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一章 剣の才能持ち双子
魔王はポンコツ?
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エリオットとライムはこれからの事を決めるとその日は解散となった
翌日、ライムはすぐさま行動を起こした
エリオットとのいう通りに手紙を書き現国王宛に手紙を送った
それから数日後
エリオットとライム玉座の間にいて話をしていた
「で?お返事はきた?」
「いや、あれから数日経つがまだきてない」
「エリオットの読み通り時間がかかっている様だな」
「やっぱり!」
エリオットは嬉しそうに答える
「はぁ、相変わらず頭の回転は速いな」
「まぁね、父上を凌駕する回転の速さだとは思うよ」
「だけど、魔法は父上の方が上だった…」
「もっと教わりたかった」
エリオットの顔は悲しみに満ちていた
「エリオット…」
それを見ていたライムは何も答えることができずただ見守る事しかできない
「でも、そんな事を言ったって仕方がない」
「父上は亡くなり母上も亡くなってしまった」
「それは事実であって変えることのできない現実」
エリオット自身が前を向こうとしている事に気づいているライムは支える事を心の中で誓う
「それで、これからどうすんだ?」
「具体的な案はあるのか?」
ライムの言葉に悲しい顔をしていたエリオットは真面目な顔に戻して話をする
「具体的な案は見つかってない」
「俺たちに今できるのは仲間を増やす事だけ」
「だよな」
「仲間を増やす宛はあるのか?」
ライムの言葉にエリオットは笑顔で
「ない!」
と答えた
笑顔で答えたエリオットにライムは呆れた顔をする
「はぁ、途端にポンコツになるなよ」
「お前は頭の回転は速いし具体的な案も作ったりできたり魔法の才能はあるくせに」
「行動を起こそうという時に何もわからずにとりあえずポンコツになる癖は治してくれ」
「それがなければ完璧な魔王様なのになぁ」
呆れた顔で言うライムに目に涙を溜めたエリオットが泣きそうな声で答える
「しょおがないじゃんかぁ~!」
「案が思いつかないんだもん!!」
エリオットの回答にため息をつくライム
「仕方ない」
「提案ではないが奴隷館に行ってみたらどうだ?」
「ドレイヤカタ???」
「何それ?」
「知らないのか?」
エリオットの反応にライムは驚きを隠せなかった
「奴隷市場と何が違うの??」
「奴隷市場は知っているくせに奴隷館は知らないのかよ」
「仕方ない教えるからちゃんと聞けよ」
ライムの言葉にエリオットは笑顔で返事をする
エリオットの反応にライムは少し怒りの表情を見せる
「エリオット、いい加減に真面目にしないと殴るぞ?」
「殴らないでよ!!痛いじゃんか!」
「痛いって、お前物理効かないだろ!!」
「効かないけど、衝撃はあるもん!」
「お前のポンコツ具合で全て台無しになる…」
そういいライムは突然のエリオットのポンコツ具合が発動してしまい頭を抱えるのだった
翌日、ライムはすぐさま行動を起こした
エリオットとのいう通りに手紙を書き現国王宛に手紙を送った
それから数日後
エリオットとライム玉座の間にいて話をしていた
「で?お返事はきた?」
「いや、あれから数日経つがまだきてない」
「エリオットの読み通り時間がかかっている様だな」
「やっぱり!」
エリオットは嬉しそうに答える
「はぁ、相変わらず頭の回転は速いな」
「まぁね、父上を凌駕する回転の速さだとは思うよ」
「だけど、魔法は父上の方が上だった…」
「もっと教わりたかった」
エリオットの顔は悲しみに満ちていた
「エリオット…」
それを見ていたライムは何も答えることができずただ見守る事しかできない
「でも、そんな事を言ったって仕方がない」
「父上は亡くなり母上も亡くなってしまった」
「それは事実であって変えることのできない現実」
エリオット自身が前を向こうとしている事に気づいているライムは支える事を心の中で誓う
「それで、これからどうすんだ?」
「具体的な案はあるのか?」
ライムの言葉に悲しい顔をしていたエリオットは真面目な顔に戻して話をする
「具体的な案は見つかってない」
「俺たちに今できるのは仲間を増やす事だけ」
「だよな」
「仲間を増やす宛はあるのか?」
ライムの言葉にエリオットは笑顔で
「ない!」
と答えた
笑顔で答えたエリオットにライムは呆れた顔をする
「はぁ、途端にポンコツになるなよ」
「お前は頭の回転は速いし具体的な案も作ったりできたり魔法の才能はあるくせに」
「行動を起こそうという時に何もわからずにとりあえずポンコツになる癖は治してくれ」
「それがなければ完璧な魔王様なのになぁ」
呆れた顔で言うライムに目に涙を溜めたエリオットが泣きそうな声で答える
「しょおがないじゃんかぁ~!」
「案が思いつかないんだもん!!」
エリオットの回答にため息をつくライム
「仕方ない」
「提案ではないが奴隷館に行ってみたらどうだ?」
「ドレイヤカタ???」
「何それ?」
「知らないのか?」
エリオットの反応にライムは驚きを隠せなかった
「奴隷市場と何が違うの??」
「奴隷市場は知っているくせに奴隷館は知らないのかよ」
「仕方ない教えるからちゃんと聞けよ」
ライムの言葉にエリオットは笑顔で返事をする
エリオットの反応にライムは少し怒りの表情を見せる
「エリオット、いい加減に真面目にしないと殴るぞ?」
「殴らないでよ!!痛いじゃんか!」
「痛いって、お前物理効かないだろ!!」
「効かないけど、衝撃はあるもん!」
「お前のポンコツ具合で全て台無しになる…」
そういいライムは突然のエリオットのポンコツ具合が発動してしまい頭を抱えるのだった
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