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モヤモヤ
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しおりを挟む帰ろうとするとノンちゃんがやってきていつものように地元民しか通らない近道を歩いていた
「はあっ……いつもここまで来たらやっと帰れるって思って気を抜けるよ」
メインの通学路からは雑木林があって見えないポイントに差し掛かっていた
ここからは道もどんどん通学路から離れていくので、学校の人に会わないで済むと気持ちが弛みユキは学校での緊張感のある張り詰めた空気を出していた自分をリセットして肩の力を抜けるポイントだった
「あははははっ
ユキちゃんのクラスから毎日禍々しい真っ黒なオーラが廊下まで出てるからね~」
「んなオーラ出してないし」
「どこがよ?
私がいつ行っても半径1メートルに誰もいないじゃん
超『近づくなオーラ』が出まくってるって~」
それがわかっててもあの陽気な態度で来れる空気を読まないノンちゃんに呆れてユキもクスッと笑ってしまった
「本当に空気読まない女~」
「だって別にユキちゃんはユキちゃんだもん
それで近づけなかったら親友は勤まらないっすよ」
こんな状態でも親友と言ってくれる彼女を有り難くも少し迷惑にも思いながら「あっそうですか まぁノンちゃんのそういう所は凄いと思うわ」と苦笑いしながら嫌味交じりに言うが彼女は「ふふ~んっ」と少し胸を張ってニコッとしていた
「で、ノンちゃんのクラスはどう?
友達出来た?」
「ん~ うちら学年で1クラスだったから大勢いる雰囲気が慣れなくてまだよくわかんないけど話す子は出来たよ」
「ふ~ん 良かったじゃん」
ノンちゃんのクラスメイトの話やユキは見知らぬ先輩ヤンキー女子の話や相変わらずまだ来るウザイ男子からの声かけの愚痴を話しながら歩いていると家の前まで着いた
「何かさ、学校行くと夕飯の買い物に行くのすら面倒になってくるよ」
ユキの家は母子家庭で三人姉妹の四人家族だが、姉は彼氏の家や友達の所に泊まっていて毎日帰って来ない人なのでおらず、妹は一つ下で小6だが帰ってきたらすぐに塾や習い事に出掛けるので、引きこもりをやっていた時期に母から「何もしてないからユキが夕飯担当ね」と任命されてしまい、そこから学校に通い出した今でも継続させられていた
今までは学校に行かなかったので夕方の値引きされる半額セールの買い物に息抜きとして出掛けるのも楽しみの一つにはなっていたのだが、学校に行くと引きこもり時代の生活のリズムとは違うので帰ってから出歩くのが億劫に感じてきて夕飯は何をつくろかなど考えてる気分も買い物に行く気分すらも薄れていた
部屋に戻ると出掛ける気も薄れてしまい、メイクも落とし着替えダラダラとしながら部屋で葛藤してから仕方なく買い物に出掛けるような毎日になっていて、最近やっとお肉などは少し多めに買ってきて数日分を小分けにして冷凍しておく事を覚えて毎日の買い物から解放された
『超楽になったぁ~
……って、今更こんな事知ったなんて私バカじゃん……』
そんな事を帰りながらノンちゃんに話すと彼女は買い物に行かないなら寄っていくと言い出してユキの部屋に来た
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