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放課後デート
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店員はおしゃれで女子か好みそうなイケメンだった。ねるを連れてこなくてよかったわ。ねるを見たらこの店員はなんかナンパし始めそうだしイケメンだからねるも断れないだろう。いかにも自分の顔に自信がありますという笑顔を見せた。イケメンだからって自信満々なのか腹立つな。
「これお願いします」
どう思っていてもイケメンに嫉妬した可哀想な男でしか折れないので態度に出さず早くこの場を離れようと思った。
「一万円ですね」
「はいこれで」
「ありがとうございます。お連れの方は彼女でしょうか?」
こいつやっぱりナンパしてきた。ここで幼馴染みですというと連絡先教えてってなりかねない。
「はい彼女です」
嘘をついた。彼女かどうか聞くってことは彼女なら手を出さないってことだ。
「そうですか、お幸せに」
俺は財布を受け取り店をでた。きっと今ごろ店員は舌打ちしてることだろう。
ねるは携帯をいじっていた。
「ねる終わったぞ」
するとねるは携帯画面から目を離し俺のほうを向いた。
俺は財布を取り出しカード類や現金を新しい財布に入れた。
「早速使うの?」
「まぁなこのデザイン気に入ったし。新しいのを買うと使いたくなるんだよ」
俺は財布にしまい終えると、次どこにいくと聞いた。
「なんかお腹すかない?」
確かにすいたな。もう夕食の時間だしな。だが友香がもう作ってるだろうし軽く食べる程度にしておくか。友香の料理は何よりも美味しいし。
「サイゼで軽く食べるか」
「そうだねあそこならコスパがいいしね」
確か西口だったよな。きてみて松戸の近くだったはずだ。
俺達は西口に向かっている。戸なりのねるは鼻唄を歌いながらどれを食べようかなとご機嫌がいい。ねるはお金持ちだがサイゼファンなのだ。まぁ俺がサイゼにいきまくってファンにしたんたけど。ねる曰くこの値段でこの美味しさは日本独自のものだねと言っていた。
俺達は西口をでるとエスカレータを下り少し歩いてサイゼについた。夜ごはんを食べる時間なだけあって少し混んでる。さすがサイゼ学生が多い。なかには勉強してる人もいる。大体の人はしゃべって笑いあって青春をしてるが。
店員に二名だと伝えた。するとすぐに席に案内されて座った。いつもだったらここでたばこは座れますかと聞かれるが今日は制服なので聞かれなかった。俺ってそんなに老けて見えるか?いやあれか大人っぽく見えるってことだな。そう思おう。
「こうくん今日はお煙草をお吸いになりますかって聞かれなかったね。いつもは聞かれるけど」
ねるは高校生なのにと思い出し笑いをした。
「あれだ大人の色気があってそう見えるんだよ」
「私には老けてるようにしか見えないけど」
ねるにも老けてるって思われてるのかよ。むだ毛処理しようかな。もみ上げとかひどいし。若作りをしよう。そうすれば女子が話しかけてくれるかもしれない。
ねるはまだ笑っている。それ以上笑うと俺の瞳から水がでるぞ。悲しすぎて。ねるは笑いのつぼが人とちょっとずれてるからつぼに嵌まるのが謎だったりする。
「ふぅー落ち着いた。さて何を頼もうかなー」
メニュー表を開いてうーんと唸っている。
「マルゲリータとペペロンチーノを半分にしないか?」
ちなみに俺はサイゼリストなのでメニューを見なくても値段と料理は暗記している。
「そうだね、家にご飯があるしそのくらいがちょうどいいよね」
するとねるはメニュー表を閉じた。そして紙に番号を書くとベルをならした。
「紙をお預かりしますね」
ねるは紙を店員に渡した。
「マルゲリータとペペロンチーノですね」
ねるははいと言うと店員はキッチンに向かった。
「そういえばこうくん数学の時間魘されてたけどどんな夢を見てたの?」
手の平に顎をのせながら聞いてきた。あざといな。だが美少女がやると様になるからあざといのも悪くない。ねるは天然でこれをやっているんだが。あざとかわいいはこの事だ。
「思い出せないんだよな。悲しかったのは覚えてるけど」
思い出そうとするとなにかが離れていく感覚に陥る。まるで俺の記憶が分裂したみたいに。
「私の名前連呼してたから私関係だと思うけど」
え?もしかして俺本人の名前を連呼しながら泣いていたってこと。恥ずかしすぎる。枕に顔を押し付けて叫びたい気分だ。俺は顔の体温が上がってるの感じる。今の俺の顔は真っ赤だろう。
「それって結構声大きかったか?」
クラスに広がっていたら悶え死ぬわ。俺がまるでねるに振られた夢でも見ているんじゃないかと思われる。現実でも告白しても振られるのは分かっているが。なぜか心の奥がきゅっと締め付けられる。なんだこの感覚は今までにない感覚だ。振られることに何かあるのか?
