CRoSs☤MiND ~ 過ぎ去りし時間(とき)の中で ~ 第 二 部 藤 原 貴 斗 編 * 罪の意識 *

Digital&AnalogNoveL

文字の大きさ
21 / 22
終 章 彼岸の向こうに見える希望

終 話 ロード・オブ・ジ・エラー

しおりを挟む
2004年8月26日、木曜日

 今日も詩織が来て俺の前でじっと座り俺を見つめている。
〈詩織、ゴメン俺戻れそうにもない〉
 そう心の中で語ると深い眠りへと誘われ再び精神世界へと移る。
 今まで、俺の記憶を閉ざしてくれていた正体不明の二つの超自我がせめぎ合い一つになろうとしていた。

<決心はついたのかい?>
《駄目だ、君は間違っている!》
〈斗ヨ、これは彼が決めたこと〉
《でも・・・、だからって、自分を捨てることないよ。彼女、一人の事でそんなに大きな罪に囚われる必要何ってないんだ!誰だって、多かれ少なかれ罪は犯すものなんだから!それにこれじゃ、僕たちが彼の記憶を閉じて来た意味が全然ないじゃないか。どうしてそれが分からないんだっ!》
〈君の言っている事は正しい、僕もそう思うよ!デモね、人はその罪を償わなければいけない、時として自分の命を捧げても斗ヨ、僕たちは彼であり、彼は僕たちなんだ。でも上位決定権は彼の方が最優先なのは君も分かっているだろう?彼が見つけ出した答えに応える事が僕達に与えられた最も重要な使命・・・〉
《そんなの駄目だよ、そんなの偽善だよ、だから考え直して!》
〈確かに彼がとろうとしている行動は偽善かもしれない。デモね、もう一人の僕、よく考えて。今、カレがここで罪を償えば、カレのタイセツにしている人達の関係が回復するかもしれない〉
《そうかもしれない、けども絶対じゃない!でも、今ここでカレが逝ったら悲しい思いをする人がいる。だから、駄目、駄目、駄目、絶対駄目っ」》
〈それは、君の自己満足。彼が罪を償う事と生きる事。カレが罪を償うことで助かる人達。彼が生きることで喜びを感じる人達。ドチラも天秤には掛ける事の出来ない人としての価値。最後に決めるのは彼自身、カレの精神、ボクタチはほんの少し、力を貸すだけ〉
《それでも・・・・・、わかったよ》
〈分かってくれて、嬉しいよ、もう一人のボク。それじゃ、扉を開くから力を貸して〉
《うん、わかった》
〈これでカレが生きるにしろ逝くにしろボクタチが出逢うのは最後、永遠の別れだね〉
《そう、ボクタチはキミと再び一つになるから。でも、僕等が消えても、彼が世界から失われても、彼を知る人々の記憶から彼が消える事はないんだよね・・・、彼の事を大切だと思ってくれる人たちが居れば・・・、彼はその記憶の中で生きていけるんだ。寂しいって事はないよね・・・》
 超自我の力により目の前が明るく輝きその向こう岸に一人の女の子がこっちを見て微笑んでいた。
 彼女の元へと降り立つ。俺は彼女を知っている。彼女も俺を知っている。彼女はオドケタ表情と不安の表情を繰り返して見せた。そんな顔をする彼女に告げる。
〈キミが一番、大切に思っている人、今凄く悩んでいる。キミともう一人の子の間を彷徨いながら。でも、彼が本当にイトしいと思っているのはその子では無くキミ・・・・・・。エッ、凄く不安だって?大丈夫、心配ない。早く、キミが彼の元へ戻ってやれば、迷いも振り切れるさ。だから、早く!〉
〈どうやって戻るか分からないって?俺が力を貸す、そのタメに来たんだ・・・・・・。何故、助けてくれるのか?ハハッ、キミが無事に彼の元へ辿り着いた時、教えてやるよ。それじゃはじめる〉
 彼女はにっこりと微笑む。だが彼女に俺が助ける理由を告げることは出来ない。力を使えば俺は消えてしまうから・・・。
〈イクヨっ!〉
 その言葉に彼女は元気よくうなずく。俺は彼女を暖かく包み最後に、
〈頑張れよ、そしてさようならだ。俺の愛しい詩織、たいせつなミンナ・・・・・、ゴメン〉
 その言葉を残し、俺が来た方へと放つ。そして、徐々にオレのカラーが薄くなって逝くのであった。
〈フッ、これで何も思い残すことは無い。オレの最後だ・・・・・・・、もう直ぐユキ、お前のそばに逝ける〉
 言葉にした。するとなぜか目の前にあの頃の雪菜が微笑みながら現れた。
〈ユキなのか?〉
 その子はさらにニッコリと微笑んで俺の言葉にうなずいた。
〈俺のこと迎えに来てくれたんだな・・・、ユキ・・・、ずっと逢いたかった〉
 だが、その言葉を言うとユキは悲しそうな表情をする。
〈俺と逢いたくなかったのかユキ?〉
 雪菜は頭を横に振ってそんな事ないと示したくれた。デモなんで・・・・・・・・・、何となく分かるような気がする。
〈ユキ、俺がここへ来てしまった事を心配してくれるんだな?〉
『コクんッ』と可愛らしく頭を縦に振ってくれた。
〈でも、ユキ、ゴメンなせっかくお前がくれた命、無駄にしてしまって、でもアリガト今まで生きてこられて悔いはない。だからユキ、お前と一緒にそちらの世界へ連れて逝ってくれ〉
『コクんッ』と再び可愛らしく頭を縦に振ってくれた。そして、雪菜の声が俺の魂に伝わってくる。
《ホントに本当にミンナの事はもう良いの?タカトおにいちゃん》
〈あぁ・・・、詩織には悪いけど流石にもう疲れた。もう誰も傷つけたくないんだ。誰かが傷付く、そんな誰かの姿を見たくない。心が痛むから・・・、この思いは弱い自分から逃げるだけの口実なのかもしれないが・・・。だが、もうそれでもいい。だから・・・〉
《わかった、ならタカトおにいちゃん・・・、一緒に逝きましょう》
 その空間の中で目を閉じる。それと同時に段々と俺を暖かく包むモノが生じていった。俺は逝く。残される者達の悲しみなど気付かずに・・・。

貴斗の病室606号室
『シク、シク、シク』とすすり泣く声が聞こえる。
「詩織ちゃん?」
「エッ、春香ちゃん?どうしてここへ」
 先ほど目覚めたばかりの春香は妹の翠、医師の愁と共にこの部屋へ駆けつけたのだ。春香はベッドに寝ている貴斗を見る。色々な機械が着けられていた。彼女には詳しく理解できなかったけどそれらはまったく動作していないことを感じていた。
「詩織さんでしたね」
「ハイ」
「彼のご家族の方に連絡を取れるのでしたら、お呼びして下さらないでしょうか」
「ハイ、分かりました」
 愁の言葉に詩織はそういって力なく出て行く。

* 三〇分後 *

「みなさん、揃いましたね」
 医者の愁は貴斗に取り付けてあった一つの計器から死亡時刻を読み取る。
「藤原貴斗、2004年8月26日19時27分、脳機能停止、及び心肺機能停止により、お亡くなりになりました。こちらも心苦しいのですが言葉を述べさせてもらいます。お悔やみ申し上げます」
 その医者はその場に居る者全てに貴斗が亡くなった事を告げた。
「貴斗、貴斗、どうして、ウッ、ウウゥ。タカちゃん、貴ちゃん、ねぇ、返事してよ、ねぇってば・・・、いやぁーーーっ!御願いよ返事をしてっ、私を・・・、私を置いていかないでぇ」
「詩織先輩。酷いです、詩織先輩泣かすなんて、酷いです貴斗センパイ・・・、何か言ってください、何とか言ってくださいよぉ」
「・・・・・・・・・・・・・・・、貴斗君」
「お前までワシより先に逝ってしまうのか、答えるんじゃ貴斗ぉ!クウぅヲォーーーュぅさんぞ、赦さんぞっ、神奈川の奴!」
「お爺様、馬鹿なことはお考えないでください。そんな事をしたら貴斗ちゃん、洸大お爺様の事お怨みになりますよ、キット!」
「だってぇ、だって、翔子よぉ~・・・」
「お爺様、悲しいのは貴方だけではなくてよ、わたくしだって・・・、私だって・・・」
 彼の居る病室でみなが悲しんでいる最中、息を切らせその中に駆け込んでくる人物があった。
「貴斗、たかと?タカト・・・、冗談、止めようぜ・・・、答えを返しやがれよ。何が嬉しくて、そんな微笑んだ表情で目を閉じてんだ?」
 そう口にする人物は回りの人々を押しのけ貴斗の前に出ると彼の腕を掴んだ揺する。
「止めてよ、宏之君っ!たかとくん・・・、藤原君はもう目を覚まさないのよ・・・、私のときとは違うの・・・。そんな事をしても意味ないのに・・・。だから、やめて・・・」
「うわぁぁぁぁぁあぁっぁぁぁんぁあああ、なんでだぁあああぁーーーーーーーっ!」
 宏之は悲泣しながらそんな言葉を叫んでいた。
「せっかく、お前の事を思い出したって言うのに・・・、たかとっ、お前が俺にとってなんなのかって・・・、ガキの頃、雪菜やお前と作った思い出が蘇ったって言うのに・・・、何で、こんなことになっちまうんだ・・・、なんで・・・・・・、俺の・・・、せいなのか・・・、やっぱぁ。もう、これ以上、大切な奴らを失うのは辛いぜ・・・・・・、貴斗、だから目を覚ませよぉおおおぉおぉおお、めをさましてくれぇぇええええええ」
 そのみんなの叫びはもう俺には届かない。何故、こんな結末を選んだのか?その理由は甦った俺の過去の記憶に存在していた。

 七歳の時、好きだった宏之の妹、雪菜を失い、宏之の記憶の中から彼女の存在を奪ってしまった。
 十四歳、渡米してから始めて出来た友達、五歳年上で日系三世の星矢、ダウンタウンで起きた事件、そこに居合わせてしまった俺達、星矢は俺を庇って目の前で・・・。
 十五歳、大学内で極度の人種迫害を受け極度の自閉になっていた俺の心を救ってくれたシフォニー、そして、シフォニーはステーツでのガールフレンドだった。彼女もまた俺の所為で・・・・・・。
 十七歳、両親と兄の死。十八歳、春香の事故。そのどれもがすべて俺の存在の所為で・・・。
 あの場所にいなかったら雪菜は、星矢と知り合わなければ、シフォニーが俺なんかを好きにならなければ、あの日、研究所なんかに行かなければ両親も兄さんも、あの時、春香と長電話何ってしなければ・・・、みんな、みんな、不幸に巻き込まれる事が無かった・・・・・・、のに。
 これから先、俺が生き続け、愛する詩織、大切な幼馴染み香澄、大事な親友、慎治と宏之、そして妹のように思っていた翠、それに他の大事な人達、俺を取り巻く負の因果がみんなを不幸にし、喪ってしまうくらいなら・・・・・・・・・、己の死を選ぶ。
 だが、ただでは死にたくなかった。
 まだ生きる見込みがある彼女、春香だけはどうしても助けたかった。
 それは俺が出来る最後の罪の償い。
 だから、持てる最後の力を使って春香を現世に繋ぎとめようとした。そして、それが成功したのかどうか今の俺に知る事は許されない。
 信じたい。春香は正常な状態で目を覚まし、これから先の未来、香澄、詩織、春香、翠、慎治、宏之、彼等彼女等の仲は修復されより一層絆が固くなっていることを。
 その思い自体が完全なエゴだとしても皆が幸せであってくれたらそれ以上、何も望まない。そうなにも・・・・・・・・・・・・・。
 死を選択して春香を助けるという行為、それが正しいのかどうか?だが、これもまた一つの結末。詩織には本当に悪いと思っている。
 この結末自身がifなのかも知れない。だが、若しも他の事象、ifの世界が存在し、その世界で再び俺達は巡り逢う事が出来るのならば・・・・・・・・・。
 願わくはその世界で詩織が幸せであるように祈るだけ。

貴斗が死に六年の歳月が流れ、8月26日、彼が眠る龍鳳寺墓前

「何とか俺、留年しないで、医大の4年生やってる、春香と勿論一緒にだ。お前が逝っちまった時はよっマジで、春香が目覚めなかった時よりも、絶望を感じちまったよ。お前の所為で、立ち直るのに二年も掛かっちまったんだぜ。でも、春香や香澄、それに慎治や藤宮さんが居てくれたから、こうして今は元気にしていられるんだぜ。やっぱ、友達って大切だよな。お前はいつもそんな大事な事を俺に訴え続けてくれたとに・・・、・・・、・・・、おっと。やべぇ、湿っぽくなっちまうぜ。こいつ等と一緒にお前の分まで精一杯生きて見せる。俺の目の前ではもう誰も死なせはしないぜ、寿命いがいはな・・・」
「貴斗君、詩織ちゃんの事は心配しなくていいよ、私達が助けてあげるから。でも、貴斗君が居なくなってからの詩織ちゃんを何とかするのは大変だったぁ~~~、宏之君はもう、どうしようもなく塞ぎ込んじゃうし、詩織ちゃんは詩織ちゃんでなんど・・・、をしそうになったか」
 彼が死んだ後から約一年半後、宏之と春香の止まっていた心の時間は再び動き出す。そして、二人はよりを取り戻し誰にも解く事の出来ない絆を紡ぎながら。宏之は春香が退院した年から約二年後、二人して医大を受験して合格。宏之は脳外科専攻、春香は精神科を専攻することになった。
「ヨッ、元気か?仕事、忙しくて今まで来られなくてゴメン、今年やっと帰ってこられたんだ」
 慎治は大学卒業後NYKという会社に就職。入社早々、彼の能力を買われ短期海外派遣で外を回っていた。六年間で訪れた海外の数はザット十を下らない。
「まったくアンタってヤツは私の誕生日の日を命日にしてくれちゃって私に怨みでもアンの?・・・、冗談よ!貴斗、アタシも詩織も大丈夫、安心してお休み」
 香澄・・・、実は宏之と春香が医学の道を目指したように、俺のその幼馴染もその二人と共に歩んでいた。
 医者に成りたいという夢は中学生の頃から持っていたようで、宏之達が頑張れたのは実は香澄も一緒だったからだと語る必要もないだろう・・・。専攻は整形外科だそうだ。
「貴斗さん、詩織お姉さまの事は心配しないでください。変な蟲は私が蹴散らしてあげます」
 翠は現在聖陵大学院生、次のオリンピックに向けて努力している。香澄の事はすでに許しているようだった。
「最近、街中で貴方にソックリな人を見かけたのですよ。お声を掛けて見ようとお思いましたけど、直ぐにそこから居なくなってしまったので、少し・・・・・・、とっても残念でした」
 詩織は今、貴斗の祖父である藤原洸大の会社の公認会計士を勤めている。
「この前、洸大様が私にお見合いの話を持って来てくれたんですけど、お断りしました」
「しおりぃ~ん、そろそろ行くわよ」
「元気でね、貴斗また来ますから」
 彼女はその言葉と一緒に貴斗の墓前に一冊の本を添えた。そして、香澄達の方へ、歩みだす。
「久しぶりに集まったことだし、隼瀬の誕生日もかねてパァ~~~ッと、やろうぜ、パァ~~~ットな」
「嬉しいけど。アンタ、まだ昼間よぉ」
「それいいねぇ、私達だけの同窓会」
「それいいかも」
「あんまり私、飲めないですよぉ」
「アノネ、わたくし、最近、良いお店を見つけたの。そこに行きましょうか?」

貴斗 編 END
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』

まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。 朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。 「ご主人様の笑顔が見たいんです」 その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。 全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!? 甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。 ​「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」 ​「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」 ​「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜

のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、 偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。 水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは―― 古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。 村を立て直し、仲間と絆を築きながら、 やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。 辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、 静かに進む策略と復讐の物語。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

処理中です...