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フェニックスという男
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フェニックスは変わった男だ。彼をよく知らない人々は、そう口にする。
一見すると、冒険者風の痩せた長身の美男子は無口に見えるが、実は敏腕な「執政官」であった。時には饒舌に話し、交渉相手を圧倒することもある。
王国は伝統に基づいた教育制度が整っており、教育を受けるための補助金や手当も充実している。職業をいち早く育てることが王国の強化につながると、国は認識している。
フェニックスは王国の大学に、優秀な学生として特別枠で入学した。優秀とされる者は、遅くとも高等部までには見出されるが、彼は極めて遅咲きだった。
自らの職業が王国でも数人しかいない「執政官」であるにもかかわらず、政治経済学科ではなく生活科学科を選んだ。大学教授からは失望の声が上がったが、彼の意思は揺るがなかった。
その頃、アストリアが西部修道院から高等部に入学してきた。二人は顔見知りらしく、楽しそうに会話を交わす姿が頻繁に見られた。
無愛想なフェニックスが笑っている姿は珍しく、彼に思慕を抱く女性たちからアストリアに嫉妬の視線が注がれていた。
しかし、アストリアの職業は「大聖女」であり、彼女を正面から批判する者はいなかった。
数年後、「ウルフェンハルトの呪い」を恐れた王が神の信託を受け入れ、アストリアとの婚約が決まった。既に結婚し子供もいた王は、アストリアを第2夫人として娶り、将来の王妃を約束した。
彼女が離宮を持つと、フェニックスは大学を辞めて、彼女の離宮に雑用係として応募した。
「お前の職業は、執政官という極めて貴重なものではないのか? それに雑用係なんて務まるのか? 給料も僅かだぞ」
王国の人事担当者が尋ねた。採用係は不審人物の洗い出しを職務としており、職能鑑定のスキルを持っていた。
「執事の職業もあります。給金については文句を言いません」フェニックスは毅然と答えた。
王国の人事担当者は、職能鑑定のスキルを使って再度フェニックスを鑑定し、彼の副職業として「執事」があることを確認した。彼が提出した成績や大学に問い合わせた人物評価にも問題はなかった。むしろ良好であった。
「しかし……」釈然としない人事担当者は悩んでいた。
「まあ、良いではないですか。本人が働きたいのであれば、アストリアに虫はつけさせませんから」アストリア家のメイド長らしい女性が助言した。彼女は穏やかな微笑みを浮かべていた。
その場で雑用係の採用が決まった後、フェニックスにメイド長が近づいてきた。「よく、ここまで来たね」彼にしかわからない言葉を投げかけた。
メイド長はフェニックスのことを知っている。長い時間、彼を見守ってきたのだ。彼女の目には、かつての彼の努力と成長が映っているようだった。
※
フェニックスとアストリアの出会いは、彼らが学校に入る5年前に遡る。
15歳のフェニックスは、船に乗って仕事をしていたが海難事故に遭い、アストリアの治癒魔法に救われた。意識が朦朧とする中で、朧げに見えた小さな彼女は、まるで天使のように思えた。
彼は、身体が動くようになり、助けてくれた彼女のいる修道院を訪ねた。今まで買ったことのない種類のお礼のお菓子を持って、何よりも彼女を一目見たかったのだ。
アストリアは留守らしく、代わりに痩せた長身の女性に出会った。
「あなた、アストリアになんの用ですか?」
「助けてもらったので、お礼を言いに来ました」
「伝えておきます。それと、彼女は大聖女様です。数年後には王都の学校に行き、神の使徒としての役割を果たすことになります。つまらない夢は見ないことです」
彼は、胸の内を見透かされて赤面した。
「彼女のそばにいたい、それだけです」
「そうですか。それなら、一つ助言をあげましょう」その女性は難易度の高い、しかしとても簡単な方法を教えた。
彼は仕事を辞め、図書館に籠り、寝る時と食事以外の、全ての時間を勉強にあてた。いや、寝る時も考え、食事の時も考えていた。貯めていたお金は全て無くなった。
それから、数年の内に、フェニックスは新たに「執政官」の職業を得た。
大学を辞めて数年後、雑用係から執事に昇進した彼は、アストリアの妊娠を知り、胸騒ぎを覚えた。彼女は体が強くないからだ。杞憂は現実のものとなり、出産後すぐに体調を崩して寝込むことが多くなった。
「神の意思に背いたからでしょうか?」