「周りには聞こえてないと思うよ。小声だったし」
それならよかった。ねるにもっとも近しい男が振られて魘されてるなんて噂がたったら俺がねるのことを好きみたいに感じるしな。
自分の心の本当の思いに気付けよいい加減
また頭のなかで声が聞こえた。幽霊は考えてることまで読めるのか?だが大切な幼馴染みでしかない。だがねるが彼女になったところを想像してしまった。するとすごく心が満たされた。俺は頭を振ってその想像を振り払った。ねるは不思議そう中尾で俺の行動を見ていた。端から見たらいきなり頭を降る変なやつだな。なんか視線も感じるし。恥ずかしくなってきたわ。
「マルゲリータとペペロンチーノになります」
店員が料理を持ってきたことで正気に戻った。俺はこのときほほが緩みぱなしなのに気づかなかった。
いい加減気づかなきゃ後悔するぞ。
頭のなかで声が響くこの幽霊しつこいな。というか俺が相手にされるわけないだろう。ねると俺は釣り合っていない。それに嫉妬の視線を向けられるのはこれ以上は勘弁してほしい。
「こうくん大丈夫?百面相してたけど」
「問題ない。じゃー食べるかいただきます」
俺はなにかを悟られないようにマルゲリータを食べ始めた。
「これお願いします」
どう思っていてもイケメンに嫉妬した可哀想な男でしか折れないので態度に出さず早くこの場を離れようと思った。
「一万円ですね」
「はいこれで」
「ありがとうございます。お連れの方は彼女でしょうか?」
こいつやっぱりナンパしてきた。ここで幼馴染みですというと連絡先教えてってなりかねない。
「はい彼女です」
嘘をついた。彼女かどうか聞くってことは彼女なら手を出さないってことだ。
「そうですか、お幸せに」
俺は財布を受け取り店をでた。きっと今ごろ店員は舌打ちしてることだろう。
ねるは携帯をいじっていた。
「ねる終わったぞ」
するとねるは携帯画面から目を離し俺のほうを向いた。
俺は財布を取り出しカード類や現金を新しい財布に入れた。
「早速使うの?」
「まぁなこのデザイン気に入ったし。新しいのを買うと使いたくなるんだよ」
俺は財布にしまい終えると、次どこにいくと聞いた。
「なんかお腹すかない?」
確かにすいたな。もう夕食の時間だしな。だが友香がもう作ってるだろうし軽く食べる程度にしておくか。友香の料理は何よりも美味しいし。
「サイゼで軽く食べるか」
「そうだねあそこならコスパがいいしね」
確か西口だったよな。きてみて松戸の近くだったはずだ。
俺達は西口に向かっている。戸なりのねるは鼻唄を歌いながらどれを食べようかなとご機嫌がいい。ねるはお金持ちだがサイゼファンなのだ。まぁ俺がサイゼにいきまくってファンにしたんたけど。ねる曰くこの値段でこの美味しさは日本独自のものだねと言っていた。
俺達は西口をでるとエスカレータを下り少し歩いてサイゼについた。夜ごはんを食べる時間なだけあって少し混んでる。さすがサイゼ学生が多い。なかには勉強してる人もいる。大体の人はしゃべって笑いあって青春をしてるが。
店員に二名だと伝えた。するとすぐに席に案内されて座った。いつもだったらここでたばこは座れますかと聞かれるが今日は制服なので聞かれなかった。俺ってそんなに老けて見えるか?いやあれか大人っぽく見えるってことだな。そう思おう。
「こうくん今日はお煙草をお吸いになりますかって聞かれなかったね。いつもは聞かれるけど」
ねるは高校生なのにと思い出し笑いをした。
