41 / 43
第三十六話 愛のない、愛を欲する者……
しおりを挟む
ただ眠り続ける女性たちを背後にして、俺はおっさんを睨みつける。
「おっさんをボコるのは確定事項として……、その前におっさんのウソをはっきりさせようか?」
「なに? お前は何を言って……」
「アンタはさっき、彼女らを世間から隔離したのは、自分の神としての力を維持する為って言ったよな?」
「それがなんだ?」
「それは明確な嘘だ……。なぜならこのハーレムマスター契約……極星昇神法はその儀式が完了すると、絆を得た女の子たちと様々な理由で別れても、刻印された極星はそのままだからだ」
「……」
「馬鹿な俺が知っていることをあんたが知らないわけがない」
俺の言葉を聞いたおっさんは、一瞬驚きの表情を浮かべた後、何かを悟ったような自嘲気味の笑顔を作った。
そんなおっさんに対して、俺は言葉を続ける。
「ハーレムの女の子がいなくなっても神としての力は残る……、神の力を維持するのに彼女らは必要ないよな?」
おっさんは無言のまま俺を見つめている。
だがやがて諦めたように息を吐いた。
「お前を少々過小評価しすぎていたな……」
そういうおっさんの声音は、先程までの高圧的なものではなく、まるで別人のように真摯で真剣なものだった。
「その通りだよ……、俺は神の力を維持しようと……、力を求めて彼女らを永遠の眠りに閉じ込めているわけではない」
「だとしたら……、ああ、やっぱりそういう事なのか?」
俺は頭をくしゃくしゃに掻きむしって苦い顔をつくる。その俺の言葉にかなめが疑問をぶつけてくる。
「司郎? それってどういう? 何かに気づいたの?」
「ああ……こいつの目的は……」
俺の言葉を遮るようにしておっさんは両手を上げる。俺は黙っておっさんを見つめた。
その仕草にはもう隠し事をする気は無いという意志が感じられた。
だから黙って俺はおっさんの言葉を待った。
「彼女らを眠らせている理由は……。失いたくないからだよ……」
「え?」
その信じられない言葉にかなめたち女の子は絶句する。
「俺は……昔から多くのモノを失ってきた……。だからわかるのだ……、せっかく手に入れた絆も、その愛情も……いつか消えてなくなると」
「……」
俺はただ無言でおっさんの目を見つめる。
「神としての力を手に入れても……、何の喜びもなかった。ただ、いつか失われるであろう絆を手に入れてしまって……、それを失う恐怖だけが俺の中に生まれた」
「だから……、夢の世界であの日々を繰り返してるんだろ?」
その俺の言葉に、今度こそ驚きの顔をつくるおっさん。
「なぜわかるかって? そんな事、アンタは未来を……いつか来る彼女らとの別れを恐れてるんだから、絆を得たという幸福な日々から離れて未来に行けるはずがない」
「ふふふ……その通りだ」
おっさんは観念したかのように笑う。俺はそんなおっさんを思い切り睨みつける。
「なあ……、俺はおっさんの事を軽蔑するつもりはない……。俺もそういう恐れってのは持ってるから……。でもな……、あんたがもっと壮大な野望を持った敵だったら、ある程度の敬意をもってあんたに挑んだだろうが……、最悪だぜアンタはただのガキなんだな」
そう言って俺は大きくため息をついた。
するとおっさんは少し驚いた顔をした後、――笑った。
それはどこか寂しげな笑顔だったが、それでもさっきまでよりずっと人間らしい笑顔に見えた。
そんな俺たちの様子を見ていたかなめが口を開く。
「それって……、この人は今も高校生としての生活を、夢の中で送っているってこと?」
「その通りだよ……、こいつは身体だけ大人になった、ただのガキなんだ……」
「な……」
あまりの事に絶句するかなめ。俺はおっさんに怒りの籠った言葉をぶつける。
「だからこそ……この件は最悪なんだよ」
「……」
おっさんは黙って俺の言葉を待つ。
「後ろの女性たちを見てみろよ……、見ればわかる通り、彼女らはもう肉体的には中年を越えてしまっている」
「あ……」
「おっさんはわかっててガキを続けてるが……、彼女らは自分が肉体的にすでに高校生を越えてしまっていることを知らない」
そんな彼女らが、もし今目覚めてしまったら?
それまで高校生だと思っていた自分たちが――、現実ではすでに長い歳を経てしまっていることを知ったら?
「最悪……」
かなめたち女の子たちは、あまりの事に言葉を失う。
それはすなわち――、さっきまで高校生だった自分が、若い時代を経ずに、いきなり年老いてしまうのと同じ――。
「その通りだよ……、だから俺はもはや後戻りはできないんだ」
おっさんは少し自嘲気味な顔で俺に向かって言う。
「彼女らの命が尽きるまで……青春時代を維持するしかない」
そのおっさんの言葉に俺は――、
「ふざけんなクソ野郎!!」
俺の中に渦巻くすべての怒りを吐き出すようにおっさんにぶつけた。
「結局テメエは……、自分のために彼女らを夢に閉じ込め……、自分の過ちを清算する勇気もなく、ただ現状維持を望んでいるだけだ!!」
「……」
「はっきり言ってやる!!! お前には絶対的に欠けているものがある!!!!」
俺はおっさんの胸倉を掴み、そして叫ぶ――。俺の中にあるありったけの怒りを込めて。
俺が本当に許せないもの、俺が絶対に認めてはいけないもの――、それは。
「お前は彼女らを見ていない!!!!! 彼女らを愛していない!!!!!! ただ愛を欲しがるだけ欲しがって、彼女らが傷つく可能性すら考慮していない!!!!」
――そう、結局こいつは俺と同じで愛情に飢えているのだろう、でも間違ってはいけないことが一つあるのだ。
「いいか?! 愛情ってのは一方通行じゃないんだ!!!! 愛を与えるだけ……欲しがるだけ……、そんなものは本当の絆じゃない!!!!! 結局、アンタは失い続けたモノを取り戻したいだけで……、彼女らへの愛が絶対的に欠けてるんだよ!!!!!!」
そうだ――、愛をもらったならその分返すのが――愛し合うという事なのだから。
とうとうおっさんは苦い顔をしてその顔が怒りに染まり始める。
「だったらどうすればいいと言うのだ!!! このまま目覚めさせろと?! 残酷な現実に彼女らを戻せと言うのか?!!」
「そんな事テメエで考えろよ!! てめえは神様だろうが?! てめえの不始末をてめえで尻拭いするのが大人じゃないのか?!」
「く!!!」
おっさんの表情に焦りと苦悩の色が見える。――だが俺はさらに畳みかける。
「だから……俺は遠慮なくテメエをぶっ飛ばす!! てめえをボコって反省させて、彼女らに土下座でもなんでもさせてやるさ!!!!」
――土下座司郎だけにな!!
俺は拳を握って構えをつくり、おっさんに相対する――、
おっさんは怒りの籠った目で俺を睨んで言った。
「彼女らを目覚めさせるわけには……、現実に戻すわけにはいかんのだ!!」
「そのために……今まで他の神とも戦って来たんだもんな……」
「その通りだ!!」
「だがその戦いもこれで終わりだ」
「ほざけ……」
――かくして、俺とおっさんの、最後の激突が始まる。
その先にあるのは――、
絶望か? 希望か?
「おっさんをボコるのは確定事項として……、その前におっさんのウソをはっきりさせようか?」
「なに? お前は何を言って……」
「アンタはさっき、彼女らを世間から隔離したのは、自分の神としての力を維持する為って言ったよな?」
「それがなんだ?」
「それは明確な嘘だ……。なぜならこのハーレムマスター契約……極星昇神法はその儀式が完了すると、絆を得た女の子たちと様々な理由で別れても、刻印された極星はそのままだからだ」
「……」
「馬鹿な俺が知っていることをあんたが知らないわけがない」
俺の言葉を聞いたおっさんは、一瞬驚きの表情を浮かべた後、何かを悟ったような自嘲気味の笑顔を作った。
そんなおっさんに対して、俺は言葉を続ける。
「ハーレムの女の子がいなくなっても神としての力は残る……、神の力を維持するのに彼女らは必要ないよな?」
おっさんは無言のまま俺を見つめている。
だがやがて諦めたように息を吐いた。
「お前を少々過小評価しすぎていたな……」
そういうおっさんの声音は、先程までの高圧的なものではなく、まるで別人のように真摯で真剣なものだった。
「その通りだよ……、俺は神の力を維持しようと……、力を求めて彼女らを永遠の眠りに閉じ込めているわけではない」
「だとしたら……、ああ、やっぱりそういう事なのか?」
俺は頭をくしゃくしゃに掻きむしって苦い顔をつくる。その俺の言葉にかなめが疑問をぶつけてくる。
「司郎? それってどういう? 何かに気づいたの?」
「ああ……こいつの目的は……」
俺の言葉を遮るようにしておっさんは両手を上げる。俺は黙っておっさんを見つめた。
その仕草にはもう隠し事をする気は無いという意志が感じられた。
だから黙って俺はおっさんの言葉を待った。
「彼女らを眠らせている理由は……。失いたくないからだよ……」
「え?」
その信じられない言葉にかなめたち女の子は絶句する。
「俺は……昔から多くのモノを失ってきた……。だからわかるのだ……、せっかく手に入れた絆も、その愛情も……いつか消えてなくなると」
「……」
俺はただ無言でおっさんの目を見つめる。
「神としての力を手に入れても……、何の喜びもなかった。ただ、いつか失われるであろう絆を手に入れてしまって……、それを失う恐怖だけが俺の中に生まれた」
「だから……、夢の世界であの日々を繰り返してるんだろ?」
その俺の言葉に、今度こそ驚きの顔をつくるおっさん。
「なぜわかるかって? そんな事、アンタは未来を……いつか来る彼女らとの別れを恐れてるんだから、絆を得たという幸福な日々から離れて未来に行けるはずがない」
「ふふふ……その通りだ」
おっさんは観念したかのように笑う。俺はそんなおっさんを思い切り睨みつける。
「なあ……、俺はおっさんの事を軽蔑するつもりはない……。俺もそういう恐れってのは持ってるから……。でもな……、あんたがもっと壮大な野望を持った敵だったら、ある程度の敬意をもってあんたに挑んだだろうが……、最悪だぜアンタはただのガキなんだな」
そう言って俺は大きくため息をついた。
するとおっさんは少し驚いた顔をした後、――笑った。
それはどこか寂しげな笑顔だったが、それでもさっきまでよりずっと人間らしい笑顔に見えた。
そんな俺たちの様子を見ていたかなめが口を開く。
「それって……、この人は今も高校生としての生活を、夢の中で送っているってこと?」
「その通りだよ……、こいつは身体だけ大人になった、ただのガキなんだ……」
「な……」
あまりの事に絶句するかなめ。俺はおっさんに怒りの籠った言葉をぶつける。
「だからこそ……この件は最悪なんだよ」
「……」
おっさんは黙って俺の言葉を待つ。
「後ろの女性たちを見てみろよ……、見ればわかる通り、彼女らはもう肉体的には中年を越えてしまっている」
「あ……」
「おっさんはわかっててガキを続けてるが……、彼女らは自分が肉体的にすでに高校生を越えてしまっていることを知らない」
そんな彼女らが、もし今目覚めてしまったら?
それまで高校生だと思っていた自分たちが――、現実ではすでに長い歳を経てしまっていることを知ったら?
「最悪……」
かなめたち女の子たちは、あまりの事に言葉を失う。
それはすなわち――、さっきまで高校生だった自分が、若い時代を経ずに、いきなり年老いてしまうのと同じ――。
「その通りだよ……、だから俺はもはや後戻りはできないんだ」
おっさんは少し自嘲気味な顔で俺に向かって言う。
「彼女らの命が尽きるまで……青春時代を維持するしかない」
そのおっさんの言葉に俺は――、
「ふざけんなクソ野郎!!」
俺の中に渦巻くすべての怒りを吐き出すようにおっさんにぶつけた。
「結局テメエは……、自分のために彼女らを夢に閉じ込め……、自分の過ちを清算する勇気もなく、ただ現状維持を望んでいるだけだ!!」
「……」
「はっきり言ってやる!!! お前には絶対的に欠けているものがある!!!!」
俺はおっさんの胸倉を掴み、そして叫ぶ――。俺の中にあるありったけの怒りを込めて。
俺が本当に許せないもの、俺が絶対に認めてはいけないもの――、それは。
「お前は彼女らを見ていない!!!!! 彼女らを愛していない!!!!!! ただ愛を欲しがるだけ欲しがって、彼女らが傷つく可能性すら考慮していない!!!!」
――そう、結局こいつは俺と同じで愛情に飢えているのだろう、でも間違ってはいけないことが一つあるのだ。
「いいか?! 愛情ってのは一方通行じゃないんだ!!!! 愛を与えるだけ……欲しがるだけ……、そんなものは本当の絆じゃない!!!!! 結局、アンタは失い続けたモノを取り戻したいだけで……、彼女らへの愛が絶対的に欠けてるんだよ!!!!!!」
そうだ――、愛をもらったならその分返すのが――愛し合うという事なのだから。
とうとうおっさんは苦い顔をしてその顔が怒りに染まり始める。
「だったらどうすればいいと言うのだ!!! このまま目覚めさせろと?! 残酷な現実に彼女らを戻せと言うのか?!!」
「そんな事テメエで考えろよ!! てめえは神様だろうが?! てめえの不始末をてめえで尻拭いするのが大人じゃないのか?!」
「く!!!」
おっさんの表情に焦りと苦悩の色が見える。――だが俺はさらに畳みかける。
「だから……俺は遠慮なくテメエをぶっ飛ばす!! てめえをボコって反省させて、彼女らに土下座でもなんでもさせてやるさ!!!!」
――土下座司郎だけにな!!
俺は拳を握って構えをつくり、おっさんに相対する――、
おっさんは怒りの籠った目で俺を睨んで言った。
「彼女らを目覚めさせるわけには……、現実に戻すわけにはいかんのだ!!」
「そのために……今まで他の神とも戦って来たんだもんな……」
「その通りだ!!」
「だがその戦いもこれで終わりだ」
「ほざけ……」
――かくして、俺とおっさんの、最後の激突が始まる。
その先にあるのは――、
絶望か? 希望か?
0
あなたにおすすめの小説
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが
akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。
毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。
そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。
数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。
平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、
幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。
笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。
気づけば心を奪われる――
幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる