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第 二 章 自分の意思
第七話 Lost Memory in The Dream Ⅱ
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「おぉ~~~い、藤原君」
「ほぇ?ほみゅはへんはぁい?」と寝ぼけながら俺を呼んだ人の名前を口にした。
「へっ、変態とは失礼な事を言いますね、藤原君は!『ガッツゥッン@*!』」
その人は苦笑いしながら?テーブルに置いてあった俺のペンケースで殴ってきた。どうやらその人には〝先輩〟ではなく他の嫌な言葉に聞こえてしまったようだった。
「焔先輩、痛いですよ」
今度はちゃんとした言葉が出たみたいだ。
「君が私の事を変態などと言うからいけないのです」
平静な顔付きで焔先輩はそう訴えていた。俺の言った言葉、先輩には〝変態〟って聞こえていた様だった。だから言い訳するのは嫌いだけど返答する。
「違いますよ、〝変態〟ではなく〝先輩〟って言ったんです」
「そうだったのですか?それは失礼いたしました」と先輩はにこやかな表情で謝ってくる。
神無月焔、先輩は法学部に所属し、詩織の先輩でもあった。
サークル案内の時、焔先輩出会ってから腐れ縁なのか?よく顔を合わすようになった。先輩の所属しているサークルはマルチ・スポーツ・サークルってヤツで季節に合わせてプレイするスポーツを変えて活動するって言うのが方針らしかった。募集期間が終わった後でも何回か入部するように勧められたが結局バイトを優先してそれを断っていたのである。
「でも、変態なのは確かでしょ?」
「まだ言いますか、そのような事を・・・。あなたねぇ、何の根拠があってそのような事を述べるのですか?」
「だって、そうでしょう、どこの世に六法全書の全文を一字一句間違わずに言える人がいるんですか、否、コンピューターに蓄積されているデータベースを除いて、焔先輩以外いませんね」
「・・・、酷い言われようですね」
焔先輩は俺の言葉を聞いてショックを受けたのか表情が曇ってしまった。
「先輩、違いますよ!貶した訳ではなく尊敬してそう言ったんで」
「そうでしたか、それでも私の心に傷を付けたのには変わりないのですけど・・・。その代償を戴きたい」
「また、俺に何かやらせる気だな」
「私に謝罪したいと思うなら受け入れるべきです、それと徒でとは申しません」
先輩はタダというのを強調してそう言った。渋々と承知し先輩をここから追い返す事にした。焔先輩の頼みとはデータベースから必要な記事を奪取して貰いたいとの事。それとリーガルな方法で難しい注文である。
先輩によく情報収集のため利用されていた。マア、徒ではないので小遣い稼ぎには丁度良いと思って断った事は一度もない。ここられ辺で焔先輩については終わり。
さっきまで大学内の第二図書館でレポートを書いていたが、ついつい寝てしまったようだった。その間また夢を見ていたようだった。その内容を思い出してみた。
とある学校の部活から下校中の校門
「ヒクッ、ヒクッ、やめてよ、私のクラスのお友達にそんな事しないでよ」
「そうだ、アンタ達、よって集って一人に絡むなんて最低!」
「うっせぇ、アマ、犯されたくなかったら引っ込んでロ!」
暫くの会話があってから・・・、
「いタッ」
中学くらいの女の子は不良の一人に殴られてしまった様だ。もう一人の女子もひざに擦り傷を負ってしまっている様だった。何でも複数の不良に絡まれているクラスの男子をその女子二人は庇ったようだった。彼女らもそれで巻き添えを食っていた。そして、そこへ同じく部活の帰りだと思われる一人の背の高い男子生徒が駆けつけてきた。
「手前ら、そこで何やってんだ!」
「なんだぁ~~~?またうっさそうなヤツが現れたぞ」
