花と蟻

片里 狛

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◆10

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 ドアノブに触る前に、違和感に気が付いた。
 鍵穴の部分がどうも、浮いているように見える。嫌な予感がした有賀は伸ばした手を引っ込め、しゃがんで確認して眉をひそめた。
 金属の穴の部分が歪んでぐちゃぐちゃに壊されていた。その上どうやったのか、ノブ自体が扉から外されているようだ。
 直接触れないようにショールカーディガンの裾で扉を突いてみる。最悪な予測通り、鍵をかけた筈の扉は、なんの抵抗もなく開いた。
 息が苦しくなる。つま先から順に冷えるような気持ち悪い感覚が登ってくる。
 この先を確認したくない。が、入らないわけにもいかない。
 ストーカーではなく、泥棒という可能性もある。ただ、犯人が何を目的にしていたかわからないにしても、鍵を壊したその人物はまだ中に居るかもしれない。
 誰か人を呼んでくるべきだ。しかし今村を危険にさらすわけにもいかなかったし、事情を話してある隣室のサラリーマンは今日も残業らしく人気がない。警察に電話をするべきか。中を確認せず、ドアノブが壊れているというだけで来てくれるものか。
 いざ、彼らが踏み込んだ時、中の状態が前回のマンションの時と同様であったなら、どうしていいかわからない。今度こそ情けないが泣くかもしれないし、今度も吐くかもしれない。
 ぐるぐると、思考だけが空回り、とりあえず取り出した携帯端末のアドレス帳を探った。最新の発信履歴は、サクラだ。そういえば明日の夜夕飯の約束を取り付けたばかりだった。
 とりあえずサクラに連絡した方がいいかもしれない。仕事は終わった時間だろうし、何よりもし何事も無くても、ドアノブは直して貰わないと困る。
 完全に支離滅裂な言い訳だったが、とにかく電話の発信ボタンを押した。耳に当て、コールにサクラが出るまでに、少しだけ開いた隙間から室内を伺う。
「…………うぁー……」
 見なければ良かった。
 ぐらりと傾きそうになった頭を口元にやった手で押さえ、そっと扉から離れた。
 これはまずい。これは、吐くかもしれない。みっともないが、中々のダメージだ。ドラマか小説のようだなぁなんて頭の悪い感想が出てきたのは、後々の事で、この時の有賀はとにかくこみ上げる胃液を抑えることで精一杯だった。
 何コール目でサクラが出たのか、覚えていない。
 ぼんやりと壊れたドアノブを見つめながら、ずるりと廊下の柵に寄り掛かる。ドアノブを直してほしい、と言った有賀に対し、サクラの反応は驚くほど敏感だった。有賀の変調に気が付き、言葉少なに五分待てと言って電話を切られた。
「……あー……格好良いなー……」
 冷たい携帯端末を耳にあてたまま、サクラのことを考えると胃液とも戦える気がした。
 実際、里倉電器工務店とスワンハイツがどれほど離れているのか、有賀は知らない。サクラの家はどこら辺にあるのか教えてもらったことはあるが、それより近いのか遠いのか。
 そんなことを考えながらひたすらドアを眺めていると、乱暴な車が駐車場に乗りこむ音がした。古臭いエンジン音は、里倉電器工務店の店名入りのバンだろう。
 五分どころか、三分も経っていない。本当にその足で、飛び出して来てくれたのかもしれない。
 愛されてる、などと思えたのは少し、冷静になれているからかもしれない。
「有賀さん、ドアが、何、どうした……!」
 階段を一段飛ばしで駆けあがって来たサクラはよほど急いだのか、若干息が上がっている。
 確かに、酷い電話をしてしまった。サクラが心配しても仕方が無い。申し訳無い。と思うがそんなことよりとにかく落ち着きたくて無理やり笑った。
「……あー……のね、ええと、とりあえず、もしかしたら中に誰かいるかもしれないと思って、人呼ぼうと思って電話したんだけど、気配無いし、ちょっと覗いたんだけど居ないっぽいから、命の危険とかはないかな、と思う。……ただ、笑ってないと吐くかもしれない」
「え、不法侵入かまされたってこと?」
「まあ、そうだね。まさかこんなあからさまなことされるとは、あんまり思ってなかったから、びっくりしちゃって、あと自己嫌悪? とかがやばいねー……」
