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入学式
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声が聞こえる
真っ暗な闇に包まれた世界
きゃーーーーーーーーーーーっ!!!
突如響く女性の悲鳴
次から次へと子供や大人たちの怒号が飛び交う
そこに僕は立っていた
どうしてだろう、みんな僕のことを怯えた目で見て僕から遠ざかっていく
どうして…?
何気なく自分の手を見てみると
血で真っ赤に染まっていた
手だけではなく、全身血だらけだった
一体何が…?
ぴぴぴぴぴっぴぴぴぴぴっ バン!!!
目覚まし時計の音で起きた僕。
「またあの夢だ…」
いつからか見るようになった夢。起きると全身汗びっしょりで朝から不快な気持ちになる。決していい夢だとは思わないので僕のコンディションは最悪だった。
「ふぁーー、汗かいて気持ちわりぃけどあと5分…」
最近朝がつらくてなかなか起きることができない。前までは普通に朝起きられたんだけどなぁ…
「こぉらぁぁぁ!おにい!早く起きて!遅刻しちゃうでしょー!!!」
ドアをバァーーーーンと勢い良く開けて朝から大声を出してるのは僕の妹の矢宵 咲楽(やよい さくら)。
こらこら妹よ…お前は何度言ったらわかるんだ、そんなに勢い良くドアを開けるなといつも言っているだろう?お前は一体何枚僕のドアを壊せば気が済むんだ…ちなみに今の所3枚壊された
「おにい早く起きてー、朝ごはんテーブルの上においておいたから。あと私今日部活の新入生歓迎会の準備でそろそろ家出るからね。おにいも今年こそ遅刻の数減らさないとだめなんだからね。あ、晩ご飯の材料ないから放課後買い物付き合って。あとはー…」
「わかったわかった、ストップ!ほら、時間やばいんだろ?早く行きな!僕もご飯食べたら行くから。」
「あっほんとだ、時間やばい!じゃあおにい、私先行くね!」
わかっていただけただろうか。僕の母は研究員として、父は旅人だからか家には妹と僕で住んでいる。そのせいか妹は家事全般何でもできる。顔も美人というよりは可愛い顔をしていると思う。あっ、シスコンじゃないからな!!?勉強もそこそこだし、部活でバスケ部のエースとして活躍してるから運動神経も高い方だと思う。面倒みがよく、明るいから友達も多い。そんな妹の唯一の欠点は、一度話しだしたら止まらなくなることだ。あれだけはなぜか治らないんだよなぁ…
まぁとりあえず時間もあれだからご飯食べるかぁ
おっ、今日は僕の好きなたまごサンドだ。
朝ご飯を食べながら何気なくテレビをつける。
一昨日の午後3時頃三嶋区のアパートで女性の死体が発見されました。女性の体は深い爪のような切り傷があることから、中央区警察では犯人は獣人種と…
朝から最悪なニュースだな、と思いながら妹お手製のたまごサンドを食べる。うん、今日もうまかった。
ニュースであったようにこの世は人間だけの世界ではなくなった。
種類は大きく分けて4つ。
まずさっきもあったように獣人種。この種族はなんらかの獣の血を受け継ぐものたちだ。たとえばうさぎは脚力が通常の5倍以上と言われている。性格もその動物の性格が現れてくる。例えば狼なんかは短気で怒りっぽかったり、ねこは気分屋さんだ。まぁ個人差はあるけどね。
次に精霊種。風、火、水、光、闇の5つの属性のどれかをもち、その属性の精霊と契約することで精霊の力を引き出す種族だ。普通は1人1つの属性を持つのが一般的だ。だがまれに2つの属性を合わせ持つ人もいたりする。
さらに機械種。これはお金持ちに多い種族だ。もともとは普通の人間だったけど、体の一部を機械に変えているのだ。機械種のなかでは体の機械が多ければ多いほど階級が上がるらしい。だがリスクもある。機械が多くなれば多くなるほど自我を保っていられなくなるそうだ。それでも体の機械を増やしていく人も多いらしい。
