6 / 6
6
しおりを挟む
「では、またいつか…」
「え?ま、待って…」
俺の目の前で、彼女の姿は空気の中にかき消えた。
一体、なにがどうなっているのか…
俺は、ぼんやりとあたりを見渡す。
どこだ、ここは…
彼女は、元の場所に戻ると言ってたのに、俺は全く違う場所にいる。
仕方なく俺はそのあたりを歩いてみることにした。
やはり、俺の住んでた町とは違う。
歩き回っている間に、あたりはすっかり暗くなった。
家がわからないどころか、現在地さえもわからない。
(あ、そうだ!)
俺は、リュックの中からスマホを取りだした。
しかし、不運なことにスマホは充電が切れていた。
仕方がない。交番を探してみよう。
そう思いながら歩いていると、人気のない公園をみつけた。
俺は、その公園のベンチに腰掛けた。
(一体、何がどうなってるんだよ…)
不安なせいか、何なのか…どっと疲れが出て来るのを感じた。
喉も乾いているし、お腹も減ったような気がする。
お腹をさすった時、ポケットに何か入っていることに気が付いた。
(あ……)
そうだ、さっきの女の子がくれた箱だ。
絶対に開けてはいけないなんて言ってたけど…
良く考えれば、今日はバレンタインデー。思わせぶりなことを言って、本当はチョコなんじゃないのか?
うん、そうに違いない。
俺は、蓋を持ち上げた。
その瞬間、箱からは白い煙が噴き出して…
(……な、なんだ!?)
箱を持つ手がだんだん細く皺だらけになっていく…
髪は異常な速さで伸び、しかも白髪だった。
そう…俺はあり得ないスピードで年を取り…
やがて、かすんだ眼は何も映さなくなって…
***
次の日、公園のベンチで、古い白骨死体がみつかるという不可思議な事件があった…
「え?ま、待って…」
俺の目の前で、彼女の姿は空気の中にかき消えた。
一体、なにがどうなっているのか…
俺は、ぼんやりとあたりを見渡す。
どこだ、ここは…
彼女は、元の場所に戻ると言ってたのに、俺は全く違う場所にいる。
仕方なく俺はそのあたりを歩いてみることにした。
やはり、俺の住んでた町とは違う。
歩き回っている間に、あたりはすっかり暗くなった。
家がわからないどころか、現在地さえもわからない。
(あ、そうだ!)
俺は、リュックの中からスマホを取りだした。
しかし、不運なことにスマホは充電が切れていた。
仕方がない。交番を探してみよう。
そう思いながら歩いていると、人気のない公園をみつけた。
俺は、その公園のベンチに腰掛けた。
(一体、何がどうなってるんだよ…)
不安なせいか、何なのか…どっと疲れが出て来るのを感じた。
喉も乾いているし、お腹も減ったような気がする。
お腹をさすった時、ポケットに何か入っていることに気が付いた。
(あ……)
そうだ、さっきの女の子がくれた箱だ。
絶対に開けてはいけないなんて言ってたけど…
良く考えれば、今日はバレンタインデー。思わせぶりなことを言って、本当はチョコなんじゃないのか?
うん、そうに違いない。
俺は、蓋を持ち上げた。
その瞬間、箱からは白い煙が噴き出して…
(……な、なんだ!?)
箱を持つ手がだんだん細く皺だらけになっていく…
髪は異常な速さで伸び、しかも白髪だった。
そう…俺はあり得ないスピードで年を取り…
やがて、かすんだ眼は何も映さなくなって…
***
次の日、公園のベンチで、古い白骨死体がみつかるという不可思議な事件があった…
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
嘘はあなたから教わりました
菜花
ファンタジー
公爵令嬢オリガは王太子ネストルの婚約者だった。だがノンナという令嬢が現れてから全てが変わった。平気で嘘をつかれ、約束を破られ、オリガは恋心を失った。カクヨム様でも公開中。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる