武士が異世界に転生する

希望

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第一部魔王軍との初の戦闘

鍛練

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家に帰ると、我は魔法書を読んでいた。きそ魔法はそこまで難易度は高くないようだ。一週間あれば習得できるだろう。問題は応用系か。特に魔法を纏うのは大変そうだ。今までできた人が少ないだけあって、難易度は高そうだ。

「スカーレット。我は少し魔法を試してくる」

「ええ、分かりました。それでは近くの森に行ってください。そこは私の土地なので、魔法を練習してもなにもいわれないでしょう」

「分かった。感謝する」

我は近くの森に向かった。魔法書を持ちながらな。

そして森に着くと、魔法書を広げながら、書いてある呪文を唱えて、魔法を放つ。

「まだ火力が足りないな。うまく魔力を練れてないようだ」

それから基礎魔法を特訓していたが、それなりに使える程度で、実践で使えるかはなぞのレベルだった。まぁ時間はあるゆっくり習得していけばいい。明日は魔族討伐の依頼を受けて、魔法を試してみるか。

我は家に向かって歩き始める。そして家に着くと、我は中に入る。

「おかえりなさい。一時間くらい特訓していましたね」

「まぁそうだな。完全習得するにはまだ時間がかかりそうだが。早く実践で使えるようにして、剣術との合わせ技を使えるようにしたいな」

剣術と魔法が合わさればすごいものが完成するだろう。魔族の魔法も凌駕するようなものが。我はそれを期待して、鍛練を積む。我が最強になるのだ。

「頑張ってください。新しいチャレンジなのでどんどん挑戦していってください。私もできることなら協力するので」

「それはありがたいな。そのときは頼む」

我たちはそろそろいい時間になっていたので、寝ることにした。魔法書を我は最後に読んでから、寝た。

そして朝日の陽光で起きると、我は日課である木刀で素振りを始めた。

切るときは一瞬の力が必要だ。だからこうやって素振りして切る瞬間に力をいれて一発で仕留められるようにしている。

百回素振りを終えると、我は家に戻った。あとは実践で調整をする。家に帰ると、スカーレットがパンに野菜とかを挟んでいた。

「スカーレットそれはなんだ?」

「お帰りなさい。これはサンドイッチと呼ばれるものですよ。簡単に作ることができるし、バリエーションも中々多くできるんですよ」

サンドイッチか。確かに好きな具材を詰めることができるのが、魅力的ではあるな。

「トマトとキャベツと卵か、中々美味しそうだな」

「それじゃできましたし、朝食にしますか」

我は椅子に座った。スカーレットはサンドイッチをテーブルの上に置いた。

『いただきます』

口に入れると、キャベツの食感と素材の味が生きている。その他のサンドイッチも食べたが、この野菜は新鮮さを感じた。

そして食べ終えると、我達は冒険者ギルドに向かった。いつも通り、スカーレットに憧れの視線を向けている男共の隣を通りすぎながらな。

そんなことを考えながら、歩いていると、冒険者ギルドに着いた。相変わらず盛況である。

そして壁に張られている依頼を見る。今回は中級程度の冒険者が受ける依頼にしておこう。魔法を確かめるだけだから、失敗したときがかなりきついからな。

「依頼決めました?」

「まだだな」

「それならこの依頼を受けませんか?餓鬼の大群の討伐なんですが、シマヅさんにできれば依頼をしてほしいと来ているので」

餓鬼か、それにしても我に依頼か。なにか裏がありそうだ。

「それならそれを受けよう」

大群と言っても十体ぐらいだし、強さもゴブリンと変わらないと、家にある書物に書いていたしな。魔法を試すにはちょうどいいだろう。

「それは複数でやる依頼なので、私も受けましょう」

「そうか、それならそうするか」

我たちは案内人に依頼を承認してもらい、王都の近くの村へ向かった。

「それにしても本当に餓鬼は集団で生活するんだな」

魔王軍以外は魔族は単体で動いていると思っていたからな。少し驚いた。

「ゴブリンもそうですが、弱い魔族ほど群れるんです」

強いと、群れなくてもやっていけるからか。弱いやつがやたらと我に集団で挑んでくるようなものか。まぁ武将は兵を率いるから、ある程度統率力は必要だが。我も家督を継ぐまでは少数で戦っていたから、大軍である兵を率いて、戦をするのは苦労をしたな。まぁ最終的に慣れて、うまく軍を動かせるようになったが。

「そうか、弱くても集団戦法は厄介だからな、注意しておくか」

「さすが戦争をたくさん経験してるだけはありますね。どれが一番厄介なのか分かってますね」

「戦略なしに軍を送るなど、死ねと言っているようなものだからな。無謀な戦いはできるだけしないようにしてるのだ」

我の最後の戦は無謀だったかもしれないが。それは島津家の存亡がかかっていたから、仕方あるまい。普段だったらちゃんと戦略を練って行く。

「まぁそうですよね。あ、着きましたよ」

「ここか、ずいぶんと発展してるんだな」

「まぁ王都が近いですからね。交易が活発な町でもありますから」

日本でいう堺や博多みたいなものか。あそこを抑えようとした大名は多かったらしいからな。

「それじゃどこに餓鬼の群れがいるか聞いておきましょう」

そう言って、スカーレットは町の中心地までいった。どうやら初めて来たわけじゃないようだ。そして立派な屋敷が並ぶ地区まで来た。

その中でもさらに立派な屋敷の前に着く。

「ここに村長さんがいるのでは入りましょう」

商人としての顔もありそうなくらい立派な屋敷だ。貴族の屋敷と言われても分からないくらいだろう。

スカーレットは魔法具に手をかざした。すると使用人がでてきて、我らを家に入れた。


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