武士が異世界に転生する

希望

文字の大きさ
29 / 48
第一部魔王軍との初の戦闘

遠征

しおりを挟む
 そして我らは途中途中村を通って、我らは野宿をしていた。騎士団の高官もだ。まぁこの生活は我はなれているから別にいいだろう。あの冒険者はなにか文句を言っているが。

 「いくら実績があるからと言って、騎士団の高官が宿に泊まっていないのに、雇われ身である私達が宿に泊まることなんてあり得ないですよ」

 「それもそうだろうな。高官達が我らと同じところで泊まっていることにありがたみを感じるべきだろう。士気を下げないためにやっているんだろうが。自分達は特別な存在ではないとな」

 「やっぱり島津さんも同じ考えですか、あの人がどれだけ武功を上げるか楽しみですね」

 そう言って、スカーレットはウフフと笑った。まぁあやつは武功をあげることはできないと思っているのだろう。まぁ我から見ても魔力も多くないし、そこまで実力のある者に見えない。恐らくパーティーを組んでいる者が優秀なんだろう。それをあやつは勘違いをしてるってことだろうな。日本にもああいった武将はいたからな。家臣が優秀なのを自分が優秀って勘違いするものが。

 「どこにでもああいう勘違いしているものはいるものだ。我らはこの草で作った寝床寝るとしよう」

 我は即席でこれを作ったのだ。戦をしてると、外で寝ることも増えたから、自ずとこいうのが作れるようになる。

 「へぇーこんなこともできるんですね」

 「まぁ我は外で寝ることも多かったからな。武士なら皆できるぞ」 

 中にはそれを極めるものもいたからな。布団と同じくらい快適に過ごせるレベルのものも作ったりな。得意なものはひとそれぞれだ。我も剣術なら、日本では上位だったはずだしな。

 「それなら寝させてもらいます。これならそれなりに気持ちよく寝れそうです」

 「それならよかったわ。それじゃ我も寝るか、おやすみスカーレット」

 「おやすみなさい島津さん」

 我はその声を聞いて、瞼を閉じた。一応、周りを警戒してる騎士団の人がいるだろうから、気にしないで寝れる。我はそう思いながら、寝た。

 そして朝日で起きる。ふむそれなりに寝れたな。まぁベットで寝るほどではないが。

 「それじゃ日課である素振りをするか」

 我は木刀を持って、空けた場所に来ると、素振りをし始めた。

 「ふっふっふぅー。あいつをぶった切るイメージを」

 我を目を閉じる。そこだ!我はあいつが切りかかる瞬間、我は素早く間合いに入り、切りかかった。すると一刀両断するイメージでできた。

 「ふぅーこんなもんか。いつかは魔法を纏えるといいな」

 我はスカーレットが寝てる場所に向かった。するとスカーレットがスープを飲んでいた。

 「あ、おはようございます。どこにいても日課は欠かさないんですね」

 「おはようスカーレット。まぁ我はこれをしない落ちかないもんでな。それに鍛練はやればやるほど伸びるもんだからな」

 「そうですね、スープを軽く作ったんですが、食べませんか?」

 「いただかせてもらう」

 我はスカーレットのとなり座った。するとスカーレットはコップにスープをよそいで、入れてくれた。我はそれを飲んだ。

「ふむ暖まるな。これがコーンスープってやつか、どこでも作れてこの味はなかなかいいな。日本にあったら、間違いなく戦の時は重宝されただろう」

「それならよかったです。よければ朝日を見ませんか?ここ山なんで、良い景色が見れると思いますよ」

「そうだな、そうするか」

我らは立ち上がり、開けたところまで移動をすると、ちょうど太陽が上がるところだった。

「綺麗ですね。また帰り見れるように、生きて帰りましょう」

「そうだな、いつかここにも多くの人がなにも心配なくこれるように頑張るか。我が敵将多く討ちにいくぞ」

我は改めて気合いを入れ直して、行き通った道を下っていた。もうそろそろ騎士団と冒険者も起きる頃だろう。

我らは陣地に着くと、ハーパー殿を見つけた。

「ハーパー殿おはようございます」

「ハーパーさんおはようございます」

「おはようシマヅ、スカーレット嬢、朝食のおにぎりだ。なかなか美味しいぞ」

この世界にもおにぎりはあったのか。日本だけだと思っていたぞ。東方の島国から、伝わったのだろうか。そこの国と日本は似ているからな。

「それはレイピア王国でできたものなんですか?」

「いや違う、これは東方の島国から伝わったものだ。手軽ゆえにレイピア王国にも伝わっているんだ。今じゃ結構こいう遠征で重宝されている」

「そうなんですね、それじゃありがたくいただきます」

そう言うと、ハーパー殿は満足そう中尾を競ると食べ終わったらいくぞと言って、この場を去った。そして我は沢庵の入ったおにぎりを食べた。やはりこの食感がたまらないな。それともうひとつ食べると不思議な形のした具材がでてきた。

「これはなんだろうか?」

「これはウィンナーと呼ばれるものですよ。不思議な食感と色々味のバリエーションがあっていいんですよ」

「そうか、はむ。んこれはわさびレモンか?酸味が効いていて、美味しいな。これを作ったものに後で教えてもらうか」

それからおにぎりを食べ終わり、我達は再び進軍を開始した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

処理中です...