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懲罰房の夜と再審の朝
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俺は、懲罰房――独房に閉じ込められた。
三日間、水しか与えられなかった。だが、一人でいることは苦ではない。やることはいくらでもある。剣の練習と、勉強。道具がなくても、やりようはある。
姿勢を整え、空を斬るように剣を振る。頭の中では暗算を繰り返す。腹は減るが、命に別状はない。ドラゴンと巨人族の血が流れるこの身には、まだ溜め込んだ力が残っていた。
四日目、取調室に連れていかれた。素直に従う。無駄な抵抗はしない。
「事情を聞かせてもらおうか?」
現れたのは、監察官と呼ばれる屈強な男だった。大穴から来た奴らを除けば、今まで見た中でも群を抜いている。ただ、何を考えているかは読めない。
「トルサン、お前、なかなかの力持ちだな。壊した部屋の弁償はしてもらう」
「……はい。当然です」
「聞き分けの良い子だ。評判とは違うな。さて……ただの喧嘩か?」
「……はい」
八百長のことは言うな。そうカインからは忠告されている。
だが――。
「私は真実が知りたいだけだ。悪いようにはしない。話してくれないか?」
監察官の眼差しは真剣だった。嘘をついているようには見えなかった。
「……実は」
俺は口を開いた。推測も混じるが、間違いではない。そう信じたからだ。八百長のことを、すべて話した。
「ありがとう。……もう少しだけ我慢してくれ。この件は他言無用だ」
監察官はそう言い残し、慌ただしく部屋を後にした。同行していた看守たちも慌ててついていく。
――二日後。再び、取調室に連れて行かれた。
入ってすぐ、空気の異変を感じた。監察官の目が、前回とまるで違っていた。冷たい。断罪の色をしている。
「お前は、自分の罪を逃れるために嘘をつき、多くの者を陥れようとした」
「……は?」
「血印のある証文など、どこにも無かった。お前と同室だった者は、お前が酒に酔って暴れたと証言している。妄想癖があるともな」
「麻薬入りの酒の瓶は?」
「見つかった。が、中身は半分以上残っていた。俺も飲んだが、ただの上等な酒だった」
「カビースが証拠を――!」
「カビースは入院中だ」
「じゃあ、看守が……あいつらが口裏を――!」
「誰もそんな八百長の話など知らんと言っていた。お前の被害妄想だろう?」
「違う! 誰が自分から関与を明かすか!」
「カビースは言っていた。お前を介抱しようとして怪我をしたが、許してやると。あいつは後輩思いで、今も現場に残って指導している。お前とは違う」
「……ちくしょう」
「虚偽告訴の罪により、追放処分が決まった。明日には判決が下る」
「違う! 俺はここに残りたいんだ!」
「ふざけるな。お前のせいで俺の首が飛びかけたんだぞ。これで一件落着だ」
……嵌められた。
ただ真実を語っただけなのに、最初から罠だったかのような、完璧な崩し方だった。
その夜、独房に戻された俺の前に出されたのは、かびだらけのパン。
だが、俺の体には毒も効かない。問題ない。
「懐かしいな、この味」
だが、不味いものは不味い。味覚だけは鍛えられない。
「贅沢をしすぎた……」
それでも、俺は食べた。この悔しさを、過ちとして刻むために。
涙は流さない。ただ、噛みしめた。
――そして、翌朝。
追放の判決が下る直前、再び扉が開いた。
現れたのは、監察官に加え、数名の兵士。そして――カイン、そして一人の老婆。
その場の空気が張りつめた。
「こいつです、シャーヒナ様。嘘をつき、混乱を招いた者です」
「カディブ、私の名を軽々しく呼ぶな。黙っておれ。……カイン、この少年を助ければよいのだな?」
老婆――シャーヒナと呼ばれたその女は、貴族のような佇まいをしていたが、声音には冷たさと愉悦が入り混じっていた。
「お慈悲を頂きたく、伏して願います」
カインは、深々と頭を垂れた。
「たいした者には見えぬが……まあいい。カディブ、調査をやり直せ」
「しかし……私も調査に立ち会い――」
「お前は、シャーヒナに逆らうのか? この闘技場の主人は誰だ?」
護衛のひとり――長身の男が、静かに問いかけた。その声は氷のように冷たく、だが力に満ちていた。
監察官は一瞬、苦虫を噛み潰したような顔をしたが、すぐに表情を消した。だが、シャーヒナは見逃さなかった。
「ハディード、手を貸してあげなさい。看守の尋問を特にね」
「すでに全員に聞いております、シャーヒナ」
監察官が言い返した、その瞬間だった。
風も音もなかった。ただ、次の瞬間には、監察官の身体が空中に跳ね飛ばされていた。
ハディードの拳――あるいは何か。それすら見えなかった。
監察官は、動かない。
「カディブは職務怠慢により禁錮。牢に入れておけ」
あまりにも淡々と、シャーヒナは言った。
「さて……看守全員となると、百人以上ね。調査も骨が折れるわ」
「申し上げます。トルサンは、カビースと看守がやりとりしていた現場を目撃しております」
「ほう……それは本当か?」
「……暗くて名前は読めなかったけど、顔は覚えてる。だから、やらせてください。俺が見つけます」
逃げ場はない。俺は言い切った。
※
看守たちが一堂に集められ、集会が開かれた。だが、開始は遅れ、会場はざわついていた。
「悪いが、少し待ってくれ。軽食でも取っておけ」
司会がそう告げ、女奴隷たちが豪華な食事と茶を運ぶ。
食事を配る奴隷の中に、密偵がいる。そして、耳と目に優れた獣人たちが周囲に配置され、集まる会話をすべて書き留めていた。
人族の情報収集の手口。その緻密さに、俺はぞっとし、同時に感心した。
俺もまた、隠し窓から、例の看守を探していた。
見つからない。顔は覚えているはずなのに――。
「見つかったかい?」
カインが声をかけてきた。俺は首を横に振る。
「トルサンに見られてるから、きっと変装してる。髪型、髭、服装……細部の違いに気を取られないで」
悔しい。だが、手を伸ばしてくれるカインの言葉は、俺を立たせてくれる。
やるしかない。
シャーヒナが登壇し、看守たちが一斉にひれ伏す。
『不正は許さない。不正を知り、黙認する者も、また同罪』
それだけの言葉。だが、会場は凍りついた。
その後、看守たちは入れ替わりながら忠誠を誓い、解散となった。
静まり返る中、俺はつぶやいた。
「……やっと、わかった」
「本当かい、名前は?」
「ごめん、実はまだ全部読めないんだ」
「じゃあ、勉強しようね」
俺は石板を手に取り、名前――読めないネームタグを、形で写し取るように書き記していった。
三日間、水しか与えられなかった。だが、一人でいることは苦ではない。やることはいくらでもある。剣の練習と、勉強。道具がなくても、やりようはある。
姿勢を整え、空を斬るように剣を振る。頭の中では暗算を繰り返す。腹は減るが、命に別状はない。ドラゴンと巨人族の血が流れるこの身には、まだ溜め込んだ力が残っていた。
四日目、取調室に連れていかれた。素直に従う。無駄な抵抗はしない。
「事情を聞かせてもらおうか?」
現れたのは、監察官と呼ばれる屈強な男だった。大穴から来た奴らを除けば、今まで見た中でも群を抜いている。ただ、何を考えているかは読めない。
「トルサン、お前、なかなかの力持ちだな。壊した部屋の弁償はしてもらう」
「……はい。当然です」
「聞き分けの良い子だ。評判とは違うな。さて……ただの喧嘩か?」
「……はい」
八百長のことは言うな。そうカインからは忠告されている。
だが――。
「私は真実が知りたいだけだ。悪いようにはしない。話してくれないか?」
監察官の眼差しは真剣だった。嘘をついているようには見えなかった。
「……実は」
俺は口を開いた。推測も混じるが、間違いではない。そう信じたからだ。八百長のことを、すべて話した。
「ありがとう。……もう少しだけ我慢してくれ。この件は他言無用だ」
監察官はそう言い残し、慌ただしく部屋を後にした。同行していた看守たちも慌ててついていく。
――二日後。再び、取調室に連れて行かれた。
入ってすぐ、空気の異変を感じた。監察官の目が、前回とまるで違っていた。冷たい。断罪の色をしている。
「お前は、自分の罪を逃れるために嘘をつき、多くの者を陥れようとした」
「……は?」
「血印のある証文など、どこにも無かった。お前と同室だった者は、お前が酒に酔って暴れたと証言している。妄想癖があるともな」
「麻薬入りの酒の瓶は?」
「見つかった。が、中身は半分以上残っていた。俺も飲んだが、ただの上等な酒だった」
「カビースが証拠を――!」
「カビースは入院中だ」
「じゃあ、看守が……あいつらが口裏を――!」
「誰もそんな八百長の話など知らんと言っていた。お前の被害妄想だろう?」
「違う! 誰が自分から関与を明かすか!」
「カビースは言っていた。お前を介抱しようとして怪我をしたが、許してやると。あいつは後輩思いで、今も現場に残って指導している。お前とは違う」
「……ちくしょう」
「虚偽告訴の罪により、追放処分が決まった。明日には判決が下る」
「違う! 俺はここに残りたいんだ!」
「ふざけるな。お前のせいで俺の首が飛びかけたんだぞ。これで一件落着だ」
……嵌められた。
ただ真実を語っただけなのに、最初から罠だったかのような、完璧な崩し方だった。
その夜、独房に戻された俺の前に出されたのは、かびだらけのパン。
だが、俺の体には毒も効かない。問題ない。
「懐かしいな、この味」
だが、不味いものは不味い。味覚だけは鍛えられない。
「贅沢をしすぎた……」
それでも、俺は食べた。この悔しさを、過ちとして刻むために。
涙は流さない。ただ、噛みしめた。
――そして、翌朝。
追放の判決が下る直前、再び扉が開いた。
現れたのは、監察官に加え、数名の兵士。そして――カイン、そして一人の老婆。
その場の空気が張りつめた。
「こいつです、シャーヒナ様。嘘をつき、混乱を招いた者です」
「カディブ、私の名を軽々しく呼ぶな。黙っておれ。……カイン、この少年を助ければよいのだな?」
老婆――シャーヒナと呼ばれたその女は、貴族のような佇まいをしていたが、声音には冷たさと愉悦が入り混じっていた。
「お慈悲を頂きたく、伏して願います」
カインは、深々と頭を垂れた。
「たいした者には見えぬが……まあいい。カディブ、調査をやり直せ」
「しかし……私も調査に立ち会い――」
「お前は、シャーヒナに逆らうのか? この闘技場の主人は誰だ?」
護衛のひとり――長身の男が、静かに問いかけた。その声は氷のように冷たく、だが力に満ちていた。
監察官は一瞬、苦虫を噛み潰したような顔をしたが、すぐに表情を消した。だが、シャーヒナは見逃さなかった。
「ハディード、手を貸してあげなさい。看守の尋問を特にね」
「すでに全員に聞いております、シャーヒナ」
監察官が言い返した、その瞬間だった。
風も音もなかった。ただ、次の瞬間には、監察官の身体が空中に跳ね飛ばされていた。
ハディードの拳――あるいは何か。それすら見えなかった。
監察官は、動かない。
「カディブは職務怠慢により禁錮。牢に入れておけ」
あまりにも淡々と、シャーヒナは言った。
「さて……看守全員となると、百人以上ね。調査も骨が折れるわ」
「申し上げます。トルサンは、カビースと看守がやりとりしていた現場を目撃しております」
「ほう……それは本当か?」
「……暗くて名前は読めなかったけど、顔は覚えてる。だから、やらせてください。俺が見つけます」
逃げ場はない。俺は言い切った。
※
看守たちが一堂に集められ、集会が開かれた。だが、開始は遅れ、会場はざわついていた。
「悪いが、少し待ってくれ。軽食でも取っておけ」
司会がそう告げ、女奴隷たちが豪華な食事と茶を運ぶ。
食事を配る奴隷の中に、密偵がいる。そして、耳と目に優れた獣人たちが周囲に配置され、集まる会話をすべて書き留めていた。
人族の情報収集の手口。その緻密さに、俺はぞっとし、同時に感心した。
俺もまた、隠し窓から、例の看守を探していた。
見つからない。顔は覚えているはずなのに――。
「見つかったかい?」
カインが声をかけてきた。俺は首を横に振る。
「トルサンに見られてるから、きっと変装してる。髪型、髭、服装……細部の違いに気を取られないで」
悔しい。だが、手を伸ばしてくれるカインの言葉は、俺を立たせてくれる。
やるしかない。
シャーヒナが登壇し、看守たちが一斉にひれ伏す。
『不正は許さない。不正を知り、黙認する者も、また同罪』
それだけの言葉。だが、会場は凍りついた。
その後、看守たちは入れ替わりながら忠誠を誓い、解散となった。
静まり返る中、俺はつぶやいた。
「……やっと、わかった」
「本当かい、名前は?」
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