64 / 138
オーク達の移動 ※山吹の移動
しおりを挟む
オークのドルムとバルムは、アズーリア村へ移動を始めた。ドルムは最低限の兵だけを連れて行きたかったが、バルムが大々的に情報を吹聴したため、オーガ領の半数以上が集まってしまった。
彼らはオーガとの諍いに嫌気が差していたのだ。
普段は集団行動を嫌うオークたちも、新しい土地への移動となると自然とまとまって動く。とはいえ、それはあくまで緩やかなもので、陣形と呼べるものではなかったが。
そんな様子を、オーガたちは驚きの目で眺めていた。
半日も経つと、領域を分ける小川を渡り、ついに新天地に到着した。森は豊かで、オークたちは喜び勇んでいた。この土地なら生きられる――そう確信するほどの恵みがあった。
「よし、ここで解散だ。できるだけ、あちこちにばらけろ。悪いが、食料は少しでも構わんから、献上しに来い。それと、人間の気配を感じたら、すぐに逃げろ!」ドルムが厳しい声で指示を出す。
言われるまでもなく、彼らは思い思いの方向へ、食料と寝床を求めて散っていった。限られた者だけがドルムの周囲に残った。
「兄者、せっかく集めたのに」バルムは不満を漏らす。
「どうせ、戦力にはならん。弱きを挫き、強きを避ける。これは我らの遺伝子に組み込まれているんだ」
「これからどうするつもりですか?」
「アズーリア村に向かう。誰かがいなければ、オーガも納得しないだろう。お前も好きなところへ行け」
バルムは一瞬、迷うような素振りを見せた。これまでの戦いでは、ドルムに従うばかりだった。だが、今回は違う。
「いえ。言い出したのは私ですから」
その言葉に、ドルムは小さく頷いた。
アズーリア村に着くと、荒れた景色が目に映った。廃墟のような村の姿であった。
「それでは、砦作りを始めようか」ドルムは残った者たちに号令を下した。
彼の胸には、これから起きる戦の高揚感があった。戦好きかもしれんな。ドルムは、意外な自分の性格に気づきながら、これからの運命に思いを馳せた。
※
ガルムは、狼討伐隊を編成しようと多くのオークに声をかけたが、思うようには集まらなかった。
「お前、あの狼と戦ったことあるか? オラは追いかけられて、死ぬかと思ったぞ」
「どうやって勝つつもりだ?教えてくれ!」
「あのオーク王ですら勝てなかったんだ。お前、そんなに強いのか?」
話を聞こうとしない者たちばかりで、ガルムは腹立たしく思った。特に年寄りたちの無力さには、吐き気すら覚えた。
「奴らは、俺たちが森を取り戻しても、森には入れさせない!」
ガルムは、彼と同世代の若者たちを中心に、高待遇を約束してなんとか数を集めた。
「弟よ、策はあるのか?」ザルムがやってきて尋ねた。
「ふん、策なんて臆病者のやることだ」
「お前ならそう言うと思ったよ。差し入れだ。せっかく準備したんだ、持っていってくれ」
「まあ、もらっておこう」ガルムは荷車に積まれた荷物を確認して、にやりと笑った。
「ザルム兄貴も一緒に来てくれよ!」
「いや、ドルム兄さんの言いつけがある。それに、まだ傷が痛むんだ」
そう言って、ザルムは自分の傷跡を見せた。
「そうか……」ガルムは残念そうに下を向いた。兄の不在が不安なのは隠せなかった。
「それと、渡し船も準備してある。使ってくれ」
「どこで手に入れたんだ?」
「オーガたちに譲ってもらったよ。泳ぐよりは早く渡れる」
「ありがとう。じゃあ、行ってくる」
ガルムを見送った後、突然オーガの軍師が不意に現れた。匂いや気配に全く気づけず、ザルムは背筋に冷たいものを感じた。
「ザルム殿、行かないのですか?」
「聞いてた通りです。この前、牙狼にやられて、死に物狂いで逃げました」
ザルムは偵察中にルナに捕まり、切り刻まれた。身体を丸め、かろうじて命を繋いだ。ルナが別の獲物を見つけ去らなければ、今ここにいなかっただろう。
あの恐怖は――。