「そいつも、ツイでにボコボコニしてからカツアゲしちまえ」
様はこいつ等、カツアゲのために弱そうなのを捕まえて脅していたようだった。駆けつけたその男子生徒は二人の女子を確認する。
「二人とも無事か・・・???」
お淑やかそうな女子は膝から少し血を流している。活発そうな女子は頬を腫らしていた。その男子がそれを知ると突然、彼の中のスイッチか何かが切り換わりった。
其れにより、少年の思考回路が激情モードに成ると恐ろしく低くドスの利いた声で不良達に尋常では無い台詞を言い放つ。
「お前たち、殺す」
彼の体は言葉と同時に動き出していた。その動作はまるで操作の出来ない暴走した機械人形。二人の女子もそのクラスメイトの男子もただ唖然と彼の行動を見ているばかり。止めることさえ出来なかった。決着が付くのにさほど時間を要していなかった。
「こっ、こいつマジポン、強ぇ」
「人間じゃねぇぞ」
「にっ、逃げるぞ、ズラカルぞ」
「ヒェ~~~~~~~ばっ、化け物だ!?」
あたり一面、血の海。やられなかった残りのやつらは仲間など置いて一目散に逃げ出そうとした。
「逃がさない」
酷く冷たい声をその少年は口に不良たちに鋭い視線を刺した。
「もう止めて、彼らが可哀想だよ、それに」
その女子は自分が怪我を負わされたのにも拘らず不良達の心配?をした。
「オマエは、ヤツ等によって怪我を負わされた。絶対に許さない容赦しない!殺す」
「アタシ達は大丈夫だから、それにアンタだって怪我してるじゃない」
男子と女子二人が会話中に生き残った奴等は逃げていってしまったようだった。
〈なんだか酷く変な夢?だ。殺伐としている。何故、俺はこんな夢を見たんだ?〉
頭の中で居眠りをしていた時に見た夢を整理しそんな事を俺は心の中で呟いた。一体なんだったのだろう?もしかして過去の記憶?・・・、そうだとしたらその夢の中の少年の様に俺の心中には凶暴な一面があると言うのだろうか?・・・・・・・・・。
いい知れない不安に駆られ始める。だが、そんな変な夢を見たのに何も悪い事は起きず今日もまた変わらない一日が過ぎて行った。
「ほぇ?ほみゅはへんはぁい?」と寝ぼけながら俺を呼んだ人の名前を口にした。
「へっ、変態とは失礼な事を言いますね、藤原君は!『ガッツゥッン@*!』」
その人は苦笑いしながら?テーブルに置いてあった俺のペンケースで殴ってきた。どうやらその人には〝先輩〟ではなく他の嫌な言葉に聞こえてしまったようだった。
「焔先輩、痛いですよ」
今度はちゃんとした言葉が出たみたいだ。
「君が私の事を変態などと言うからいけないのです」
平静な顔付きで焔先輩はそう訴えていた。俺の言った言葉、先輩には〝変態〟って聞こえていた様だった。だから言い訳するのは嫌いだけど返答する。
「違いますよ、〝変態〟ではなく〝先輩〟って言ったんです」
「そうだったのですか?それは失礼いたしました」と先輩はにこやかな表情で謝ってくる。
神無月焔、先輩は法学部に所属し、詩織の先輩でもあった。
サークル案内の時、焔先輩出会ってから腐れ縁なのか?よく顔を合わすようになった。先輩の所属しているサークルはマルチ・スポーツ・サークルってヤツで季節に合わせてプレイするスポーツを変えて活動するって言うのが方針らしかった。募集期間が終わった後でも何回か入部するように勧められたが結局バイトを優先してそれを断っていたのである。
「でも、変態なのは確かでしょ?」
「まだ言いますか、そのような事を・・・。あなたねぇ、何の根拠があってそのような事を述べるのですか?」
「だって、そうでしょう、どこの世に六法全書の全文を一字一句間違わずに言える人がいるんですか、否、コンピューターに蓄積されているデータベースを除いて、焔先輩以外いませんね」
「・・・、酷い言われようですね」
