枢軸国

よもぎもちぱん

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独コ戦争

第110航空師団

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「それでは皆の衆、敵を撃滅せよ」

「第84大隊!着いてこい!」

エヴァの大隊とデイビスの大隊はは師団から離脱し、制空任務に着く

______________
第110航空師団
総統の指示により編成された新設の航空隊。5機以上撃墜したエースパイロットだけで構成されており、重要な空戦に投入される。
所属している部隊は
大隊4つ
大隊隷下中隊8つ
中隊隷下小隊24つ
計96機で編成され、常に小隊規模以上で戦闘する。
大隊はガーランドが率いる大隊を1として、エヴァが2、ベスが率いる大隊を3、デイビスが率いる大隊を4
いきなり新キャラが3人ほど出てきたが了承の方を願う
_________________

「中隊長!制空任務なんて必要ですか?」

「知らん…が、念には念を。厳戒態勢で挑むぞ。ここで奴を逃せば我々は敗北する可能性が強くなる」

「了解しました、…ん?」

「どうしたハインツ?増槽を忘れたか?」

ハインツがいきなり素っ頓狂な声を上げる。そして前方を体を少し乗り出しながら凝視する

「ハ…ハインツ?どうかしたのか?」

そして凝視するべく細められた目は大きく見開かられ額に汗が流れ落ちる

「正面6000敵機来襲!!」

叫ぶ様な超えが無線に響く

「機数は!?」

ソフィアがハインツに質問する。制空部隊は大きくどよめき、恐れる

「約120!恐らく2師団程度です!」

「2大隊だけじゃ…」

「師団に援護を求めますか?」

「そんなもの無理に決まっているだろう!!彼らは爆装だ!ここで爆弾を落とせば…戦車隊だけで化け物を11両も撃破できない!」

改めて説明すると、ハインツが正面6km先に敵機を発見した。規模は2師団で2大隊しかない制空隊は大きく混乱する事になる

「デイビス!正面6kmより敵機120機来襲!」

「おい嘘だろ!?とりあえず死ぬ気で迎撃しろ!えーと…各員に告ぐ、小隊規模で行動を開始しろ!奴らに対戦車隊を攻撃させるな!」

「デイビス!ヘッドオンは避けた方がいい。数だけだと圧倒的にこちらが不利だ。リスクを取ってでも後ろを取らせた方がいい」

「あぁ、後ろを取られるのは恐ろしいが…そうでもしないと何も出来ないまま呑み殺される。総員、合図で反転せよ」

27:120

勝機は無いが、時間を稼げば任務は完了する。
______________________

「戦車長!正面…航空隊が攻撃を始めました!」

「ははっw可哀想だな。11両なのに航空隊と200を超える戦車から攻撃を受けるとは」

「航空隊から入電!!前方に敵戦闘機120!約2師団程が接近しています!」

「嘘だろ!?味方の制空部隊は!?」

「2大隊で勝機は全くありません!我々は言葉の通り鉄砲玉となり敵戦車を仕留めなければなりません!」

「了解した」

クニスペルの戦車内で新人の無線士がクニスペルに情報を伝える。新人の割にはよくやる方だとクニスペルは思っている

「砲手!この丘を越えればすぐにあの化け物の射程に入る!越えた瞬間に攻撃を始めよ!」

「了解!」

「他の戦車も同じくだ!攻撃準備を整えろ!」

ただただ死ぬか、化け物を撃破し航空機で死ぬか。答えは後者だ。クニスペル達は全速力で最後の丘を越える。

_________________
「ガーランド師団長!攻撃命令を!」

「対地部隊に告ぐ。死の接吻を始めろ」

ガーランド中佐が率いる対地部隊は降下を開始。地上の化け物に死の接吻を行う

「毒の口付けか!?喰らえコミー共め!」

彼の配下のパイロット達が戦車に猛攻を加える。
とうとう耐えられなくなった化け物T-62は擱座する
それを皮切りに立て続けに追加で2両が擱座する。さらに、戦車隊も壊滅覚悟の必死の突撃とメルト マイヤーの正確な砲撃により敵戦車はさらに3両を失う。これにより敵戦車部隊は初め13両居たものの7両減り、残り6両となる。

「Вы определенно должны забрать его с собой!」

「やかましいくたばれぇ!」

クニスペルの砲撃によりさらに1両撃破される

「航空隊!機銃掃射を開始せよ!」

ガーランドの指示により全航空隊が敵戦車を叩き潰すべく低空飛行で鉄の塊に餌を渡そうとする

「お前らの大好きな鉛玉だ!」

しかし、傾斜装甲や2重の装甲により効果は薄く1両も撃破に至らなかった。

「俺がやる!お前ら見ておけ!」

ガーランド本人が降下し低空で最後まで所持していた1つずつ爆弾を投下する。2つとも別々の敵戦車の天板に突き刺さり爆散。綺麗に2両撃破する。

「残り3両だ!一気に畳み掛けるぞ!」

クニスペルがそう叫んだ時にそれは起こった。

「クソ!なんだなんだ!?履帯が外れた?な訳…あいつらは撃っt」

クニスペルの隣を走っていた味方戦車が擱座する。いや…擱座自体は何らおかしい事では無い。おかしいのは化け物が撃ってもいないのに履帯が外れ撃破されたことだ。

「なんだ…何が…」

「クニスペル!!正面に200を超えるT-34戦車だ!」

「は…?嘘だろ…流石にそれらを相手にできるほど余力は残ってねぇ…」

先程の必死の突撃により確かに敵戦車を大量撃破できたが、その分被害も大きく追撃隊の3分の1が削られてしまった。
そんな状態で、さらに敵戦車を抑えられるわけも無い。


「メ…メーデー!メーデー!」

その時にソフィアの叫び声が航空隊の無線内に響き渡る。

「ソフィアっ!?」

ガーランドが驚愕した声でソフィアの名前を呼ぶ。

「我が中隊損耗7割!作戦続行不可能!」

「くそ!ソフィア!貴官の命を賭けて最後まで戦い抜いてくれ!勝利の為に死んでくれ!」

「分かってます師団長!」

なぜソフィアの大隊がここまでボロボロになったのか



_____時は少し遡り…


「総員反転!!」

デイビスの合図で全機一斉に反転。コミンテルンはこれを逃すまいと速度を上げて射程圏内に第三帝国軍を入れようとする。

「バレルロール開始!回避行動を採れ!」

同時に全機がバレルロールを始める。コミンテルン軍は数に物を言わせて進撃を始める。

「死ね!ナチ公!」

コミンテルンの機銃が火を噴く時に全機がいきなり縦に急上昇。速度を落とし、短い旋回距離でコミンテルンの後ろに着く。

「攻撃開始!!」

ソフィアの合図で全ての戦闘機がコミンテルン戦闘機に火を噴く。
開幕、突撃してきた敵の3つの中隊はあっという間に地面に叩きつけられた。

「ハインツ!貴官に中隊の指揮権を移行、機動的に叩き潰すぞ!」

「了解です大隊長!」

ハインツ率いる中隊がエヴァの本隊から離脱し、迂回して挟撃しようと速度を上げる。
数分もすればソフィアの方に向かってきていた敵機は全て撃墜された。そしてハインツが無線でソフィアを呼ぶ

「大隊長!敵の増援です!」
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