身代わり聖女は「君を孕ますつもりはない」と言われたのに死に戻り王子に溺愛されています

ささゆき細雪

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chapter,7

01. 死に戻り王子の決断《2》

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   * * *


「リシャール、さまっ……」
「ホーグがつけた縄の痕がまだうっすら残ってるな」
「もう、大丈夫……ですからぁ」

 濃厚な口づけをされ、魔法で服を脱がされたヒセラはリシャルトに全身を愛撫され、蕩けそうになっていた。おかしい、真面目な話をしていたのにどうしてこうなった? 正気に却ろうとするとリシャルトに乳首をつねられ、甘美な刺激で思考を霧散されてしまう。
 リシャルトの執拗な責めにヒセラは悲鳴をあげる。

「俺がまだ大丈夫じゃない」
「ぁう!」

 リシャルトがホーグに対抗するかのようにヒセラの戒めの痕を舌でなぞっていく。皮膚を這っていく感覚に官能を呼び覚まされ、ヒセラはソファの肘掛けを慌ててつかむ。ふだん執務を行う王城のふかふかの肘掛け椅子に全裸で座らされ、跪いたリシャルトに足の爪先から秘芽に至るまで舐めしゃぶられ、愛蜜をだらしなく垂らしている倒錯的な姿がおおきな窓に映っている。外から丸見えの恥態にヒセラの顔は赤く染まっていた。

「こ、こんなところで……見えちゃうっ」
「見せてやれ。俺が聖女を愛する姿を、君が契約してる精霊や大精霊、天界に消えた妖精王や冥界に封じられた魔妃たちに」
「ああぁっ~~~!」

 リシャルトの指先がヒセラの秘処を容赦なく暴いていく。彼の顔はヒセラの胸元へ移動し、絶頂を迎えた彼女を受け止めるべく心臓のある場所へ刻印を刻み付ける。結婚初夜で感じた膨大な魔力がヒセラの全身を包み込んでいく。ミルクティ色の髪が鮮やかなストロベリーブロンドへ変わり、注がれた魔力を取りこぼさないよう瞳の色も血のように深く紅いガーネットに染められた。魔力を享受したヒセラははぁはぁと喘ぎながら胸元をなおも弄るリシャルトの髪を撫でながら疼く下半身にあたる彼の楔を意識する――まだ、これから。

「リシャールさま……あたしを、ヒセラを孕ませて」
「――ああ」

 ヒセラの妖艶な姿を堪能していたリシャルトは、彼女のねだる声音に頬を赤らめて、こくりと頷く。

「ヒセラ。結婚初夜では『君を孕ますつもりはない』なんて言って、突き放してすまなかった。あれは――嘘だ。ほんとうは」

 ――孕ませたくて仕方ない。

 リシャルトの甘い言葉にヒセラの下腹部がきゅんと疼く。
 優しく抱いてくれるリシャルトは、ジゼルフィアの身体を慮っていたけれど、獣のように一心不乱になって自分を求めてくれる彼も好きだとヒセラは痛感する。もっと激しくしてくれてもいい。もっと痛くても大丈夫。だってあたしは森で生まれ育った体力バカな魔女、ヒセラだから。

「すき。リシャールさま」
「ヒセラ……ッ!」

 リシャルトの愛撫ですっかり潤っていた蜜口が、待ちに待った彼の楔を飲み込んでいく。膨張した亀頭に蜜壁を擦りたてられて、ヒセラは甲高い声で啼く。

「あぁぁぁぁっ!」
「ごめん、止められないっ!」

 身体が繋がったまま抱き上げられる。腰をつかまれたまま、リシャルトに椅子から持ち上げられたヒセラは浮き上がった不安定な身体が彼の肉棒に串刺しになっている姿が窓に映っていることに気づかないまま抽送を繰り返され、彼の肩にしがみつきながら何度も達する。
 突き上げられ、墜落される快感に酔いしれる。刻印を刻まれたばかりの乳房が重力に逆らうようにふわんふわんと上下する。まるで空を飛んでいるみたいだと場違いなことを思いながら、ヒセラは注がれる子種を受け止めていく。

「あぁ、ぁ……」
「ベッドのうえまでもたなかったな」

 これもヒセラが愛しいのがいけないんだとリシャルトに口付けられて、繋がったままの状態でふたたび腰を動かし始めた彼にされるがまま、絶頂したままのヒセラはガーネット色の瞳からぽろぽろ涙をこぼして、小声で囁く。

「かまわないわ……もっと、あたしを求めて、一緒に気持ちよくなって……」

 ジゼルフィアではない、ヒセラを。
 彼女に感じていた罪悪感は完全に消えたとは言いがたいけれど、リシャルトとともに行為に溺れているいまだけは。

「ああ、愛してる……ヒセラ――ジゼが遺してくれた大切な君を、何があっても起こっても今度こそ……守り抜く!」
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