「違うわ、フェニックス。一つお願いがあるの!」
フェニックスは何も言えなかった。言いたいことは山ほどあったが、言葉にならなかった。必死に声を絞り出す。
「なんでも聞くよ」
「この子たちを守ってね。この子たちを信じてね。」
そう言って、アストリアは愛おしそうに双子の赤子を見た。フェニックスは優しく双子を抱き上げた。
「ありがとう、フェニックス。しばらく休むから、一人にして」
彼女が亡くなったその夜、遺体とメイド長は忽然と消えた。フェニックスは仕事の合間を縫って必死に捜索したが、全く手がかりがなかった。
彼らが育った海沿いの町にも何度か訪れ、西部修道院で調べたが、メイド長がいたという記録すらなかった。
やがて、フェニックスは街の中心にある ネグラロサ商会 の本店を訪ねた。アストリアの離宮では、この町で創立されたばかりのこの商会を贔屓にしていたからだ。
店長に取次を頼んだが、代わりに 副商会長のアルマダ がすぐに現れた。
海賊のような風貌。大柄な体格と鋭い眼光。短剣を差した姿は、商人というより荒くれ者に見えた。
「何の用ですか?」
機嫌の悪そうな彼の問いに、フェニックスは事情を説明した。しかし、アルマダは青筋を立てて言い放つ。
「捜索することが、アストリア様の望みでしょうか?あなたは、アストリア様から託されたことをおろそかにしていませんか?」
フェニックスはその言葉に、はっとした。
アストリアのいなくなった後、ノワールから訴えられた離宮の窮状を、双子の様子さえ気にかけなかった自分を恥じた。
「金言ありがとうございます。目が覚めました」深く礼をし、去ろうとする。
「待ちなさい!」
アルマダの低い声が呼び止めた。
「あなたの気持ちは痛いほどわかります。困ったことがあったら、ご連絡ください。それと、これを持っていきなさい」
彼は腰の短剣を抜き、フェニックスに手渡した。
「これは?」
受け取った短剣は、精巧な細工が施された高価なものだった。柄には ネグラロサ商会の印 が刻まれている。
「今後、必要になるかもしれませんよ。鍛錬も欠かさないことです」
フェニックスは急いで アストリア離宮 に戻り、ノワールやリリィ、アダム、そして他の残った者たちを集めた。すでに執事長をはじめ、国に雇われていた者の多くは去っていた。
彼女は資産のほとんどを慈善活動に使い果たしており、アストリア家として自由になる金はほとんどなかった。国も運営予算を削り、援助は期待できない状況だった。
「すまなかった。これからは執事長として、俺もこの離宮を守る」
彼はそう宣言し、剣の鍛錬を再開した。その訓練には、ノワールや他の従業員たちも参加した。
外でも働き、給料を生活費の足しにとノワールに渡した。
王女である双子の子供を育てるには、それなりの金がかかったし、王女としての品格を保つため、お金をかけたかった。
「そんな必要ないわよ」
──まるで、アストリアの声が聞こえてくるようだった。
フェニックスは、ネグラロサ商会にも借金を申し込んだ。
アルマダは、「無利子で、必要なだけ貸しますよ。将来への投資です」と言った。
だが、それは嘘だろう。
今や過去の人であるアストリアの子供たちには、人質の価値すらないのだから。
それでも、彼は前に進むしかなかった。
※
フェニックスは王都の市内執政の仕事に応募し、採用された。
担当は、アストリアと一緒によく訪れていた貧民街地区だった。
仕事ぶりが評価され、公爵家の関係者との結婚話が持ち上がったが、彼は断った。
「離宮の執事長を辞めるなら、昇進の道を開いてやる」
圧力がかかったが、彼は拒否した。
──彼が執事長でいることで、双子の処遇に簡単に手を出せないからだ。
アストリアの死から 15年 が経ち、フェニックスは出世を重ねて 国家財政の中心人物 に登り詰めていた。
一見すると、冒険者風の痩せた長身の美男子は無口に見えるが、実は敏腕な「執政官」であった。時には饒舌に話し、交渉相手を圧倒することもある。
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「まあ、良いではないですか。本人が働きたいのであれば、アストリアに虫はつけさせませんから」アストリア家のメイド長らしい女性が助言した。彼女は穏やかな微笑みを浮かべていた。
その場で雑用係の採用が決まった後、フェニックスにメイド長が近づいてきた。「よく、ここまで来たね」彼にしかわからない言葉を投げかけた。
メイド長はフェニックスのことを知っている。長い時間、彼を見守ってきたのだ。彼女の目には、かつての彼の努力と成長が映っているようだった。
※
フェニックスとアストリアの出会いは、彼らが学校に入る5年前に遡る。
15歳のフェニックスは、船に乗って仕事をしていたが海難事故に遭い、アストリアの治癒魔法に救われた。意識が朦朧とする中で、朧げに見えた小さな彼女は、まるで天使のように思えた。
彼は、身体が動くようになり、助けてくれた彼女のいる修道院を訪ねた。今まで買ったことのない種類のお礼のお菓子を持って、何よりも彼女を一目見たかったのだ。
アストリアは留守らしく、代わりに痩せた長身の女性に出会った。
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彼は、胸の内を見透かされて赤面した。
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「そうですか。それなら、一つ助言をあげましょう」その女性は難易度の高い、しかしとても簡単な方法を教えた。
彼は仕事を辞め、図書館に籠り、寝る時と食事以外の、全ての時間を勉強にあてた。いや、寝る時も考え、食事の時も考えていた。貯めていたお金は全て無くなった。
それから、数年の内に、フェニックスは新たに「執政官」の職業を得た。
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「神の意思に背いたからでしょうか?」
「違うわ、フェニックス。一つお願いがあるの!」
フェニックスは何も言えなかった。言いたいことは山ほどあったが、言葉にならなかった。必死に声を絞り出す。
「なんでも聞くよ」
「この子たちを守ってね。この子たちを信じてね。」
そう言って、アストリアは愛おしそうに双子の赤子を見た。フェニックスは優しく双子を抱き上げた。
「ありがとう、フェニックス。しばらく休むから、一人にして」
彼女が亡くなったその夜、遺体とメイド長は忽然と消えた。フェニックスは仕事の合間を縫って必死に捜索したが、全く手がかりがなかった。
彼らが育った海沿いの町にも何度か訪れ、西部修道院で調べたが、メイド長がいたという記録すらなかった。
やがて、フェニックスは街の中心にある ネグラロサ商会 の本店を訪ねた。アストリアの離宮では、この町で創立されたばかりのこの商会を贔屓にしていたからだ。
店長に取次を頼んだが、代わりに 副商会長のアルマダ がすぐに現れた。
海賊のような風貌。大柄な体格と鋭い眼光。短剣を差した姿は、商人というより荒くれ者に見えた。
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「金言ありがとうございます。目が覚めました」深く礼をし、去ろうとする。
「待ちなさい!」
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「あなたの気持ちは痛いほどわかります。困ったことがあったら、ご連絡ください。それと、これを持っていきなさい」
彼は腰の短剣を抜き、フェニックスに手渡した。
「これは?」
受け取った短剣は、精巧な細工が施された高価なものだった。柄には ネグラロサ商会の印 が刻まれている。
「今後、必要になるかもしれませんよ。鍛錬も欠かさないことです」
フェニックスは急いで アストリア離宮 に戻り、ノワールやリリィ、アダム、そして他の残った者たちを集めた。すでに執事長をはじめ、国に雇われていた者の多くは去っていた。
彼女は資産のほとんどを慈善活動に使い果たしており、アストリア家として自由になる金はほとんどなかった。国も運営予算を削り、援助は期待できない状況だった。
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──まるで、アストリアの声が聞こえてくるようだった。
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だが、それは嘘だろう。
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それでも、彼は前に進むしかなかった。
※
フェニックスは王都の市内執政の仕事に応募し、採用された。
担当は、アストリアと一緒によく訪れていた貧民街地区だった。
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