「待って待って、ちょっとよくわかんないです。有賀さんいまやばいでしょ。息してる? 煙草は?」
「煙草吸ったら吐きそう。サクラちゃんがいい」
 手を伸ばしたら、抱きしめてくれるかと働かない頭で考えたが、胸倉を掴まれて唇を奪われた。
 ほんの一瞬で離れたが、驚き過ぎて真顔で固まる有賀の至近距離で、サクラはため息をつく。
「落ち着けって。とりあえず深呼吸して落ち着いて二十八歳有賀将人に戻ってください」
「……サクラちゃん、僕の名前ちゃんと覚えてたんだねぇ……」
「いいから深呼吸しろっつの」
 言われるままに息を吸い、ゆっくりと肺を満たした後で吐く。
 何度かそれをくり返すと、肌寒く冷えた指先の感覚が戻り、冷たい空気が頭の中もクリアにするように気分が落ち着いてきた。
 と同時に、とんでもない羞恥と後悔が襲う。
 徐々に我を取り戻し、その後にゆっくりとうなだれる有賀の反応を見て安心したのか、サクラがやっと一歩離れた。
「……大変、申し訳ないです。取り乱してしまいました」
「いやそれはいいんだけど。大丈夫そうなら良かったし。で、何が何だかよくわかんないんですけど、簡単に一文で言ってもらっていいですか。端的に」
 いつかの夜に、有賀がサクラに言ったように、ゆっくりと噛んで含めるように問われた。できるだけ端的に、簡単に一文で。どこから説明しても言いにくそうにしていたサクラに、有賀がかけた言葉だ。
 どう説明しようか悩んだのは数秒で、できるだけ的確な言葉を選んで並べる。
「前のマンションに不法侵入してきたストーカーが、ついにこのアパートも探しだして不法侵入かましてきた上に、思う存分悪戯して行った。……みたい」
「………………とんでもないファン飼ってますね」
「おかげ様で。どうも、敵も味方も、多いもので」
「イケメンも楽じゃねぇなホント。スワンハイツに越してきた理由ってそれか。これ、俺が入っても?」
「さっきちらっと見たけど、あんまり気持ちのいいものじゃないよ」
 一応止めてみたが、サクラは気にせずドアを開ける。
 ずかずかと部屋に上がったサクラは、しばらく後に固い表情で戻って来た。
 若干口元を押さえている。やはり、有賀でなくともかなりダメージを受ける惨状らしい。
「…………吐く気持ちが分かった。体液系って怖えわ」
「ね。うん、そう言ってもらえると、まあ、僕も自分が女々しいと思い悩むことも無いよ……。ていうかね、進化してるんだけど、とんでもないねストーカーさん。前は写真とか無かったよ。なにあれ、怖いな」
「全部見事に有賀さんでしたね。ちょっと、頭おかしいなマジで。吐き気おさまった?」
 心配そうに覗きこんでくるサクラに、有賀は弱々しい笑みを返した。
 先程はどうにか表情を作っていなければ倒れるような気がしていたが、今は、安堵が表情ににじみ出ている。
 何も解決していないし、結局これからどうにかしなければいけないのだが、サクラが居てくれるだけで充分心強かった。
「うん。平気。ごめんね、びっくりしたでしょう。暫く音沙汰無かったから、諦めてくれたかなって、思ったんだけどね。とりあえず、アゲハに連絡して、どうにかしてもらおうかなって思うくらいには頭回って来た」
「アゲハさん? って鳥翅の? 俺あんま覚えてないけど、なんか柔らかそうな人っすよね。あの人警察関連か何かなの?」
「いや、そっちじゃなくてヤの付く方々とお知り合いみたい。このアパート紹介してくれたのもアゲハだし。自分は構成員じゃないけど、縁があって贔屓にされてるみたいなことを、言っててね。申し訳ないし、あんまり頼りたくもないんだけど、ちょっと僕にはどうしようもできないから、これ」
「頼っていいんじゃないっすかね……結構トンデモ無い感じっすよ」
 本来なら警察に連絡すべきだろうが、前回も有賀は勝手に掃除して勝手になかったことにしてしまった。できることなら事件にしたくないし、ご近所さんにも今村にも迷惑をかけたくない。何より事情聴取や検分に付き合う気力がなかった。
 その場でアゲハに連絡し、事情を説明すると、まず全ての段取りを決めてくれた後に、五分程度の説教を食らった。その後にサクラに代われと言うので、電話ごとサクラに渡す。
 暫く固い声で受け答えをしていたサクラだったが、最後には軽く微笑んで礼を言っていた。
「……アゲハにはガード薄いね、サクラちゃん」
