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一章 剣の才能持ち双子
2週間の期間
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ルイーナクから帰ってきたエリオットとライムは玉座がある部屋で双子の鎖を外す
「よし、これで自由に動けるよね?」
エリオットの言葉に双子はただじっと見つけるだけで話そうとはしない
「うーん、どうしよっかライム?」
「どうしよっかじゃない!」
「エリオットが連れて行くっていったんじゃないか!」
「責任もってちゃんとやれ!」
ライムに怒られたエリオットはため息をつくと双子に話しかける
「えっと、ごめんね急にこんなところに連れてきちゃって」
エリオットは申し訳なさそうに双子に言うと双子はお互いの顔を見てエリオットの方を向き直し話し始める
「私たちをどうするつもり?」
双子の女の子が睨みつけながら言い放つ
「どうすることもしないよ」
「ただ、出来れば俺の部下になって一緒に手伝って欲しい」
エリオットの真剣な顔で話す姿をみた双子の男の子が小さく話す
「部下?手伝いって?」
「ごめんね、曖昧な言い方だったよね」
「はっきり言うよ」
「俺、いや、、魔王であるエリオット・ロースト・トゥルールの部下となり勇者達への復讐の手伝いをしてもらいたい」
エリオットの言葉に双子は驚きを隠せない
「ま、魔王!?」
「で、でも僕たちと年近そうなのに」
双子が焦っているとエリオットの隣にいたライムが代わりに答える
「この隣にいるエリオットは正真正銘の魔王だ」
「俺の名はライム、、ラストネームはお前らには言っても問題ないな」
「改めて、俺の名はライム・ハーミット魔王の右腕だ」
「先に言っておくが復讐をする相手は勇者達だ断るのも構わない」
「だけど、断った場合は、外に言わせない為に手段を使わせてもらう」
「内容は言わなくてもわかるな?」
ライムの落ち着き様や淡々と話す口調から双子は嫌でも恐ろしいことを想像する
すると双子の女の子の方がライムとエリオットに話しかける
「あんた達の目的はわかった」
「だけど勇者に勝てる見込みはあるの?」
「それに、私たちが入ったところで戦力になんてならない私たちは落ちこぼれだから」
女の子の複雑そうな表情にエリオットは笑顔で答える
「落ちこぼれ?」
「そんなことはないよ」
「だって君たち2人には才能があるんだもん!」
「剣と言う才能が、落ちこぼれっていう人は見る目がないだけだよ」
「それと、勇者に勝てる見込み?当然あるよだって、卑怯な手で勝つ人物だよ?」
「卑怯な手で勝つ人に魔王が負けるってことはないよ」
「もし、それで負けるようならそれこそ魔王を名乗る資格はないよね?」
エリオットのまっすぐな回答に双子は顔を見合わせる
「ね、姉さん」
「…」
「わかった、だけどあんたらがいう才能が私たちにあるとは思えない」
「だからここで2週間面倒を見て」
「その2週間で私たち2人に才能があるなら開花させて」
「それでもし開花したらあんたらの部下だって家臣だってなんだってなってあげる」
女の子の決心した表情にエリオットとライムは口角を上げ頷く
「よし、これで自由に動けるよね?」
エリオットの言葉に双子はただじっと見つけるだけで話そうとはしない
「うーん、どうしよっかライム?」
「どうしよっかじゃない!」
「エリオットが連れて行くっていったんじゃないか!」
「責任もってちゃんとやれ!」
ライムに怒られたエリオットはため息をつくと双子に話しかける
「えっと、ごめんね急にこんなところに連れてきちゃって」
エリオットは申し訳なさそうに双子に言うと双子はお互いの顔を見てエリオットの方を向き直し話し始める
「私たちをどうするつもり?」
双子の女の子が睨みつけながら言い放つ
「どうすることもしないよ」
「ただ、出来れば俺の部下になって一緒に手伝って欲しい」
エリオットの真剣な顔で話す姿をみた双子の男の子が小さく話す
「部下?手伝いって?」
「ごめんね、曖昧な言い方だったよね」
「はっきり言うよ」
「俺、いや、、魔王であるエリオット・ロースト・トゥルールの部下となり勇者達への復讐の手伝いをしてもらいたい」
エリオットの言葉に双子は驚きを隠せない
「ま、魔王!?」
「で、でも僕たちと年近そうなのに」
双子が焦っているとエリオットの隣にいたライムが代わりに答える
「この隣にいるエリオットは正真正銘の魔王だ」
「俺の名はライム、、ラストネームはお前らには言っても問題ないな」
「改めて、俺の名はライム・ハーミット魔王の右腕だ」
「先に言っておくが復讐をする相手は勇者達だ断るのも構わない」
「だけど、断った場合は、外に言わせない為に手段を使わせてもらう」
「内容は言わなくてもわかるな?」
ライムの落ち着き様や淡々と話す口調から双子は嫌でも恐ろしいことを想像する
すると双子の女の子の方がライムとエリオットに話しかける
「あんた達の目的はわかった」
「だけど勇者に勝てる見込みはあるの?」
「それに、私たちが入ったところで戦力になんてならない私たちは落ちこぼれだから」
女の子の複雑そうな表情にエリオットは笑顔で答える
「落ちこぼれ?」
「そんなことはないよ」
「だって君たち2人には才能があるんだもん!」
「剣と言う才能が、落ちこぼれっていう人は見る目がないだけだよ」
「それと、勇者に勝てる見込み?当然あるよだって、卑怯な手で勝つ人物だよ?」
「卑怯な手で勝つ人に魔王が負けるってことはないよ」
「もし、それで負けるようならそれこそ魔王を名乗る資格はないよね?」
エリオットのまっすぐな回答に双子は顔を見合わせる
「ね、姉さん」
「…」
「わかった、だけどあんたらがいう才能が私たちにあるとは思えない」
「だからここで2週間面倒を見て」
「その2週間で私たち2人に才能があるなら開花させて」
「それでもし開花したらあんたらの部下だって家臣だってなんだってなってあげる」
女の子の決心した表情にエリオットとライムは口角を上げ頷く
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