「反戦を訴えていたのはそのせいですか?」
「いえ、ただ事実を伝えただけだ。それでも、賛同する者は多い。オークの戦士は勇敢ですよ」
「勇敢ね……だが、それが蛮勇に過ぎないと知ってるだろう? 我らですら……」
軍師の口調に冷ややかなものが混じった。
ザルムは、戦いの勝利より、ガルムの無事を願った。
※※※
彼女の寝ている部屋に朝の光が差し込む。その眩しさに、意識が覚醒する。
「まあ、わからないものは仕方がない。動かないと始まらない」
これが、山吹の行動原理である。彼女は、自分が兄や赤目のような天才ではないことを知っている。恐ろしいのは、兄たちはさらに、行動力まで兼ね備えていることなのだが……
朝風呂を済ませ、簡単な朝食をとると、着替える。
「ゆっくり二度寝とか、最高なんだけど……」
未練がましく呟きつつも、山吹は諦めて目的地へ向かうことにした。宿に小さな鞄を預ける。その前に、いつも使っている携帯を鞄に入れ、代わりに新しい携帯を取り出す。
「これは?」
宿の人間が不思議そうに眉をひそめる。預ける荷物にしては、あまりにも小さいからだ。
「夕方までには取りに来ます。バイクも」
目的地は、半島の先にある小さな町。彼女はリュックを背負い、駅へ向かった。
「面倒だけど、仕方ない」
そう呟いて、歩き出す。駅に着くと、現金で切符を買った。
携帯は、きっと監視されている。赤目から昔渡されたものだ。バイクも……。慎重に行動する必要がある。そして、出来るだけ、監視カメラの無い場所を通る。
白と青のシンプルな車両がホームに滑り込む。座席は空いており、窓際の席に座った。
車窓からは穏やかな海が広がり、やがて景色は田園風景へと移り変わり、稲穂が風に揺れ黒瓦の家々が点在する集落を通り過た。
電車の終着駅で、バスに乗り継いで一時間。やっと、失踪、いや消えてしまったあの子の実家に着いた。
「こんにちは!」山吹は勇気を出して声を出した。
彼らはオーガとの諍いに嫌気が差していたのだ。
普段は集団行動を嫌うオークたちも、新しい土地への移動となると自然とまとまって動く。とはいえ、それはあくまで緩やかなもので、陣形と呼べるものではなかったが。
そんな様子を、オーガたちは驚きの目で眺めていた。
半日も経つと、領域を分ける小川を渡り、ついに新天地に到着した。森は豊かで、オークたちは喜び勇んでいた。この土地なら生きられる――そう確信するほどの恵みがあった。
「よし、ここで解散だ。できるだけ、あちこちにばらけろ。悪いが、食料は少しでも構わんから、献上しに来い。それと、人間の気配を感じたら、すぐに逃げろ!」ドルムが厳しい声で指示を出す。
言われるまでもなく、彼らは思い思いの方向へ、食料と寝床を求めて散っていった。限られた者だけがドルムの周囲に残った。
「兄者、せっかく集めたのに」バルムは不満を漏らす。
「どうせ、戦力にはならん。弱きを挫き、強きを避ける。これは我らの遺伝子に組み込まれているんだ」
「これからどうするつもりですか?」
「アズーリア村に向かう。誰かがいなければ、オーガも納得しないだろう。お前も好きなところへ行け」
バルムは一瞬、迷うような素振りを見せた。これまでの戦いでは、ドルムに従うばかりだった。だが、今回は違う。
「いえ。言い出したのは私ですから」
その言葉に、ドルムは小さく頷いた。
アズーリア村に着くと、荒れた景色が目に映った。廃墟のような村の姿であった。
「それでは、砦作りを始めようか」ドルムは残った者たちに号令を下した。
彼の胸には、これから起きる戦の高揚感があった。戦好きかもしれんな。ドルムは、意外な自分の性格に気づきながら、これからの運命に思いを馳せた。
※
ガルムは、狼討伐隊を編成しようと多くのオークに声をかけたが、思うようには集まらなかった。
「お前、あの狼と戦ったことあるか? オラは追いかけられて、死ぬかと思ったぞ」
