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16:【ネクロマンス】のレベル上げ
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レベル上げを一旦切り上げて拠点に戻ると、そこには5体のアンデッドがいた。
1体は死神、残り4体は動物のようだ。
『……一度に使役出来るのは5体までのようだな……回数をこなすには解除してもう一度使役するのが手っ取りばやそうだが……一度使役を解除すると丸一日クールタイムが必要なようだ……面倒なことだ……』
『そのクールタイムって、死神さんの【鑑定】で分かったんですか』
実際に1日経過していないのだから試したというのは不可能だろう。
「メッセージウインドウにそう書いてたのよ」
『なるほど』
メッセージウインドウはスキルがレジストされたり、失敗した時には出現しやすい傾向にあるようだ。
『アンデッドがどれも動物なのは?』
狼2匹と鹿1匹、それと猪1匹の様だ。
どれも一目でアンデッドだと分かる見た目をしている。
という事は僕の容姿がゾンビよりではなかったのは【ネクロマンス】の効果では無かったようだ。
僕の死体に外傷が無かったから、はたまた別の要因か。
『……この辺の魔物は全てスキルの使用に失敗している……スキルレベルが1では碌な対象に使えんらしい…』
スキルレベル1で【ネクロマンス】に成功した僕って一体……気にするのはよそう。
『というか、この辺ってこんなに魔物がいるのに、普通の動物が生息できるものなんだ』
『……魔物は基本動物は襲わん……魔物が襲うのは人か魔物だけだ……勿論例外もあるがな……』
「え?そうなの?なんで?」
『……理由は諸説だが……我が基本的に動物を襲わない理由は経験値が得られないから……だな……経験値が得られるのは人間か魔物だけだ……それと……魔物は基本肉を食わん……経験値は空腹も満たすという研究も聞いた事があるが……我は空腹も感じんのでな……真相は知らん……』
「ふ~ん、だから魔物がうじゃうじゃいる森でも動物たちが平気で生息しているのね」
『ところで、灰田さんのスキルレベルはどうやって上げるんですか?クールタイムが一日もあるんだと日に4回分しか使用出来ないのでは?』
僕の分は自然とカウントから外す、スキルレベルの他にレベルを上げる必要もあるのだ、僕の使役は解除出来ないだろう。
『……それはあくまで同じ個体に対してだ……違う個体に対してならば使える……が、流石に周辺の動物の数にも限りがある……片っ端からアンデッドに変えていてはあっと言う間に絶滅してしまうだろう……』
「というか、普通にやりたくないわよ。そんなこと」
『……そこで……何匹かでローテンションをしようと思う……使役から解放されたアンデッドは放置すると何処かに行ってしまうだろう……そこで我の【バインド】で縛り付けておく……【バインド】で拘束しておけるのは精々30匹程度だろう……使役しては開放し、最後の4匹は次の日の朝まで使役しておく……これで1日30匹プラス4匹分の【ネクロマンス】が使える……』
『死神さんの【バインド】って丸一日拘束できるんですか?』
『……【バインド】は永久に使用できる……』
「便利ね」
『……スキルレベルMAXの恩恵だな……』
『スキルレベルって何まで存在するんですか?』
『……スキルによってまちまちだ……【暗視】の様にレベルが上がらないスキルもあれば……レベル3で頭打ちのスキルもある……【バインド】はレベル10でMAXだったな……』
10……一体何年間かけてレベルを上げたのだろう。というかこの死神は何歳なのだろうか。
それにしても【ネクロマンス】のレベル上げは結構、非人道的な気がする。
そういえば最初に僕たちを召喚したであろうおじさんが【ネクロマンス】は貴族たちに付け入る口実を与えるみたいなことを言っていたような、いなかったような……こういう所だろうか?しかし、異世界から人間を何人も拉致している時点で今更なきもする。
1体は死神、残り4体は動物のようだ。
『……一度に使役出来るのは5体までのようだな……回数をこなすには解除してもう一度使役するのが手っ取りばやそうだが……一度使役を解除すると丸一日クールタイムが必要なようだ……面倒なことだ……』
『そのクールタイムって、死神さんの【鑑定】で分かったんですか』
実際に1日経過していないのだから試したというのは不可能だろう。
「メッセージウインドウにそう書いてたのよ」
『なるほど』
メッセージウインドウはスキルがレジストされたり、失敗した時には出現しやすい傾向にあるようだ。
『アンデッドがどれも動物なのは?』
狼2匹と鹿1匹、それと猪1匹の様だ。
どれも一目でアンデッドだと分かる見た目をしている。
という事は僕の容姿がゾンビよりではなかったのは【ネクロマンス】の効果では無かったようだ。
僕の死体に外傷が無かったから、はたまた別の要因か。
『……この辺の魔物は全てスキルの使用に失敗している……スキルレベルが1では碌な対象に使えんらしい…』
スキルレベル1で【ネクロマンス】に成功した僕って一体……気にするのはよそう。
『というか、この辺ってこんなに魔物がいるのに、普通の動物が生息できるものなんだ』
『……魔物は基本動物は襲わん……魔物が襲うのは人か魔物だけだ……勿論例外もあるがな……』
「え?そうなの?なんで?」
『……理由は諸説だが……我が基本的に動物を襲わない理由は経験値が得られないから……だな……経験値が得られるのは人間か魔物だけだ……それと……魔物は基本肉を食わん……経験値は空腹も満たすという研究も聞いた事があるが……我は空腹も感じんのでな……真相は知らん……』
「ふ~ん、だから魔物がうじゃうじゃいる森でも動物たちが平気で生息しているのね」
『ところで、灰田さんのスキルレベルはどうやって上げるんですか?クールタイムが一日もあるんだと日に4回分しか使用出来ないのでは?』
僕の分は自然とカウントから外す、スキルレベルの他にレベルを上げる必要もあるのだ、僕の使役は解除出来ないだろう。
『……それはあくまで同じ個体に対してだ……違う個体に対してならば使える……が、流石に周辺の動物の数にも限りがある……片っ端からアンデッドに変えていてはあっと言う間に絶滅してしまうだろう……』
「というか、普通にやりたくないわよ。そんなこと」
『……そこで……何匹かでローテンションをしようと思う……使役から解放されたアンデッドは放置すると何処かに行ってしまうだろう……そこで我の【バインド】で縛り付けておく……【バインド】で拘束しておけるのは精々30匹程度だろう……使役しては開放し、最後の4匹は次の日の朝まで使役しておく……これで1日30匹プラス4匹分の【ネクロマンス】が使える……』
『死神さんの【バインド】って丸一日拘束できるんですか?』
『……【バインド】は永久に使用できる……』
「便利ね」
『……スキルレベルMAXの恩恵だな……』
『スキルレベルって何まで存在するんですか?』
『……スキルによってまちまちだ……【暗視】の様にレベルが上がらないスキルもあれば……レベル3で頭打ちのスキルもある……【バインド】はレベル10でMAXだったな……』
10……一体何年間かけてレベルを上げたのだろう。というかこの死神は何歳なのだろうか。
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そういえば最初に僕たちを召喚したであろうおじさんが【ネクロマンス】は貴族たちに付け入る口実を与えるみたいなことを言っていたような、いなかったような……こういう所だろうか?しかし、異世界から人間を何人も拉致している時点で今更なきもする。
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