武士が異世界に転生する

希望

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第一部魔王軍との初の戦闘

依頼地に到着

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「ふっ、はぁー!」

我はゴブリン達をぶったぎっていく。一撃でな。示現流は一撃めで決着を付けるのが特徴だ。まぁ我は一撃めで決着をつけれなかったこともあるだろうから、複数の剣術を使えるが。中級魔族までなら、これで充分だ。

「相変わらず滑らかに切り裂いていきますね」

「我は素早さと無駄のない動きを重視してるからな。剣術とはそいうものだ。魔法は陰陽師みたいに、なにかを唱えなきゃいけないんだろうが」

「そこまで長い呪文は少ないですけど、剣術の方が唱えてる隙に切れるのでそっちの方が場合によっては強いかもしれないですね」

そんなことを話しながら、ゴブリンを30体ぐらい全滅させた。まぁこのくらいなら我のいた日本の剣術を齧っている武士なら、余裕だろう。

「剣術は魔力を消費しないので、いくらでも戦えますね。今この国は魔法を使う人が多いので、島津さんより上の剣術を使える人はいないでしょう」

「魔法が発展してるなら、わざわざ辛い訓練をして剣術を磨かなくても問題はないだろうな。魔法なら、一気に魔族を殲滅させることもできるだろうし」

「そうなんですが、実は幹部レベルの魔族は魔法を使えるんですよ。それが人間が国を滅ぼされていってる理由のひとつです」

魔族は身体能力が高いときく。それにさらに魔法まで使えるとは苦労しそうだな。やっぱり魔法を学んで、それを剣術とあわせて、新しい魔剣術を作るしかないか。

「そうか、我も幹部を倒せるくらい強くなるぞ」

今日倒す魔族は幹部だが下のほうだから、なんとかなるだろう。そう言えば天照様が刀に魔法を纏えるって言っていたな。魔法書を読んで、今度試してみるか。

「そのくらい強かったら、頼もしいですね。あ、村が見えてきましたよ」

「あれがムリエル村か、遠目から見ても魔力をそんなに感じないな」

恐らく村からでていってるんだろうな。よく住む村を帰ることはこの世界じゃあるらしいな。まぁ財政的に安定しないから、生活は困窮してるらしいが。

我達は村に入ると、我らを見て、村人達は歓喜の声をあげた。我達が救世主のように見えるのだろう。普通の村じゃ下級とはいえ幹部を倒すほどの力を持つやつはいないだろうしな。

「ようこそ御越しくださいました」

「宿を用意してるので、そちらに荷物をおいてください」

「ああ、分かった。明日には討伐に行かしてもらう」

「頼みます。それではこちらへ」

我達は歴史が古いが、高そうな宿に案内された。討伐してくれるなら、村をあげて歓迎しようとのことなんだろう。

我も期待に応えられるように頑張るか。下の方といえ幹部だ。恐らく部下もそこそこいるはずだ。スカーレットに雑魚を一掃できる魔法を使ってもらうか。

「スカーレットよ。幹部の手下を一掃できる魔法は使えるか?我じゃ人数が多いと、幹部と戦う前に逃げられる可能性があるからな。一対一で戦いたい」

「使えますよ。氷の魔法を使って、一気に凍らせることかできます。燃やすこともできますが」

「それなら頼む。幹部は我が倒す」

「分かりました。無茶はしないでくださいね?」

「分かってる。下の幹部程度に遅れは取らん」

「それじゃこちらの部屋をお使いください。それでは私はこれで」 

そう言って村長は去っていった。それにしても立派な部屋だ。高級な家具がたくさん置いてある。恐らく最高級の部屋を用意したんだろう。

「貴族がよく利用する宿並みですね」

村に貴族がよく利用する宿並みのものここの村にあることに驚いた。宿場町なのか、それとも旅人がよく利用するのか。

快適に過ごせそうだな。とりあえず快適に今日は過ごせそうだ。そしてここの宿は料理まで部屋に運んでくれるらしい。至り尽くせりだな。

「ここの村は何で稼いでいるのか。観光で稼いでいるなら、魔物がでてくるのは大ダメージだろう。魔物を倒して、早くこの村をいつも通りの日常に戻さないとな」 
我らの使命は民に安心できる生活を提供することだ。そのために人間が戦で魔物に勝たなければいけないからな。だから我は戦に傭兵として、呼ばれるためにも実績を積みかさなきゃいけない。ここで幹部を倒せば呼ばれる可能性は高まるだろう。

「そうですね、私達冒険者は村を救うのが仕事ですから、なんとしてでも魔物を倒して見せます」

そう言ったスカーレットは決意の満ちた顔をしていた。やっぱりスカーレットはおなごの城主を思い出す。さすが冒険者として長いことあって雰囲気が完全に強者だ。

そんなことを思っていると、夜ごはんが運ばれてきた。

「シマヅ様、スカーレット様、夜ご飯を持ってきて参りました」

「ご苦労よ。女将」

「ありがたきお言葉です。このテーブルに置かせていただきます」

そう言って、女将は夜ご飯をテーブルの上に置いた。その後ではこれでと言って、部屋をでた。

「スカーレットこれはなんという料理だ?」

「ステーキですね。しかもお肉はかなりいいものを使ってますね」

「ふむそれなら楽しみだ。それでは食べるか」

『いただきます』

我はスカーレットの真似をして、ナイフで、肉を切った。
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