「なに焼いてんの。アンタいまそれどころじゃないでしょ馬鹿。ほら、ちゃっちゃと立たないと置いてくぞ馬鹿」
「行くって、どこに」
「俺んち。ここは今からアゲハさんのお知り合いのアレな人達が片づけにくるから。壁とか結構派手にラブレター書いてあったんで、そういうのも元に戻す様に努力してくれるみたいです。まあ、ちょっとくらい残ってても、後で俺が消せばいい話だし」
「え。え? サクラちゃんち?」
「一人で居たら吐くでしょ、有賀さん。まだ頭回ってない感じだし、鳥翅に顔を出すのは落ち着いてからでいいってさ」
「だって、巻き込むよ?」
 手を引かれながら階段を下り、車の前でまだ躊躇している有賀に対し、少し悩んだような間の後にサクラは続けた。
「もう充分巻き込まれてますよ。何枚か写真見たけど、アレさ、多分俺が有賀さんのマンションに行った日のだよ。俺のところは奇麗にカットされてたけど。隠しカメラ、いいアングルで仕掛けられてたらしいね」
「……あー。あー」
「へこまない。自己嫌悪しない。そういうの後でいいから、まず車に乗る」
「サクラちゃんが格好良くて涙がでるよ」
「それはドウモ。……つかね、俺だってどうでもイイ人の家に駆けつけたりはしませんよ」
「……あーもう。こんなことがなければ今すぐもう一回告白して蒲団の中に引きずり込むのに……」
「つっこみどころしかないけど、いいから乗れってば」
 とろとろと助手席のドアを開け、少々煙草臭い車内に乗り込んだ。
 後部座席は工具のような金属の山で、部品なのかガラクタなのか道具なのか、有賀には判別がつかない。
 年代物らしいバンはやはりマニュアル車だったが、サクラの運転は丁寧でギアチェンジの振動も少ない。錆びた金属と煙草の独特の匂いが、中々に胃に来たが、丁寧な運転のおかげで吐かずにすんだ。 
 会話が欲しくて、煙草は吸うのかと話しかければ、里倉が昔吸っていたと答えが返ってくる。
 一度脳梗塞で倒れてからもこそこそ吸っていたが、医者に大目玉を食らいやめたらしい。それでもたまに、どうしても吸いたくなる時は、バンの中でそっと二口三口煙を吸い込むのだという。
「煙草って肺にばっかり負担がかかるもんだと思ってたけど、アレ、脳の血管とか細くするんだってね。俺は元々吸ってないから、あんまり気にして無かったんだけど」
「へー……それは、知らなかったな。ていうか、害がありすぎて怖いから、調べたことないな。知らなきゃ吸えるけど、知ると流石に、怖いものね」
「健康被害一覧作ったら、煙草やめる?」
「あー……どうかな。やめるかもしれないけど、僕ね、煙草吸ってないと何かしら口に入れときたくなって、結果太っちゃうタイプなんだよね。サクラちゃんがやめてって言ったら、考えるかもしれない。煙草いやだった?」
 何度か住宅街の交差点を曲がり、少し細い道に入る。スワンハイツからはそう遠くは無い。
 どうでもいい話をしながら、時々、嫌な匂いが思い出される。錆と煙草と車の匂いの方がまだマシだ。
「別に、他人が吸ってる分には気にならないけどさ。煙草吸いながらぼーっとしてるときの有賀さん、絵になるっていうか格好良いしってあぶねーから触んな馬鹿!」
「だってサクラちゃんがとても嬉しい事を言うから……なにこれ、サービス? 心が折れてる僕に対しての優しさ?」
「普通の会話でしょう。離せ。ギアが動かねえ」
 最近は触ってもあまり引かなくなったのが嬉しいのに、サクラはぶつぶつと文句を言いながらバンを道端に停車させた。
 サクラの住居はスワンハイツとあまり変わらないような見た目のアパートだったが、その感想を漏らすと、風呂は追い炊き機能付きだし呼び出しベルにはマイク機能も付いていると反論された。それは確かに、スワンハイツの方が数段ローテクだ。
 ただ、セキュリティ面では、どちらもあまり大差なかったということを、二人はすぐに知ることになる。
 一階の一番右端の、駐輪場の横のドア。そのドアノブは先程有賀の部屋で見たものと同じように、無理に壊され、扉は数センチ開いていた。
 絶句して固まる有賀に対し、どこか予想していたようにサクラは低い声を漏らす。
「……あー。まあ、とりあえず。アゲハさんとこ行きましょうか」
 吐かなかったのは、サクラが手を繋いでいてくれたからだった。


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