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5章 表舞台へ、静かに階段を上る
66話 二度ある事は三度あると男は思い出す
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嬌声と卑猥な肉と肉がぶつかり合う室内に入り、真っ最中の奴等から視線を逸らして辺りを見渡す。
ガラス窓が大きく、室内に太陽光が入り室内の壁が白で統一されて大きなデスクと来客用のソファがあるが、他には特になく、絨毯が豪華だなっと思うが全体的に無駄に装飾もされず趣味が良いんだが……
「おらぁ、これが好きなんだろっ!?」
「い、いいっ!!」
激しく腰を突き上げる元締めらしき褐色の肌、おそらく日焼けをした30代の男が女の乳首を抓り上げながら満足げにイヤらしく笑う。
うーん、正直、この元締めが指示したレイアウトじゃないんだろうな……こういう奴はきっと赤とか金とか派手な色が好きそうだし?
そう考えた瞬間、あの出世魚のように名前がコロコロ変わる赤とか金が好きなあの方の部屋の趣味はどうだっただろう、と思ったがあの方は別格と割り切り考えない事にした。
俺はチラリと背後に控える目を伏せて、やや頭を垂れる老執事を見て思う。
この人の主導か、もしくは、先代が趣味が良かったのかな?
まあ、どうでもいい事かと流した俺が前を意識を向けると、相変わらず俺に見せつけるようにヤッてる元締めに呆れた視線を向けながら声をかける。
「お楽しみ中、申し訳ないんですがお話がしたいんで一旦止めて貰っていいですか?」
「ああぁ? 俺はこのままでもちゃんと話が出来るから気にするなよ」
眉を眉間に寄せながら軽く威嚇するように俺を見つめる元締めだが、それに対して俺が特に感情を見せないのが気に入らないのか不機嫌な顔になる。
座ってた椅子から結合したまま降り立ち、女を窓に両手を付かせて元締めがケツを見せる形でバックから激しく突く。
「――ッ!」
それを見た俺は絶句して表情を凍らせる。
俺の反応を伺っていた元締めが気を良くしたのか口の端を上げるのを見て、俺は心の中で謝った。
ごめん、想定してた反応がやっと引き出せたと思ったんだろうけど違うんよ!
想定してたのは激しい俺の腰使いにビビれ、俺のビックマイサンを見ろってとこなんだろうけど……
まあ、腰使いは形だけで驚いて上げてもいいんだが、サンセェと同じレベルの親指サイズではちょっと……
前に集めた情報の限りではこの世界では充分自慢の対象のようだけど、俺が驚いたのはそんな事じゃない。
俺が思ったのはこの元締めのケツを見た瞬間、『パンツの跡がないっ!! この世界で日サロがあるの!? それとも外で真っ裸で……』と思って絶句しただけなんだ……
いや、待て。まだ結論を出すのは早い。
日焼けぽい焼け方に見えたが実は褐色な人かもしれない。
1人で納得して復帰を果たした俺が平静を取り戻す最中も体位を変えたりしてアピールしていたが元の状態に戻ったのを感じた元締めの機嫌がまた悪くなり始めた。
この元締め、面倒臭いな……と思っていると
ピコン
えっ? ここでおすすめスキル? と思ったが違ったようで話しかけられる。
『いい加減、気付け 馬鹿ター』
はぁ? ってか馬鹿ターってマスターと被せたのか、オイ!
いいから周りの奴等を調べろ、と言われた俺はスキル製造機が言ってくるぐらいだからスキルだろうと思い、そこに注目して内心、不貞腐れ気味で元締めから見ていく。
オッセー Lv11
性技Lv3 詐称Lv2 遅漏
元締め、オッセーっていうのか、名前のオッセーだから遅漏ってウケるぅ……って違う違う!
待て待て、性技はともかく詐称Lv2とかマジか? 元締めだよな?
しかし、他に目ぼしいスキルはないし……この程度で元締めしてられるのか?
されている子のスキルも見るが性技Lv1があるだけの特に特色のない。
うーん、元締めってそれぐらいのスキルでやっていけるもん?
なんでもスキルありきとは言わんけど、繰り返した分、蓄積してスキルが発現、成長するはずである。
それは俺も薬品調合などで繰り返す事でスキルレベルが上がるのを体験しているから間違いない。
その蓄積があるはずなのに詐称が2とか有り得るか? 少なくとも他にも交渉術や威圧とかないとか……
納得いかない俺が辺りを見渡すようにして振り返った先にいた人物を流し見して、すぐに二度見するハメになった。
俺の反応に気付いた老執事は一瞬、口許に不敵な笑みを浮かべ、ゾッとするような視線で俺を射抜く。
びっくりした俺は悟られないように感情を抑えようとしたが失敗して鼻が出た俺を好々爺な笑みを浮かべる老執事。
「本当に人が悪いよな」
誤魔化し切れないと腹を括った俺の呟きに優しげに浮かべてた笑みを崩して、先程と同じ俺を射抜きような視線を送り、口の端を上げる。
はぁ、じゃ、茶番を終わらせるか。
元締め? を放置してる間に褐色の肌に汗が流れ、テカリ出している肉体を躍動させて頑張る姿を見て溜息を零す。
「ヘイヘイ、俺様のビックマイサンにびびって声も出ないか?」
興味を示さない俺に焦れた元締め? は煽り出してきた。
茶番を終わらせると決めた俺は早速、行動に移す事にした。
おもむろにズボンを引き下ろし、俺のマイサンを出すと未勃起状態で元締め? を超えるサイズのを露出すると元締め? は口をあんぐりと開け、女は「まあ♪」と頬を染めて凝視してくる。
勃起制御
ビキビキと大きくなる俺のマイサンがそそり立つのを見て、元締め? は茫然として膝を着き、女は興奮を隠せず荒い息を吐き出す。
やっと静かになったな。
俺は勃起状態を解除してズボンに仕舞い終えると老執事に振り返る。
「本当に人が悪いよな? 確かに面会依頼したのは俺だけど情報屋からニュアンスじゃ、そっちも会いたかった相手にする事かよ……アンタが元締めだろ?」
俺が見つめる老執事? は好々爺な笑みも先程の鋭い笑みを浮かべず、ただ俺を射抜くように見つめてくる。
見つめ返す俺が見た老執事のスキルはこうだ。
ゾロ Lv71
交渉術Lv8 詐称Lv9 暗殺術Lv9 威圧Lv8
などなど、細かいスキルは他にもあるがまさに元締めと思わせるスキルが並んでいる。
この世界に来てからこんな高レベルのスキル持ちを初めてだ……俺と同じスキル製造機持ちかと疑ったぜ。
しかし、そうではなく、純粋に天才で相当の努力もしているとスキル製造機が教えてくれる。
スキル製造機から100年に1人の器でなく1000年に1人いるかどうかの怪物だと教えられて頬に伝う汗を隠せない俺。
今、襲いかかれたら勝てるのか? いや、逃げ切れるのか!?
確かにステータスを見る限り、俺の勝利は動かないかに見えるが、俺のはスキルの高さに経験などが追い付いてない。
だが、この元締めと思われる老人はそのスキルに相応しい経験を積んでいる事は考え込まずとも分かり切っていた。
不意打ちをされたら間違いなく殺される、と思った瞬間、探査や危険探知を発動させてない事に気付く。
し、しまった、油断どころじゃない! 俺はどこまで馬鹿なんだ!
慌てて発動させた俺は部屋を囲むようにある人の存在に漸く気付き、愕然とした。
くそぅ……スキル製造機に馬鹿呼ばわりしてくるのに文句言える立場じゃねぇな……
逃げる用意を、と考えた意識の切り替えをした俺に気付き、元締めと思われる老人が掌を向けてくる。
「なあに、取って食ったりせんよ。お前さんを殺しても銅貨一枚もワシに得がないからの」
ワシが殺す気なら背を向けてる間に何度でもやれた、と言われた俺は確かにこの状況で身構えること自体、とてもマヌケな気がしてきた。
この老人の実力は本物と嘆息した俺は体に入った力を抜いた。
そんな俺の様子から観念して話を聞く体勢になったと判断した老人が先程の質問に答えてくれる。
「ワシが元締めというのは半分、正解で不正解じゃ。ワシは先代じゃ」
老人が言うには先代元締めが手を叩くと俺が入ってきたドアが開きだし、そこからアラビアンナイトに出てくる踊り子の少女のような格好をした少女が入ってくる。
「紹介しよう。この娘が当代、元締め、ワシの孫娘のキャンベラじゃ」
燃えるような長い赤髪を二つ結びにする少女が堂々と笑みを浮かべて俺の前に来ると優雅に会釈した。
ガラス窓が大きく、室内に太陽光が入り室内の壁が白で統一されて大きなデスクと来客用のソファがあるが、他には特になく、絨毯が豪華だなっと思うが全体的に無駄に装飾もされず趣味が良いんだが……
「おらぁ、これが好きなんだろっ!?」
「い、いいっ!!」
激しく腰を突き上げる元締めらしき褐色の肌、おそらく日焼けをした30代の男が女の乳首を抓り上げながら満足げにイヤらしく笑う。
うーん、正直、この元締めが指示したレイアウトじゃないんだろうな……こういう奴はきっと赤とか金とか派手な色が好きそうだし?
そう考えた瞬間、あの出世魚のように名前がコロコロ変わる赤とか金が好きなあの方の部屋の趣味はどうだっただろう、と思ったがあの方は別格と割り切り考えない事にした。
俺はチラリと背後に控える目を伏せて、やや頭を垂れる老執事を見て思う。
この人の主導か、もしくは、先代が趣味が良かったのかな?
まあ、どうでもいい事かと流した俺が前を意識を向けると、相変わらず俺に見せつけるようにヤッてる元締めに呆れた視線を向けながら声をかける。
「お楽しみ中、申し訳ないんですがお話がしたいんで一旦止めて貰っていいですか?」
「ああぁ? 俺はこのままでもちゃんと話が出来るから気にするなよ」
眉を眉間に寄せながら軽く威嚇するように俺を見つめる元締めだが、それに対して俺が特に感情を見せないのが気に入らないのか不機嫌な顔になる。
座ってた椅子から結合したまま降り立ち、女を窓に両手を付かせて元締めがケツを見せる形でバックから激しく突く。
「――ッ!」
それを見た俺は絶句して表情を凍らせる。
俺の反応を伺っていた元締めが気を良くしたのか口の端を上げるのを見て、俺は心の中で謝った。
ごめん、想定してた反応がやっと引き出せたと思ったんだろうけど違うんよ!
想定してたのは激しい俺の腰使いにビビれ、俺のビックマイサンを見ろってとこなんだろうけど……
まあ、腰使いは形だけで驚いて上げてもいいんだが、サンセェと同じレベルの親指サイズではちょっと……
前に集めた情報の限りではこの世界では充分自慢の対象のようだけど、俺が驚いたのはそんな事じゃない。
俺が思ったのはこの元締めのケツを見た瞬間、『パンツの跡がないっ!! この世界で日サロがあるの!? それとも外で真っ裸で……』と思って絶句しただけなんだ……
いや、待て。まだ結論を出すのは早い。
日焼けぽい焼け方に見えたが実は褐色な人かもしれない。
1人で納得して復帰を果たした俺が平静を取り戻す最中も体位を変えたりしてアピールしていたが元の状態に戻ったのを感じた元締めの機嫌がまた悪くなり始めた。
この元締め、面倒臭いな……と思っていると
ピコン
えっ? ここでおすすめスキル? と思ったが違ったようで話しかけられる。
『いい加減、気付け 馬鹿ター』
はぁ? ってか馬鹿ターってマスターと被せたのか、オイ!
いいから周りの奴等を調べろ、と言われた俺はスキル製造機が言ってくるぐらいだからスキルだろうと思い、そこに注目して内心、不貞腐れ気味で元締めから見ていく。
オッセー Lv11
性技Lv3 詐称Lv2 遅漏
元締め、オッセーっていうのか、名前のオッセーだから遅漏ってウケるぅ……って違う違う!
待て待て、性技はともかく詐称Lv2とかマジか? 元締めだよな?
しかし、他に目ぼしいスキルはないし……この程度で元締めしてられるのか?
されている子のスキルも見るが性技Lv1があるだけの特に特色のない。
うーん、元締めってそれぐらいのスキルでやっていけるもん?
なんでもスキルありきとは言わんけど、繰り返した分、蓄積してスキルが発現、成長するはずである。
それは俺も薬品調合などで繰り返す事でスキルレベルが上がるのを体験しているから間違いない。
その蓄積があるはずなのに詐称が2とか有り得るか? 少なくとも他にも交渉術や威圧とかないとか……
納得いかない俺が辺りを見渡すようにして振り返った先にいた人物を流し見して、すぐに二度見するハメになった。
俺の反応に気付いた老執事は一瞬、口許に不敵な笑みを浮かべ、ゾッとするような視線で俺を射抜く。
びっくりした俺は悟られないように感情を抑えようとしたが失敗して鼻が出た俺を好々爺な笑みを浮かべる老執事。
「本当に人が悪いよな」
誤魔化し切れないと腹を括った俺の呟きに優しげに浮かべてた笑みを崩して、先程と同じ俺を射抜きような視線を送り、口の端を上げる。
はぁ、じゃ、茶番を終わらせるか。
元締め? を放置してる間に褐色の肌に汗が流れ、テカリ出している肉体を躍動させて頑張る姿を見て溜息を零す。
「ヘイヘイ、俺様のビックマイサンにびびって声も出ないか?」
興味を示さない俺に焦れた元締め? は煽り出してきた。
茶番を終わらせると決めた俺は早速、行動に移す事にした。
おもむろにズボンを引き下ろし、俺のマイサンを出すと未勃起状態で元締め? を超えるサイズのを露出すると元締め? は口をあんぐりと開け、女は「まあ♪」と頬を染めて凝視してくる。
勃起制御
ビキビキと大きくなる俺のマイサンがそそり立つのを見て、元締め? は茫然として膝を着き、女は興奮を隠せず荒い息を吐き出す。
やっと静かになったな。
俺は勃起状態を解除してズボンに仕舞い終えると老執事に振り返る。
「本当に人が悪いよな? 確かに面会依頼したのは俺だけど情報屋からニュアンスじゃ、そっちも会いたかった相手にする事かよ……アンタが元締めだろ?」
俺が見つめる老執事? は好々爺な笑みも先程の鋭い笑みを浮かべず、ただ俺を射抜くように見つめてくる。
見つめ返す俺が見た老執事のスキルはこうだ。
ゾロ Lv71
交渉術Lv8 詐称Lv9 暗殺術Lv9 威圧Lv8
などなど、細かいスキルは他にもあるがまさに元締めと思わせるスキルが並んでいる。
この世界に来てからこんな高レベルのスキル持ちを初めてだ……俺と同じスキル製造機持ちかと疑ったぜ。
しかし、そうではなく、純粋に天才で相当の努力もしているとスキル製造機が教えてくれる。
スキル製造機から100年に1人の器でなく1000年に1人いるかどうかの怪物だと教えられて頬に伝う汗を隠せない俺。
今、襲いかかれたら勝てるのか? いや、逃げ切れるのか!?
確かにステータスを見る限り、俺の勝利は動かないかに見えるが、俺のはスキルの高さに経験などが追い付いてない。
だが、この元締めと思われる老人はそのスキルに相応しい経験を積んでいる事は考え込まずとも分かり切っていた。
不意打ちをされたら間違いなく殺される、と思った瞬間、探査や危険探知を発動させてない事に気付く。
し、しまった、油断どころじゃない! 俺はどこまで馬鹿なんだ!
慌てて発動させた俺は部屋を囲むようにある人の存在に漸く気付き、愕然とした。
くそぅ……スキル製造機に馬鹿呼ばわりしてくるのに文句言える立場じゃねぇな……
逃げる用意を、と考えた意識の切り替えをした俺に気付き、元締めと思われる老人が掌を向けてくる。
「なあに、取って食ったりせんよ。お前さんを殺しても銅貨一枚もワシに得がないからの」
ワシが殺す気なら背を向けてる間に何度でもやれた、と言われた俺は確かにこの状況で身構えること自体、とてもマヌケな気がしてきた。
この老人の実力は本物と嘆息した俺は体に入った力を抜いた。
そんな俺の様子から観念して話を聞く体勢になったと判断した老人が先程の質問に答えてくれる。
「ワシが元締めというのは半分、正解で不正解じゃ。ワシは先代じゃ」
老人が言うには先代元締めが手を叩くと俺が入ってきたドアが開きだし、そこからアラビアンナイトに出てくる踊り子の少女のような格好をした少女が入ってくる。
「紹介しよう。この娘が当代、元締め、ワシの孫娘のキャンベラじゃ」
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