「あれだ大人の色気があってそう見えるんだよ」
「私には老けてるようにしか見えないけど」
ねるにも老けてるって思われてるのかよ。むだ毛処理しようかな。もみ上げとかひどいし。若作りをしよう。そうすれば女子が話しかけてくれるかもしれない。
ねるはまだ笑っている。それ以上笑うと俺の瞳から水がでるぞ。悲しすぎて。ねるは笑いのつぼが人とちょっとずれてるからつぼに嵌まるのが謎だったりする。
「ふぅー落ち着いた。さて何を頼もうかなー」
メニュー表を開いてうーんと唸っている。
「マルゲリータとペペロンチーノを半分にしないか?」
ちなみに俺はサイゼリストなのでメニューを見なくても値段と料理は暗記している。
「そうだね、家にご飯があるしそのくらいがちょうどいいよね」
するとねるはメニュー表を閉じた。そして紙に番号を書くとベルをならした。
「紙をお預かりしますね」
ねるは紙を店員に渡した。
「マルゲリータとペペロンチーノですね」
ねるははいと言うと店員はキッチンに向かった。
「そういえばこうくん数学の時間魘されてたけどどんな夢を見てたの?」
手の平に顎をのせながら聞いてきた。あざといな。だが美少女がやると様になるからあざといのも悪くない。ねるは天然でこれをやっているんだが。あざとかわいいはこの事だ。
「思い出せないんだよな。悲しかったのは覚えてるけど」
思い出そうとするとなにかが離れていく感覚に陥る。まるで俺の記憶が分裂したみたいに。
「私の名前連呼してたから私関係だと思うけど」
え?もしかして俺本人の名前を連呼しながら泣いていたってこと。恥ずかしすぎる。枕に顔を押し付けて叫びたい気分だ。俺は顔の体温が上がってるの感じる。今の俺の顔は真っ赤だろう。
「それって結構声大きかったか?」
クラスに広がっていたら悶え死ぬわ。俺がまるでねるに振られた夢でも見ているんじゃないかと思われる。現実でも告白しても振られるのは分かっているが。なぜか心の奥がきゅっと締め付けられる。なんだこの感覚は今までにない感覚だ。振られることに何かあるのか?
「周りには聞こえてないと思うよ。小声だったし」
それならよかった。ねるにもっとも近しい男が振られて魘されてるなんて噂がたったら俺がねるのことを好きみたいに感じるしな。
自分の心の本当の思いに気付けよいい加減
また頭のなかで声が聞こえた。幽霊は考えてることまで読めるのか?だが大切な幼馴染みでしかない。だがねるが彼女になったところを想像してしまった。するとすごく心が満たされた。俺は頭を振ってその想像を振り払った。ねるは不思議そう中尾で俺の行動を見ていた。端から見たらいきなり頭を降る変なやつだな。なんか視線も感じるし。恥ずかしくなってきたわ。
「マルゲリータとペペロンチーノになります」
店員が料理を持ってきたことで正気に戻った。俺はこのときほほが緩みぱなしなのに気づかなかった。
いい加減気づかなきゃ後悔するぞ。
頭のなかで声が響くこの幽霊しつこいな。というか俺が相手にされるわけないだろう。ねると俺は釣り合っていない。それに嫉妬の視線を向けられるのはこれ以上は勘弁してほしい。
「こうくん大丈夫?百面相してたけど」
「問題ない。じゃー食べるかいただきます」
俺はなにかを悟られないようにマルゲリータを食べ始めた。
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