焔先輩は俺の言葉を聞いてショックを受けたのか表情が曇ってしまった。
「先輩、違いますよ!貶した訳ではなく尊敬してそう言ったんで」
「そうでしたか、それでも私の心に傷を付けたのには変わりないのですけど・・・。その代償を戴きたい」
「また、俺に何かやらせる気だな」
「私に謝罪したいと思うなら受け入れるべきです、それと徒でとは申しません」
先輩はタダというのを強調してそう言った。渋々と承知し先輩をここから追い返す事にした。焔先輩の頼みとはデータベースから必要な記事を奪取して貰いたいとの事。それとリーガルな方法で難しい注文である。
先輩によく情報収集のため利用されていた。マア、徒ではないので小遣い稼ぎには丁度良いと思って断った事は一度もない。ここられ辺で焔先輩については終わり。
さっきまで大学内の第二図書館でレポートを書いていたが、ついつい寝てしまったようだった。その間また夢を見ていたようだった。その内容を思い出してみた。
とある学校の部活から下校中の校門
「ヒクッ、ヒクッ、やめてよ、私のクラスのお友達にそんな事しないでよ」
「そうだ、アンタ達、よって集って一人に絡むなんて最低!」
「うっせぇ、アマ、犯されたくなかったら引っ込んでロ!」
暫くの会話があってから・・・、
「いタッ」
中学くらいの女の子は不良の一人に殴られてしまった様だ。もう一人の女子もひざに擦り傷を負ってしまっている様だった。何でも複数の不良に絡まれているクラスの男子をその女子二人は庇ったようだった。彼女らもそれで巻き添えを食っていた。そして、そこへ同じく部活の帰りだと思われる一人の背の高い男子生徒が駆けつけてきた。
「手前ら、そこで何やってんだ!」
「なんだぁ~~~?またうっさそうなヤツが現れたぞ」
「そいつも、ツイでにボコボコニしてからカツアゲしちまえ」
様はこいつ等、カツアゲのために弱そうなのを捕まえて脅していたようだった。駆けつけたその男子生徒は二人の女子を確認する。
「二人とも無事か・・・???」
お淑やかそうな女子は膝から少し血を流している。活発そうな女子は頬を腫らしていた。その男子がそれを知ると突然、彼の中のスイッチか何かが切り換わりった。
其れにより、少年の思考回路が激情モードに成ると恐ろしく低くドスの利いた声で不良達に尋常では無い台詞を言い放つ。
「お前たち、殺す」
彼の体は言葉と同時に動き出していた。その動作はまるで操作の出来ない暴走した機械人形。二人の女子もそのクラスメイトの男子もただ唖然と彼の行動を見ているばかり。止めることさえ出来なかった。決着が付くのにさほど時間を要していなかった。
「こっ、こいつマジポン、強ぇ」
「人間じゃねぇぞ」
「にっ、逃げるぞ、ズラカルぞ」
「ヒェ~~~~~~~ばっ、化け物だ!?」
あたり一面、血の海。やられなかった残りのやつらは仲間など置いて一目散に逃げ出そうとした。
「逃がさない」
酷く冷たい声をその少年は口に不良たちに鋭い視線を刺した。
「もう止めて、彼らが可哀想だよ、それに」
その女子は自分が怪我を負わされたのにも拘らず不良達の心配?をした。
「オマエは、ヤツ等によって怪我を負わされた。絶対に許さない容赦しない!殺す」
「アタシ達は大丈夫だから、それにアンタだって怪我してるじゃない」
男子と女子二人が会話中に生き残った奴等は逃げていってしまったようだった。
〈なんだか酷く変な夢?だ。殺伐としている。何故、俺はこんな夢を見たんだ?〉
頭の中で居眠りをしていた時に見た夢を整理しそんな事を俺は心の中で呟いた。一体なんだったのだろう?もしかして過去の記憶?・・・、そうだとしたらその夢の中の少年の様に俺の心中には凶暴な一面があると言うのだろうか?・・・・・・・・・。
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