最後に吸血鬼。吸血鬼と聞くと人を襲い血を吸う生き物のように感じるが実際は違う。普通にご飯だって美味しく食べられる。まぁ太陽の光がつらかったりはするがほかは至って普通の人間と変わらないのだ。吸血鬼は体内に鍵獣を宿している。鍵獣の説明はまたするとして…ざっくり言うと鍵獣を保有する数が多いほど魔力が多いので階級も上がるのだ。普通は1体か2体、多ければ3体以上になる。
人口の割合的には獣人種と精霊種が6割。機械種はお金持ちの種族なので少し少ないが3割。吸血鬼は最も少なくて1割程度だ。
昔は吸血鬼も多かったのだが過去の4種族大戦で死んでしまったのだ。
さてそれぞれの種族には王がいる。情報はあまり出ていないがわかっていることは…
獣人種の王は竜。僕らは竜王と呼んでいる。性別は男…?オス…?ま、まぁ、そんな感じだ。
精霊種はミシャル・ベル。何種類の種族と契約できるのかは非公表だ。名前からわかる通り女性。
機械種は亜界 翔(あかい しょう)。体の3分の2が機械の男性だ。これだけ体を機械にして自我を保っていられる人はなかなかいないらしい。
吸血鬼は…残念ながら王がいない。なかなか王となれるほどの魔力を保有している吸血鬼がいないのだとか。
まぁ僕らの世界はこんな感じだ。もちろん普通の人間だって暮らしている。多種族共存国家というやつだ。ただし、この4種族は政府から承認されなければここ、僕らの住む島である沖宮島(おきみやじま)通称沖島に出入りすることはできない。暴走を抑えるために種族専用の腕輪も支給されている。
まぁそれでも政府の承認を得ずに島に乗り込んでくる奴らもいる。そういう奴らは騒ぎを起こしたり、誘拐などの犯罪も犯す。
まぁ怖がらせるようなことを言ったが優しい奴らだっていっぱいいる。僕のクラスにももちろんいるからな。
…まぁとりあえずそろそろ支度しなきゃな、また咲楽に怒られちまう。
その前にシャワーを軽く浴びよう。
よし、今から行けば余裕で間に合うな。
僕と妹の咲楽が通っている桜花学園は中高一貫の学校だ。咲楽は中等部3年。僕は高等部2年だ。あっちなみに僕は帰宅部です。家から徒歩で15分くらいで着く。
それにしても今日もあちぃなぁ…日差しがつらい
はやく屋内に行かなければといつもより速めに歩く。
…なんか、なんだろう。誰かに見られてるような…?
視線を感じて辺りを見てみても誰もいない。気のせいだったかな?
まぁいいやとまた歩き始める。
よし、やっと着いたぁ。
「よっ秋良。朝から死んだ顔してんなぁ!」
人の顔を死んだ顔という失礼なやつは僕の幼馴染の桜葉 蓮司(さくらば れんじ)
「うるさいよ蓮司、人の顔を死んだ顔だなんて失礼じゃないか。」
「まぁまぁそう怒んなって!ハゲるぞー!」
「この年でハゲでたまるかっ!」
「お、そういえば秋良クラス変え見たか?俺らまた同じクラスだぜ!」
「またお前とかよ…一体何年連続だよ。」
「あー…幼稚園からだもんなー、長い付き合いだなぁ!」
「頼むから変なことに僕を巻き込まないでくれ。」
蓮司は騒ぐことが大好きなやつだから、運動会や文化祭は張り切ってよく僕のことを振り回すのだ。
「そんなこと言わずに一緒に騒ごうぜー!」
「はぁ…」
まぁなんだかんだで蓮司といると気が楽なのは確かなので同じクラスだったのは少し嬉しい。少しだぞ!?ほんとにちょびっとだけだかんな!?誰があんなつんつん髪のうるさいやつなんか…
「おい秋良、今心なかで俺の悪口言ったろ!」
「なんでわかるんだよ…」
「幼馴染の勘だ!」
「よっ!さすがは僕の幼馴染だ!」
「へへん、そうだろうそうだろう…っておぉい秋良!俺の悪口に関しては否定してくれないのか!?」
「…」
「おい、目そらすな!」
「あーほらほら、早く教室行かないと担任に怒られるぞ。」
「ちっ…あとで覚えておけよ!」
「はいはい」
まぁ忘れるのはあっちの方なんだけどな。
蓮司はうるさくて祭り系が大好きなやつ。クラスに1人はいるだろう?そんな感じだ。単純なやつだが馬鹿ではない。本来は頭の切れるやつなのだ。ただ単純なだけなのだ。
まぁまた今年も蓮司のバカ騒ぎに巻き込まれるんだろうなぁ
なんて思いながら蓮司と教室に向かう。
朝の通学の途中に感じた視線のことについては忘れたままだった…
真っ暗な闇に包まれた世界
きゃーーーーーーーーーーーっ!!!
