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しおりを挟む「ごめん、なさいっ」
「罰としてずっとこの城で俺と一緒にいること」
「……ルイスホレイス」
「前世でメンヘラだった君は、監禁されるくらいがちょうどいいんだよ」
「アッ」
ずんっ、と腰を押さえつけられ抉られるように最奥を突かれ、ハーマリアは潮を吹く。
内側から生じる快楽に溺れながら、ハーマリアはルイスホレイスの腕に縋りつき、小声で言い返す。
「――監禁するなら、もっともっと気持ちよくして。ルイスホレイスのことしか考えられないくらい、滅茶苦茶にして……」
「仰せのままに」
唇をふれあわせ、舌先を口腔へと滑らせて。
互いの唾液を混ぜ合わせながら、ふたりは濃厚な接吻をつづける。たらりと銀糸のような涎が口の端から流れ落ち、シーツに痕をつける。
腰を密着させた状態で、ハーマリアはルイスホレイスに突き上げられて乳房を揺らす。
ルイスホレイスのうえで気持ちいいと甘い声をあげながら、ハーマリアは何度も何度も絶頂を迎える。
その姿を見て、彼も彼女のなかへ子種を注ぎ込む。
「すき、すきよ……」
「かわいいな。ナルミのときもそんな風にキオに迫って、困らせたんだぞ」
「そんなこと、知らな――ッ」
「もういいだろ。俺はどっちの君もすきなんだから」
前世のことを思い出させたかと思えば、もういいだろ、とルイスホレイスはハーマリアを突き放す。
まだまだ転生した自分たちには時間がある。
ルイスホレイスはこれからは過去に囚われることなく、お互いを愛し合えればそれでいいと考えている。だから――
「結婚してからも俺のことだけ想って、いつかいやらしいベビィドールを自分から着て悪魔のように誘ってくるように……調教してやるから」
「怖いこと、言わないで」
「前世で怖いことをたくさん言っていたのは君の方だよ、ハーマリア」
「あぁあんっ!」
ずんっ、と腰を浮かせるだけでハーマリアは感涙にむせる。絶頂はまだつづいているらしい。もっともっと気持ちよくなって、俺を感じてほしいと、ルイスホレイスは彼女を貫く手を緩めない。
だって、この世界でならいくら依存されても構わないのだ。ふたりのあいだに秘密もしがらみも、もはやない。
「この先もずっとずっと俺だけを見ていられるんだ。前世がメンヘラだった君にはぴったりだろう?」
彼女を自分なしではいられないくらい、前世の彼女に堕とすのだって……いまの彼女を手に入れたルイスホレイスには容易いことだ。
「愛してる。閉じ込めて可愛がっていやらしく躾けてあげる」
そうすれば、黒い小悪魔のようなベイビィ・ドールを着た彼女でもきっと愛せるだろうから。
ルイスホレイスは「そうしないと俺も死んじゃう」と笑いながら、銀髪藍眼に転生した妻を愛の檻に閉じ込めて、いつまでも抱きつづけるのだった。
――fin.
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