕掛けてきたら危なかったかもしれん。ところで一つ聞きたいんだけど、幽霊の世界ってこんな弱肉強食なの?」
「私は記憶喪失ですし、この店にたどり着くまでは彷徨ってただけなので知りませんね…」
「彷徨ってる間に他の幽霊とか見かけなかった?」
「彷徨ってる間は世界がぼんやりとだけ見えてて、この店に入ったら鮮明になったって感じなのであんまり分からないです。お役に立てずにすみません…」
この店に入ってから鮮明に…か。もしかしたらこのお店が幽霊を引き寄せてるのかもしれないと思いつつも、気絶している幽霊をどうするかを考えなければ。
「こいつどうしたらいいと思う?店の外に放り出してもいいんだろうか?」
「放り出してもまた来るんじゃないでしょうか。ここはいっそのこと起きるまで待ってもう一度話し合ってみては?」
「営業の邪魔だけど仕方ないか…また攻撃してくるようならもう一度投げて放り出せばいいか」
「そうですね、店主さん強いですし安心ですね」
「褒めんなよ、照れるじゃねぇか。あっそうだ、営業までもう少し時間あるけどなんか食うか?」
「ありがとうございます。お気持ちだけ受け取っておきます。幽霊になってから何かを食したりは出来ないみたいなので」
「そうか、それは残念だな」
そうか、昨日はおでんを食べなかったんじゃなくて、食べられなかったのか。ちょっと悪いことをしたなぁ。
トレーニーの幽霊が起きるのを待ちつつ、お店の準備をする。もう客足が途絶えてから四日、原因は幽霊だがどうも追い出せない。さっき幽霊が掴めることが分かったので実力行使で追い出すこともできるが…。トレーニーの幽霊はともかく記憶喪失の幽霊は追い出したら行く当てもないだろうしかわいそうだなと思い、実力行使に踏み出せない。いいやつそうだし…。どうにか共生していくしかないのだろうか。共生していくにしてもこのままお店にお客が来なければ店自体潰れるし、そうなったら俺が路頭に迷う。どうしたものか…
「なぁ、幽霊ってお金もってないの?」
「お金…ですか?」
「そう。カネだよカネ。人間の客が来ないならいっそのこと幽霊相手に商売してもいいんじゃないかって思ってな」
幽霊がお金を持ってるなら名案だとは思う。
「無いんじゃないですかね。私は財布どころか何も持っていませんし…」
そういえば昨日コイツの持ち物何かないか聞いて何もないって言われたんだった。
「そうだったな。このトレーニーの幽霊なら何か持ってるかもしれないな」
俺はトレーニーの幽霊のポケットを漁り始めた。
「な、何してるんですか!」
「何ってボディチェックだ。カネ持ってるかもだろ?」
「そうですけど…」
傍から見たら強盗にしか見えないが、そもそも人間にはこの幽霊は見えないし、幽霊だから罪に問われることも無いだろう。
「うーん」
どうやらトレーニーの幽霊が目覚めてしまったようだ。
「なにしてる!!!」
起き上がったトレーニーの幽霊に手を掴まれるが、咄嗟に机の方に投げてしまった。ガッシャーンと机が大きな音を立てて崩れ、また幽霊は気絶してしまった。
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