突如響く女性の悲鳴
次から次へと子供や大人たちの怒号が飛び交う
そこに僕は立っていた
どうしてだろう、みんな僕のことを怯えた目で見て僕から遠ざかっていく
どうして…?
何気なく自分の手を見てみると
血で真っ赤に染まっていた
手だけではなく、全身血だらけだった
一体何が…?
ぴぴぴぴぴっぴぴぴぴぴっ バン!!!
目覚まし時計の音で起きた僕。
「またあの夢だ…」
いつからか見るようになった夢。起きると全身汗びっしょりで朝から不快な気持ちになる。決していい夢だとは思わないので僕のコンディションは最悪だった。
「ふぁーー、汗かいて気持ちわりぃけどあと5分…」
最近朝がつらくてなかなか起きることができない。前までは普通に朝起きられたんだけどなぁ…
「こぉらぁぁぁ!おにい!早く起きて!遅刻しちゃうでしょー!!!」
ドアをバァーーーーンと勢い良く開けて朝から大声を出してるのは僕の妹の矢宵 咲楽(やよい さくら)。
こらこら妹よ…お前は何度言ったらわかるんだ、そんなに勢い良くドアを開けるなといつも言っているだろう?お前は一体何枚僕のドアを壊せば気が済むんだ…ちなみに今の所3枚壊された
「おにい早く起きてー、朝ごはんテーブルの上においておいたから。あと私今日部活の新入生歓迎会の準備でそろそろ家出るからね。おにいも今年こそ遅刻の数減らさないとだめなんだからね。あ、晩ご飯の材料ないから放課後買い物付き合って。あとはー…」
「わかったわかった、ストップ!ほら、時間やばいんだろ?早く行きな!僕もご飯食べたら行くから。」
「あっほんとだ、時間やばい!じゃあおにい、私先行くね!」
わかっていただけただろうか。僕の母は研究員として、父は旅人だからか家には妹と僕で住んでいる。そのせいか妹は家事全般何でもできる。顔も美人というよりは可愛い顔をしていると思う。あっ、シスコンじゃないからな!!?勉強もそこそこだし、部活でバスケ部のエースとして活躍してるから運動神経も高い方だと思う。面倒みがよく、明るいから友達も多い。そんな妹の唯一の欠点は、一度話しだしたら止まらなくなることだ。あれだけはなぜか治らないんだよなぁ…
まぁとりあえず時間もあれだからご飯食べるかぁ
おっ、今日は僕の好きなたまごサンドだ。
朝ご飯を食べながら何気なくテレビをつける。
一昨日の午後3時頃三嶋区のアパートで女性の死体が発見されました。女性の体は深い爪のような切り傷があることから、中央区警察では犯人は獣人種と…
朝から最悪なニュースだな、と思いながら妹お手製のたまごサンドを食べる。うん、今日もうまかった。
ニュースであったようにこの世は人間だけの世界ではなくなった。
種類は大きく分けて4つ。
まずさっきもあったように獣人種。この種族はなんらかの獣の血を受け継ぐものたちだ。たとえばうさぎは脚力が通常の5倍以上と言われている。性格もその動物の性格が現れてくる。例えば狼なんかは短気で怒りっぽかったり、ねこは気分屋さんだ。まぁ個人差はあるけどね。
次に精霊種。風、火、水、光、闇の5つの属性のどれかをもち、その属性の精霊と契約することで精霊の力を引き出す種族だ。普通は1人1つの属性を持つのが一般的だ。だがまれに2つの属性を合わせ持つ人もいたりする。
さらに機械種。これはお金持ちに多い種族だ。もともとは普通の人間だったけど、体の一部を機械に変えているのだ。機械種のなかでは体の機械が多ければ多いほど階級が上がるらしい。だがリスクもある。機械が多くなれば多くなるほど自我を保っていられなくなるそうだ。それでも体の機械を増やしていく人も多いらしい。
最後に吸血鬼。吸血鬼と聞くと人を襲い血を吸う生き物のように感じるが実際は違う。普通にご飯だって美味しく食べられる。まぁ太陽の光がつらかったりはするがほかは至って普通の人間と変わらないのだ。吸血鬼は体内に鍵獣を宿している。鍵獣の説明はまたするとして…ざっくり言うと鍵獣を保有する数が多いほど魔力が多いので階級も上がるのだ。普通は1体か2体、多ければ3体以上になる。
人口の割合的には獣人種と精霊種が6割。機械種はお金持ちの種族なので少し少ないが3割。吸血鬼は最も少なくて1割程度だ。
昔は吸血鬼も多かったのだが過去の4種族大戦で死んでしまったのだ。
さてそれぞれの種族には王がいる。情報はあまり出ていないがわかっていることは…
獣人種の王は竜。僕らは竜王と呼んでいる。性別は男…?オス…?ま、まぁ、そんな感じだ。
精霊種はミシャル・ベル。何種類の種族と契約できるのかは非公表だ。名前からわかる通り女性。
機械種は亜界 翔(あかい しょう)。体の3分の2が機械の男性だ。これだけ体を機械にして自我を保っていられる人はなかなかいないらしい。
吸血鬼は…残念ながら王がいない。なかなか王となれるほどの魔力を保有している吸血鬼がいないのだとか。
まぁ僕らの世界はこんな感じだ。もちろん普通の人間だって暮らしている。多種族共存国家というやつだ。ただし、この4種族は政府から承認されなければここ、僕らの住む島である沖宮島(おきみやじま)通称沖島に出入りすることはできない。暴走を抑えるために種族専用の腕輪も支給されている。
まぁそれでも政府の承認を得ずに島に乗り込んでくる奴らもいる。そういう奴らは騒ぎを起こしたり、誘拐などの犯罪も犯す。
まぁ怖がらせるようなことを言ったが優しい奴らだっていっぱいいる。僕のクラスにももちろんいるからな。
…まぁとりあえずそろそろ支度しなきゃな、また咲楽に怒られちまう。
その前にシャワーを軽く浴びよう。
よし、今から行けば余裕で間に合うな。
僕と妹の咲楽が通っている桜花学園は中高一貫の学校だ。咲楽は中等部3年。僕は高等部2年だ。あっちなみに僕は帰宅部です。家から徒歩で15分くらいで着く。
それにしても今日もあちぃなぁ…日差しがつらい
はやく屋内に行かなければといつもより速めに歩く。
…なんか、なんだろう。誰かに見られてるような…?
視線を感じて辺りを見てみても誰もいない。気のせいだったかな?
まぁいいやとまた歩き始める。
よし、やっと着いたぁ。
「よっ秋良。朝から死んだ顔してんなぁ!」
人の顔を死んだ顔という失礼なやつは僕の幼馴染の桜葉 蓮司(さくらば れんじ)
「うるさいよ蓮司、人の顔を死んだ顔だなんて失礼じゃないか。」
「まぁまぁそう怒んなって!ハゲるぞー!」
「この年でハゲでたまるかっ!」
「お、そういえば秋良クラス変え見たか?俺らまた同じクラスだぜ!」
「またお前とかよ…一体何年連続だよ。」
「あー…幼稚園からだもんなー、長い付き合いだなぁ!」
「頼むから変なことに僕を巻き込まないでくれ。」
蓮司は騒ぐことが大好きなやつだから、運動会や文化祭は張り切ってよく僕のことを振り回すのだ。
「そんなこと言わずに一緒に騒ごうぜー!」
「はぁ…」
まぁなんだかんだで蓮司といると気が楽なのは確かなので同じクラスだったのは少し嬉しい。少しだぞ!?ほんとにちょびっとだけだかんな!?誰があんなつんつん髪のうるさいやつなんか…
「おい秋良、今心なかで俺の悪口言ったろ!」
「なんでわかるんだよ…」
「幼馴染の勘だ!」
「よっ!さすがは僕の幼馴染だ!」
「へへん、そうだろうそうだろう…っておぉい秋良!俺の悪口に関しては否定してくれないのか!?」
「…」
「おい、目そらすな!」
「あーほらほら、早く教室行かないと担任に怒られるぞ。」
「ちっ…あとで覚えておけよ!」
「はいはい」
まぁ忘れるのはあっちの方なんだけどな。
蓮司はうるさくて祭り系が大好きなやつ。クラスに1人はいるだろう?そんな感じだ。単純なやつだが馬鹿ではない。本来は頭の切れるやつなのだ。ただ単純なだけなのだ。
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