「どうやって勝つつもりだ?教えてくれ!」
「あのオーク王ですら勝てなかったんだ。お前、そんなに強いのか?」
話を聞こうとしない者たちばかりで、ガルムは腹立たしく思った。特に年寄りたちの無力さには、吐き気すら覚えた。
「奴らは、俺たちが森を取り戻しても、森には入れさせない!」
ガルムは、彼と同世代の若者たちを中心に、高待遇を約束してなんとか数を集めた。
「弟よ、策はあるのか?」ザルムがやってきて尋ねた。
「ふん、策なんて臆病者のやることだ」
「お前ならそう言うと思ったよ。差し入れだ。せっかく準備したんだ、持っていってくれ」
「まあ、もらっておこう」ガルムは荷車に積まれた荷物を確認して、にやりと笑った。
「ザルム兄貴も一緒に来てくれよ!」
「いや、ドルム兄さんの言いつけがある。それに、まだ傷が痛むんだ」
そう言って、ザルムは自分の傷跡を見せた。
「そうか……」ガルムは残念そうに下を向いた。兄の不在が不安なのは隠せなかった。
「それと、渡し船も準備してある。使ってくれ」
「どこで手に入れたんだ?」
「オーガたちに譲ってもらったよ。泳ぐよりは早く渡れる」
「ありがとう。じゃあ、行ってくる」
ガルムを見送った後、突然オーガの軍師が不意に現れた。匂いや気配に全く気づけず、ザルムは背筋に冷たいものを感じた。
「ザルム殿、行かないのですか?」
「聞いてた通りです。この前、牙狼にやられて、死に物狂いで逃げました」
ザルムは偵察中にルナに捕まり、切り刻まれた。身体を丸め、かろうじて命を繋いだ。ルナが別の獲物を見つけ去らなければ、今ここにいなかっただろう。
あの恐怖は――。
「反戦を訴えていたのはそのせいですか?」
「いえ、ただ事実を伝えただけだ。それでも、賛同する者は多い。オークの戦士は勇敢ですよ」
「勇敢ね……だが、それが蛮勇に過ぎないと知ってるだろう? 我らですら……」
軍師の口調に冷ややかなものが混じった。
ザルムは、戦いの勝利より、ガルムの無事を願った。
※※※
彼女の寝ている部屋に朝の光が差し込む。その眩しさに、意識が覚醒する。
「まあ、わからないものは仕方がない。動かないと始まらない」
これが、山吹の行動原理である。彼女は、自分が兄や赤目のような天才ではないことを知っている。恐ろしいのは、兄たちはさらに、行動力まで兼ね備えていることなのだが……
朝風呂を済ませ、簡単な朝食をとると、着替える。
「ゆっくり二度寝とか、最高なんだけど……」
未練がましく呟きつつも、山吹は諦めて目的地へ向かうことにした。宿に小さな鞄を預ける。その前に、いつも使っている携帯を鞄に入れ、代わりに新しい携帯を取り出す。
「これは?」
宿の人間が不思議そうに眉をひそめる。預ける荷物にしては、あまりにも小さいからだ。
「夕方までには取りに来ます。バイクも」
目的地は、半島の先にある小さな町。彼女はリュックを背負い、駅へ向かった。
「面倒だけど、仕方ない」
そう呟いて、歩き出す。駅に着くと、現金で切符を買った。
携帯は、きっと監視されている。赤目から昔渡されたものだ。バイクも……。慎重に行動する必要がある。そして、出来るだけ、監視カメラの無い場所を通る。
白と青のシンプルな車両がホームに滑り込む。座席は空いており、窓際の席に座った。
車窓からは穏やかな海が広がり、やがて景色は田園風景へと移り変わり、稲穂が風に揺れ黒瓦の家々が点在する集落を通り過た。
電車の終着駅で、バスに乗り継いで一時間。やっと、失踪、いや消えてしまったあの子の実家に着いた。
「こんにちは!」山吹は勇気を出して声を出した。
0
あなたにおすすめの小説
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣
織部
ファンタジー
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる